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香取慎吾が歩んでいく壮大な『FUTURE WORLD』

2020年1月1日にリリースされた香取慎吾のソロアルバム「20200101(読み:ニワニワワイワイ)」のエンディングを飾る『FUTURE WORLD(feat.BiSH)』。「皆でワイワイ楽しむ」アルバムに収録されたクールで厳かな歌詞を紹介します。

リスナーを励ます戦う姿



『10%』『Trap』『Prologue(feat.TeddyLoid&たなか)』に次ぐ、4曲目の先行配信となった『FUTURE WORD(feat.BiSH)』。

香取慎吾の初めてのソロアルバムのエンディングを飾るのにふさわしい、厳かで壮大なイメージを持つこの曲の魅力を歌詞から考察します。
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今日からはじまる 僕らの戦いは
I don't care
Really I don't care
人の目構わない
≪FUTURE WORLD(feat.BiSH) 歌詞より抜粋≫
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背筋を伸ばしてスタートラインに立ち、前だけを見つめる人の姿が思い浮かぶような一節ですよね。戦わなければならない厳しさが予想される未来への道のりです。

しかし、その戦いの大きさに違いはあっても、誰もが人生の中で戦わなければならないことがあるでしょう。

そんなとき「人の目構わない」状態で戦うことに集中しているこの歌の主人公は、私たちに大きな励ましを与えてくれます。

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ANOTHER WAY
ANOTHER MEANS
笑うようになるため
ANOTHER TIME
ANOTHER CHANCE
変えていけるはずさ
僕が僕であるために
≪FUTURE WORLD(feat.BiSH) 歌詞より抜粋≫
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笑うことすら忘れて戦う主人公は、自分を取り戻すために状況を変えようとしているのですね。

私たちにも笑顔を忘れるようなこと、自分を失ってしまうこともあるかと思います。だからこそ、戦うこの歌の主人公に大きな共感を覚えるのでしょう。

それが、この歌が大きな人気を誇る理由の一つなのではないでしょうか。

苦悩に耐えながら貫く自分主義



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どんな苦悩も全部耐えながら
どんな未来が待っているかな?
自分主義見せる生き様
そうさ今から楽になるから
NEXT FOR THE FUTURE WORLD
≪FUTURE WORLD(feat.BiSH) 歌詞より抜粋≫
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多くの苦悩を与えられながらも、自分を大切にして「どんな未来が待っているかな?」と、未来に希望を持つ主人公。

「そうさ、今から楽になるから」という言葉が、限度いっぱい戦っている人ならではの言葉として、胸に刺さりますね。

戦ってこそ辿り着ける未来の世界



多くの痛みや苦悩を与えられながらも「僕が僕である」ことを貫く主人公は、「自分主義を見せる生き様」という言葉から、唯一無二の世界があってこそ成り立つ「アーティスト」なのかもしれませんね。

もしアーティストであるならば、多くの痛みや苦悩も全部耐えて戦った経験は、主人公の持つ世界の幅を広げたことでしょう。

特に、苦悩を与えられる前に活躍していたのならば、トップの世界も苦悩に満ちた世界も経験したことになり、その世界の広さはより多くの人を惹きつけますよね。

自分の持っている世界を広げることは、誰にとっても自分の魅力を広げることに繋がります。

主人公にとって苦悩は与えられるもので、未来は戦って切り開いていくものなのかもしれませんね。戦う人の未来はきっと明るいものになるでしょう。


TEXT 三田綾子

1977 年 1 月 31 日生まれ、神奈川県出身。 91 年に CD デビュー。出演ドラマに、「新選組!」(04 年/NHK)、「アノニマス」(21年テレビ東京)などがある。 映画は、『THE 有頂天ホテル』(06 年)、『西遊記』(07 年)、『ザ・マジックアワー』(08 年)、『座頭市 THE LAST』(10 年)、『ギャラクシー街···

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