ちゃんみな初のアニメ主題歌で伝える仕事への見方
2025年4月30日に配信リリースされたちゃんみなの『WORK HARD』は、ディズニープラス スター オリジナルシリーズ『BULLET / BULLET (バレット / バレット)』の主題歌として書き下ろされた楽曲です。『BULLET / BULLET (バレット / バレット)』は、盗み屋として活動する少年・ギアが謎の少女・ノアからの依頼で世界を揺るがす“秘密”を盗んでしまい、壮大な戦いに身を投じていくノンストップアクション。
ちゃんみな初のアニメ主題歌となる『WORK HARD』は朴性厚監督と打ち合わせをして制作されたもので、「ある種私自身への応援歌、頑張って努力を続けている方への応援歌」と語っています。
MVでは疾走感あふれるトラックとともに様々な仕事をするちゃんみなの姿が印象的で、沢村一樹・竹内力・那須川天心といった豪華なゲストの出演など見どころが満載です。
タイトルの「WORK HARD」とは「一生懸命働く」ということ。
多方面で働き続けるちゃんみなからのメッセージが詰まった歌詞の意味を考察していきましょう。
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God 今 good spot
私 won't stop
あいつにはわかんないよね
How to get 良い job
そんなのねぇよ
2025
争う暇あるんだったら
働けばいいじゃん
≪WORK HARD 歌詞より抜粋≫
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ちゃんみなはこれまで頑張ってきた結果、今自分が「good spot (良い場所)」にいると感じているため、これからも止まるつもりはありません。
ある人々は楽をして結果を得られる「良いjob」の入手方法をいつも探しています。
しかし、ここでは「そんなのねぇよ」とストレートに否定しています。
それは努力をしなければ得られないものがたくさんあることを知っているからです。
さらに「争う暇あるんだったら 働けばいいじゃん」と率直な言葉を投げかけて、時間を無駄にせず結果を得るために行動しろと苛立ち混じりに活を入れています。
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みんなしすぎ勘違い
何にもせずに羨ましい
私もアレが欲しい
What can I do now
≪WORK HARD 歌詞より抜粋≫
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世の中は「勘違い」であふれています。
SNSを見ると何もしていない人が成功しているように見えて、「何にもせずに羨ましい 私もアレが欲しい」と羨んでしまう人は多いでしょう。
しかし、自分に見えるものだけが真実ではありません。
きっと華やかな姿の裏には見えない努力が積み重なっています。
他人がどうかではなく「What can I do now (今私に何ができるのか)」を見つめて行動することの方が大切です。
一生懸命働く自分に誇りを持て

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WORK HARD
甘くない人生は
目を覚ましなよ now
何期待してんの how
自分の人生自分でやって
≪WORK HARD 歌詞より抜粋≫
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重要なのは一生懸命働くこと。
人生は想像しているよりも甘くないから「目を覚ましなよ」と訴えてきます。
誰かに代わりに働いてもらい自分は楽したいと期待しても無駄です。
「自分の人生」なのだから欲しいものがあるなら「自分でやって」という当たり前なのに見失いがちな言葉が、ストレートに胸に刺さります。
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work work work work work work
I love it この 仕事
work work work work work work
大好き living for job
≪WORK HARD 歌詞より抜粋≫
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「I love it この 仕事」のフレーズは、人生の一部である仕事に対する愛着を表しています。
仕事というと楽しくないもの、やりたくないものと見られがちです。
しかしそれは仕事を楽しもうとしていないからであり、楽しめる仕事を見つけられていないだけです。
仕事を全力で楽しんでいるなら「living for job (仕事のために生きている)」とさえ言えます。
初めから大変さにばかり目を留めず、楽しむ気持ちで取り組めば仕事に対する見方も変わるのではないでしょうか。
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Girl I told you that I'm growing
Girl made このおっきい building
Yo what? Oh my god are you jelly?
しらねぇだろ my 歴史
お前に嫉妬する価値なし
≪WORK HARD 歌詞より抜粋≫
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自分が出した結果に驚く人たちに「I told you that I'm growing (成長してるって言ったでしょ)」と告げています。
これまで重ねてきた努力を信頼しているからこそ、その結果は当然のものだと確信が持てるのでしょう。
「building」は比喩表現で、これまで築いてきた成功を表していると思われます。
それなのにその成功についてとやかく言う人たちがいます。
だから「しらねぇだろ my 歴史」という言葉を突きつけます。
自分がどれほど頑張ってきたかを知らない人たちに否定されても、痛くも痒くもありません。
嫉妬の気持ちが生まれるのは、自分よりも他人の方が恵まれていると感じるからです。
彼女は自分が持っているものに誇りがあるため、何もせず口だけの「お前に嫉妬する価値なし」とはっきりと批判する様子が痛快です。
自分の幸せは自分で掴む

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You look fancy
そりゃそうかかってるから money
お前らじゃ追いつけない 美 美
私は get money, get body, get real
≪WORK HARD 歌詞より抜粋≫
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「You look fancy (おしゃれだね)」と言われる彼女は「そりゃそうかかってるから money」と正直に語ります。
さらに「私は get money, get body, get real (お金を得て、体を得て、現実を得る)」とも告げています。
お金はいらないなんて綺麗事は言いません。
それは自分の努力に対する正当な報酬だからです。
一生懸命働いてお金を得たら自分自身はさらに磨きがかかり、さらに大きな成功という現実を手にできるでしょう。
他人に嫉妬し批判ばかりする人たちは、目的を持って働く女性の美しさには到底追いつけません。
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なんかしてるやつより
何もしてないやつが有利
そんな奴ほどなぜか口開いたら
Ew ew ew 辛い辛い辛い
≪WORK HARD 歌詞より抜粋≫
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世の中を見てみると、不思議なことに「なんかしてるやつより何もしてないやつが有利」に思えることが多々あります。
「そんな奴ほどなぜか口開いたら Ew ew ew 辛い辛い辛い」と文句ばかりです。
そうした様子を繰り返し目の当たりにしていると、自分の努力が無駄なことのように感じてしまうかもしれません。
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甘くない人生は
目を覚ましなよ now
何期待してんの how
弱者救済?なんでなんで?
≪WORK HARD 歌詞より抜粋≫
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しかし、ちゃんみなは「甘くない人生は」と努力の価値を認めてくれています。
何もしていないのに「弱者救済」を求める人を馬鹿げていると感じていることが伝わってきますね。
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すぐパワハラってさ
パワーない君はどうなん
あぁ悪くないって言いたいんだ
こっちも好きで強くなったわけじゃないからさ
≪WORK HARD 歌詞より抜粋≫
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世の中では何かあれば些細なことでも「すぐパワハラ」と非難します。
ここでは反対に「パワーない君はどうなん」と問いかけています。
パワハラを認めるわけではありませんが、それに歯向かう力もなく立ち向かう努力もせずに相手を悪者にするのは間違いです。
意思が強く言葉がストレートな人は強いと思われがちです。
しかし「こっちも好きで強くなったわけじゃないからさ」とあるように、心の中には様々なものを抱えています。
だから誰もがそれぞれの状況で一生懸命働くことこそが、自分の幸せにつながるということを教えてくれます。
モチベーション爆上がりのパワフルな応援ソング!
ちゃんみなの『WORK HARD』は、一生懸命働く人を認め鼓舞する応援ソングです。努力が報われないように感じるとしても、その努力は自分を強くしいつか必ず成功へと導いてくれます。
頑張り続ける力が出ないときには、『WORK HARD』を聴いてモチベーションを上げましょう!