離婚伝説はどんなバンド?メンバーの出会い〜これまでの活動をチェック!
2024年の3月にメジャーデビューが発表された離婚伝説。インパクトのあるバンド名だけでなく、楽曲のセンスの良さでも多くの注目を集めています。
ここでは、結成のきっかけやこれまでの活動を中心に、離婚伝説が一体どんなバンドなのか、チェックしていきましょう。
2022年1月に結成した2人組バンド
離婚伝説は、ボーカルの松田歩とギターの別府純の2人から成るバンドです。2人は2017年頃、職場の同僚として出会いました。
当時は、それぞれが別々に音楽活動していたそう。
2人が活動を共にするようになったきっかけは、新型コロナウイルスの流行でした。
コロナ禍で休みが増えたことで、お互いのオリジナル音源を送り合うようになったのが2021年の冬。
そこから半年を経て、本格的に音楽活動を開始するようになったのです。
2022年6月にファーストシングルとなる「愛が一層メロウ」のMVを公開し、同年8月には初ライブも開催しました。
その後もライブ活動を重ね、2024年3月23日に初のワンマンライブを決行。
そのライブで、ソニー・ミュージックレーベルズ「アリオラジャパン」からメジャーデビューすると発表しました。
バンドテーマは「愛」
「愛」をテーマにバンド活動をしている離婚伝説。発表される楽曲は、どれもバンド名からは想像できないラブソングばかりです。
離婚伝説の2人にとってラブソングは、歌手としての王道であり「愛こそ全て」と語るほど、こだわっています。
また、メジャーデビューを果たすまでレーベルに所属せず、セルフプロデュースをおこなっていた離婚伝説は、ミュージックビデオの制作やレコーディング、ライブ演奏時に、多くの友人に協力を仰いだといいます。
そんな友人たちについて「活動していくうえで一緒に大きくなっていきたい」と語るのは、ギターの別府純。
感謝の気持ちを忘れないでいたいという姿勢からも、周囲に対する「愛」を感じられるでしょう。
ペトロールズとの対バンなど注目を浴びる
2023年6月30日におこなわれたペトロールズとの対バンで、注目を浴び始めた離婚伝説。東京事変のギター「浮雲」としても有名な、長岡亮介率いるペトロールズとのツーマンライブで、渋谷CLUB QUATTROの35周年イベントを盛り上げました。
また、2023年3月22日に放送されたJ-WAVEのラジオ番組「ALL GOOD FRIDAY」内でも、パーソナリティのLiLiCoや稲葉友が離婚伝説を絶賛。
さらに、2024年1月14日放送のテレビ番組「関ジャム 完全燃SHOW」では、ゲスの極み乙女のギターボーカルなどで活躍する川谷絵音が離婚伝説の名前を挙げたことで、音楽好きからの関心を集めています。
離婚伝説のバンド名の由来は?
衝撃的なバンド名は、1978年にリリースされたマーヴィン・ゲイのアルバム「Here, My Dear」の邦題が「離婚伝説」だったことに由来します。マーヴィン・ゲイは、ポップ・ミュージックの歴史に名を残すソウルシンガーであり、離婚伝説というバンド名にすることで、2人のルーツにソウルミュージックがあることを示そうと考えたのだとか。
また、なにより「離婚伝説」というインパクトの大きなフレーズが、フックになるのを狙ったとも話しています。
2人の狙い通り、バンド名をきっかけに興味を持った人も多いのではないでしょうか。
離婚伝説メンバー年齢や出身地などプロフィール紹介
離婚伝説の活動や名前の由来がわかったところで、ここからはメンバー2人のプロフィールを深掘りしていきましょう。離婚伝説の土台となっているそれぞれの好きな音楽ジャンルや趣味など、バックグラウンドも要チェックです。
松田 歩
ROCKIN'ON JAPAN 2024年5月号!!
— 松田歩 (@ayumu_sic) April 3, 2024
ぜひ見てみて〜!! pic.twitter.com/nhHfK10sDv
担当パート | ボーカル |
---|---|
誕生日 | 不明 |
年齢 | 不明 |
出身地 | 鹿児島県 |
ボーカルを務める松田歩は、色気のある甘く切ない声色と、伸びの良いハイトーンが魅力です。
幼少期には数年間ピアノを習っており、幼い頃からずっと歌うことが好きだったそう。
ソウルやR&Bといったブラックミュージックを好み、中学時代にはDJもしていました。
バンド活動に関しては、離婚伝説以前もおこなっていましたが、脱退時に「今後は1人で活動しよう」と決意。
しかし、別府純と出会い「この2人でならやっていけそう」と感じ、離婚伝説結成に至りました。
古着屋に勤務していた経歴のある松田歩は、ファッションを楽しむことが趣味です。
ミュージックビデオで使用する衣装も、自らスタイリングしています。
ファッションは、自分を表現するうえで欠かせない要素だと語る松田歩。
スタイリッシュでありながら、レトロさも感じさせる2人のコーディネイトは、離婚伝説の魅力をさらに引き出しています。
別府 純
1年ぶりに写真を変えました!
— 別 府 純 (@bddygy) January 4, 2023
今年もよろしくお願いします!
Photo by @shibachan_bass pic.twitter.com/YFR7tJfGE3
担当パート | ギター |
---|---|
誕生日 | 不明 |
年齢 | 不明 |
出身地 | 埼玉県 |
別府純の奏でるギターは、ソウルミュージックを根底に感じるメロウな音色が魅力。
ブラックミュージックだけでなく、ロックやシティポップといった幅広いジャンルの音楽にマッチする洗練されたサウンドです。
その背景には、中学時代に好きになったという「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」の他「レディオヘッド」「エイフェックス・ツイン」「ビートルズ」など、個性豊かな音楽による影響があります。
ギターを始めたのも中学時代。
リサイクルショップでギターを購入して以来、ずっと弾き続けているといいます。
そんな別府純の音楽以外の趣味は、映画です。
名作はもちろん、B級作品まで隔てなく何でも見ると語る別府純。
そんな彼がプロデュースするミュージックビデオは、クオリティが高く、個性的な魅力たっぷりです。
離婚伝説メンバーのセンス溢れる人気曲を紹介
離婚伝説は、2024年3月20日にファーストアルバムをリリースしました。アルバムタイトルは、その名も「離婚伝説」。
バンド名を冠したアルバムには、愛をテーマにした数々の名曲が収録されています。
そのなかから、おすすめの人気曲を紹介しましょう。
愛が一層メロウ
離婚伝説の記念すべきファーストシングル「愛が一層メロウ」。
透き通るような松田歩のファルセットと、別府純の軽快なカッティングギターが爽やかな1曲です。
バンド名とのギャップに驚いた方もいるかもしれません。
楽曲の特徴は、なんといってもタイトルになっているフレーズ「愛が一層メロウ」を12回も繰り返すサビでしょう。
ポップでキャッチーなサウンドに「口ずさみたくなる」との声も多く、離婚伝説の2人もリフレインの重要性を再認識したと話しています。
ミュージックビデオのクオリティにも注目です。
メルヘンを捨てないで
「メルヘンを捨てないで」は、離婚伝説にとって2作目の配信シングルです。
「海老みたいな靴、履いて踊ろう」という個性的な歌詞のサビで始まる楽曲は、松田歩の切なげで柔らかな声が印象的です。
制作は、メルヘンチックな楽曲を作りたかったと語る別府の弾き語りのデモでスタート。
宅録によるサウンドも、ノスタルジーな曲の雰囲気とマッチしています。
ミュージックビデオは逆再生を活かした映像で、そのユニークな演出から、何度も見たくなるような動画になっています。
スパンコールの女
「スパンコールの女」は、2023年にリリースした初のEP「愛が一層メロウ」に収録されている楽曲です。
サウンドとミュージックビデオともに、スタイリッシュで洗練された印象が特徴的な1曲で、先述の2曲とはまた違った一面を見せています。
サビ終わりの松田歩のハイトーンは圧巻。
クールな表情のなかに時折見え隠れする、エモーショナルな表現に魅了されるでしょう。
ギターのリフも心地よく、ずっと聴いていたくなるようなサウンドです。
あらわれないで
ファーストアルバム「離婚伝説」に収録されている「あらわれないで」は、爽やかさとウェットな雰囲気を持ち合わせた、疾走感のある1曲です。
80年代を思わせるシンセサイザーの音色がどこか懐かしく、世界的にもブームを迎えているシティポップの要素が強く感じられます。
年代性別に関わらず、多くの人の心に響くサウンドで、ライブの定番曲の1つになりました。
歌詞の内容も、離婚伝説らしい王道のラブソングになっています。
離婚伝説はメンバーにも歌詞にも独特な魅力たっぷり!今後の活動から目が離せない
離婚伝説は、新曲「本日のおすすめ」がアニメのエンディングソングに抜擢されるなど、これからの活躍が期待されるアーティストです。楽曲は、どれもレトロ感と現代的なサウンドがミックスされた、心地よいポップソングばかり。
セルフプロデュース力にも優れた2人が、メジャーデビューを経てどのように進化していくのかも楽しみです。
離婚伝説の独特の世界観から、今後も目が離せません。