the cabsってどんなバンド?
まず、the cabsがどんなバンドなのか詳しく紹介します。冒頭でもお伝えした通り、the cabsは2006年に結成後、2013年に一度解散しています。
その背景について詳しく見ていきましょう。
エモいマスロックで人気を博した
the cabsは鋭くエモいマスロックで人気を博した邦ロックバンド。マスロックとは「何拍子?」と思ってしまうくらい難解な拍子を複雑に組み合わせて展開するロックの一種です。
ロックの新世界を切り開いたバンドといっても過言ではなく、その他では聴いたことのないサウンドがクセになる人が続出しました。
1stフルアルバム「再生の風景」リリース後にメンバー失踪・解散
人気のさなか、1stフルアルバム「再生の風景」をリリース後にライブ活動をすべて中止します。その理由は、ギターの高橋國光と連絡が取れなくなったため、連絡が取れるようになって状況を聞くと、彼が音楽活動を続けるのは難しい状況であることがわかります。
そのため、慎重に話し合いを進め、the cabsは解散を決断します。
2025年1月9日に再結成&活動再開を発表!!
再始動は難しいかに思われたthe cabsでしたが、なんと2025年1月9日に再結成&活動再開を発表。活動再開と共に、ツアー「the cabs tour 2025 “再生の風景”」の開催が決定。
8月に東京、9月に愛知、10月に大阪で開催されるため、参加を心に決めたファンも多かったでしょう。
SNSのXでも、関連ワードがトレンド入りするほどの話題となりました。
the cabsメンバーのプロフィール
続いて、the cabsメンバーのプロフィールをご紹介します。メンバーは首藤義勝、高橋國光、中村一太の3名。
順に見ていきましょう。
首藤義勝(しゅとう よしかつ)

担当 | ボーカル・ベース |
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他名義 | 千也茶丸・元KEYTALK |
誕生日 | 1989年2月19日 |
年齢 | 36歳 |
出身地 | 埼玉県狭山市 |
血液型 | A型 |
ベースと共にボーカルを務めるのが首藤義勝(しゅとうよしかつ)。
the cabsのメンバーでありながら、KEYTALKのメンバーとしても活動しています。
ソロプロジェクトも始動しており、その場合の活動名義は「千也茶丸」です。
中学2年生の頃からギターに挑戦し始めたものの、挫折してベースを弾くようになったとのこと。
高校時代に他のメンバーと出会い、2006年にthe cabsを結成するに至ります。
高校卒業後は音楽専門学校でレコーディングエンジニアの勉強をしていたのだとか。
高橋國光(たかはし くにみつ)

担当 | ギター・ボーカル |
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他名義 | österreich(オストライヒ) |
the cabsにてギター&ボーカルを務めるのは高橋國光(たかはしくにみつ)。
シャウト担当です。
the cabsにおける大多数の楽曲の制作を行っており、2015年からは「österreich(オストライヒ)」名義でソロプロジェクトも始動しています。
精神的なコンディションの変化により、一時的に表舞台から距離を置くこととなりました。
それをきっかけにthe cabsは一度活動を終了しましたが、再結成されたことは、ファンにとって非常に喜ばしい出来事となりました。
中村一太(なかむら いった)

担当 | ドラム |
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他名義 | 元plenty |
誕生日 | 1988年11月20日 |
年齢 | 26歳 |
the cabsにてドラムを担当するのは中村一太(なかむら いった)。
手数の多いドラミングが特徴で、そのプレイは「爆撃機」とも称されます。
2014年からはplentyのメンバーとしても活動していましたが、現在は脱退しています。
2018年からドイツのベルリンに活動拠点を移し、世界へ進出を果たしている実力者です。
2025年のthe cabs再結成に伴い、再度日本を活動拠点とすると発表されています。
旧メンバー:梶間久未
the cabsには、実は梶間久未というもう一人のメンバーが所属していました。バンドの顔となるボーカルを担当していたのもあり、脱退は非常に残念な結果となったことをメンバーも言及していましたが、残念に思ったファンも多かったでしょう。
彼は2008年春頃から10月末までの半年間ボーカルとして活動していました。
the cabsのおすすめ曲
最後に、the cabsのおすすめ曲を3曲ご紹介します。10年以上前に発表されたとは思えない、新しさを感じさせる曲調に魅了されること間違いなしです。
キェルツェの螺旋
爽やかな曲調とボーカルの声が響き渡る中、手数の多いドラミングが目立つ屈指の名曲「キェルツェの螺旋」。
和やかな雰囲気の中で激しく鳴らされるドラミングが不協和音のように感じられ、クセになる人も多い曲だと感じさせられます。
短い曲であるうえ、疾走感のある曲調であることも相まって一気に走り抜けるような感覚になります。
二月の兵隊
哀愁漂う季節に聴きたくなる「二月の兵隊」。
言葉に表せない負の感情を浄化してくれるような美しさのある一曲です。
しばらく聴いていないと、ふとした時にまた聴きたくなるような世界観。
温かい湯舟に浸かってゆるやかに過去と邂逅するような、そんな時に聴きたくなる曲ですね。
anschluss
the cabsは難解な拍子だけで成り立っているわけではないと示してくれる、the cabsの中ではシンプルな一曲「anschluss」。
ギターリフが印象的で、ドラムの手数の多さに負けない存在感を示しています。
透明感のあるボーカルが際立っており、聴くだけで穏やかな気持ちになりますね。
MVを見ながら聴くことで、より儚い美しさを感じられます。
the cabsワンマンツアー「the cabs tour 2025 “再生の風景”」を8月に開催決定!
2025年1月9日に再結成を発表したthe cabs。そんな彼らは再始動と共にワンマンツアー「the cabs tour 2025 “再生の風景”」を開催すると発表しました。
先述した通り、8月に東京、9月に愛知、10月に大阪で開催されます。
本州に住んでいる人なら、いずれかの地域で参加できるはずです。
the cabsメンバーの再結成にファン大歓喜!日本の音楽シーンがまた動きだす
the cabsは当初からその実力を評価されてきた人気バンド。2013年に一度は解散を経験するも、2025年には再始動を発表しました。
彼らが織りなす音楽を、これからも聴けると思うと心が震えたファンも多かったでしょう。
日本の音楽シーンをけん引する存在といっても過言ではない彼らの今後の活躍に注目です。