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櫻坂46「港区パセリ」歌詞の意味を考察!それはただの添え物じゃない?

櫻坂46の12thシングルBACKSメンバーによる大人びた世界観が話題の楽曲『港区パセリ』。未知との出会いに翻弄される主人公の胸の内を描いた歌詞の意味を紐解きます。

BACKSメンバーが歌う大人の恋愛ソング

港区パセリ』は、2025年6月25日発売の櫻坂46の12thシングル『Make or Break』TYPE-Aに収録されているBACKSメンバー楽曲。

センターを務めるのは、今回が自身二度目のBACKSセンターとなる三期生の石森璃花です。

MVは『Nightmare症候群』を手がけた村上俊が監督を務め、モノトーンのシックな衣装とカーキを基調とするデニムコーデが、これまでのBACKS楽曲とは一線を画す大人びた世界観を作り出しています。

「港区パセリ」というタイトルにどのような意味が込められているのか、さっそく歌詞を考察していきましょう。
▲櫻坂46-港区パセリ【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

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そういうシーズンだなんて
そんな思いもよらなかった
ずっと一度も聞いたことない
何かが始まるのか?

それはなぜか ドキドキさせる(wo oh)
不思議なフェロモンのようで
みんな一同に興奮する(興奮する)
Wow something
≪港区パセリ 歌詞より抜粋≫
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どんなものにも適切な時期や旬、つまり「シーズン」があります。

主人公は今が何かの「そういうシーズン」であることに気がついたようです。

「ずっと一度も聞いたことない」とあるようにそれまで縁がなかったものですが、戸惑いながらも「何かが始まる」ようなポジティブなイメージを感じ取っています。

続く部分を見ると「それはなぜか ドキドキさせる 不思議なフェロモン」のような力を持っています。

それにより「みんな一同に興奮する」ほど人の心を掴んでいることが分かるでしょう。

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君に誘われる(Kind of)
初めての経験(Kind of)
不意のキスより 刺激的な
ビリビリ痺れる そんな恋をしようよ
≪港区パセリ 歌詞より抜粋≫
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主人公に訪れたのは恋のシーズン。

前兆もなく突然恋に落ち、これから何が起こるのか分からないものの未知の期待に胸の高鳴りを感じます。

「君」への恋心に誘われ、初めての経験に進むのは緊張の瞬間です。

それでも「不意のキスより 刺激的な ビリビリ痺れる そんな恋をしようよ」とあるように、単純な恋ではなくほかでは味わえないような刺激に満ちた恋をしたいと思っていることが伝わってきます。

まだ恋を知らなかった少年の、大人の恋が始まる予感がします。

“港区パセリ”って何?


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You know! You know!
有能な才能は Unknown
I gotcha! I gotcha!
めちゃくちゃ
≪港区パセリ 歌詞より抜粋≫
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「有能な才能は Unknown」というフレーズは、自分の才能には未知の可能性があるとの確信を持っていると読み取れるでしょう。

「You know!」と繰り返されている点は、「君」の才能にその人自身が気づいているという意味にも、主人公の才能に気づいてくれている人がいるという意味にも取れそうです。

恋で心は「めちゃくちゃ」に乱されながらも、新しい展開に理解を示していることが感じられます。

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誰かが言ってた港区パセリ(wo oh)
まるで暗号みたいなその言葉(wo oh)
君だけがわかってて 微笑んでるだけ
僕は知らないんだ(それが何かって Mystery)

どういう意味なのか?港区パセリ(wo oh)
僕には見当もつかないよ(wo oh)
野菜がどうしたのか?
好きか?嫌いか? どっちなのか I'm not sure!
それは 花山椒
それは 花山椒
≪港区パセリ 歌詞より抜粋≫
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サビでは、タイトルにもなっている「港区パセリ」のフレーズが登場します。

「まるで暗号みたい」と表現しているため、主人公はその言葉を聞いたことがなかったようです。

一方、「君」はその言葉も意味も「わかってて 微笑んでるだけ」。

答えを教えてくれるわけでもなく、主人公は知らないフレーズに混乱しています。

「港区」というと、都会的で洗練されたイメージを受けるでしょう。

反対に「パセリ」は常に料理の脇役で、単なる添え物のイメージを持っている方も少なくありません。

対照的な言葉が合わさった「港区パセリ」の意味は、サビの最後で「それは 花山椒」と明かされます。

花山椒は山椒の花の部分のことで、蕾の状態で摘み取って食用として用いられる香辛料です。

山椒ほど辛味は強くなく香りや食感が楽しめるとされていますが、市場ではあまり流通しておらず目にする機会は少ないでしょう。

実は花山椒は、不作と高騰の影響で飲食界では“港区のパセリ”という異名がついています

歌詞のとおり、人に教えられて驚いた方もいるのではないでしょうか。

このシーンは好きな人の謎めいた言葉に翻弄される様子を描いていると思われます。

そして、花山椒の持つ刺激的な風味と恋の刺激を重ね合わせていることも見えてきますね。

また、パセリと花山椒はどちらもメイン食材の引き立て役のイメージでありながら、食べてみれば独特な個性を持っていて、料理に彩りを添えてくれます。

このことから、BACKSメンバーの存在の重要性も示していると考えられます。

シングルで選抜メンバーが輝くのは当然ですが、BACKSメンバーが支えているからこそ楽曲はさらに素晴らしいものとして完成します

BACKSメンバー曲として『港区パセリ』を歌うことにより、自分自身の価値を改めて認め、応援してくれるファンに対する感謝を示そうとしているのではないでしょうか。

未知との出会いで世界が変わる


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街では噂なんだって
当たり前のことらしいよ
誰もがみんな求めていると
後からわかったんだ

それは見たことない(Rumor)
幻の存在(Rumor)
Too expensive 手に入らない
君の悪戯に まんまと引っかかった
≪港区パセリ 歌詞より抜粋≫
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街ではすでに「当たり前のこと」になっていて、「誰もがみんな求めている」という“港区パセリ”。

しかし主人公にとっては見たことがない「幻の存在」で、高級すぎて手に入りません。

見たことがないからこそ想像ばかりが膨らみ、自分だけが知らない疎外感で切ない気持ちも湧き出てきます。

いつまでも夢中になってこのことを考えている自分を「君の悪戯に まんまと引っかかった」と表現しています。

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No way! No way!
臆病と悟られず My way!
Go ahead! Go ahead!
Do my best!
≪港区パセリ 歌詞より抜粋≫
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気になる港区パセリの存在と同じように、心の中で「君」の存在が大きくなっているのでしょう。

未知の領域に踏み込むのは不安が付きまといますが、「臆病と悟られず」一歩踏み出してこの恋を進展させたいと強く願っています。

そのためにベストを尽くそうとする懸命な姿が垣間見えますね。

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初めて手にした港区パセリ(wo oh)
忘れられないその名の響き(wo oh)
一口だけでも 世界が変わる
何が 起きたんだ(舌が麻痺する OMG)

食べていいのか?港区パセリ(wo oh)
それとも 食べてはいけないのか?(wo oh)
頭が スッキリする
絶対 絶対 依存しそうな What's this?
≪港区パセリ 歌詞より抜粋≫
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そしてついに主人公が港区パセリと出会うときがやってきます。

「一口だけでも 世界が変わる」という言葉から、未知との出会いによって感じる驚きや楽しさが読み取れるでしょう。

未だに食べていいのか不安になっていますが、「頭がスッキリする」のを感じ「絶対 絶対 依存しそう」な予感がしています。

これは恋の経験によってもたらされた感動を表現していると解釈できそうです。

踏み出す前は近づいていいものかと戸惑っていたものの、いざ勇気を出して恋心に身を任せると世界が広がったように感じます。

少し危険な魅力に引き寄せられていく主人公の理性と本能がせめぎ合う様子が伝わってきます。

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知らなければ 知らなくていい
世の中の知らないこと
君と一緒に味わってしまった 共犯意識
恋に似ている
≪港区パセリ 歌詞より抜粋≫
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世の中には「知らなければ 知らなくていい」こともたくさんありますが、一線を越えて「君と一緒に味わってしまった」からには知らなかった頃には戻れません。

背徳的な気持ちになりながらも秘密を共有している喜びもあります。

その恐れも乗り越えて先に進みたくなる気持ちが、恋の本質なのかもしれませんね。

BACKSメンバーの魅力を味わい尽くそう!

櫻坂46のBACKSメンバー曲『港区パセリ』は、未知への戸惑いや驚き、知らないことを知ることで得られる喜びが表現されています。

食事も恋も、味わえば味わうほどに新たな世界が広がっていくものです。

いま知っているものだけで満足せず、この曲でBACKSメンバーの魅力をさらに味わってくださいね。

2015年、乃木坂46に続く「坂道シリーズ」第2弾グループ・欅坂46として結成。2020年10月より櫻坂46に改名して活動をスタート。 クリエイティブに向き合う姿勢やストイックなダンスパフォーマンス等の姿勢から多くのクリエイターから共感を呼び、共に作品や楽曲を体現している。作品を発表する度に···

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