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Perfume「巡ループ」歌詞の意味を考察!「ちはやふる-めぐり-」の主題歌は時と共に巡る色褪せない人生の物語

Perfumeの『巡ループ』は、ドラマ「ちはやふる-めぐり-」の主題歌。ドラマとリンクする歌詞は、夢中になれるものとの出会い、命の輝きなどがテーマです。過去と今、未来の自分がつながり色褪せずに巡る。『巡ループ』の歌詞の意味を考察します。

「巡ループ」はドラマ「ちはやふる-めぐり-」の主題歌

▲Perfume-巡ループ

Perfumeの『巡ループ』は、2025年7月10日にリリースされた配信限定シングルで、日本テレビ系連続ドラマ「ちはやふる-めぐり-」の主題歌です。

「ちはやふる-めぐり-」は、映画「ちはやふる-上の句・下の句・結び」の3作から10年後の世界を描いたドラマ。

Perfumeは「ちはやふる-上の句・下の句-」では『FLASH』を、「ちはやふる-結び-」では『無限未来』で主題歌を担当しました。

もはや「ちはやふる」の世界を表すにはPerfumeの楽曲が欠かせないと言っても過言ではないでしょう。

今回の「ちはやふる-めぐり-」は、大きな挫折を経験した主人公が、競技かるた部に入部し、顧問や仲間と共に成長していく物語。

『巡ループ』の誰もが抱える不安や、自分の居場所を見つけること、夢中になれるものと出会うこと、といった内容の歌詞が聴く人の共感を得るでしょう。

今回の記事では『巡ループ』の歌詞を考察していきます。

ドラマの世界とリンクする歌詞にも注目です。

過去・今・未来がつながるストーリー


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遠くのことばかり ずっと考えていた
未来の地図を広げ 焦る気持ちばかり
≪巡ループ 歌詞より抜粋≫
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この部分の歌詞では、未来への不安や焦りが強調されています。

不安になるのは、きっと遠い未来のことばかり考えているから。

まだ起こってもいないことを心配して、来てもいない未来に怯えて。

遠い未来への不安や焦る気持ちは誰にでもあるもの。

未来ばかりではなく「今」に目を向けると、少し気持ちが楽になるかも知れません。

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変わり続ける季節のなかで
教えてくれた この時の輝き
何かに夢中になれる 心の炎を
いのちの火花を 抱きしめて
≪巡ループ 歌詞より抜粋≫
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続く歌詞では、未来でも過去でもなく、今この時の輝きが描かれています。

変わり続ける季節の中、今この時、この瞬間が輝いているのだと、それこそが命の輝きなのだと感じる歌詞です。

それを「教えてくれた」のは、主人公にとって大切な人。

友達や家族、恋人などを想像させます。

「ちはやふる-めぐり-」の主題歌であることを考えれば、仲間や講師の存在と言ってもいいかもしれません。

夢中になれるものに出会ったことで輝く命

生きていることへの幸せや情熱を感じます。

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春の希望も 夏の涙も 秋の変わりも 冬の匂いも
それぞれ いつか 居場所を見つけて
あの日の僕たちが 巡ループ
≪巡ループ 歌詞より抜粋≫
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この部分の歌詞では、春・夏・秋・冬と四季を登場させることで、時間の流れを感じさせます。

そして、それぞれの場面での希望や涙といった局面を加えることで「あの時」の記憶を思い起こさせ、ノスタルジーな気持ちにさせます。

「それぞれいつか居場所を見つける」の歌詞には、人生でのうれしいことも、辛いことも、さまざまな経験が糧となって今の自分を創る、といった意味が込められているのではないでしょうか。

過去の自分が今に、そして未来につながるという意味を感じます。

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変わり続ける季節の先で
見つけてくれた 一瞬のまたたき
何かに夢中になれる 心の炎を
いのちの火花を 抱きしめて
≪巡ループ 歌詞より抜粋≫
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1番では「変わり続ける季節のなかで」の部分が、2番では「変わり続ける季節の先で」となっています。

その季節の先に「見つけてくれた一瞬のまたたき」とあることで、希望を感じさせます。

変わる季節の中、夢中になれるものに出会えた、この瞬間が大切なのだと気づいた主人公が、一瞬のまたたきに出会う。

夢中になり、命の火花を燃やすほど情熱を傾けているもの。

それが、一瞬でも開花する瞬間でしょう。

人生の中で輝いたと言える瞬間ではないでしょうか。

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春の不安も 夏の願いも 秋の笑顔も 冬の想いも
今でも 心を 色褪せないまま
あの日の僕たちが 巡ループ
≪巡ループ 歌詞より抜粋≫
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そして、その瞬間やその時の感情は、今も色褪せずに心に残っている。

命輝く瞬間だと感じるほどに一生懸命生きた季節たち。それは今でも心を巡る

あの日の自分が今の自分を創っている。そして、それがまた未来の自分を創る。

そうやって人生は巡るのだと伝えたいのではないでしょうか。

「巡ループ」の意味・色褪せないノスタルジー



タイトル『巡ループ』の意味。巡るとループを掛け合わせた、Perfumeらしい造語です。

ループは輪や繰り返しの意味があります。

ですが、『巡ループ』には、ただの繰り返しの意味はないと考えます。

巡る=ループしながらも、螺旋階段のように上に登っていくようなイメージです。

過去の自分や経験がループしながらも、それが色褪せないまま、今の自分を創っている。

それが糧となり、今から未来への自分へと巡っていく。

それこそが『巡ループ』なのだと考察します。

過去の自分を思う事は、決してノスタルジーではなく、今の、そして未来の自分を支える希望ではないでしょうか。

過去の記憶が蘇ることで、大切な何かを思い起こすきっかけにもなる。

「ちはやふる-めぐり-」は、女子高校生が主人公のドラマであることから、主題歌『巡ループ』は、今まさに青春時代真っ只中の人達に向けた楽曲かもしれません。

しかし、普遍的な命の輝き、過去から未来へのつながりを感じさせる歌詞は、どの世代の人にも響くのではないでしょうか。

人生の四季それぞれの色褪せないノスタルジーを感じさせながらも、前に進む希望を感じさせる『巡ループ』。

多くの人が自分を重ね合わせ、共感する部分がある楽曲ではないでしょうか。

「巡ループ」は人生の輝きを感じる歌



Perfumeの『巡ループ』は、変わりゆく季節の中で、人生の輝きを歌った楽曲だと思います。

四季の移り変わりを描くことで、ノスタルジーな気持ちになる。

しかし、それは決して色褪せることのないもの。

過去・現在・未来の自分がつながることでループが生まれる。

それは、同じ場所にとどまらず、螺旋階段のように上へと成長していく。

あの日の自分を思いながら、巡っていく。

『巡ループ』は、ノスタルジックな甘酸っぱい記憶を呼び起こしながらも、未来への希望を感じさせる歌ではないでしょうか。

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