「彼方のアストラ」とは?
TVアニメ『彼方のアストラ』の原作は、「SKET DANCE」の作者として知られる篠原健太によるSF漫画「彼方のアストラ」。「少年ジャンプ+」(集英社)にて連載され、コミックスは全5巻です。
張り巡らされた伏線が回収され、読者の予想を裏切った最終巻はSNSを中心に大きな話題になり、売上は2倍以上に!
連載終了後に読者の口コミで評判が広まり、なんとWeb漫画から史上初の「マンガ大賞2019」大賞を獲得しました!
そして、2019年7月よりアニメ放送開始です。
宇宙への往来が当たり前になった近未来。
高校生のカナタ、アリエスら9名は学校行事の一環として、惑星キャンプに旅立ちます。
しかし、未体験の宇宙旅行に胸を躍らせながら、惑星に降り立った彼らを待ち受けていたのは、謎の球体でした。
謎の球体に飲み込まれた彼らは、気が付くと宇宙の彼方に…!?
宇宙の彼方で遭難してしまった少年少女たちが故郷に戻るための旅を描く、近未来SFサバイバルストーリーが、今、始まります…!
伏線と謎解きと…青春?
画像引用元 (Amazon)
このアニメ、ただの熱血少年サバイバルSFではありません!
たくさんの伏線が序盤に張りめぐらされ、最終的に全てを回収!
”球体とはいったい?””通信機を壊したのは?”など、謎解きの衝撃とともに明らかになっていく展開は、鳥肌ものです!
緩急も絶妙で、キャラクターの関係性と成長もこれまた絶品ですよ!
ミステリー要素も、後半から勢いをつけてどんどん加速していきます!
シリアスな場面と、コミカルな描写のさじ加減が絶妙!
登場するキャラクターたちも非常に個性的で、サイコーに面白いです!
宇宙探検家を夢見る主人公・カナタは、ちょっとおバカだけどリーダーシップがあり、筋が通っていて、何事にもプラス思考!
どんな逆境にもめげません!
『彼方のアストラ』は、このカナタの主人公感がいいんです!
カナタがカッコ良すぎます!
映像記憶能力を持つヒロイン・アリエスは、とにかく可愛い!
アリエスはいつもほんわかしていて、場の空気をなごませてくれます。
カナタのことを意識しだしてからの可愛さっぷりといったら、ヒロインの本領発揮ですよ!
この2人以外もみんなキャラがしっかりしていて、魅力的です!
主役よりも、このキャラに感情移入してしまう…というキャラがいる人も、多いかもしれませんね。
画像引用元 (Amazon)
『彼方のアストラ』は近未来ものであり、SF冒険物語であり、宇宙船アクションであり、ミステリーものであり、青春ラブコメでもあります!
なんとも盛りだくさんで、構成力の高さが驚異的な作品!
後半の怒涛すぎる展開は、神がかっています!
素晴らしいですよ!
「彼方のアストラ」スタッフ&キャスト
アニメ『彼方のアストラ』は、TVアニメ『暗殺教室』などを手掛けるLercheが、アニメーション制作を担当。『クズの本懐』や『がっこうぐらし!』を手掛けた 、安藤正臣が監督、海法紀光がシリーズ構成・脚本、黒澤桂子がキャラクターデザイン・総作画監督を担当しました。
≪声のキャスト≫
カナタ・ホシジマ:細谷佳正
アリエス・スプリング:水瀬いのり
ザック・ウォーカー:武内駿輔
キトリー・ラファエリ:黒沢ともよ
フニシア・ラファエリ:木野日菜
ルカ・エスポジト:松田利冴
ウルガー・ツヴァイク:内山昂輝
ユンファ・ルー:早見沙織
シャルス・ラクロワ:島﨑信長
謎が謎を呼ぶ内容は素晴らしいし、声優さんの声は素敵!
作画は安定した美しさで、OPもEDも神曲です!
もしも、見逃してしまったという方は、UーNEXTで、無料で見ることができますよ。
手に汗握る、怒涛の展開を、ぜひご覧ください。
OP「star*frost」=星の霜
『彼方のアストラ』のOPテーマは『star*frost』!作詞が安田史生、作曲・編曲が越前谷直樹・田口史也、歌っているのはnonocです。
nonocは、北海道出身・在住のシンガー。
OVA「Re:ゼロから始める異世界生活 Memory Snow」のイメージソングとED、「魔法少女特殊戦あすか」のOPなどを歌っています。
それでは、『star*frost』の歌詞の一部を見てみましょう。
----------------疾走感のあるメロディーと重低音を奏でているメロディーが組み合わさり、近未来の『彼方のアストラ』らしくて素敵な楽曲ですね。
高すぎる景色の向こう側で
待ちわびた世界があると知っている涙
独りでは叶わない夢だから
僕らがここにいる意味を信じられる勇気で
≪Star*frost 歌詞より抜粋≫
----------------
「高すぎる景色」とは宇宙、「待ちわびた世界」とは彼らが帰りたいと望む故郷。
宇宙での遭難生活を乗り越え、”きっとみんなで故郷へ帰るんだ”、と歌っています。
また同時に「待ちわびた世界」とは、夢を見たり悩んだりしているキャラたちの、自分自身を乗り越えたら見ることのできる世界、という意味も含まれているのでしょう。
『彼方のアストラ』には、犯人捜しをするよりも、みんなが力を合わせていく方が大事だと再確認するシーンがあります。
それを踏まえて考えると、「一人では叶わない夢だから 僕らがここにいる意味を信じられる勇気で」とあるのは、とても深い歌詞ですね。
OP映像も、アリエスだけ名前を逆にしてみたりと、いろいろ伏線が張られていて、面白いですよ。
すべてがわかってから、再び見返したくなります!
EDタイトルの意味は「光の速度で光る」
『彼方のアストラ』EDテーマ『Glow at the Velocity of Light』は、作詞がタナカ零、作曲がナスカ、編曲がthe Third。歌っているのは、安月名莉子(あづな りこ)です。
安月名莉子は今までに、アニメ「やがて君になる」のOP、OVA「Re:ゼロから始める異世界生活 Memory Snow」の挿入歌などを歌っています。
『Glow at the Velocity of Light』は「光の速度で光る」という意味ですね!
それでは、『Glow at the Velocity of Light』の歌詞の一部を見てみましょう。
----------------本編が終わったあとの、入り方が神がかっているED。
流転Lights 消せないコナゴナ銀河
ノイズだらけの影にふりかえっても
ほんとは、ほんとは、変わりたい その自分がすぐそばにいるんだ
≪Glow at the Velocity of Light 歌詞より抜粋≫
----------------
重なったたくさんの音は、宇宙や銀河を彷彿とさせ、「彼方のアストラ」の世界観に繋がっていますね。
”過去を消したくても消せない、変わりたいというメッセージが込められたこの楽曲は、カナタの心の叫びを表現しているかのようです。
ストーリーをすべて知ってから、歌詞を見てみるとなんとも言えませんよ!
サビの盛り上がりが、ドラマチックでカッコいいですね。
さらに、のびやかで透明感のある歌声が切なさを感じさせてくれます。
超おススメな原作は、全5巻!
画像引用元 (Amazon)
原作は全5巻。
最終回後、Twitterでおおいに話題になった大傑作です!
アニメも良いですが、原作も本当に素晴らしいですよ!名作!
ぜひ、読んでみてください!
最新情報はこちらから
▷TVアニメ「彼方のアストラ」公式サイト▷TVアニメ公式Twitter
TEXT 有紀