夏をもっと熱くする新曲のモチーフは“向日葵”
2025年6月9日に配信リリースされたHANAの『Burning Flower(バーニングフラワー)』。5月3日に「VIVA LA ROCK 2025」STAR STAGEに出演した際にサプライズ披露されてから、バニフラの略称で親しまれています。
HANAといえば、リリース楽曲にメンバーの好きな花が関係しているのではないかとファンの間で話題に。
たとえば『ROSE』はMOMOKAが好きな「薔薇」、『Drop』はCHIKAが好きな「蓮」をそれぞれモチーフにしていると考えられます。
本作のタイトルに冠されている「Burning Flower」は、直訳すると“燃える花”。
KOHARUとMAHINAが好きな「向日葵」は“情熱”の花言葉を持つ夏の代名詞であり、太陽に向かって黄色の花びらを大きく広げる姿がまさに燃えているかのようです。
ジャケットイラストでは炎の中でも凛と咲く向日葵が描かれており、本作では向日葵がモチーフになっていることが読み取れます。
MVは火柱に囲まれた中で踊る情熱的なダンスパフォーマンスシーン、ビジュアルの良さと表現力の高さで強いインパクトを残すソロシーンやプールシーンなど見どころ満載です。
自身の想いを力強く表現するHANAが本作ではどのようなメッセージを歌っているのか、歌詞の意味を考察していきましょう。
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You know, you know I'm the hottest one tonight
燃えてるフロア like burning this
誰彼触れない 熱いから
炎よ 止まるないつまでも
≪Burning Flower 歌詞より抜粋≫
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冒頭の「You know, you know I'm the hottest one tonight(知ってるでしょ、今夜一番熱いのは私)」のフレーズから、彼女たちのみなぎる自信が伝わってきます。
「燃えてるフロア」とあるように、そのステージは魂がこもっていて情熱的です。
圧巻のパフォーマンスでファンを魅了するHANAは、灼熱の日差しをもろともせず咲き誇る向日葵のよう。
強烈なインパクトがあるため、「誰彼触れない」存在です。
しかし、万人に受け入れられることよりも自分自身を表現することを大切にしているからこそ、リスナーはHANAのパフォーマンスに魅了されるのでしょう。
フロアに響くのは大きな歓声だけ

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このmusic yeah we do music
高級品 too expensive
You know 私が歌えば
熱くなってくフロアが
誰も追いつけないとこまで高くなってく
this flower
≪Burning Flower 歌詞より抜粋≫
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この部分では、自分たちの音楽は「高級品」のように価値があると自信を持っていることがわかります。
自分が歌えばフロアが「熱くなってく」ことを実感しているからです。
それでもこれはほんの序章で、ここからさらに「誰も追いつけないとこまで高くなってく」つもりです。
「this flower」という単純なフレーズにも、これがHANAというグループの在り方だという強い想いが感じられますね。
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You know what, what is hot
掻っ攫うフロア
You are hot? Well you are
争いーはなしだ
We working めっちゃマジ
We trying 毎日
違うレベルでは絶対に
争いは起きないらしい
≪Burning Flower 歌詞より抜粋≫
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素晴らしいものを目にしても、自分の感性と違うと退けたり、他人の目を気にして素直に受け入れられなかったりする人がいます。
しかし、HANAのパフォーマンスは人々の様々な感情さえ呑み込むほどの威力があります。
自分の方が「hot」だと言う人がいるなら、それを否定して争うつもりはありません。
とはいえ、ほかに魅力的な人がいるからといって、それが自分たちを魅力的でないと卑下する理由にはならないでしょう。
「We working めっちゃマジ」とある通り、プレデビューから数えてもたったの5ヶ月で3曲をリリースし、多くのメディアに露出して大忙しのHANA。
毎日が挑戦の連続で壁にぶつかることもあるはずですが、懸命に打ち込んでいます。
そうした自分の努力に誇りを持っているからこそ、自分こそが一番「hot」だと言えます。
「違うレベルでは絶対に 争いは起きないらしい」という言葉からも、自分たちを批判するだけの人たちと同じレベルに落ちる気はないことが示されていますね。
プロデューサーのちゃんみなが伝えてきた“清く、正しく、美しく”の気高い精神がしっかりと根づいていることが見て取れます。
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みんななんかくっちゃべって聞こえない
歓声が大きすぎて聞こえない
誰がどうとか何がこうとかくだらない
熱い熱い熱い みんな熱くない?
もっと熱くしたい
≪Burning Flower 歌詞より抜粋≫
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「歓声が大きすぎて」、誰かが「なんかくっちゃべって」いるアンチコメントなんてもはや聞こえません。
「誰がどうとか何がこうとかくだらない」と思っているため、そのような悪い言葉ではなく歓声だけに注目しているようです。
自分たちと一緒に盛り上がってくれる人たちを「もっと熱くしたい」という想いで、全力のパフォーマンスを続けます。
誇れる魅力があるからただやる事やればいいの

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You know my name, you know
誰がhottest one
Let them know who that is
≪Burning Flower 歌詞より抜粋≫
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このパートでは「私の名前分かるでしょ?誰が一番イケてるか、みんなに分からせてあげよう」と歌っています。
周囲を巻き込みながら高みに上っていくHANAの自信と情熱が伝わってくる熱いフレーズです。
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I'm the hottest one
HOT HOT
あちちちちち
HOT HOT
あちちちちち
Burning flower
あちちちちち
あっちーあっちー
あっちーあっちー
≪Burning Flower 歌詞より抜粋≫
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この楽曲は、サビで繰り返される「あっちー」のフレーズが特に印象的です。
彼女たちがもたらす熱気の強さがどれほどのものか、容易にイメージできるでしょう。
HANAは触れば火傷しそうなほどの熱を持っていながら、追いかけずにはいられない魅力があります。
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まだスタートお金はないけど
この声は billion
富も名声もお金も後に付いてくるの
追い求めずただやる事やればいいの you know
いつか稼ぐbillion だけど分ける金も愛も
≪Burning Flower 歌詞より抜粋≫
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アーティストとしては「まだスタート」したばかりで、お金はありません。
それでも自分の声は「billion(10億)」もの価値があると断言できます。
自分の強みに自信を持って表現し続けていれば、「富も名声もお金も後に付いて」きます。
大切なのは「ただやる事やればいい」という精神で行動することです。
いつか本当に10億円を稼ぐ日が来ても、お金も愛も人に分けるつもりです。
富や名声を必死に追い求めている人は、このような境地に達することはできないでしょう。
こうした心の余裕があるからこそ、人々はHANAに惹きつけられるのかもしれませんね。
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嫌なこと言わないから今のうち
こっちにきな 私の手に kiss me
見分けろ 誰が味方か
誰が1番熱いか
貰った恩は倍で返す
世界中回す 付いてきな
≪Burning Flower 歌詞より抜粋≫
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まだHANAの魅力を知らない人たちに向けて、「今のうち こっちにきな」と誘っています。
彼女たちは“NO”を突きつけられて苦しんだ過去があるため、同じように苦しんでいる人の強い「味方」です。
「貰った恩は倍で返す」とあるように、受け入れてくれたら必ず幸せにすると決意しています。
「世界中回す 付いてきな」という力強い約束と招きの言葉がかっこいいですね。
HANAの“あっちー”曲で盛り上がろう!
HANAの『Burning Flower』は、アーティストとしての現在地点を表現しつつ、未来への確信も込められたパワフルな楽曲です。自分たちの持つ魅力に自信を持ち、自己肯定感を高めながら全力でパフォーマンスする彼女たちの姿には、世代や性別関係なく多くの人が惹きつけられています。
リスナーの心を強め、前進するよう後押ししてくれるような情熱的な歌詞に力をもらえるでしょう。
ファンの間で考察されているようにHANAの楽曲がメンバーの好きな花をモチーフにしているとすれば、次作以降ではNAOKOの「ジャスミン」、JISOOの「カスミソウ」、YURIの「ユリ」になぞらえた楽曲がリリースされると思われます。
次はどのような楽曲で楽しませてくれるのか、HANAの今後の活躍からも目が離せません!