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【インタビュー】6人で生み出す唯一無二の物語。SUPER FANTASYの歩んだ軌跡から紐解く彼らの魅力。 (2/2)

紆余曲折があったからこそ、3人に会えた

──活動を続けて印象深い思い出はありますか?ここでは若い3人に思い出を聞いていきましょうかね。

RUKA:あえて海外の思い出を外すとしたら、ショッピングモールでのインストアライブですかね。観ている側だった自分が、今ここに立っているというか。自分が今まで見ていたものに自分がなっていると1年間で感じたので、すごく幸せ者というか、ハッピーです。


──見えている景色がガラッと変わったわけですからね!

RUKA:そうなんですよ!お客さんを巻き込んでいくということが楽しいし、ショッピングモールや外で人目に触れる機会が多いというのは、すごくいいチャンスに溢れているなと思います。


──RYOGAさんはいかがですか?

RYOGA:僕は、ワンマンライブ。自分たちを観に来た人たちだけの空間で、僕たちの映像や演技を最大限にお届けできるじゃないですか。
だからこそ気持ちの面でもいつもよりグッと力が入りましたし、SUPER FANTASYの強みを最大限お見せできたことが思い出になっています。


──ステージ上から見えた景色はどんな景色でしたか?

RYOGA:キラキラしてました!! 


──YAMATOさんはどうですか?

YAMATO:この1年より前の思い出になるんですけど、加入する前SUPER FANTASYのサポートメンバーとしてステージに立って3部作をするためのお手伝いしている時期があって。
ファンの方々も3部作が好きでSUPER FANTASYを応援してくださっている方ばかりの中で、それを観られない期間が1年くらい続いた後にようやくもう1度、3部作が届けられるとなったときにファンの方から頂いた言葉が印象に残っていて。
練習生という立場だった僕にも「また、3部作を見せてくれてありがとう!」と言われたときに……うわ、すみません、涙が……。

RUKA:新メンバーの中でも特にYAMATOはSUPER FANTASYに対して熱い思いを持っていますよ。

YUTO:彼は、僕たちが人数が欠けて、「どうしよう」と落ちている状態のときのライブをたまたま観にきてくれていたんですよ。
そんな僕たちのパフォーマンスに感動してくれて、SUPER FANTASYの事務所に入りたいと思ってくれたみたいなんです。
その話はあとから聞いたんですけど、本当に励みになりました。

YAMATO:…すみません!戻りました! 「また、3部作を見せてくれてありがとう!」とファンの方々が大号泣をされながら伝えてくれたあの光景が活動を通してずっと忘れずに残っている記憶です。


──YAMATOさんはきっと人一倍、SUPER FANTASYとして活動することに意義を感じているんだろうな。

YAMATO:そうですね。僕はSUPER FANTASYを見て3部作という世界を探してもどこにもない音楽の届け方にすごくワクワクしたし、楽曲もいい曲ばかりで、この音楽を僕も届けたいという気持ちがすごく強くありますね。

HAKU:よくみんなにも話すんですけど、紆余曲折がある中で本音を言えば前メンバーに辞めてほしくはなかったし、路線が変わったり、急遽変更しなければいけないことも多々あったけど、そういう経験があったからこそ、この3人に会うことができたと思うんです。
長くやった人にしか訪れないチャンスというものを体感することも多いし、諦めなければ何度だってチャンスはあるんだと、掴み取れるまでしっかりやっていきたいなと思いますよね。


たくさんのものを得た、フィリピン遠征

──そう思えるってグループとしても個人としても強いと思います。思い出といえば、先日は、海外遠征を経験されたとのことですが、フィリピンはいかがでしたか?

YAMATO:現地の方の反応が日本とは全然違っていて!日本人って感情に蓋をしてしまって解放することが苦手なのかなってフィリピン遠征で感じました。
ライブでは日本語で歌を歌っているから楽曲の良さが100%伝わったかと言われたら難しいと思うんですけど、歌う度に「Huu!」と歓声が起きるんですよ!ライブに参戦する姿勢が全然日本とは違いました。
この1年間で“俺、アーティストしてる!”って一番思いました。

HAKU:国民性の違いなのかなってみんなで話しましたね。

YUTO:そうだね。日本では絶対にない光景だった。

HAKU:シンデレラの作品をやったんですけど、実際にガラスの靴を使ってパフォーマンスしたら、一斉にお客さんたちが「私のよ!!」って足を出してきて!あれは衝撃的でしたね(笑)。


──日本じゃ絶対ありえない光景ですね。RUKAさんはいかがでしたか?

RUKA:言語が通じないというところでMCやストーリーテラーの導入部分も日本で作り込んで、英語が分かる方からRとLの発音から学んだりもして。
習得しきれてはなかったと思うんですけど、現地の方々が話していることを汲んでくれる優しさをすごく感じました。
サポートしてくださるスタッフの皆さんにも恵まれましたし、むしろ感動をいただいてしまった。

2日間ライブがあったんですけど、1日目が終わったタイミングでスタッフの方に「あなたたちのパフォーマンスが良かったから、明日は応援バナーを作っておくよ!」と言ってくれて、次の日ライブに行ったら本当に準備してくれていて! 「一緒に輝き続けよう」とメッセージが書かれたもので、それを景色として見たときにグッとくるものがありました。
日本からプリンセスの皆さんも来てくれていて、気持ちが昂りました!



──ライブをやってみての体感はいかがでしたか?

YUTO:シンデレラやラプンツェルを知っているのかという不安があったんですけど、全然分かってくれて、物語を理解している上で僕らのパフォーマンスを楽しんでいるのが伝わってきて感動しました。

HAKU:日本の活動だと、日本語通じるからスタッフさんとのコミュニケーションでも返しや音の調整ができるんですけど、フィリピンではリハの時点でマイクが3本しかなかったりとかトラブルみたいな事もあったんですけど、どんな状況でも音楽を伝えられるグループなんだなと改めて自信がついたというか。
結果的にすごくいいライブになって、「ぜひまた来てください」と主催の方にも言われたので、僕たちが信じ続けてきた“おとぎ話”というコンセプトは世界共通なんだなと実感しまくりでした。


──今後も海外挑戦したいですか?

HAKU:個人的にはすぐにでも行きたいです。熱量があるうちにもう1度フィリピンに行って自分たちのことをもっと知っていただきたい。
披露してない作品もまだあるので、すぐにでも行きたいです!

TSUBASA:今回で間違いなく手応えを感じましたし、ステージを降りても皆さんが写真を求めてくれたりもして。
HAKUが言うように熱が高いうちにもう1度、海外で得られるものを吸収することができたらいいなと思います。


SUPER FANTASYの基盤を整え、夢のZeppツアーへ

──では、ここでUtaTen恒例の質問に参りましょう。リリースされた楽曲の中から皆さんの推しフレーズを教えていただきたいのですが、今回は、HAKUさん、RYOGAさん、YAMATOさんに教えていただきたいです。

YAMATO:HAKUさんが歌っている「Loveletter -"Moon" from KAGUYA-」という楽曲があるんですけど、その中のサビで〈またおかえりと君に言えることがこんなにも嬉しいなんて〉という歌詞があって。
物語とあわせると悲しさや儚さがすごく詰まっているフレーズで、「おかえり」というありふれた言葉を用いて姫に対する思いをぎゅっと詰まっている。大好きなフレーズです。

RYOGA:僕は、『Rapunzel』から。『Rapunzel』は僕がメンバーとして初めて物語をやったということで思い入れがある作品なんですけど、「Change」という曲のTSUBASAさんとYUTOさんの2番のラップの部分。
山賊の頭にラプンツェルが連れられて気持ちが変わっていくシーンがラップとリンクしていて。自分が、ラプンツェルという作品を魅せる意味でも世界観に入りやすい歌詞だなと思います。
特に〈こんな僕でも 変われる?〉というフレーズは、リズムといい、歌詞といい、自分的にはビビッと来てます。
その後に自分がRUKAと歌うんですけど、歌に関しても自分は初めてだったから、YUTOさんから「おい!」って背中を押されている感じもあって、好きです。


HAKU:僕もRYOGAと一緒で「Change」から、僕が歌っている〈君が教えてくれた 遅すぎる事なんてない〉というフレーズ。
SUPER FANTASYは長年やってきて中堅の位置、もう無理かなとかと思うこともあるんですけど、変わらずファンの皆さんが応援してくれているし、「あなたたちは大丈夫」と常に言ってくださっていて。
そんな中で遅すぎることなんてないなって思うし、何度だって変われるなって思うんです。このフレーズはいつも歌うとき感情が入って、大好きなフレーズだなって思いますね。


──では、最後にグループとしての目標や展望を教えてください。

YAMATO:SUPER FANTASYとして活動をしているんですけど、メインボーカルが足りない状況で届けられない作品もあって。
でも僕は、SUPER FANTASYが好きで入ったので少しでも早くSUPER FANTASYの楽曲を全て届けられる基盤作りをこれから進めていきたいなというのが一番の目標です。

YUTO:僕たちは2チームがくっついてSUPER FANTASYというグループなんですけど、それを現段階では完全には表現できていない状況。まずはそこを表現できるようにすること。近い将来の夢はそこですね。

HAKU:今まで一番大きい規模でやったライブがZeppなので、Zeppツアーを回れるようにしたい。基盤ができて、改めてSUPER FANTASYとしての形ができたらそういう舞台を目指していけるグループだと思うから、まずはZeppツアー、そして武道館、どんどん規模を大きくしていきたいです。

【全て見る】SUPER FANTASYのインタビュー写真

PHOTO Kei Sakuhara
TEXT 笹谷 淳介

おとぎ話の世界に飛び込んでハッピーエンドを迎えにいく、全く新しいエンターテインメントプロジェクト。 2017年2月にデビューし、毎週日曜日に赤坂の専用劇場にて定期ライブを行う。 2018年にはオリコンインディーズ年間ランキングで20位にランクされ、2019年3月には自身の史上最大規模となるZep···

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