指原莉乃作詞のあま~いキャンディソング
『とくべチュ、して』は、2025年2月26日にリリースされた=LOVEの18枚目のシングルです。作詞は指原莉乃が担当。
恋する女性の独占欲やわがままをポップでキュートに描いています。
女性は、好きな男性にとって、いつも特別な存在でいたいもの。
でも、わがまま言ったら嫌われちゃうんじゃないかな?と心配がつきません。
そんな恋する気持ちを素直に表現した歌詞は、多くの女性の支持を得るでしょう。
女性のかわいいわがままを、男性には大きな心で受け止めてほしい。
『とくべチュ、して』は、恋する女性のかわいい気持ちがたっぷりつまった、あま~いキャンディソングです。
私だけを見てほしいという願望

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「とくべチュ、して?」
Oh baby「I love you」じゃ足りない
一番 大事がいい
君が作るオリジナルの
特別、チューして。
≪とくべチュ、して 歌詞より抜粋≫
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『とくべチュ、して』のタイトルは、特別とチュ―(キス)をかけわせたもの。
あなたにとって特別な私になりたい。
そして特別なチューをしてほしい、という女性の気持ちがあふれています。
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眩しくって 目が覚めて
愛おしく思ってよ
眠り姫のように 優しく口付けて
≪とくべチュ、して 歌詞より抜粋≫
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目が覚めたら、まっさきに私のことを愛おしく思ってほしい、という願望。
「眠り姫」は、グリム童話に出てくるお姫様。
永い眠りの中にいたお姫様は、素敵な王子様のキスによって目を覚まします。
女性はいつの時代も、王子様に憧れを感じるのかもしれません。
まだ眠りの中にいる私は眠り姫、王子様の様に優しいキスで起こしてね、というロマンチックなシチュエーションが描かれています。
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私のこと 独占して
君だけのモノになってもいい
なんでもある日の
「なんでもない」気付いてね
≪とくべチュ、して 歌詞より抜粋≫
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「君だけのモノになってもいい」という歌詞には「あなただけのモノになりたい」という気持ちが隠れています。
なぜなら、この歌詞の前に「私のこと独占して」とあるから。
ちょっと上から目線の表現がキュートに感じます。
「なんでもない 気付いてね」の歌詞は、作詞・指原莉乃の女性ならではの感性かも知れません。
女性が言う「なんでもない」は、本当は「なんでもある」なのです。
だから、私が「なんでもない」という時は「なんでもある」のだから、そこを突っ込んで、もっと聞いてよ、気付いてよという本音が隠れています。
男性には、もっと踏み込んで心配することを心がけてほしい部分なのです。
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私のこと 独占して
君だけのモノになってもいい
なんでもある日の
「なんでもない」気付いてね
≪とくべチュ、して 歌詞より抜粋≫
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「あなたの特別になりたい」があふれた、キュートな歌詞が並びます。
「リボン結び」はほどけやすいもの。
でもしっかりと二重結びや蝶々結びをすることでほどけにくくなります。
「ほどけないリボン結び」で、あなたと私の小指をキュッと縛って一生一緒だよ、という女性の願いが描かれています。
「運命の赤い糸」をご存知ですか?
いつか結ばれる男女は、生まれつき赤い糸で小指がつながっているというもの。
「眠り姫」であったり、「小指のリボン結び」であったり、指原の古風でロマンチストな部分が表れている歌詞ではないでしょうか。
彼への尊敬のまなざし

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あまあまな君なのに
広い街 吸い込まれ
戦う姿に 大きいはなまるだね
≪とくべチュ、して 歌詞より抜粋≫
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愛する彼への尊敬のまなざしが向けられた歌詞です。
二人きりの時には見せない厳しい顔。
仕事で戦っている姿は、私に向けるあま~い顔とは別人のよう。
そんなギャップに、ますますメロメロになっている女性の姿が浮かびます。
「好きなところ、優しいとこ。嫌いなとこも、優しいとこ。」
私だけに優しくしてほしい、独り占めしたい、という願望が描かれています。
優しい人は、基本的に誰にでも公平に優しいもの。
でも、私だけに優しくて他の人には冷たかったら、それはそれで嫌な人間ですよね?
恋する女性がジレンマを感じる部分です。
「優しい」というのはなんと罪作りなものなのでしょうか。
ウサギは寂しさに弱い?

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ねえ もっと Give me more love
私のため 生きてほしいんです
だから ウサギと私は
寂しくさせないで
そんなんじゃ束縛じゃないわ
苦しいのが好き
≪とくべチュ、して 歌詞より抜粋≫
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「私のために生きてほしい」「もっと束縛されてもいい」という、彼への愛が止まらない。
「ウサギと私は寂しくさせないで」の歌詞、なぜ突然ウサギ?
実は、日本には「ウサギは寂しいと死ぬ」という都市伝説があります。
しかし、これには全く根拠がなく、ドラマのセリフやヒット曲の歌詞によって広まったもの。
ウサギの見た目のかわいらしさと相まって広まった噂ですが、本来、大人のウサギは単独行動を好むもの。
そして、意外と荒々しい部分も持っている動物。
「とくべチュ、して」の歌詞によって、ウサギの都市伝説がまた広まってしまうかも?
しかし、利発な指原莉乃ですから、あえて歌詞にいれたのでは、と考察します。
与えることのたいせつさ

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君は神様が作る
奇跡のようなヒト
拗ねた顔も その寝顔も
守ってあげるね
≪とくべチュ、して 歌詞より抜粋≫
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これまで、彼に私を愛してほしいと求めていた愛。
この部分の歌詞では「守ってあげるね」と与える愛を表現しています。
「もっともっと」と求めていた愛を、自らもきちんと与えることのできる女性。
恋愛は一方的では成立しないもの。
お互いが愛を与えあってこその関係です。
彼を「奇跡のようなヒト」と讃え、愛を与えられる女性だからこそ、彼に愛される。
誰かの特別になりたいなら、求めるだけでなく与えることがたいせつ。
そういったことが描かれた部分ではないでしょうか。
「とくべチュ、して」は特別とチューをかけあわせた彼への愛が止まらないキュートな楽曲
=LOVEの『とくべチュ、して』は、彼の特別になりたい、特別なチュー(キス)を私だけにしてほしいという、女性の願望が描かれたキュートな楽曲です。彼への愛が大きいほど、ともすれば重くなりがち。
でも、自らも愛を与えることのできる女性だから、彼もかわいいわがままを許してくれそう。
明るくキャッチーなメロディーが、恋する女性のキラキラ感を演出します。
恋する女性の共感を得ること間違いなしの歌詞に注目して聴いてみてください。