あえてグループ名っぽくした「THE CHARM PARK」という名前
──私たちUtaTenは音楽ニュースや歌詞を掲載したりしているサイトです。CHARMさん、今月12月5日にメジャー1stアルバム「Timeless Imperfections」をリリースされました。もちろん今回のアルバムの歌詞も全曲掲載させていただいております。
CHARM:ありがとうございます!
──それで今日は曲についてや歌詞のお話も深くお伺いできたらなと思います。よろしくお願いします。……ところで先ほど、FM802にもご出演されていたのを聞かせていただいてました。(笑)
CHARM:はい、ありがとうございます!
(※インタビュー日:12月18日)
──そこで聞いてびっくりしたんですけど、CHARMさんってこれ、本名なんですね。本名に、「THE」をつけて、「THE CHARM PARK」。
CHARM:(笑)はい、そうですね、自分の。
──グループ名と勘違いされていらっしゃる方も実は意外と多いのかなとか思ったりしてます(笑)
CHARM:ですよね(笑)。いやもう、関係者の方たちが紹介する時も、「THE CHARM PARKの『皆さん!』です」みたいな感じで。(笑)
──1人なのに!(笑)
CHARM:でも、それはまあ予想はしていたんですけど、そもそも1人でやってるって思われるより、謎があった方が音楽に集中されるんじゃないかなとは思いまして。あと、1人で作ったとしても、バンドっぽい音がもともと好きなのもあって、そうしました。
──それで、この「THE」だけつけて、あえてグループ名っぽくされたということですね。
CHARM:もう1個あったのは、(今後) メンバーが増えてもいいかなぁと思っていたんですよね、実は。今のところ、そこまで入れたい人はいないんですけど。(笑)
──ありがとうございます(笑)。先程も紹介したメジャー1stアルバム「Timeless Imperfections」から、楽曲『Imperfection』が全国ラジオ26局で12月度のヘビーローテーションになっております!全国どこでもこの曲が聴けそうな勢いで、今いろんな方が気になっていらっしゃると思います。
CHARM:そうですね、しつこくなければ嬉しいですけど。(笑)
──それでは、さっそくこの曲について色々とお聞かせください!
CHARM:ぜひぜひ。
多数のラジオ局でヘビロテ曲になっている「Imperfection」
──この「Imperfection」ですが、「あなた」という単語が出てきたりして、CHARMさんが誰を思って書いたのか少し気になってたんですが、この曲を書くときに思い浮かべた方はいらっしゃるんですか?
CHARM:「Imperfection」というのは「未完成」という意味で、歌詞の中では「待って」とかも言ったりするんですけど、どっちかっていうとそれは、未完成なところに恐れずに前に進んでいければいいかなというメッセージを込めています。
「あなた」というのもいろんな人が浮かんだりはしますけど、1つ言えるのは自分にも言いたいというのがあって。
──自分に?
CHARM:はい、自分は前から、今ももちろんそうですけど、すべてが準備できていないとその次に行きたくない。という抵抗が少しあったりします。それは共感できる方もいっぱいいると思いますが、それを恐れずに進めたらいいなと、特に自分へ思いながら書きました。
──ありがとうございます。自分が気に入っているフレーズはありますか?もしくは、より自分自身に伝え聞かせるようなフレーズというか。
CHARM:自分にはやっぱりここですね、「歩き続ければ 辿り着くはずさ」という。これは、「Leap of Faith」という曲の歌詞にある「この道が正しいように辿り着けるように」というところへも全部つながって来るんですけど、でも辿り着く場所がどこなのかは…。
──自分でもまだわからない?
CHARM:まだ、そうですね、自分も想像できないと思います。でも、どこかには向かっていかないといけないなとは思っているし、そこに無事着くというのを望んでいるというか、祈っているという31歳の自分がいますね、今年は。
──今年31歳なんですね。それでアルバムの1曲目も「三十一」だったんですね。
CHARM:情報がちょっと少なかったですね。(笑)
──ありがとうございます、謎が一つ解けました(笑)。
これからどういった道を進んで、CHARMさんが何処にたどり着くのか、すごく楽しみですね。
CHARM:ありがとうございます。
未完成な場面をあえてセレクトしたミュージックビデオ
──「Imperfection」はミュージックビデオも撮影されていましたね。Youtubeにも公開されています。CHARM:はい、ありがとうございます。
──地上でも、湖の上でもゴムボートに乗ってらっしゃいます。最後の方は湖の上にぽつんと一人いらっしゃったり、凄く壮大な感じもしました。これはこの世界観に合わせたミュージックビデオなんでしょうか?
CHARM:そうですね。番場秀一さんという監督さんに初めてつくっていただいたミュージックビデオなんですが、一番最初に出てきたアイデアがゴムボートなんですよね。僕も湖にゴムボートに乗って1人で漂っていた時、やっぱりすごく不安だったんですよ。どこに漂うか分からないし。
でも、それってやっぱり人生ってそういうものだろうという話を、番場さんから最初いただいて。いい話だなと思って。その未完成なところが不安な部分を表してくれるし、うまく言えないですけど、そういうところから始まりました。撮影自体も1日で全部終わって。
──1日であれ全部撮影したんですか!(笑)
CHARM:はい。いろんなところを回って撮影しましたが、セレクトされたショットも割と「完璧じゃないところ」をすごくセレクトしてくれたんですね、監督さんが。
──それはタイトルの意味の「未完成」というのに合わせて、敢えて完璧じゃないという部分にこだわったという事でしょうか?
CHARM:そうですね。特に1カ所あるんですけど。軽トラの上にゴムボートを乗せてその上に漂っているように道を走っているんですけど、傘を持っていたら意外と風が強くて、うわーってなっているときがあって、それが…。(笑)
( ※1分20秒からそのシーンが見れます! MVはコチラ )
──なるほど(笑)
CHARM:はい。別に計算しているわけじゃなくて、本当にそうなってびっくりしている顔がセレクトされて「あ、こういうの入れるんだ」と思いながら。(笑)でも、最終的にはこれが「Imperfection」だろうなと思って。
──そういう部分を踏まえても、全体を通して見たらすごくいいミュージックビデオで、その雰囲気や意味も分かるようなものになっていたかなと思いますね。
CHARM:ありがとうございます。そういうふうに言っていただけますと嬉しいですね。
──1人でゴムボートに乗って湖の真ん中にいられたときは不安だと仰られてましてが、どうでした?
CHARM:はい。しかも寒かったんですよ。(笑)
──何月ぐらいの撮影だったんですか?
CHARM:11月でしたが、その前日が今サポートしている大橋トリオさんの上海ライブがあって。
上海のその予定が終わって東京羽田に着いたのが確か夜11時ぐらい、家に着いたのが12時半ぐらいですけど、その次の日の撮影でしたが、朝にその湖に行かなきゃいけない。(AM) 3時に新宿集合だったんですよね。なので、結局もう寝ずにそのあとすぐ行って、その日丸ごと1日撮影しました。(笑)
──なるほど。ミュージックビデオを見ていらっしゃる方はそんなの全然感じていないと思うんですが。(笑)
CHARM:はい。スケジュールももう未完成だらけで(笑)。文句じゃないんですけど(笑)
──そんな未完成がいろいろ詰まりながらも、ミュージックビデオも曲としても綺麗に完成したのかなと思いますよね。
CHARM:そうですね。ありがとうございます、まとめていただいて。(笑)
シンガーソングライター、Charmによるソロユニット。 8歳から24歳までアメリカで過ごし、歌、ソングライティング、演奏をほぼ 1 人で行い作り上げる叙情的で美しい音世界とオーガニックかつダイナミックな楽曲スケール、緻密なメロディセンスとアレンジ力に全世界の音楽人が注目する新世代ポップ···