ただ言いたいだけ
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イタリアでやる乾杯を 言いたい 言いたい
イタリアでやる乾杯は Cin Cin
恥ずかしがらず 大声で Cin Cin
イタリアでやる乾杯を Cin Cin
≪乾杯トゥモロー 歌詞より抜粋≫
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またも出ましたこの乾杯 Cin Cin
イタリアでやる乾杯は Cin Cin
恥ずかしがらず 大声で Cin Cin
イタリアでやる乾杯を Cin Cin
≪乾杯トゥモロー 歌詞より抜粋≫
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歌い出しの歌詞では、「Cin Cin」という言葉が連呼されています。これが歌いたくて作った歌なのでしょう。「恥ずかしがらず」とあるように、ライブなどでは、声を張り上げて大合唱したくなるようなフレーズです。
イタリア風のお洒落な乾杯かと思いきや、思い切り下ネタというところが笑えます。疲れや悩みも吹き飛んでしまうような、ノリノリの歌詞が魅力的です。
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僭越ながら この場に
お集まりの皆々様
乾杯の (杯!) 音頭 (杯!)
取ってもいいっすか!?(いいとも!)
おーおーおーおーおー
思い遣りよ
おーおーおーおーおー
行き渡れよ
時間 拝借 気持ち 拝借
目一杯に ご唱和ください
≪乾杯トゥモロー 歌詞より抜粋≫
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この部分は、まるで結婚式で行う乾杯の挨拶を思わせます。堅苦しい言葉とおちゃらけた雰囲気のアンバランスさがクセになります。思わずグラスを掲げて「乾杯!」と叫びたくなるような、お祭りムード全開の楽曲といえるでしょう。
意外とまじめなことも歌っている
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乾杯トゥモロー
くだらないことで 笑い合える今
乾杯トゥモロー
だくだく注いだ ジョッキを掲げよう
右往 酌み交わそう
明日のきっかけ
ぶちかまして やりましょう
≪乾杯トゥモロー 歌詞より抜粋≫
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サビの部分では、意外にもまじめなメッセージも込められています。上手くいかない日々の中、投げ出したくなることもあるでしょう。それでもジョッキを注いでみんなで酌み交わしたなら、また一歩進める、そんなエールが込められているのです。
生きにくい今の世の中。努力しても実らず、馬鹿らしくなってしまうこともあるでしょう。そんな時でも、楽しい仲間とはっちゃけて、愉快に過ごして、嫌なことを吹き飛ばそう。そうやって生きるしかない今の世の中を、力強く生き抜く人生のコツのようにも受け取れます。
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乾杯トゥモロー
言葉にならねえ 想いを飲み干せ
乾杯トゥモロー
夕陽に染まる街
ちょっと 大人ビター味
≪乾杯トゥモロー 歌詞より抜粋≫
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大人の世界には、仕事には、飲み下せない様な想いもたくさんあります。それでも何とか押し殺して、毎日を生き抜くしかありません。疲れきった大人の心をそっと緩めるような、温もり溢れる歌詞です。
ジョッキ=心
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乾杯トゥモロー
くだらないことで 笑い合える今
乾杯トゥモロー
笑っていいと思う どんな過去があっても
その胸のジョッキに注ぎきれずに
溢れたのが 涙だね (SHA-NA涙ネ)
≪乾杯トゥモロー 歌詞より抜粋≫
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ジョッキにお酒をなみなみと注いで酌み交わす。そんな楽しい乾杯ソングと思いきや、最後にとんでもない仕掛けがありました。ジョッキから溢れるものが涙なら、ジョッキは心そのものです。いろんな思いを飲み込み、溢れてしまわないように頑張っている大人たちへ、時には子供のように無邪気にはしゃぐのもいいんじゃない?と提案しているのです。
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さぁ 酌み交わそう
明日のきっかけ
肩並べ 歩きましょう
(そうしましょ!杯!)
≪乾杯トゥモロー 歌詞より抜粋≫
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最後は楽しくお酒を酌み交わして、明日へ向けて歩き出す。大切な仲間がいれば、楽しくお酒を飲んで忘れてしまえばいいのです。お酒と下ネタを絡めながらの応援ソングは、さすが彼ららしい楽曲です。
時には心のジョッキを空にして、童心にかえるのもよいものです。
TEXT 岡野ケイ
「オメでたいコア」略してオメコアを武器に活動する日本一オメでたくて汗だくで騒げるバンド「オメでたい頭でなにより」 ▷オフィシャルサイト ▷公式YouTubeチャンネル