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実はとってもロック!?デビュー28周年を迎えるMr.Childrenの魅力を探ろう

2020年でデビュー28周年を迎えるMr.Children。誰もが知る国民的バンドとなった今でも彼らの勢いはとどまることを知らず、映画『ドラえもん のび太の新恐竜』には『Birthday』『君と重ねたモノローグ』の2曲がW主題歌としてタイアップを果たすなど精力的に活動を続けています。今回はそんな彼らの魅力を徹底解説します。

28周年目。圧倒的なキャリアを追う

『HANABI』『Sign』といった優しく甘いバラードのイメージが強いMr.Children。

しかし、キャリア初期〜中期を飾る1990年代に発表した楽曲を聴いていくと意外にもロックの雰囲気が強いことに気づくかもしれません。

例えば1996年にMr.Children初のコンセプトアルバムとして発売された『深海』に収録されている彼らの代表曲のひとつ『名もなき詩』には、どこか気怠げでルーズな雰囲気を纏った魅力が詰まっています。

▲Mr.Children「名もなき詩」Mr.Children "HOME" TOUR 2007 ~in the field~


その後も『innocent world』や『Tomorrow never knows』などのポップ色全開のメガヒット曲を放ち、若者を中心に絶大な支持を獲得しました。

1998年にはエネルギッシュな楽曲からファンの評価も高い『DISCOVERY』を発表、2000年の『Q』ではより実験的な音楽を試行錯誤するなど、自身のキャリアに囚われない貪欲な音楽の探求がファンを楽しませてきました。

▲Mr.Children「NOT FOUND」Mr.Children[(an imitation) blood orange]Tour

2000年代には現在でもカラオケの定番となっているような代表曲を数多く発表する、いわゆる「ポップバンドとしてのミスチル」らしい時期に突入。

日本を代表するバンドとしての自覚と、自信を感じさせるような堂々たる楽曲の数々はどれもクオリティの高いものばかりです。

▲Mr.Children「しるし」Music Video(Short ver.)

そんな彼らにひとつの転機が訪れます。

それまでプロデューサー・キーボーディストの小林武史が楽曲制作に大きく関わり、アレンジングが効いたポップな路線を追求していたMr.Childrenですが、2015年発売のアルバム『REFLECTION』を境に彼が制作現場から離れます。

それによってメンバー4人が持つエネルギッシュでアグレッシブな衝動がそのままパッケージングされた同アルバムは、かつて90年代に彼らを追いかけていた古くからのファンも魅了。

新たな魅力を提げたMr.Childrenは、より自分らしいサウンドを追求して現在も活動を続けています。

▲Mr.Children「海にて、心は裸になりたがる」from Mr.Children Tour 2018-19 重力と呼吸

こんなふうにして彼らのディスコグラフィを追っていくと、その色彩豊かな魅力に気づくはず。

思い切ったポップなサウンドで日常に花を添えてくれるような楽曲や、愛する人への思いを赤裸々に綴るような楽曲。

そして時には刺々しく現実に拳を突きつけるような激しい楽曲など、その音楽性は非常に幅広いものとなっています。

一歩踏み込んで名曲を探ろう!オススメ3曲を紹介

非常に長いキャリアを持ち、その音楽性も多岐に渡るMr.Children。

2019年には待望のサブスクリプションサービスでの視聴が解禁されるなど、まだまだファンを増やしていきそうですね。

そんな彼らの名曲の中から、今回は「一歩踏み込んで」聴いて欲しい隠れたオススメの3曲を紹介します。

「横断歩道を渡る人たち」

▲Mr.Children「横断歩道を渡る人たち」Split the Difference


2008年に発売された大ヒットシングル『GIFT』のカップリングとして収録された『横断歩道を渡る人たち』。

同名のライブ・ドキュメンタリー映画が公開されるなど、メンバーにとって、またファンにとっても特別な一曲であることが伺えます。

この楽曲の魅力はなんといっても日常の1ページを切り取ったようなあたたかい歌詞。

古き良きフォークソングの雰囲気を継承したような、口語的で丁寧な言葉使いの描写が印象的な一曲です。

「進化論」

▲Mr.Children「進化論」from Stadium Tour 2015 未完


優しいアコギの音色が印象的な『進化論』。

2015年発売のアルバム『REFLECTION』に収録されています。

楽曲の構成、サウンドのアレンジ、メロディライン、どれをとっても非常にシンプルな一曲となっており、静かに語りかけるようなメッセージが心に染みる楽曲となっています。

メンバー4人が奏でる必要最小限の音色が最大限の感情を想起させる、味わい深い一曲に仕上がっています。

「花 -Mémento-Mori-」

▲Mr.Children「花 -Mémento-Mori-」from Mr.Children Tour 2018-19 重力と呼吸


1996年発売『深海』に収録されている『花 -Mémento-Mori-』。

精神の内側に力強く語りかけるようなエモーションに溢れる一曲です。

こちらの楽曲も印象的なのは桜井和寿によるアコギの音色。

孤独を感じさせつつも、地に足のついた力強さを備えたアレンジは、ソングライティングだけではないバンドとしてのMr.Childrenの才能を感じさせるものとなっています。

ファンからの人気も非常に高く、ライブで披露されれば誰もが涙するようなアンセムの一つとなっています。

これからの活動にも目が離せない!


様々なジャンルに挑戦してきたMr.Childrenですが、そんな多彩な楽曲たちの根底にあるのがやはりボーカル・桜井和寿のソングライティングセンス。

誰もが口ずさめるようなキャッチーなメロディラインに載せられるのは、日常的で普遍的なテーマながらも新鮮な言語感覚で紡ぎ出される心揺さぶるリリック。

まるで「誰にでも共感できることを、あなただけに囁くように」歌っているようなバランス感覚は唯一無二の存在感を放っています。

そんな彼らの音楽はこれからも独創的な体験をファンに与えてくれることでしょう。今後の活動からも目が離せませんね。


TEXT ヨギ イチロウ

1992年ミニアルバム「EVERYTHING」でデビュー。 1994年シングル「innocent world」で第36回日本レコード大賞、2004年シングル「Sign」で第46回日本レコード大賞を受賞。 「Tomorrow never knows」「名もなき詩」「終わりなき旅」「しるし」「足音 〜Be Strong」など数々の大ヒット・シングル···

この特集へのレビュー

女性

Achan

2020/04/21 07:09

私の日常は、Mr.Childrenと共にあります。
メロディ・歌詞・・・そして勿論バンドの奏でる音・桜井さんの声
この幸せに感謝です。

女性

あ―ちゃん

2020/04/13 15:59

ミスチルのファンです。

女性

ひろ

2020/04/13 11:14

すべての曲に心に響くメッセージがあります。

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