[Alexandros]新曲は映画「グッバイ、ドン・グリーズ!」主題歌
[Alexandros]が2022年初のシングル『Rock The World / 日々、織々』を2月16日(水)にリリースしました。
表題曲の1つ『Rock The World』は、[Alexandros]らしい疾走感のあるサウンドが特徴のナンバー。
楽曲は2月18日(金)公開の映画『グッバイ、ドン・グリーズ!』の主題歌にも起用されています。
歌詞やタイトルにはどんな意味が込められているのか、考察していきましょう。
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破り捨てたら
宙に舞い落ちた
世界地図の欠片
背伸びをしたら
手が届きそうな
意気地なしの夜空
踊る花火に打たれて
疲れ果て
泣き寝入りするけど
翌朝
腫らした瞼見て
笑えた
≪Rock The World 歌詞より抜粋≫
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「世界地図」「夜空」「花火」などのワードは『グッバイ、ドン・グリーズ!』の世界観とリンクしており、映画を見た方は思わずニヤリとしてしまうかもしれませんね。
また、「世界」「夜空」「花火」は、どれも遠くの存在に思えるものでしょう。
歌詞ではそれぞれ「舞落ちた」「手の届きそうな」などと続いており、どれも呆気ないものに印象を変えているように思います。
実際、映画の登場人物たちは、自分たちの住んでいる町から遠くへと大冒険を繰り広げます。
遠すぎて行けないと思っていた場所も、その気になれば意外と簡単に行けてしまうもの。
歌詞は、「無理だと思うものも案外なんてことない」と伝えているのかもしれません。
楽曲タイトル「Rock The World」に込められた意味を考察!
英語の「rock」には「揺り動かす」「感動させる」などの意味があり、『Rock The World』で「世界を揺り動かす」の意味になります。
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泣きたく なるほど なるほどに
僕らはちょっと強くなれる
消えたく なるほど なるほどに
世界はそっと色づいていく
Oh 今すぐにでも
Let's rock the world
≪Rock The World 歌詞より抜粋≫
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普段の生活でも、仕事や勉強などで壁にぶつかることもありますよね。
そんな逆境を乗り越えてこそ、人は強くなれるものでしょう。
困難を乗り越えた経験が自分の糧となり、新しい道を切り開けるかもしれません。
サビの歌詞と楽曲タイトルには、「挑戦しながら自分の生きる世界を揺るがしていこう」というメッセージが込められているように思います。
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Rock the world
掠れた魔法は
どこに隠してたっけな?
≪Rock The World 歌詞より抜粋≫
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ここでの「魔法」は、自分自身が持つ「才能」や「魅力」を表しているのかもしれません。
「掠れた」は自分自身がその魅力を不完全なものに思っており、なかなか外に出せないことを表しているのではないでしょうか。
自分しか持っていないものを、隠したままにするのはもったいないことでしょう。
歌詞には、「自分が持つ力を発揮していこう」といった想いが込められているのかもしれませんね。
ちなみに、同じくシングル収録曲の『日々、織々』のサビにも「魔法」の歌詞が登場します。
偶然かもしれませんが、もしかしたらわざとリンクさせているのかもしれませんね。
歌詞は「今」を大事にすべきというメッセージ?
サビで「今すぐにでもLet’s rock the world」の歌詞が登場するように、『Rock The World』では「今」のワードが終始強調されているように思えます。
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二度と戻らない
瞬く晴れ間も
届きそうなカメラ
瘡蓋の夜を
剥がしたら
新しい光を見た気がした
旅に出よう
途方もないやつを
今
≪Rock The World 歌詞より抜粋≫
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「二度と戻らない」の歌詞の通り、過ぎた時間はもう戻りません。
『グッバイ、ドン・グリーズ!』の中でも、「もし明日世界が終わるとしたら、その瞬間何を後悔する?」といったセリフが登場します。
いつ終わるかわからない人生だからこそ、「今のうちに自分のやりたいことをやるべきだ」という想いが込められているのかもしれませんね。
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駆けたくなるほど なるほどに
呼吸はそっと刻まれていく
逃げたくなるほど なるほどに
世界はそっと近づいていく
Oh 今すぐにでも
Let's rock
≪Rock The World 歌詞より抜粋≫
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「呼吸はそっと刻まれていく」から推測すると、続く歌詞も、時間が刻一刻と過ぎ去っていくことを表しているのではないでしょうか。
「世界はそっと近づいていく」は、私たちがその事実を受け入れなければならないことを表しているように思えます。
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間違ったまま 透き通ったまま
ひび割れた
ゴミ捨て場
みたいな頭の中で
壊れそうな 君の色で
世界を汚せばいいよ
Oh yeah
≪Rock The World 歌詞より抜粋≫
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どれだけ今が大事といっても、もちろん新しいことに挑むには勇気がいるもの。
一方、間違ってもいいから1歩踏み出せば、自分達の世界が大きく変わるかもしれません。
映画でも、ある「間違い」が登場人物たちの生き方を変えるきっかけになります。
『Rock The World』では、歌詞全体を通して「後悔のないように生きていこう」と伝えているのかもしれませんね。
もう1つの新曲「日々、織々」とあわせて要チェック!
[Alexandros]の『Rock The World』の歌詞の意味を考察しました。作品の一場面を思い出させるような言葉がいくつも登場しており、映画を見た後に聴くとより楽曲を楽しめるのではないでしょうか。
シングルには『Rock The World』に加え、もう1つの新曲『日々、織々』も収録。
『Rock The World』『日々、織々』と、2曲あわせてチェックしてみてくださいね。
[Alexandros]ー東日本ではアレキ、西日本ではドロス。 まるでマクドとマック論争のようにファンの間で愛称が二分される。 2010年インディーズレーベルRX-RECORDSから1stアルバム「Where‘s My Potato?」でデビュー。 リリース後はロックシーンやメディアに大きな衝撃を与え、瞬く間にその名···