CENT初のドラマ主題歌はハッピーな前向きラブソング!
セントチヒロ・チッチの音楽プロジェクト・CENTが7月2日に配信リリースした『ラブシンドローム』。本田翼主演ドラマ『北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。』の主題歌のために書き下ろされた楽曲です。
主人公の北くんをシェアする3人の登場人物たちのように、自分の幸せは自分で決めようとする様々な愛の形が描かれています。
どのような内容なのか、さっそく歌詞の意味を考察していきましょう。
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どうなったっていい!
きみと僕がこうしていられるなら
繋いでいたいの
≪ラブシンドローム 歌詞より抜粋≫
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冒頭から「どうなったっていい!」と開き直っていて、主人公の豪快な様子が見て取れます。
その気持ちの裏には、大切な「きみ」の存在があります。
「きみと僕がこうしていられるなら」とあるように、愛する人と一緒にいられる尊さを感じているため、それ以外は何も重要ではないと思っているようです。
いつまでもこの関係を「繋いでいたい」という気持ちが伝わってきます。
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No way! きみが現れた
これは幸か不幸か
余白に飛び出した僕ら
この惑星はきみを軸に廻り出した
ためらわず愛そうよ
マルもシカクもイビツもラブなのです
自由に生きましょう
伝えたいの僕の鼓動
≪ラブシンドローム 歌詞より抜粋≫
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主人公はその人と出会い、「幸か不幸か」強い感情を覚えます。
「余白に飛び出した僕ら」という表現は、一般的な恋愛関係の定義から逸れていることを表していると解釈できるでしょう。
「この惑星はきみを軸に廻り出した」と思うほどに常に相手のことを考え、振り回されています。
それが世間一般の愛の在り方とは違うと分かっていても、ためらわず愛したいと思っています。
「マルもシカクもイビツもラブ」という表現からも、どのような形でも自分の心にあるものは愛だという熱い想いが感じられますね。
愛のために自由に生き、自分の気持ちに正直でいたいというポジティブな感情が読み取れます。
愛と人生は全方向正解

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もうどうなったっていい!
きみと僕はやっと出会えたんだ
マニュアルは破り捨てた
誰にも奪えないハートけどね
きみになら少しだけあげてもいいよ
ねぇいつまで繋いでいていい
≪ラブシンドローム 歌詞より抜粋≫
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主人公は、心から愛せる人とやっと出会えたのだから「もうどうなったっていい!」と思っています。
「マニュアルは破り捨てた」とあるように、世間の常識なんて無視して自分の愛を貫くつもりです。
人の心はその人だけのもので、誰にも触れられないところにあります。
それを「きみになら少しだけあげてもいいよ」と思えたなら、それは紛れもない愛といえるでしょう。
「ねぇいつまで繋いでいていい」というフレーズは、この関係をいつまで続けられるか、いつまで触れ合っていられるかという疑問が込められているようです。
愛を高らかに歌いながらも、心の中には不安や葛藤のような複雑な感情が渦巻いていることが垣間見えます。
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My way! 逃げ場所はこちら
僕らだけのfavorite home♡
夢を持ちなって言うけれど
それが偉いのでしょうか?
味わって生きましょう
酸いも甘いも不味いもお手のものです
全方向正解
しあわせと呼べる日々が
ここにあるだけで僕は嬉しいんだ
≪ラブシンドローム 歌詞より抜粋≫
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迷いがあるとき、愛する人のそばという「逃げ場所」に駆け込めば心が安らぎます。
そんな主人公に否定的な周囲の人は「夢を持ちな」と言ってきますが、世間の常識に合わせることが偉いわけではないと考えています。
誰かが通ってきた道をなぞるより、「酸いも甘いも不味いも」味わってこそ人生は楽しいものになるはずです。
「しあわせと呼べる日々がここにあるだけで僕は嬉しいんだ」と心から思っています。
時には不安を感じたり傷ついたりすることもあるけれど「全方向正解」だという力強い言葉が、全ての愛と人生を肯定してくれます。
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もうどうなったっていい!
きみと僕はやっと出会えたんだ
とびっきりのハグをして
誰にも奪えないハート見せて
もう秒で溶けてしまうわ
≪ラブシンドローム 歌詞より抜粋≫
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大切なのは、愛する人と出会い一緒にいられること。
心を開いて触れ合ったり誰も知らない一面を見せ合ったりできるなら、「もう秒で溶けてしまう」ほど幸せです。
だから結果や周囲の声によって揺れることはありません。
間違いだらけでも僕ららしくいられればいい

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はんぶんこさんぶんこじゃやだ
食べきりたくなっちゃうでしょ
平等も悪だね
33%の恋ちょっぴりはみ出してみたい
今日だけはいいでしょ
≪ラブシンドローム 歌詞より抜粋≫
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ドラマでは、3人の男女で1人の男性をシェアする様子が描かれています。
平等であることを重視していますが、本音では「はんぶんこさんぶんこじゃやだ」と思っています。
心から愛しているから、自分だけのものであってほしいと思うのは当然です。
「33%の恋」から「ちょっぴりはみ出してみたい」という願望を抱えています。
「今日だけはいいでしょ」というフレーズに、ほかの人を出し抜きたい狡さやあざとさが見えるでしょう。
その半面、今の状況を変えて踏み込むことを躊躇する臆病さも感じられます。
世間とは異なる恋愛関係にあっても、ピュアで弱い人間らしい本質を持っていることがわかります。
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もうどうなったっていい!
きみと僕がこうしていられるなら
ありのままを分かち合おうよ
僕は僕とやっと出会えたんだ
マニュアルのない人生
間違いだらけでもいい
僕ららしくいようよ
絶対明日もいい日だ
ねぇいつまで繋いでいていい
≪ラブシンドローム 歌詞より抜粋≫
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主人公はこの恋を通して本当の自分を知れたから、その「ありのまま」を分かち合いたいと願います。
人生にマニュアルはありません。
だから「間違いだらけでもいい」はずです。
それによって苦しんだり迷ったりすることがあっても、ひとつの大切な思い出として残ります。
「僕ららしく」あることを大切にすれば「絶対明日もいい日」になるから、どのようなことがあってもきっと幸せでいられます。
いつまでもこの幸せが続いてほしいという真っ直ぐな願いが心に響きますね。
「ラブシンドローム」を聴いて恋をもっと楽しもう!

CENTの『ラブシンドローム』は、まさに病気の症状のように愛によってもたらされる様々な感情を表現し、愛の素晴らしさを感じさせてくれる楽曲です。
仲原達彦監督が手がけたMVには、突然始まるロボットとの共同生活に戸惑いながらも、互いを受け入れ前向きに日常を楽しむハッピーな様子が描かれています。
ドラマやMVの映像と楽曲との親和性を楽しみながら、自分の愛について考えてみてくださいね。