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【インタビュー】全国26のラジオ局でヘビロテ!THE CHARM PARK「Imperfection」の歌詞に込められたメッセージ (2/3)


若い人に届けたい「いまを生きる」という言葉

──今回、Disc-1とDisc-2に分かれています。Disc-1の「Imperfection」のほかにおすすめの曲は?

CHARM:「カルペ・ディエム」ですね。「カルペ・ディエム」ってロビン・ウィリアムズさんが出ていた映画「いまを生きる(邦題)」、そこで出てくる単語なんですけど、ラテン語で「いまを生きる」とか「この日を掴め」という意味なんですよね。

これは実際、郵便局のCMの曲として依頼が来て書下ろしたんですけど、「若い人たちのために書いてください」という注文があったんですが、それを意識して書こうとした時に、この単語がどうしても出てきて。
この単語は若い人に絶対に必要な言葉だし、どの人にも響くべきじゃないかなと思いますよね、「いまを生きる」。



──なるほど。歌詞の中のフレーズで「いまを生きる」というのを特に表したフレーズとかはありますか?

CHARM:結構しっくりきているのは、「昨日の過ちは明日へ繋がるから」という歌詞。人生の失敗にすごい怖がる人も多いと思うんですね。人生というか、何に関しても失敗しちゃいけないっていう。

でも、失敗よりいい経験ってないはずだし、僕はとても大事だと思うんですよね。それで学ぶ。なので、失敗を繰り返しているからこそ成功につながるような気がするので。
僕ももちろん失敗はいやですけどね。(笑)
それはもちろんですが、でもそれを怖がらずに、今を頑張って生きるということが大事だと思いますね。


──ありがとうございます。では、せっかくですので最近の失敗したエピソードを何かお1つ!

CHARM:今回のジャケットですが、初回版はDIYパズルというシールがついてて、ジャケット自体は顔に目とか鼻とかがない、普通の顔のシルエットなんですよね。
なので、手に取った方が、(ジャケットにDIYパズルの)シールを貼っていただいて、それで自分なりのパーフェクションというか、完成したジャケットをつくってほしいというテーマでつくったんですが、意外と皆さん、もったいなくて貼ってくれないという。(笑)



──確かに!もったいなくて使えない!(笑)

CHARM:「ああ、やっぱりそうか」と思って……。僕は引き続き、「ぜひやってください」と言うんですけど。


──じゃあ、このインタビューを見た方はぜひ!DIYパズルのシールをジャケットに貼っていただきたいですね。(笑)

CHARM:ぜひぜひ! SNSとかでアップしてほしいぐらいです。これが、今の失敗しているなという感じですね。(笑)そんな、悪いことじゃないですけど。



Disc-1とDisc-2、それぞれの特徴

──次に今回のアルバムではDisc-1とDisc-2の2枚組になっています。Discごとの特徴を教えてください。

CHARM:音楽からしたらDisc-1はアップテンポで割とノリノリな曲が多くて、Disc-2はどっちかというとちょっとオーガニックで、1人で聴けるような曲が多く収録されています。


──Disc-2はタイトルからして「休日」というのが入っていたり、僕もゆっくりしたい時に聴きたい曲だな、とは感じていました。

CHARM:音楽とは別として、歌詞に関しては割と共通しているのが、Disc-1のほうは自分に対して歌っている曲が多い気がしますね。皆さんも共感してくれればと思います。

Disc-2は「Mothers」だったらお母さんだし、「フォー・ユー」もそういう相手に対してだったり、「くちづけ」もそう、誰かに対して歌っている曲が多いですね。



──なるほど。Disc-2、特に一番思いを込めた曲というのはどれになるんでしょうか。

CHARM:Disc-2の1曲目になって「タイムレス」という曲です。
今回制作するときに一番壁にぶつかったとき、ちょっとスランプではないですけど曲ができても気にくわないし、いろいろあったときがあって。そこで開き直れたきっかけの曲ですね。

1stメジャーだとしても、もしこれが自分がつくる最後の曲になるとしたら、どういうアルバムにしたいとか、どういう曲にしたいのか、改めて初心に戻って考えた時に、この曲が自分にしっくりきたんですよね。

歌の最後にも出てくるんですが、「思いっきり生きれるように 最後の歌のように」というところ。これも、「カルペ・ディエム」と「Imperfection」につながっています。もともとあるメロディーに、歌詞を載せて行く事が多いんですけど、この曲もそうで、最後に一番自然に入ってきた言葉だったんですよね。

考えすぎず出てくる言葉って絶対に本音だろうなと思っていて。
それを大事にしてる曲になっていますが、いまだに結構感謝しているというか。
自分の曲に感謝するなんてどうだろうという感じですけど(笑)、でも本当にいい感じにできていると思いますね。この曲は気に入っています。




──ありがとうございます。CHARMさんは曲から作る場合が多いんですね。「Imperfection」も、曲にすごく自然に歌詞が載っているというか、そんな風に感じました。

CHARM:僕は本当に9割以上も曲が先ですね。ベストなのは本当に同じタイミングで、メロディーを考えるときに言葉が出てくるときもたまにあって。
「Imperfection」は実はそうかもしれないですね。最初にサビのメロディーが出てきたときには「まだ未完成な僕」という、その頭のラインが結構しっくり来ていたので、それをキープして、それからどう落としていくかっていう。どっちかというと、これが一番ありがたいパターンですね。(笑)


──なるほど!このアルバム自体はどのぐらいの期間をかけて制作されたんでしょう?

CHARM:4曲はCM曲とかフジテレビドラマのエンディングとかで、先行配信させていただいて。7月が終わった後ですね、8月から11月ぐらいまでは制作していたので、この3カ月ですかね。


──3カ月でこれだけの曲を!ペースとしては早いんじゃないでしょうか。(収録曲は全17曲)

CHARM:アイデアはちょこちょこあったりしたんですけど、ちゃんとした制作期間はそれぐらいですね。


──ありがとうございます。今年はこのアルバムが最後ですよね。

CHARM:うん! たぶんそうですね。(笑)


──そうですよね。(笑)では、来年からはどんなふうに進んでいきたいとか、今後の展望があればお聞かせいただきたいと思います。

CHARM:そうですね。来年は来年で違うテーマが浮かべば嬉しいなと思いますが、今回のテーマ「未完成なまま進む」というのは本当に来年でも再来年でも大事にしたいと思います。

今のところ、去年もインディーズのときに自前でアルバムを出したのは2017年につくった曲の集まりで、2018年のアルバムはこの「Timeless Imperfections」です。
来年もきっとそうなるんじゃないかなと思いつつ。「32歳の僕は何を考えているのか」というのは、今の自分としてはちょっと興味深いというか。

今までも結構自由につくらせていただいていますので凄い感謝してますし、今後とも自分が自由につくっているものが、誰かに少しでも共感できたりしたらいいなと思いますね。


──「自由に」というところが一番自分の中で大事に持っていらっしゃるということなんですね。

CHARM:はい。やっぱり自由になるために、自分が全部楽器弾けるようにも練習したわけですし、一番自分が思うとおりに再現できるように、自分が全楽器弾いて、エンジニアリングもある程度できないといけないなと思って今の自分がいるので、そこは絶対大事にしたいですね。


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シンガーソングライター、Charmによるソロユニット。 8歳から24歳までアメリカで過ごし、歌、ソングライティング、演奏をほぼ 1 人で行い作り上げる叙情的で美しい音世界とオーガニックかつダイナミックな楽曲スケール、緻密なメロディセンスとアレンジ力に全世界の音楽人が注目する新世代ポップ···

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