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【インタビュー】声優・仲村宗悟が、声優養成所の魅力&ワンダフォーな出来事を語る (1/2)

声優の仲村宗悟が、5月22日にリリースされた作詞家・売野雅勇氏が人気声優陣をプロデュースするアルバム「ネヴァーランド」に歌い手として参加。UtaTenでは、新曲への想いと、仲村自身が通っていた声優養成所・R&AVOICE ACTORS ACADEMYの魅力を語ってもらった。

UtaTen初登場の仲村宗悟は大のゲーム好き!

――仲村さんはUtaTen初登場ですので、パーソナルな部分からお聞きしたいと思うのですが、大のゲーム好きなんですよね!

仲村宗悟:そうなんです。現在はゲームの番組とかも出演させて頂いていて。みんなでワイワイやるゲームではなく、小さい時から自分一人でやるゲームの方をやっていました。RPGとか冒険ものが多かったですね。


――今一番推しているゲームはありますか?

仲村宗悟:今は、「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE | 隻狼」というゲームばかりやっています。


――それはどんな内容なのでしょうか。

仲村宗悟:ゲーム会社のフロムさんが出した作品なのですが、何度もやられてしまうような感じです。でも、何回もやっていくとコツを覚えて勝てるようになっていく!というマゾゲーなんですけど(笑)。それがポイントです。


――マゾゲーなのですね(笑) それでは、仲村さん自身のアピールポイントを教えてください!

仲村宗悟:僕ってどんな人なんだろう…。基本的に天真爛漫なタイプでしょうか・・・(笑)


――天真爛漫なんですね。ありがとうございます。元々アニメはお好きだったんですか?

仲村宗悟:そうですね。それほど詳しい方ではなかったんですけど、元々好きなアニメはあって。『カウボーイビバップ』とか『マクロス7』とかがめちゃくちゃ好きで、どちらかというと男臭いアニメをよく見ていました。それこそ声優さんをそんなに意識した事がなかったんですよ。

声優養成所のR&A VOICE ACTORS ACADEMYに通い始めた頃も、山寺宏一さんしか知らない時期から始まりました。それから声優という職業を意識して、“素晴らしい役者さんがこんなにも沢山いるんだ!”という事を学びました。“このキャラクターは、この方がやっているのか!”と新たに知ることができて、アニメの見方も変わりました。


――仲村さんは元々シンガーソングライターさんを目指していたんですよね!

仲村宗悟:そうですね。歌を歌おうと思って、高校を卒業した18歳のときにすぐ東京に上京してきて。専門学校に入っていたんですけど、そこでは芽が出ることはなく…。そこからなんとなく仕事をしていて、介護の仕事を4年ちょっとしていたんですよ。そこで生計を立てていたんですけど、こういう事って地元の沖縄でも出来るなって思って。だったら東京でしか出来ないことを、同時にやりたいなって思ったんです。

友達で音楽をやりながら芝居をやっている人もいたんですけど、その方がR&A VOICE ACTORS ACADEMYに通っていたんですね。彼の芝居をやっている話を聞いていると、僕も次第に芝居に興味が出てきて、お芝居に触れてみたいなと。
そしてこの学校は、音楽もやりながらお芝居も勉強できますよ!という場所なので、ここに通う事を決めて。そこから始まりました。

原点となるR&A VOICE ACTORS ACADEMYとは?

――R&A VOICE ACTORS ACADEMYはどういったレッスンをされるんでしょうか?

▷R&A VOICE ACTORS ACADEMY公式サイトへ

仲村宗悟:ボイトレ1時間とお芝居の時間が2時間あります。ボイトレのときは、先生がついてくれて、大体2人ぐらいでボイストレーニングをします。
課題の曲を自分で持ってきて、それを聴いてもらうんですが、先生から“ここをもう少しこうした方が綺麗に聴こえるんじゃない?”という指導をして頂いたりします。

お芝居のレッスンの方では、生徒が10何人かいて、そこで僕が衝撃的だったのは、おしくらまんじゅうをめちゃくちゃ大きい声で、やるっていう。それを見たときはびっくりして、“これはなんなんだろう…?”って最初思いました。

でもその授業は、恥を捨てるために行うそうで。お芝居をやる上で恥を持っていたら、役に集中できないのでそういう為にやっている事をそこで初めて知りました。


――おしくらまんじゅうをされるんですか!

仲村宗悟:しかも、おしくらまんじゅうを大きな声で、笑顔でやるんです。びっくりしちゃいましたよ。


――仲村さんが最初、おしくらまんじゅうをやられたときは、かなり恥ずかしかったんではないでしょうか?

仲村宗悟:最初はかなり恥ずかしかったです!!僕、目立ちたいけど恥ずかしがり屋だったので、結構頑張りました。(笑)


――特に印象に残っている授業は、おしくらまんじゅうですか?

仲村宗悟:おしくらまんじゅうですね。あと技術的な事よりも、心が動いているからこういうお芝居になるんでしょ?という事を教えてもらえることが多かったです。口先だけでセリフを喋ってもなかなか響かないんですよね、そこには何もこもっていないから。
心から何かを感じて、相手の事を思って喋った言葉が、相手に伝わるものなんだなと。そこの根底の部分の事を教えてもらいました。


――声優養成所では、物をとる動作の音とかも声で表現されると伺ったことがあるのですが、そういった事もされるのでしょうか?

仲村宗悟:やりますね。それはアニメ―ションやお芝居での嘘だったりもするんですけど、気付いたときに、“ハッ!”なんて人間言わないじゃないですか。でもアニメ―ションや声の芝居のときは、そういう事があるんです。
現実と違うけれど、そういう所が声優の面白い所だと思います。


――仲村さんが、R&A VOICE ACTORS ACADEMYを通って良かったなと思う点はありますか?

仲村宗悟:それこそ、恥を捨てる授業で恥じらいがなくなったといいますか。お芝居をする面では、すごくそこが重要なポイントになりました。
何より1年通うと、いまの所属事務所であるアクロスエンタテインメントのオーディションを受けられる権利がもらえるんですね。それがやっぱり大きいです。


――専門学校や大学などをすぐに辞めちゃう方も多いですが、仲村さんはそういった感情になったことはありましたか。

仲村宗悟:僕は一切なかったですね。自分で好きで通っていたので。僕、基本的に“やりたいな、やるぞ!”って思ったら行動しちゃう人なんです。だからやりたいと思いながらずっとやっていたので、授業は1回も休んだことがなかったんじゃないかな?


――思い立ったら行動!というスタンスなのですね。

仲村宗悟:そうですね。自分のやりたいをどこに置いているかだと思います。それこそ、この学校だから絶対休まないとかじゃなくて、自分がやりたくて学校に来ていると思うんですよね。個人個人の己次第なんじゃないかと!


――仲村さんは、とてもお声が良いですよね。このお声を保たれているのも、ボイストレーニングの影響が大きいですか?

仲村宗悟:ボイトレは日々のものなので、それは確実にあると思います。声を出すことも筋肉なので、怠ると衰えていきますね。
例えば、骨折をしてギブスをとったときに、腕って曲がらなくなっちゃうこともあるんですよね。だから声も出し続けないと、不自由になってしまいます。なので、ボイストレーニングは非常に良いと思います。


――普段から声のケアはされているんですか。

仲村宗悟:そうですね。人並には気を付けています。喉がカサカサするなと思ったら飴をなめたり。保湿することが大切なので、乾燥しないようにします。家では乾燥していると思ったら加湿器を付けたり、お腹を冷やさないように気を付けたりしていますね。

次ページ : 新人男優賞を受賞したときのエピソード

1988 年 7 月 28 日生まれの沖縄県出身。 アクロスエンタテインメント所属。 中学生の頃にギターにのめり込み、音楽の楽しさを知る。 高校卒業後、音楽の道を志し東京に上京するも、友人の舞台を観劇したことがきっかけで声優を目指すようになり、2015 年に声優デビューを果たす。 2019 年にラン···

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