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Vaundy「融解sink」の歌詞の意味は?底知れぬ闇や悶々とした感情に浸る。

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2020年ごろから沸々と注目を集め始めているアーティスト『Vaundy』。弱冠20歳でありながら、秀逸なメロディーと歌詞を生み出す彼の、2021年第一弾となる楽曲『融解sink』の歌詞の意味に迫ります。

Vaundyが新曲「融解sink」をリリース!


ネクストブレイクアーティストとの呼び声も高いシンガーソングライター『Vaundy(バウンディ)』。

1stシングル『東京フラッシュ』、2ndシングル『不可抗力』で立て続けに日本バイラルチャートを賑わした若き天才です。

その後の作品でもTVドラマやCMのタイアップを続々と獲得するなど、今では令和の音楽を語る上で欠かせない存在になりつつあります。

そんな彼が、2021年第一弾となるシングル『融解sink』を配信リリースしました。

複雑なタイトルですが、読み方は「ユウカイシンク」。

「融解=溶ける」「sink=沈む、落ち込む」という意味を持つ単語が組み合わさった曲名です。

「溶けて沈む」という意味深なタイトルの楽曲では、何が歌われているのでしょうか?

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ふらっとさ 何か
通り過ぎたような
ぶらっとさ 僕が
外を見た時
他人の
不幸や 不安に
立ち止まって
幸福と 安堵を
吸い取って生きてる
≪融解sink 歌詞より抜粋≫
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こちらは冒頭の歌詞。

いつも自分の身に起こった幸せだけを感じて笑顔でいられたいいのに、そうもいかないのが人間というものなのでしょうか。

自分よりも不幸な人を目にして、「自分はまだ幸せだな」なんて思ってしまった経験はありませんか?

この曲は、そんな人間の闇深い心情について歌われているようです。

歌詞で探しているものは何?


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ほらほら透明だ
ほらほら鮮明だ
ほらほら深海に 溶けてくsink
≪融解sink 歌詞より抜粋≫
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こちらはBメロの歌詞。

他人との比較で感じた「偽りの幸福に溺れていく様子」を意味しているのでしょうか?

心地よく溶けていくというよりは、深い闇に溶け込んでいくような虚無感がありますね。

そんな悶々とした感情、偽りの幸福に溶けていく様子は、続くサビの歌詞にも現れています。

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悲しみが消えるこの夢の中で
今も あぁ 探して歌っているんだ
悲しみが増えるこの日々の中で
今も あぁ 探して歌っているんだ
≪融解sink 歌詞より抜粋≫
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「この夢」というのも、恐らく他人との比較で感じた幸せのことでしょう。

「あの人よりは幸せだ」と感じることができれば、少しだけ自分の悲しみが和らぐのかもしれません。

しかし、それでは心から「幸せだ」と喜ぶことはできない嘘の幸せ。

だから、自分を満たしてくれる何かを探しているのではないでしょうか。

サビの「探しているもの」とは、心から満たされる本当の幸せや満足のことなのかもしれませんね。

水の中が意味するのは?


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ゆらいだゆらいだ
ゆらいだ水の中
不快な不快な
息をしている
ゆらいだゆらいだ
ゆらいだ水の中
深いな深いな
沈んでく
≪融解sink 歌詞より抜粋≫
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こちらはCメロの歌詞。

自分が沈んだ夢の中が、今度は「水の中」として表現されているようです。

本当の幸せではないから、息をするのも苦しい。

それでもどこか満足してしまうから、陶酔してしまって抜け出せない。

全体を踏まえて考察すると、『融解sink』で歌われているのは偽りの幸せに浸る人間の闇だと解釈できませんか?

『融解sink』のYouTubeの概要欄には「知り得る幸は、知らぬ不幸でできている」という一文も掲載されています。

どこか共感できるからこそ、目を背けたくなってしまうような深い闇ですが、あえてそこを切り取って歌い上げるという点に、Vaundyのセンスを感じますね。

楽曲の世界観が滲み出るMVも注目!

▲融解sink / Vaundy : MUSIC VIDEO

どことなく闇を感じつつも、人間の弱い部分に寄り添ってくれるような楽曲『融解sink』

じっくりと1人で聴くのにふさわしい楽曲かもしれませんね。

同曲は女優・南沙良が出演するMVも制作されています。

「溶ける」「沈む」という楽曲の世界観が存分に引き出された独特な空間や、南沙良の艶めかしく美しい表情に注目です。

ぜひ楽曲と合わせてチェックしてみてくださいね。

Vaundy(バウンディ)。アーティスト 24歳。 作詞、作曲、アレンジを全て自分でこなし、デザインや映像のディレクション、セルフプロデュースも手掛けるマルチアーティスト。 2019年春頃からYouTubeに楽曲を投稿開始。 「東京フラッシュ」「不可幸力」など、耳に残るメロディーを持つ、幅···

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