何かがこちらを見つめている
Snow Manが2025年7月23日に約1年ぶりとなる12thニューシングル『SERIOUS(シリアス)』をリリース。タイトル曲の『SERIOUS』は、渡辺翔太が主演を務める映画『事故物件ゾク 恐い間取り』の主題歌に起用されています。
映画とリンクするミステリアスな雰囲気を持ちながらも、スタイリッシュなサウンドとベースラインのグルーヴ感に惹きつけられる中毒性の高いR&Bダンスナンバーです。
MVは謎めいた洋館を舞台に、ホラーをポップに表現する世界観とダンスがクセになります。
どのような情景を歌っているのか、さっそく歌詞の意味を考察していきましょう。
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息は Silent
闇の匂いに紛れて
"気づいてくれるかな"
鼓動が Pace up
視線の先には異変が
目があえばもう逸らせない
≪SERIOUS 歌詞より抜粋≫
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冒頭の歌詞からすると、主人公は得体の知れない存在です。
「闇の匂いに紛れて」息を潜めています。
「気づいてくれるかな」のフレーズから、闇の中で様子を窺いながら気づいてほしいと思っていることが伝わってきます。
そして、自分の存在による緊張感で相手の鼓動が高まっていくのを感じているようです。
相手がついに目線を上げ「目があえばもう逸らせない」と、そのときを待っているのが分かります。
心を奪われてもう逃げられない

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Can't run
君はもう逃げられない
この魅力にハマる 怖いくらい
叫ぶ声が響いて 驚いて
ゾクゾクが止まらない
心ごと奪い去る
Bra ta ta ta, girl, are you OK?
≪SERIOUS 歌詞より抜粋≫
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一度興味を持ってしまったら、怖いくらいの魅力にハマってもう逃げられません。
妖しく怖いのに、その緊張感や恐怖心すらスパイスとなって心が引き込まれていくでしょう。
「心ごと奪い去る」つもりで誘惑しようとする主人公の不敵な笑みが見えるかのようです。
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We're getting serious
胸が高鳴り
止まらない熱が
忍び込むんだ Your heart
≪SERIOUS 歌詞より抜粋≫
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「We're getting serious」は「僕たちは真剣になっている」と訳せるでしょう。
初めは興味本位や怖いもの見たさで近づいたものの、徐々に互いの気持ちが強まり関係が変化していく様子が読み取れます。
そっと忍び込むように、相手の心の中にある熱が高まるのを感じます。
この言葉には、そうであってほしいという想いもあるのかもしれません。
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We're getting serious
もう逃さない
Give me that, give me that, give me that
Tonight
奪うんだ
Eyes on me in the night
叫べ 叫べ More louder (Scream)
Eyes on me in the night
震わす君を
≪SERIOUS 歌詞より抜粋≫
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繰り返される「Give me that(それをくれよ)」のフレーズから、執着めいた熱い感情が伝わってきます。
「もう逃がさない」「奪うんだ」という直接的な言葉からも、想いの強さが見て取れるでしょう。
だから自分に注目してほしいと願っています。
そうして相手が叫んだり震えたりするのを見て、自分が強い影響を与えていることを感じたいと思っていることが読み取れます。
強い愛はSnow Manからのメッセージ?

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Don't blink
眠る Midnight
脳裏に浮かんだ影
気づき始める...
惹かれてく
君はもう僕の虜になる
後戻りはもう出来ない
≪SERIOUS 歌詞より抜粋≫
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人々が何も知らずに眠る中、自分の存在に気づいたなら「Don't blink(瞬きしないで)」見てほしいと思っています。
そうすれば「君はもう僕の虜になる」と信じているからです。
相手を圧倒するような魅力と自信は、アイドルの存在と近いものを感じさせます。
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Can't stop
後ろは振り返れない
君の当たり前 壊したい
それが僕の存在の理由なんだ
≪SERIOUS 歌詞より抜粋≫
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主人公をアイドルと捉えると、「後ろ」とは過去に相手が好きだった推しと解釈できるでしょう。
自分の魅力にハマったら、当然ほかの人のことは目に入らなくなると言っているようです。
「君の当たり前 壊したい」という表現からは、アイドルに興味がなかった人でさえも自分たちの魅力でその認識を覆せるという自信を感じさせます。
そして「それが僕の存在の理由なんだ」とあり、“君を魅了するために僕はいる”という想いが示されています。
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怖がらないで
逃げても無駄さ
君の世界はもう染まっている
気づいてるはずなのに Why?
Don't look away
Look at me
You're already mine
≪SERIOUS 歌詞より抜粋≫
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自分の意に反して心が強く引き寄せられるとき、人は恐怖を感じるものです。
ここでは「君の世界はもう染まっている」から、逃げずに受け入れるようにと囁きます。
虜になっていることにもう気づいているはずなのに、なぜ抗おうとするのか不思議がってさえいます。
そして、よそ見はせずに自分だけを見てほしいと思っているようです。
「You're already mine(君はもう僕のもの)」というストレートな言葉が、主人公自身も抵抗できない強すぎる愛を感じさせます。
Snow Manの抗えない魅力を感じよう!
Snow Manの『SERIOUS』は、未知の存在と遭遇する怖さやドキドキ感が恋と重ねて表現された楽曲です。狂気的でありながらも思わず心が引き寄せられるような中毒性にきっとハマってしまうでしょう。
『SERIOUS』に込められたSnow Manの魅力に、存分にゾクゾクしてくださいね!