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【ライブレポート】ACE COLLECTION 初ワンマンではじまりの歌を鳴らす


「いま目の前にいるオレたちがACE COLLECTIONです!」


4人組ロックバンド ACE COLLECTION。2017年12月9日に結成されると、YouTubeで配信されたエド・シーラン『Shape of You』とヒットソング19曲のマッシュアップ動画がSNS上で話題となり、ミレニアル世代を中心に人気を拡大。YouTubeのチャンネル登録者は15万人を超え、YouTube Musicによる世界で11組のみの若手アーティスト支援プログラム『Foundry』に選出されるなど、世界的に注目を集めている。

2019年3月27日には1stアルバム『December 9』を配信限定でリリース!そして、待望のデビューライブにして初のワンマンが2019年4月29日に東京・マイナビBLITZ赤坂で開催された。

会場につめかけたファンが見守る中、照明が消え、歓声をかき消すように『HELLO WORLD』が流れる。音がやんでスクリーンに浮かび上がったのは2人のシルエット。
ギター1本で歌いはじめたのは、バンド結成の日をタイトルにした“はじまりの1曲”『December 9』。スクリーンが取り払われると、そこには4人の姿があった。

「待たせたな!いま目の前にいるオレたちがACE COLLECTIONです!」。
これまでSNSなどでしか接することができなかったメンバーを前にして、ファンも興奮を抑えきれない様子。「今日はみんなでいっしょに、地球上でいちばん笑って泣いて楽しもう!」というたつや◎(Vo / Gt)の呼びかけではじまった『LIFEメーカー』に続いて、『鬱憤』で会場と一体となってサビを歌いあげる。
初ライブとは思えないオーラを放つACE COLLECTION。はんぱない浸透力を冒頭から見せつける。


互いの長所を理解することで生まれるグルーヴとスケール感


「ようこそ、僕たちの1stワンマンショーへようこそ!」(たつや◎)。ここでメンバーから自己紹介。「この3人とステージに立てたことがうれしい」と話すLIKI(Gt)。沖縄出身の奏(Ba)は「でーじなってる(大変なことになっている)」という方言で挨拶。
喜びを隠せないRIKU(Dr)は「僕らの本当の居場所であるステージに来れて本当にうれしい」と思いを語る。それを受けて「この景色は一生忘れない」とたつや◎。ここからライブは中盤戦へ。

アコギをバックに歌う『ホットシェルレイ』は、思わず笑顔になるフォークテイストの未発表曲。
『君と花したい』をはさんで、同じく未発表曲の『Oh My God』では、ダンサンブルなリズムに合わせて会場はジャンプ大会に移行。タオルをふり回して歌うポップチューン『Love you』など、引き出しの多さと観客を引き込むライブ巧者ぶりを発揮してみせた。

結成前にメンバーそれぞれにバンド経験があるACE COLLECTION。
1人ひとりがテクニックと個性を兼ね備えた“エース”と呼べる存在であり、意見の食い違いや衝突はこれまでにもあったというが、4人の演奏からはその気配はまったく感じられなかった。
実際には、互いの長所を理解することで生まれる、しなやかで自由度の高い演奏が、自然なグルーヴと大きなスケール感を生み出しているように感じた。

既発の『BLACK HOLE』に『Butterfly』、新曲『Fire』とさらなる燃料投下でフロアを熱狂に染め上げてから、「オレたちみたいにまっすぐに夢を追いかけるガキンチョの歌です」(たつや◎)と言ってはじまった『BLUE』。
最高温度に達した炎が青色になるように、真っ青な思いをたぎらせて夢を追い続ける軌跡が目の前の4人の姿と重なった。


場内アナウンスからのWアンコール!


ACE COLLECTIONの名を知らしめた『【マッシュアップ】超ヒット曲をShape of Youにのせて演奏してみた』。通常、オリジナル曲を演奏するバンドがカバー曲を披露する機会は多くない。ファンの歓声に後押しされた『…演奏してみた』は、ヒットナンバーと『Shape of You』双方のエッセンスが絶妙に配分され、ACE COLLECTIONの巧みなアレンジがダイレクトに伝わってくる鳥肌もののパフォーマンスだった。

「今日という日は残りの人生のスタートラインだから」と歌う『ROCK STAR』、『拝啓、、、君は』を演奏した後、ファンへの感謝を伝える。一度はバンドをあきらめかけたこともあるという、たつや◎。
「たった70億分の4人」であるACE COLLECTIONは、「オレがいちばんこいつらがすごいんだと伝えられる」、「バカなことに全力でまじめで必死になれる」存在。

そんなメンバーとともに「人生でいまがいちばん幸せと胸を張って言える」この日のラストは『Lady』。光がちりばめられた会場を大合唱で包み込んで本編をしめくくった。
アンコールでは未発表曲『シンデレラ』を熱唱。さらに、まさかのサプライズが。

場内アナウンスから突然「本日の公演はすべて終了しません、したくありません!」、「みんな、やりたくない?あと1曲やっちゃいます!!」と叫んでステージに再び現れると、最後にもう一度『December 9』を演奏!“バカみたいに盛り上がった”(たつや◎)最高の初ワンマンライブはこうして幕を閉じた。

デビューステージでファンの心をガッチリとつかんだACE COLLECTION。東阪を巡る『Bright Tour 2019』をはじめ、『サマーソニック大阪』など大型フェスへの出演も控えている。
無限大のポテンシャルをたずさえた4人がつむぐストーリーに注目したい。

Report 石河コウヘイ
Photo 鳥居 洋介


セットリスト

1.December 9
2.LIFEメーカー
3.鬱憤
4.ホットシェルレイ
5.君と花したい
6.Oh My God
7.Love you
8.BLACK HOLE
9.Butterfly
10.Fire
11.BLUE
12.マッシュアップ
13.ROCK STAR
14.拝啓、、、君は
15.Lady
EN1.シンデレラ

Surprised.December 9


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