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INI「Rocketeer」はロケットとグループがリンクするパワフルなダンスナンバー!MVと歌詞の意味を考察

『Rocketeer』は「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」から誕生したボーイズグループ・INIのデビューシングル活動曲です。ロケットをモチーフに、INIの勢いを感じさせる歌詞の意味を考察します。

INIのデビューシングル活動曲「Rocketeer」の意味とは?

オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」から誕生した、11人組グローバルボーイズグループ・INI(読み方:アイエヌアイ)。

2021年11月3日、ついにデビューシングル『A』を発売し、本格始動を始めます。


『A』のリード曲は『Rocketeer』と『Brighter』という、曲調が対照的2曲。

ファン投票によって活動曲に選ばれた『Rocketeer(読み方:ロケッティア)』は、ベースとビートサウンドが特徴的な力強いダンスナンバーです。
▲INI-Rocketeer【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

YouTubeで公開されているMVは公開から2週間足らずで再生回数500万回という数字を叩き出し、「オリコン週間ストリーミングランキング」でも堂々の1位を獲得しています。

タイトルと歌詞の中にもたびたび登場する「Rocketeer」という言葉は、「ロケット操縦者」のことを指して用いられることが多いようです。

この楽曲には「ロケットのようにINIというグループがより高く、広く知られる起爆剤となる」という意味が込められているのだそう。

メンバー一人ひとりが操縦者となって、INIを盛り上げていこうとする情熱が伝わってきますね。

ちなみに1990年代の人気アメコミヒーローにも「Rocketeer」というキャラクターがいるので、そんなヒーローのような存在になろうとする気持ちも含まれているとも考えられるでしょう。

『Rocketeer』で描かれているメッセージを、歌詞とMVの内容から徹底考察していきます。

りんごや制服はJO1のオマージュ?



MVの舞台は教室。

制服姿のメンバーが退屈そうに過ごしているシーンから始まります。

この冒頭シーンをはじめ、MV全体でりんごが印象的に用いられている点にも注目です。

りんごといえば先輩グループのJO1のデビュー曲『無限大』のMVでも登場したモチーフで、学校の風景は『OH-EH-OH』で用いられたシチュエーションです。

JO1のMVのオマージュを取り入れることで、同じくプデュを通して結成された繋がりを感じさせると同時に、先輩に対する尊敬の気持ちや、INIらしさを演出しているのかもしれませんね。

クールなダンスシーンの合間に映し出されるのは、打ち上げ準備が進むロケットの内部に、月や宇宙服といった宇宙にまつわるモチーフの数々。

楽曲への期待が高まるイントロに惹きつけられます。

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燃える光の果て
遠く突破するコース
誰も追い越せない
ここは俺のステージ
≪Rocketeer 歌詞より抜粋≫
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歌詞冒頭ではこれから世界へ飛び立つINIの姿を、ロケットが打ち上がる様子に重ねて歌っています。

ロケットが勢いよく飛び出せばもう誰も追い越すことはできないように、INIの活動もどんどん加速していくことでしょう。

デビュー前の今はまだ教室にいて、飛び立つ他のロケットをテレビ越しに見ているようなもの。

しかし、そこから飛び立って、世界のあらゆる場所が彼らのステージになる瞬間がもうそこまで迫っています。

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直感を信じて行こう
今日は俺がCoach
Spacecraft 乗り込め Cockpit
高鳴る鼓動
≪Rocketeer 歌詞より抜粋≫
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シーンは変わって、ロケットの中に移ります。

操縦士として「直感を信じて行こう」と歌うのは、それだけ自分を信じてその在り方に誇りを持っていることを表しているのではないでしょうか。

操縦席に座り「高鳴る鼓動」を抑えられないでいるのも、夢の世界へ飛び立つ期待でわくわくしている様子を感じさせます。

宇宙全体がINIのアジト


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進め 恐れては先はない
目指せ 無限に広がる世界
見つけろ Satellite
限界を超えて
このまま Just drivin’
Take off
≪Rocketeer 歌詞より抜粋≫
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「進め 恐れては先はない」とあるように、失敗や先行きへの不安で恐れて立ち止まっていてはどこにも辿り着けないでしょう。

メンバーの藤牧京介がロケットの軌道を描く演出は、自分たちがどう活動していきたいか構想を練ることを意味しているのかもしれません。

具体的にイメージして行動に移すなら、「無限に広がる世界」を目にすることができるはずです。

勇気を出して挑戦し「限界を超えて」行くよう励ます歌詞が、ポジティブな気持ちにしてくれますね。

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I’m a Rocketeer
飛び越え月に着地
このGalaxy
俺にはアジトアジト
もっと速く
突き抜け There’s no gravity
越え Kármán Line
俺がRocketeer Rocketeer
≪Rocketeer 歌詞より抜粋≫
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地球を飛び出し「月に着地」することは、困難なことを実現させるという意味を含んでいるように思われます。

そして「このGalaxy(銀河) 俺にはアジトアジト」という歌詞は、地球だけでなく宇宙全体がINIの活動拠点だという壮大なイメージを伝えているようです。

いよいよロケットが飛び立つ瞬間、メンバーがいる教室は荒々しく揺れます。

教室で表される地球がこれまで見ていた狭い世界を意味していると捉えると、グループ結成やデビューによって、彼らを取り巻く世界が大きく変化していくことを表現していると考えられるでしょう。

続く「There’s no gravity(重力はない)」のフレーズは、地球と宇宙の違いを明確に言い表しています。

重力を自身を押さえつけるしがらみと解釈すると、夢を追いかけてステップアップした先の自由さが伝わってくるようです。

また「Karman Line(カーマンライン)」とは、宇宙空間と地球の大気圏との境目のこと。

地球と宇宙の間には見えない境界線があるように、望む夢を手にするにも大きな壁を越えなければならないでしょう。

しかしその境界線を越えるなら、その先にはまだ見たことのない世界が広がっています。

脱げていく靴にも注目


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Ring the alert
鐘を鳴らして
世界に響かせて
Left to the right
両手広げて
宇宙まで飛んで行け
≪Rocketeer 歌詞より抜粋≫
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続いては西洸人と田島将吾によるラップパートです。

「alert(アラート)」や鐘を鳴らすということは、周囲の注意を自分に向けるということだと考えられます。

「これから世界へ向かい前進していく自分たちを見てほしい」という、願いの言葉と捉えられるでしょう。

そして「宇宙まで飛んで行け」と自らを鼓舞するフレーズに、ますます応援したくなりますね。

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We don't give it up
諦め知らずの俺
Jump it up
見せるよ
You don't even know
速さは Top tier
And you can watch it flying rocket
≪Rocketeer 歌詞より抜粋≫
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この部分ではどんな状況になってもあきらめず、必ず飛び上がってみせるという決意が垣間見えます。

世界中のMINI(INIのファン)は、これから彼らが「Top tier(一流)」のスピードで高みへ駆け上がっていくのを目の当たりにするはずです。

教室にいる彼らが窓の外に見たロケットの強い光は、そんな夢を叶えるために必要な力強さや憧れの舞台の輝きを表現しているようにも思えます。

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この手で開く新しい世界
不可能はない俺の道
Now I'm going up
≪Rocketeer 歌詞より抜粋≫
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他の誰でもなく、自分自身の手で新しい世界を切り拓いていくINIの前途には、きっと「不可能」はありません。

「Now I’m going up(今、俺は上っていく)」という言葉の通り、一人教室に立っていた木村柾哉が煙を上げながら浮き上がり、まさにロケットのように宇宙に飛び出します。

靴が脱げていく様子は、上を目指して進む上で不必要なしがらみを取っ払うことを表していると解釈できそうです。

そしてそこに浮かぶりんごが、元々地球にあったものであることを考えると、地球と宇宙が繋がっていることを連想させます。

大きな世界を夢見ながら懸命に培ってきたスキルや、磨いてきた魅力があるからこそ、新しい世界で輝くことができるのです。

そんな夢への第一歩を飾るにふさわしい楽曲ですね。

「Rocketeer」であるINIが見せてくれる景色に乞うご期待!

『Rocketeer』は、これから世界という大舞台に飛び立つINIのやる気に満ちた決意表明の歌と言えます。

そして同時に、目標に向かって励む人たちへの力強い応援歌ともなるでしょう。

天高く打ち上がるロケットのように、音楽シーンのトップへと駆け上がるINIの姿が楽しみですね。

2021年開催のサバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPANSEASON2」で選ばれた11名で結成されたグローバルボーイズグループ。 DEBUT SINGLE『A』は、初週50,8万枚を売り上げ、歴代5位を記録。 「第63回輝く!日本レコード大賞」では新人賞を受賞し、華々しいデビューを飾った。 2ND SI···

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