関ジャニ∞が、音楽のプロを迎えトークを繰り広げる番組「関ジャム 完全燃SHOW」。今回は5月12日の内容をお届けします!
すてきなホリデイ / 竹内まりや
竹内まりやさんの楽曲の一つですが、ケンタッキーのクリスマスCMソングと言えばなじみが多い方も多いと思います。竹内まりやを知らない人でもこの楽曲なら間違いなく知っていると言える曲の一つです。
zoopは「クリスマスが今年もやって来る。当たり前のことを当たりまえのように歌う、そのシンプルイズベストな内容が誰でも理解できるし共感が出来るのが良い」とコメントを残しています。
今夜はHEARTY PARTY / 竹内まりや
この楽曲は30代に人気の曲で編曲に夫の山下達郎も関わっています。安田も思わず「知ってる!」と呟いてしまう程の曲であり、支配人が「夫婦の共同作品や」というと横山も「凄いなぁ」とこぼしていました。
こちらもケンタッキーのクリスマスCMソングで使われていました。能地は「80年代ユーロビートを意識したパーティチューン。歌詞にイケメンのたとえでキムタクが出てくることから木村拓哉 本人がセリフとコーラスで参加。山下達郎さん、竹内まりやさんと木村拓哉さんの3人で1本のマイクで入れたコーラスが素敵」とコメントしています。
けんかをやめて / 竹内まりや
一度聴いたら忘れられない名フレーズとして残る1曲です。82年活動停止中に河合菜保子に楽曲提供しています。
この曲が流れると安田は「これもか!全部今のとこ知ってる!」とテンションを上げていました。
zoopはシンプルな言葉をあえて多用したのかというギモンを持っていたようで番組を通して竹内まりや本人に聞いてみました。
竹内曰く「今は歌詞のストーリー性よりも言葉のインパクトが求められる時代ですが、昔欧米のポップスが作詞家によって訳詞化された時に『けんかをやめて』のようなタイトルが結構あったんです。稚拙そうな日本語なのにストーリーになっている。そういうのが入っている世代だから、言葉やストリーテリングの普遍性を大事にする世代。椎名林檎さんのような難解な歌詞にも憧れたりはしますが、私のキャラに合わないのでオーソドックスな言葉を選びます」
という回答が返ってきました。
村上は「色んな曲を聴かれている中でご自身のスタイルというのがね」とコメントし、zoppも「これだというのがご自身でわかってらっしゃる。俯瞰で自分が見えている、すっげー勉強になった」と嬉しそうでした。
純愛ラプソディ / 竹内まりや
さかいゆうは「すべてが完璧な唯一無二の曲。山下達郎のあえて盛り上げないアレンジに、竹内まりやのテクニック満載の曲」とコメントを残しています。
半こぶしや鼻濁音に関してものすごいテクニックを持っていて、さかいゆうはそのテクニックについて会場で弾き語りました。
能地は「大滝詠一さんが、まりやさんの鼻濁音は日本で一番すごいって言っていた」と補足しました。
この曲は別撮りした歌を重ね、ずれがない半こぶしについても理由が知りたいとさかいゆうは番組を通して竹内まりやに聞きました。
竹内曰く「実はこぶしが入るという事は意識したことがありません。デビューの時から本能的に音が移り変わるところにちょこっと装飾音を入れるという歌い癖があり、それは誰かに指導されたものではないんです。ただこの曲をあえてダブル歌唱で入れたのはちょっと歌に自信が無かったからなんです。アレンジも割と穏やかなのでシングルでやるには強さが足りないなと自分で判断してダブルにしました。だから言葉尻やビブラートの位置を重ねていくのに集中して歌いましたね」とコメントしています。
そのコメントを聞き村上も「余計に難しい事をしている」とコメントし、さかいも「最初から最後までダブルは中々ないですよね」と絶賛しました。
さらにオブリガードと呼ばれるギターのテクニックがあり、本来は凄いのにまったく凄く聴こえないという歌を引き立てる技術が凄いとさかいは語り続けました。
竹内まりやのここが凄い
番組で楽曲を紹介していく中で村上がメンバーに話を振った所、一番興奮していた安田は「まりやさんの歌声、というか歌い方なんすかね、歌詞がすんごい入って来るなと思って」と語るとさかいゆうが「それめちゃめちゃ良い所」と思わず指さして大興奮。会場もあまりの食いつきに笑いが起こりました。さかいゆうによると「ミドルCからラくらいまでが一番聴こえやすい声域。男だと張っちゃうけどまりやさんは凄い楽にこの辺の声で歌うので、圧倒よりも共感を感じる」と分析。
それよりも高い音を出さないという事で、村上は「それはやっぱりあえて」と関心した様子でした。さかいゆうにめちゃくちゃ褒められている安田に村上は「おい今日やるやん」とエールを送りました。
横山も「今の答え友達になる瞬間!!」と面白がっていました。
元気を出して / 竹内まりや
TBCのCMソングとしても使われた楽曲で横山は「おかんめっちゃ聴いてたこれ。めっちゃいい」と馴染み深い曲になっています。
zoppも「人物紹介や設定が本当に独特で上手。冒頭以降に出てくる内容はどんな人にも当てはまり全ての女性にとっての応援歌になっています」とコメントを残しています。
歌詞の普遍性について聞いてみた所竹内は「普遍性は時代を超えて受け入れられること、そこはすごく意識している所です。オーソドックスである事、デニムのように時代を超えるもの。そういう音楽を目指しています」とコメントを残しています。
高橋は「デニムは絶対なくならない」と発言し丸山も「無くならへん」と神妙に頷いていました。
駅 /竹内まりや
86年に中森明菜へ提供した曲で、これぞ竹内まりやの曲で多くのアンケートを獲得し非常に人気のある1曲です。
zoppは「情景描写が非常に素晴らしい。最後のフレーズの余韻が特にいい」と語りました。
それについて竹内は「映画的なストーリー仕立てにしたかった曲です。中森明菜ちゃんのアルバム用の曲だったので彼女の写真をテーブルに並べてイメージを膨らませました。切ないマイナーメロディが合うと思い、『駅で昔の彼氏と会う』というストーリーで書きました。明菜ちゃんのオファーが無ければ生まれなかった曲ですね。最後の部分はある種の諦観を描いたやるせなさを表すフレーズだと思っています」とコメントを残しています。
まとめ
竹内まりや特集、いかがでしたでしょうか。最後に錦戸は「80年代から色んなジャンルの曲を作られていますが、竹内まりやというジャンルがあるくらい凄い人なんやなと改めて思いました。ジャムセッションの前にこの話を聞けて良かった」と語ります。
色々な話を聞いた後だからか、4人のボーカルはかなり気持ちがこもっていて心にグッとくるような素晴らしいセッションになりました。
今でも根強い人気があり、人の心をつかむ事が出来る歌詞やメロディは竹内まりやさんの特徴の1つですね。
TEXT こがさいし
番組概要
関ジャム完全燃SHOW放送:5月12日(日) 23:10 ~ 0:05 (一部除く)
朝日放送:2019年5月13日(月) 1:55 ~ 2:55
■出演者
関ジャニ∞:村上信五・丸山隆平・錦戸亮・安田章大・大倉忠義・横山裕
支配人:古田新太
アーティストゲスト:さかいゆう、zopp、能地祐子
トークゲスト:高橋茂雄(サバンナ)、宮澤エマ
進行:山本雪乃(テレビ朝日アナウンサー)