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香取慎吾が歌う、色鮮やかに輝く未来の物語の「Prologue」

2020年元旦に発売となったアルバム「20200101(読み:ニワニワワイワイ)」を引っさげて、さいたまスーパーアリーナでのソロ・ライブを行う香取慎吾。この記事では「20200101」より、『Prologue』の歌詞の意味について迫ります。

テーマは「皆でワイワイ楽しもう!」


今回のアルバムもライブも「皆でワイワイ楽しもう!」をテーマに作られており、明るくて楽しそうなオーラで輝いている香取慎吾らしいテーマですよね。

『Prologue(feat.TeddyLoid&たなか)』は「20200101」のオープニング曲で、音楽プロデューサー「TeddyLoid」、元「ぼくのりりっくぼうよみ」の「たなか」と香取慎吾のコラボレーションも話題となっている人気曲です。

この記事では、『Prologue(feat.TeddyLoid&たなか)』の魅力を歌詞から考えます。

風が凪いだ世界から輝く未来へ


初めてのソロ・アルバムのオープニングを飾る曲が「序章」を意味する『Prologue』というタイトルの曲。期待を裏切らないクールな楽曲となっています。
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忙しいのに 朝から晩まで
風が凪いだままでつまらないな
色んなことをやりすごすために
生まれたのかと勘違うくらい
≪Prologue(feat.TeddyLoid&たなか) 歌詞より抜粋≫
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声高に主張するのではなく、つぶやくような歌詞なのに、とても心を惹かれます。

朝から晩まで忙しいのに、「風が凪いだままでつまらない」と感じる歌の主人公。

物理的に忙しいかどうかは関係なく、心を動かす「風」がどれくらいあるかで、人生の面白さが変わってくると感じているのかもしれませんね。

「色んなことをやりすごすために生まれたのかと勘違うくらい」、つまり「自分は色んなことをやりすごすために生まれたのではない」と宣言しているようです。

扉の前に立ち、まさに今「やり過ごす」こととは逆の「とことん向き合う」未来に行こうとしているのではないでしょうか。


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飽きるくらい この世界を
味わうまでは終われやしない
≪Prologue(feat.TeddyLoid&たなか) 歌詞より抜粋≫
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「飽きるくらい この世界を味わう」未来は輝くものであることが、この先の歌詞から伝わってきます。

色鮮やかに輝く未来を手に入れる


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この手にはなにもないから
誰より自由に恐れずに 泳げるよ
今の目には広い世界が
輝いてる 色づいてる 自分次第
≪Prologue(feat.TeddyLoid&たなか) 歌詞より抜粋≫
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自分が「手に何も持っていない」と感じることが、私たちにもありますよね。しかし、それで落ち込む必要はなさそうです。

何も持っていないからこそ、その自由になった両手を使って広い世界を泳いでいけるのです。

この歌の主人公が最初からその手に何も持っていなかったのか、それとも手に持っていたものを何らかの事情で失ってしまったのか、ここまでの歌詞ではわかりません。

しかし、「この手にはなにもない」ことを主人公はマイナスに捉えてはいませんよね。今の目に映っている広い世界を泳いでいくのに都合がよい、と考えている節すらあります。

そして、自分次第で「輝いている 色づいている」未来の世界。

この「自分次第」という言葉は、この先も何度も出てきます。

新しい未来の物語の序章で、自分次第でどのような物語でもつむいでいけると考える歌の主人公。

色鮮やかに輝く未来を手にすることができそうですね。

力強いStrokeを応援したくなる


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昔の自分と満ち足りた過去と
別れ告げ
もっかい描き出すPrologue
未来へ連れて行くStroke Now!
≪Prologue(feat.TeddyLoid&たなか) 歌詞より抜粋≫
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もしかしたら、歌の主人公は昔はその手にたくさんの物を持っていて満ち足りていたのかもしれません。

でも、その過去に別れを告げて、もう一度新しい物語のPrologue(序章)を描き出した。

厳かな決意と明るい力強さを感じる歌詞ですね。

恐れを乗り越え、飛び出した笑顔あふれる新しい物語の世界。未来へ続く力強いStroke(羽ばたき)を応援したくなりますね。


TEXT 三田綾子

1977 年 1 月 31 日生まれ、神奈川県出身。 91 年に CD デビュー。出演ドラマに、「新選組!」(04 年/NHK)、「アノニマス」(21年テレビ東京)などがある。 映画は、『THE 有頂天ホテル』(06 年)、『西遊記』(07 年)、『ザ・マジックアワー』(08 年)、『座頭市 THE LAST』(10 年)、『ギャラクシー街···

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