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瑛人さんに「香水」で思い出す感情を聞いてしまいました![しゅかしゅんYUNA Urock! 第75回]

大阪☆春夏秋冬・YUNAの連載歌詞コラム[しゅかしゅんYUNA Urock!]。12月は『2020年のYUNAの1曲』をテーマにお送りしています。2020年最後となる今回は瑛人「香水」をお送りします。

大阪☆春夏秋冬のYUNA(ユウナ)です。

Urock!75回目になりました。


わぁ、、、ついに12月30日ですよ。

私たちは今日仕事納めでしたが皆さんはゆっくり過ごせていますか???

2020年は「得意な事や好きな事を自由にできなくなったり、毎年恒例や年中無休がそうではなくなった瞬間が沢山ありました。

人それぞれ違いはある中でもみんなが平等で、みんながもがいていたそんな年。

悔しいだとか、頑張ろうだとか、辛い、嬉しい、後もう少し。そんな気持ちを共有しながら、今の自分を終わらせないために、、、ね。

歌詞コラムの連載も75回目になりましたが、コラムを書き続けられる事も、残し続けたいと思う意思も、全部みなさんのおかげです。本当にありがとうございます。

という事で、、、今年最後のコラムに参りますか!

今月12月は『2020年のYUNAの1曲』というテーマでお届けしてきましたが2020年の最後を飾るのは、、、瑛人さん!!!

なんと、瑛人さんご本人様へ歌詞についていくつか質問したところ、お返事をいただくことができました!

2〜3週間前に初めてレコード会社でお会いした時の話なんかも添えて、、、。

2020年の締め括りにはこの曲でしょう。

瑛人「香水」

瑛人「香水」

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夜中に いきなりさ いつ空いてるのってライン
君とはもう三年くらい会ってないのにどうしたの
あの頃 僕達はさなんでもできる気がしてた
ふたりで海に行ってはたくさん写真撮ったね
≪香水 歌詞より抜粋≫
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昔付き合っていた彼女から、夜中にいきなり連絡が来たのでしょうか。

別れたばかりの頃は、相手に期待をして意味もなくLINEのトーク画面なんかを開いていた事あったかもしれません。

しかし3年経てば、他の人と付き合っているのもごく自然な事であり、、、。

忘れた頃に突然LINEが送られて来れば、またあの頃を思い出してしまうものです。

2人でいれば無敵だからさ〜、なんて気持ちで過ごした日常や、海に行ったり沢山写真を撮った時間は、やはり今でも少し特別なのでしょう。

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でもみてよ今の僕を
クズになった僕を
人を傷つけてまた泣かせても
何も感じ取れなくてさ
≪香水 歌詞より抜粋≫
----------------

あなたと別れてから、僕の方は全然成長できていないし、周りはどんどん大きくなっていくのに僕はまだこんななのさ。

元カノの事を傷つけてしまったように、また人を泣かせてしまっても、何も感じ取れないくらいにクズなんだと歌われています。

そんな僕だけどいいの?また気持ちが動いてしまってもいいの?なんていう気持ちの変動が早くも動き出しているかのようにも感じられました。

強がっているのかそれとも本心なのか、、、。

思い出したくないのに思い出してしまうような複雑な感情だからこそ謎が深まりますよね。

更にそれを踏み躙ってはワクワクさせるスパイスを振りかけられたようなサビ始まりの3文字

‟別に”

という言葉に繋がっていきます。

----------------
別に君を求めてないけど
横にいられると思い出す
君のドルチェ&ガッバーナの
その香水のせいだよ
≪香水 歌詞より抜粋≫
----------------

何度も何度も口ずさまれてきたこの歌ですが、やはり何と言ってもキーポイントたなるのは‟ドルチェ&ガッバーナの香水”という歌詞ですよね。

ここで一つ瑛人さんに質問を。

──‟別に君を求めてないけど横にいられると思い出す。君のドルチェ&ガッバーナのその香水のせいだよ”というサビがありますが、香水が思い出させる思い出や感情はどんな物ですか?(楽しかった思い出? クズになった僕を励ますような行動?)

瑛人さん:いろんな思い出すべてですかね。それぞれの人が付ける匂いにより、その人と行った楽しかった場所だったり、喧嘩して悲しい気持ちになった事を思い出したり、映画を見ている時や車で横にいる時、その時のシチュエーションによって思い出が蘇ってきます。

そう答えてくださいました。

匂いというのは本当に執着しすぎてしまいますよね。

街中でフラッと匂いがしてくれば周りを見渡して、もう一度スッと匂いを吸い込んでしまう。

本人が横にいなくても、その人の匂いを横に感じているだけで様々な過去を思い出させるドルチェ&ガッバーナの香水は、残り続ける写真のように、瑛人さんにとってこの先も思い出深いものになっていくものかもしれませんね。



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今更君に会ってさ
僕は何を言ったらいい
かわいくなったね
口先でしか言えないよ
どうしたの、いきなりさあ
タバコなんかくわえだして
悲しくないよ悲しくないよ
君が変わっただけだから
≪香水 歌詞より抜粋≫
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1番では、僕自身が変われていない事をクズだと言っていたのに対して、2番では変わった君を棚に上げているというその対比がとても面白いですよね。

元カノが喜ぶ言葉や行動を知っているからこそ、口先だけになってしまうその関係もどこか寂しくて冷たいです。

だけど、“どうしたの”なんていうその言葉から、‟僕はあなたのことを知っている”という特別な優越感だったり、同じ事を2回繰り返している‟悲しくないよ”という言葉にまた強がりを感じました。

元カノや聞き手の感情を振り回していると思いきや、ここでまた僕自身を下げるような歌詞が続いてきます。

----------------
でもみてよ今の僕を
空っぽの僕を
人に嘘ついて軽蔑されて
涙ひとつもでなくてさ
≪香水 歌詞より抜粋≫
----------------

自分に出来ることが無くなって、有る事無い事を人に嘘ついては軽蔑されてるのに、涙なんかは出ない僕をどう思う??なんてことが書かれています。

一見、心の無い役に立たずな人間のようにも思いますが、むしろ逆の人間だと感じています。

自分が目指してきた物事をやり遂げた瞬間だったり、今できる事を全力でやり切った時って、空っぽになりませんか?

上手くいこうが失敗しようが、結果なんてすぐについてくるわけでは無いし、それらをやり遂げた暁にはまた0から積み上げていくものがあると思うんです。

2021年1月1日に瑛人さんが発売する『すっからかん』という1stアルバムが、まさにそれを物語っていて。

このアルバムタイトルをつけた理由が、持ち曲をすべて詰め込んだために、曲のストックがゼロになるからだそうです。

決意や覚悟を持った1stアルバム。

それは未来への期待であり、最高のスタート地点ですよね。

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別に君を求めてないけど
横にいられると思い出す
君のドルチェ&ガッバーナの
その香水のせいだよ
別に君をまた好きになる
ことなんてありえないけど
君のドルチェ&ガッバーナの
香水が思い出させる
≪香水 歌詞より抜粋≫
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感情や情景に身を委ねるように歌詞を聞いてきたにもかかわらず、ここでは‟君をまた好きになることなんてありえない”と否定されています。

人に持つイメージがそのままだった時の安心感と真逆だった時のダメージ。

この先に何か逆転があると信じながら進めていきたいのですが、瑛人さんはもう本当イメージ通りの方なんです。

、、、というのも、瑛人さんがキャンペーンで大阪に来られている時に、実はたまたまレコード会社でお会いしたんです(私達・大阪☆春夏秋冬と同じレコード会社なんです)。

そしたら「これ! 瑛人ステッカーで〜す!」と、ステッカーを差し出しながらすごい勢いで走って来られて!(笑)

ありがたくステッカーを頂戴しまして、このコラムの質問に答えていただいたお礼をした後、「僕はバカ」のMV拝見しました!めちゃくちゃ良かったです!!とお伝えしたところ「えへへ〜キモかったでしょ〜」と一言。

つい、「そんなわけないです!!笑 キス顔も最高でした!!」と、ピンポイントな部分を褒めるというとてもキモい感想を伝えてしまい、少し後悔しています(笑)。

その後にも、10人くらいの他のスタッフさんに「まだもらってない人いませんか〜??」とニコニコの笑顔でステッカーを配る瑛人さん。

その時が初対面だったのに、お話していて何故か自然と笑顔になってしまうような本当に素敵な方でした。

心から仕事を楽しむその姿にどのスタッフさんもずっと笑顔でいらっしゃったのが印象的で、人に愛され曲が愛されるのは、その中心にいるのがそんな瑛人さんだからなんだなぁととても実感しました。

またどこかでお会いできるのが楽しみです。



----------------
何もなくても
楽しかった頃に
戻りたいとかは思わないけど
君の目を見ると思う

別に君を求めてないけど
横にいられると思い出す
君のドルチェ&ガッバーナの
その香水のせいだよ

別に君をまた好きになる
くらい君は素敵な人だよ
でもまた同じことの繰り返しって
僕がふられるんだ
≪香水 歌詞より抜粋≫
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‟楽しかった頃に戻りたいとかは思わないけど”と言うもんでもう1発くらったかと思えば、‟別に君をまた好きになるくらい君は素敵な人だよ”と言われるもんだからまた惹かれてしまうんですよね。

告白と勘違いしてしまうほどの言葉なのに、フラれる事を想定しているとはどういう事なのでしょうか??

ここでも一つ瑛人さんに質問を。

──‟別に君をまた好きになるくらい君は素敵な人だよ。でもまた同じことの繰り返しって僕がフラれるんだ”という歌詞の部分。もう一度、好きになっても同じことを繰り返すのが前提のような、男性の心理を描いてますが、これは主人公の、自分への自信不足?それとも、彼女を好きになる自信がないから?描いた主人公の心理を教えて下さい!

瑛人さん:これは当時僕が言われたそのままを書いた詞です。歌詞に書いている通り、‟でもまた同じことの繰り返し”って相手に言われて僕はフラれました。

とのことです。

想定や自信の有無ではなく、瑛人さんが実際に言われた言葉がこの曲の最後に来ていることで、明確にされない気持ちや委ねてきたものがクルッとまとめられ、「香水」という曲の大ヒットに繋がったのかもしれません。

では最後に、歌詞を通して1番伝えたいことをお聞きしました。


瑛人さん:曲を聴いてくださっている皆さんの心、それぞれの感情が少しでも動いてくれたらうれしいです。



どうでしたでしょうか??

明日は、紅白歌合戦にも初出場される瑛人さん。2020年は本当に激動の年だったかと思いますが、そんな1年の最後に歌う「香水」は全国民の期待の星になっています。
そして2021年以降、すっからかんの場所に注ぎ込まれていく未来を楽しみにしています!!!

そして、今年も1年間本当にありがとうございました。

このコラムを通して、会えなくても言葉が繋いでくれる想いや音楽というものの魅力が増しました。

2021年もどうかよろしくお願いします!!

PLAYLIST

【2020年のYUNAの一曲】

1. マカロニえんぴつ「生きるをする」
2. 緑黄色社会「Mela!」
3. 大阪☆春夏秋冬「Brave Soul」
4. 瑛人「香水」
5. あいみょん「裸の心」
6. SUPER BEAVER「ひとりで生きていたならば」
7. 赤い公園「オレンジ」
8. 大阪☆春夏秋冬「太陽と月とピザ」

ではまた。

You rock!!



しゅかしゅんINFO

【リリース】
■最新アルバム『BRAVE SOULS』 CD発売中&配信中

【イベント】
※国及び各都道府県からの要請に基づき変更となる場合もございますので、イベントの実施に関しましては各所ホームぺージ、SNS等でご確認の上、ご参加下さい。

●『TOKYO IDOL PROJECT×@JAMニューイヤープレミアムパーティー2021』
[日程] 2021年1月2日(土)・3日(日)
[会場] お台場・青海周辺エリア(Zepp DiverCity(TOKYO)・Zepp Tokyo、他)
[時間] 開場 10:00 / 開演 11:00(20:00終演予定)
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■『新春単独ライブ「新春シュカシュン初モーDAY」』
[日程] 2021年1月5日(火)
[会場] TSUTAYA O-Crest
[時間] 開場 18:30 / 開演 19:00
[料金] 5,000円 (税込・入場時別途ドリンク代) ※全席自由 購入枚数:お一人様2枚まで
[お問い合わせ] 公演事務局event@user-support.jp (営業時間 平日10:00~17:00)

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場所:SHOWROOM 大阪☆春夏秋冬の咲き誇ルーム

●大阪☆春夏秋冬・配信リリース記念 #StayHome企画
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この記事を書いた人


YUNA(ユウナ)
1999年5月26日生まれ(双子座 /A型/一人っ子)

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5人組ガールズ ダンス&ヴォーカルユニット! 圧巻の歌唱力と、4人の個性溢れるコーラス&ダンスワークで、ROCK・ファンク・POPS・バラードと幅広い音楽を、歌とダンスで表現する驚きのパフォーマンス。音源だけでは満足できない、本物の LIVEアーティスト。 ▷大阪☆春夏秋冬オフィシャルHP ▷大阪☆···

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この特集へのレビュー

男性

黄色いカラス

2021/01/10 00:10

テレビもTikTokも見ない現代人とは思えない人間なせいで実はあんまり聴いたことがない。
友達とドルガバの店の前を通った時に「あの曲知ってる?」って言われて、、、笑
初めて聴いた時、これでもかってくらい真っ直ぐな歌詞で驚いた。

1年間、本当におつかれさま。
外に出ていろんなことが出来なくなった代わりに一週間に一度こうやってコラムを読んでレビューを残す時間が続いてよかった。
その時思ったことをそのまま書いているからレビューとして残せている気はしないけど2021年もよろしく^^

女性

りまま

2021/01/03 11:54

この香水はこんなにえぐい歌詞だったと知ってビックリ。それとリアルなんですね。曲の感じ方が変わりました。

男性

みやむー

2020/12/30 22:33

実は、、、この曲は僕的に良さが見えなかった曲なんですよね。
町中でちっちゃい子もサビの部分を口ずさんでる姿がよく見られたホンマに国民的ヒットソングだったわけやけど、そのサビの部分だけでは僕的にはピンと来なかった曲。
で、メディアで〜というかめざましテレビのエンタメプレゼンターで瑛人さんがでるよーになって、この人の人柄を知ってから改めてちゃんと聴いて、そんで由奈ちゃんのこのコラムを今読み終えてまた聴いてみると捉え方が全然変わってるから不思議。その人の人柄が詞になってる歌ってその人を知ることで見えてくる景色が違ってきて自分の経験とも重ねちゃったりして、シンプルな曲構成もこの歌詞とメロディを生かしてるんやなぁーって。
由奈ちゃんの歌詞への掘り下げ方、そんでご本人から直接伺った言葉も大きい(*^^*)

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