「SHE’S」反響のきっかけは大人気ゲームのCM
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2020年春。ある大人気ゲームの発売をきっかけに、あるバンドが再び注目を集めました。
そのバンドはSHE’S。大人気ゲームシリーズ「どうぶつの森」の最新作である「あつまれ どうぶつの森」の春CMテーマソングに、彼らの楽曲『Letter』が起用されたことで、多くの反響を呼びました。
その反響の理由は、「共感性の高い歌詞」と穏やかで優しい、ピアノを中心に奏でられる「ピアノロック」のメロディー。
今、再注目を集める彼らは一体どのようなバンドなのでしょうか。
「ピアノロックバンド」が奏でるストレートな歌詞に共感
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SHE’Sは、メンバー全員が大阪出身の4人組バンドです。
2011年結成し、2016年にメジャデビュー。
「王様のブランチ」やドラマ「ホームルーム」などの人気番組とのタイアップ、さらには2020年3月から「第92回センバツ MBS公式」のテーマソングを務めるなど、今大注目のバンドとなっています。
そんな彼らを語る上で外せないのは、彼らのバンドとしてのスタイル。
実は彼らはピアノをセンターに据え置くスタイルで活動する、「ピアノロックバンド」なのです。
心穏やかになるバラード楽曲からエモーショナルでかっこいいロックサウンドの楽曲まで、ピアノを中心に幅広いジャンルで奏でられる音楽性は結成当初から高い評価をされています。
結成から1年後には、10代のアーティスト達の野外フェスへの出場権をかけて行われたロックフェス「閃光ライオット」でファイナリストに選出されました。
そしてそんな彼らの楽曲のもう1つの魅力が、その歌詞がもつ「共感性」
シンプルでキャッチーな言葉で綴られた歌詞は、楽曲を聴く者の心をストレートに揺さぶる共感性で溢れています。
また、彼らの多くの楽曲に「元気になれた」「背中が押された」「痛い程に意味がわかって泣ける」などの感想が多く寄せられています。
ピアノロックバンドとしての高い音楽性、そして多くの人々の心にまっすぐに届く歌詞がもつ共感性。
それが、SHE’Sというバンドがもつ魅力のようです。
「SHE’S」のオススメ曲を紹介!
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それでは、ここからはSHE’Sのオススメの楽曲を紹介します。
SHE’Sの際限のないピアノロックが奏でる、深い共感性に溢れた楽曲達にぜひとも触れてみてください。
White
YouTubeで公開中のMVの中でも、多く再生されているSHE’Sの大人気楽曲『White』は、日テレバラエティー番組「ウチのガヤがすみません!」の2017年12月のEDテーマに起用されました。
大事な相手と過ごす何気ない日常の中にある幸せを噛みしめるような優しい恋の歌。
「White(真っ白)」というタイトルの意味通り、まっさらな気持ちを題材に歌い上げられた楽曲を聴いていると、優しい気持ちになれる1曲です。
公開当時、注目真っ只中にいた2人の若手俳優「清原翔」と「岡本夏美」が登場するMVも必見です。
Dance With Me
「SHE'S史上最もポップでキュートな曲」である、『Dance With Me』は、その言葉通り、ステップを踏みたくなる程に軽快なメロディーで奏でられたポップな楽曲です。
MVも「レインボー」がカラーテーマに制作されている、明るい楽曲となっています。
社会に疲れた人の心に寄り添うような歌詞には、思わずほろりと涙がこぼれそうになるでしょう。
しかし最後には必ず、ポップなメロディーを前に思わず踊りたくなっているはずですよ。
Letter
SHE’Sが再注目されるきっかけとなった楽曲『Letter』。
「あつまれ どうぶつの森」の春CMに起用されたこの楽曲は、2019年10月21日に公開されました。
歌詞には人同士の関わり合い、距離間の取り方の難しさを歌いながら、だからこそ誠実に大切な人と向き合っていきたいという強い意思も込められています。
誰もが心の底で願っている思いを掬い歌いあげたような優しさで包まれており、その共感性の高さに注目が集まってる楽曲となっているのです。
ピアノとバンドサウンド。
その2つで作られたシンプルで穏やかな音使いも、聴く者の心を温めている理由と言えるでしょう。
ピアノロックバンドとしての音楽性、そして深い共感性で溢れた歌詞。彼らの最大の特徴が詰め込まれたSHE’Sを代表する楽曲です。
2020年に新アルバムリリース!話題の楽曲も収録
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SHE’Sの魅力的な旋律で紡がれた楽曲達は、美しい旋律と歌詞が心の深いところに刺さり、聴く人の心を癒やしてくれます。
2020年5月31日にはSHE’S、4枚目となるアルバム『Tragicomedy』が発売されました。
こちらのアルバムには計13曲もの楽曲がつまっており、アルバム特設サイトでは、楽曲の作詞作曲を務めるVo.井上竜馬による各楽曲のセルフライナーノーツも公開中。
ここでしか知れないアルバム楽曲に込められた想いを知ることができます。
2020年、再び注目が集め始めたSHE’Sの活動が、今後どうなっていくのか目が離せません。
TEXT 勝哉エイミカ