ツッコミ合うほど仲がいい!TWiN PARADOXとは?
TWiN PARADOXは、舞台・ミュージカル俳優として活躍中の二葉兄弟によるツインボーカルユニット。
2017年にSME主宰よる劇団『劇団番町ボーイズ☆』のツインボーカルユニットとして音楽活動を開始し、劇団を卒業した現在も活動中です。
彼らの魅力は、甘さの中に芯の強さを感じさせる容貌とストレートで力強い歌声、そしてMC力の高さにあります。
双子の兄弟ならではの息の合ったパフォーマンスや掛け合い、ルックスも抜群の最強デュオなのです。
結成からわずか2年弱でワンマンライブを6回実施し、2019月リリースの2ndシングル『Departure』ではオリコンデイリーチャート最高11位を獲得。
メジャーデビュー曲となる4thシングル『Gemini』は、人気番組『ダウンタウンDX』の2020年1月・2月度のエンディングテーマに起用されました。
リリースイベントやワンマンライブでは高い歌唱力で盛り上げるだけでなく、双子兄弟の仲良し日常トークも大好評。
関西弁による互いにボケてツッコミ合うトークは仲の良さがとても温かく、見ていて楽しくなれます。
まるで漫才を見ているようで笑わずにはいられません。
格好良さと親しみやすさ、歌唱力、演技力など多彩な個性を見せ続けている今大注目のアーティストです。
関西発、双子ツインボーカル誕生秘話!
二葉兄弟は顔がよく似ていますが、二卵性双生児です。
見分け方は、甘くて無邪気な顔立ちが兄・二葉勇、キリッとした顔つきとファンサービス精神旺盛なのが弟・二葉要です。
同じ部屋で寝るほど仲が良い二葉兄弟ですが、最初はふたりでの音楽活動はしていなかったといいます。
実はふたりは小学生の頃から高校3年生までは野球少年でした。
弟・要は高校3年生の時、バンドをしていた3つ上の兄に憧れ、バンドを始めます。
一方、兄・勇は野球部のエースを任されるまでに成長。
要はバンド活動に専念し、一度ふたりは別々の道を辿りました。
しかし、勇は大学2年生の時に故障し、要のバンドを見に行ったことがきっかけで音楽の世界に進むことになります。
2013年3月には兄弟でツインボーカルバンド「80/TRACK」を結成。
2014年には、イナズマロックフェスのオーディション「イナズマゲード2014」に出場し、ファイナリストに輝きました。
このオーディションの審査員のなかに劇団「劇団番町ボーイズ☆」のスタッフがおり、劇団メンバーに選ばれたのです。
「劇団番町ボーイズ☆」は、舞台俳優をしながら個々でタレントや俳優活動なども行うエンタメ集団。
二葉兄弟も2015年から数々の舞台を経験しながら、2017年から「TWiN PARADOX」という形でロックボーカリストとして活動開始しました。
特に2018年の5thライブでは300人以上を集客、同年12月14日に開催されたクリスマス限定ライブのチケットは完売と、その人気ぶりは上昇中です。
2019年6月に劇団を卒業し、現在はアニメ・ゲームの舞台版 “2.5次元” 俳優として活躍しながら、東京、大阪、福岡などでのCDリリースライブや東京でのワンマンライブなど積極的に活動しています。
ステージの格好いい姿とコミカルな場面でのギャップは最高。
一度彼らのパフォーマンスを見たら応援せずにはいられませんよ。
「番町ボーイズ☆」時代もアツい兄弟の魅力
「劇団番町ボーイズ☆」時代の二葉兄弟は舞台、劇団の冠番組出演、YouTuberとしても活躍していました。2016年にTOKYO MXで放送された冠番組『番町ボーイずん』では、上京したてのふたりのために部屋探しをしたり、激辛担々麺早食い対決をしたりしていました。
彼らの仲の良さや、劇団の中で生き生きしている様子がよく伝わってきますよ。
同年に上演された舞台、弟・要が主演する劇団第4公演『天下統一恋の乱 Love Ballad~序章~』も面白いです。
こちらは、ひと味違う2.5次元作品で、同名ゲームの戦国武将に扮した俳優達のアドリブによる人狼ゲームが繰り広げられていくのです。
ストーリーも乙女ゲーム仕様で、狼の化け物に襲われた愛すべき人(観客)を守るために狼の化け物が乗り移った3人を討論で探し出します。
役割は毎回配られるカードで決まり、出演陣も観客も誰が人狼なのか、誰が人間なのか分からないまま緊張感とスリリングな展開が続いていくのです。
ゲームに熱中している時も役のイメージのまま。
織田信長(二葉要)が明智光秀に対して「裏切るのか!」「本能寺に行ってたみたいだが?」と問いかけ会場を盛り上げました。
また、第10公演にしてふたりの卒業公演『クローズZERO』では、兄弟タッグで本気の殴り合いを披露。
喧嘩しているように見せているのではなく、直接攻撃するシーンもあって迫力満点。
ぶつかり合うことで感じられる劇団の仲間との絆に目が離せません。
YouTubeにも劇団時代の動画がたくさんあげられています。
2017年に放送された『テアトル★番町』では、ふたりそれぞれ他の劇団メンバーとコントに挑戦。
シナリオも「タイムマシーン3号」「なすなかにし」などの現役お笑い芸人が担当しています。
爽やかで元気あふれる彼らの演技に笑みがこぼれますよ。
特に「TWiN PARADOX」の動画は特にふたりの魅力がたくさん詰まっています。
堅くて冷たいガリガリ君の早食い競争、双子の鞄の中身はどれだけシンクロしているのか、全力あっち向いてホイなど楽しい動画が満載です。
どれもふたりの仲の良さと体を張った笑いが楽しくて、可愛さに癒されますよ。
最初の挨拶からボケとツッコミが炸裂。
終始ノリノリでおしゃべりしていて、随所随所でクスッと笑わずにはいられません。
YouTube動画は現在も見ることができますので、彼らの仲の良さをその目で確かめてみてくださいね。
舞台でも格好いい!二葉兄弟の魅力
二葉兄弟の魅力を語るには、2.5次元が欠かせません。
彼らの魅力は原作・キャラクターへのリスペクトと、アドリブやコミカルなシーンで会場を湧かせることができるところにあります。
弟・要はミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズンの六角中学テニス部副部長・佐伯虎次郎役で出演。
髪の毛の先や整えた眉毛まで原作の佐伯先輩に寄せており、歴代で一番佐伯らしいとファンから絶賛されています。
試合中の演技もかっこよく、ぎらぎらした真顔から突如爽やかな笑顔に変化。その後に舌舐めずりと、彼の色気にドキッとさせられてしまいそうです。
顔も含めて能力値がとても高くとにかくカッコいいのですが、六角戦で活躍する葵剣太郎より前に出てきません。
原作の佐伯の立ち位置を大切にした演技と高い歌唱力で会場を魅了させ、二葉要の名を有名にさせました。
感情を込めた演技がアツい!兄弟共演作「刀剣乱舞」
また、兄弟で共演したミュージカル『刀剣乱舞~葵咲本紀』ではふたりの魅力がぎゅっと詰まっています。ふたりが演じるのは徳川家康の息子兄弟。
要が次男の結城秀康、勇が秀康の生き別れの双子の弟・永見貞愛を演じています。
江戸時代、双子は忌み嫌われていた存在。
歴史の表舞台から遠ざけられた双子兄弟を本当の双子兄弟が演じたことで話題になりました。
秀康は優しい兄の松平信康が父・家康によって切腹されたことを悔やみ、時間遡行軍の手に墜ちてしまう役どころ。
秀康の歌唱シーンでは、絶叫や悲鳴、憎しみを叩きつけるような迫力のある歌と、彼を取り囲む大勢の時間遡行軍に引き込まれます。
一方、貞愛は徳川家を追い出された神主。自分の境遇を悲観しない性格で、ジャンプやひっくり返るなどのアクションで会場を盛り上げるコミカルな演技で会場を沸かせました。
また、貞愛は秀康の持っていた槍・刀剣男子・御手杵と心を通わせます。
御手杵は天下三名槍のひとつですが、戦時中に焼失してしまう存在。いつか忘れ去られてしまう彼と貞愛の境遇はよく似ていました。
貞愛が御手杵に「だったらお前が覚えてろ!俺もお前のこと、覚えててやっから!」と伝えるシーンは、胸に熱いものがこみ上げてきますよ。
感情移入できる熱い演技と歌声、キャスティングセンスとストーリーの熱さに魅了されることでしょう。
このミュージカル公演中、二葉要が緊急入院することになり千秋楽に二葉兄弟が同じステージに立つことはできませんでした。
それでも要は2019年11月末から披露されたミュージカル『刀剣乱舞 歌合 乱舞狂乱』に間に合わせ、ふたりで一緒の舞台に立つことができたのです。
このミュージカルには、まだ家康と仲違いする前の無邪気な秀康の姿、『葵咲本紀』では見られないほのぼのとした徳川家が登場します。
癒やしあり、笑いあり、ファンサービス満載。
まさにプライベートのふたりを彷彿とさせる演技と、格好いい歌声に魅了される作品です。
ヘビロテ必至!ふたりの絆と希望を歌った「Gemini」
TWiN PARADOXの4thシングル。メジャーデビュー曲『Gemini』は、ソニーミュージックとよしもとミュージックがタッグを組んで制作・プロデュースしています。
作詞は、兄・二葉勇が、作曲はHaToが担当しており、曲名である『Gemini』はアポロ宇宙船の前に、Geminiという2人乗りの宇宙船があり、そこからイメージしてタイトルを付けました。僕たちを知らない世界に連れてって欲しいという意味が込められています。
ジャズ風のスタイリッシュなメロディーにふたりのソロと掛け合い、声の重なりまであらゆる音に磨きがかかっていて最高に格好いいです。
メロディーが洗練されているので、勇のハスキーで芯のある声と要の透明感のある歌声をしっかり堪能できますよ。
特にサビで繰り返される「Gemini」の響きは一度聴いたら忘れられません。
サビのフレーズの目まぐるしい掛け合い、声が重なるところをサビのラストのみにするセンスも鳥肌ものです。
PVも白黒で表現された都会の街並みや、白を基調とした背景とプロジェクションマッピングによる演出がとても魅力的で引き込まれますよ。
白いフレーム越しに二葉兄弟が向かい合って歌う姿に、似ているようで違っている、違っているようで重なる美しい双子の世界が巧みに表現されています。
まさに二葉兄弟の歌声と容姿の美しさを夜空に輝く双子座にたとえた一曲ですね。
歌詞には人生の幸せとは何か、夢を持つ意味を自問自答して答えが出ない葛藤、本当の自分を探す姿が綴られていて、共感せずにはいられません。
それでも見える一筋の光、自分の求める答えに向かって一歩踏み出す姿に勇気と希望を貰えることでしょう。
また、歌詞を見ていると二葉兄弟の過去とのシンクロに気づかされます。
故障で野球ができなくなってしまった兄・勇が自分の将来に悩みながら、見つけた答えが自分の弟・要にあった。
野球と兄から離れた要が、兄と一緒にバンドをする道を選んだ。
そんなふたりの切っても切れない兄弟関係を歌っているようにも感じられます。
幸せの答えはすぐそばにあると勇気づけてくれる歌詞と、温かさ、強さを持った歌声がベストマッチ。
歌唱力とMVの完成度も高く、何度も聴きたくなりますね。
まさに最強双子兄弟ツインボーカルユニット、TWiN PARADOXの顔といえるメジャーデビュー曲です。
2020年はツイパライヤー!
ありそうでなかった双子兄弟ユニットとして、人気舞台俳優として活躍中のTWiN PARADOX。
2.5次元で存在感を出してきた彼らが表舞台に立つことで、ますますファンが増えそうですね。
2020年2月29日には新曲『Gemini』を引き下げて約1年ぶりのワンマンライブを開催。
2020年4月24日にはTWIN PARADOXの楽曲の世界を舞台化した『TWiN PARADOX SONG STORY Vol.1』の上演が決定しており、『Departure』など代表曲3曲をオムニバス形式で日替わり公演されます。
彼らの音楽と演技、お笑い芸人さんやベテラン脚本・演出家陣が手がけたシナリオで、どんな物語が繰り広げられるのか期待せずにはいられません。
ファンを笑顔にするトークと、高い歌唱力で着実にファンを増やし続けてきたTWiN PARADOX。
彼らの今後の活躍から目が離せませんよ。
TEXT Asakura Mika
TWiN PARADOXオフィシャルサイト TWiN PARADOX公式Twitterアカウント TWiN PARADOX公式モバイルファンクラブサイト「TWiN’s Land」 二葉勇Twitterアカウント 二葉要Twitterアカウント