ローリング・ストーンズメンバーの年齢や身長は?
ローリング・ストーンズは、1962年にイギリスで結成された世界的なロックバンドです。60年以上にわたり、第一線で活躍し続けているローリング・ストーンズの現メンバーは、それぞれが強烈な個性と才能を持っています。
ここでは、時代を築き、今もなおロックシーンの頂点に君臨する、現役メンバー3人のプロフィールを、年齢や身長といった基本的な情報とともに見ていきましょう。
ミック・ジャガー

本名 | サー・マイケル・フィリップ・ジャガー(Sir Michael Philip Jagger) |
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誕生日 | 7月26日 |
年齢 | 82歳 |
身長 | 178cm |
出身地 | イングランド |
担当 | リードボーカル |
ローリング・ストーンズの顔であり、史上最高のフロントマンと称されるミック・ジャガー。
彼の存在なくしてこのバンドは語れません。
ステージを縦横無尽に駆け回り、独特のダンスと、セクシーなパフォーマンスで観客を瞬時に虜にする姿は、まさに圧巻の一言です。
その驚異的なスタミナと表現力は、80歳を超えた今も衰えることを知りません。
彼の特徴的な大きな唇と細身の体型は、ロックスターの象徴として、世界中に認知されています。
また音楽的な才能に加え、バンドの方向性を決定づける、ビジネスマンとしての卓越した手腕も持っており、ローリング・ストーンズを世界的な巨大ビジネスへと成長させた立役者でもあります。
キース・リチャーズ

本名 | キース・リチャーズ(Keith Richards) |
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誕生日 | 12月18日 |
年齢 | 81歳 |
身長 | 177cm |
出身地 | イングランド |
担当 | リズムギター |
ミック・ジャガーがバンドの顔なら、キース・リチャーズはバンドの魂です。
彼が奏でる唯一無二のギターリフこそが、ローリング・ストーンズのサウンドそのものと言っても過言ではありません。
キースのシンプルかつ中毒性の高いリフは、世界中のギタリストに影響を与え「リフの神様」とも呼ばれています。
音楽への情熱も強く、ミック・ジャガーとの名コンビによって、多くの名曲を生み出してきました。
しかし、彼の魅力はギタープレイや作曲だけにとどまりません。
数々の破天荒な伝説や、逸話に彩られたその生き様は、世界で最もクールなロックンローラーのイメージを決定づけました。
ロン・ウッド

本名 | ロナルド・デイヴィッド “ロン”・ウッド(Ronald David "Ron" Wood) |
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誕生日 | 6月1日 |
年齢 | 78歳 |
身長 | 175cm |
出身地 | イングランド |
担当 | リードギター |
ロン・ウッドは、現メンバーの中では最も新参のギタリストです。
1974年に音楽的理由で脱退したギタリスト・ミック・テイラーの後任として、1975年にバンドに加入しました。
しかし、今や彼なしのローリング・ストーンズは考えられないほど、バンドに不可欠な存在となっています。
ローリング・ストーンズ加入後は、キース・リチャーズとの絶妙なコンビネーションで「ギター・ウィーヴィング」と呼ばれる独特のサウンドを確立。
どちらがリードで、どちらがリズムか区別がつかないほどに絡み合う2人のギターは、バンドアンサンブルに新たな次元をもたらしました。
また、彼の陽気で楽天的な人柄は、ミックとキースという強烈な個性の間で緩衝材の役割を果たし、バンド内の人間関係を円滑にする、潤滑油のような存在としても知られています。
ローリング・ストーンズの元メンバーは?
60年を超える長い歴史の中で、ローリング・ストーンズは数多くのメンバーチェンジを経験してきました。ローリング・ストーンズの元メンバーたちもまた、バンドの伝説を築き上げた重要な存在です。
バンドの創設者であり、初期のリーダーであったブライアン・ジョーンズは、マルチな音楽的才能で、初期ローリング・ストーンズのサウンドを豊かなものにしました。
1963年から2021年に亡くなるまで、不動のドラマーとしてバンドの心臓部を支え続けたチャーリー・ワッツ、そして創設期から1993年まで、堅実なベースプレイでリズムの土台を築いたビル・ワイマン。
この2人がいたからこそ、ミックとキースは自由にステージを駆け回ることができたのです。
さらに、ブライアンの後任として加入したミック・テイラー、正式メンバーから外れながらも「6人目のローリング・ストーンズ」として、長年バンドを支えたピアニストのイアン・スチュワート。
以下にまとめているように、他にも結成直後の流動的な時期に在籍したメンバーなど、多くのミュージシャンがローリング・ストーンズの歴史に関わってきました。
ブライアン・ジョーンズ (担当:リズムギター)
イアン・スチュワート (担当:オルガン)
ディック・テイラー (担当:ベース)
リッキー・フェンソン (担当:ベース)
コリン・ゴールディング (担当:ベース)
トニー・チャップマン (担当:ドラムス)
カルロ・リトル (担当:ドラムス)
ビル・ワイマン (担当:ベース)
チャーリー・ワッツ (担当:ドラムス)
ミック・テイラー (担当:リードギター)
ローリング・ストーンズってどんなバンド?

ローリング・ストーンズは、イギリスを代表するロックバンドであり、長いキャリアを通じて世界中で絶大な人気を誇り続けてきた、伝説的存在です。
1962年にロンドンで結成され、ブルースやロックンロールへの深いリスペクトを土台に、攻撃的かつ革新的なサウンドで、新しい時代を切り開きました。
そんなローリング・ストーンズについて、バンド名の由来や結成の経緯、デビュー曲についてご紹介します。
ローリング・ストーンズってどんな意味?由来は?
ローリング・ストーンズというバンド名は、ブルースの伝説的ミュージシャン、マディ・ウォーターズの名曲『Rollin' Stone』に由来。バンド結成初期、ブライアン・ジョーンズが音楽雑誌「Jazz News」の記者から電話でバンド名を尋ねられた際、部屋の床に置いてあったマディ・ウォーターズのレコードを見て、咄嗟に「ローリング・ストーンズ」と答えたというエピソードが残っています。
また「A rolling stone gathers no moss.(転がる石には苔が生えない)」ということわざには、常に動き続け、一つの場所にとどまらず、古びることのない存在という意味も。
偶然から生まれたこの名前は、結果的に60年以上も第一線を走り続ける彼らの、生き様そのものを表す運命的なものとなったのです。
ローリング・ストーンズが結成した経緯
ローリング・ストーンズの結成は、もともと幼なじみだったミック・ジャガーとキース・リチャーズが、1960年代初頭に、ロンドンのダートフォード駅のプラットフォームで偶然再会をしたところから始まりました。この時、キースはミックが手に持っていたチャック・ベリーとマディ・ウォーターズのレコードに気づき、共通の音楽的関心から会話が始まったのです。
その後、アメリカのブルース音楽に深い情熱を持っていたブライアン・ジョーンズと出会い、1962年イアン・スチュワート(ピアノ)も加わった4人で、ローリング・ストーンズを結成。
その後ビル・ワイマン(ベース)、チャーリー・ワッツ(ドラム)も加わり、ローリング・ストーンズの歴史が始まりました。
1963年『Come On』でデビュー!
ローリング・ストーンズは運命的な出会いから結成され、1963年にデビューのチャンスを掴みました。きっかけは、後に初代マネージャーとなる19歳のアンドリュー・ルーグ・オールダムとの出会いです。
彼はビートルズのマネージャーのもとで経験を積み、ローリング・ストーンズの荒々しい魅力に惹かれ契約。
ビートルズの「清潔」なイメージと対照的に「不良」イメージを戦略的に打ち出しました。
そして1963年6月、チャック・ベリーのカバー曲『Come On』でデビュー。
メンバーはブルース志向だったため、選曲に不満もありましたが、オールダムは商業的成功を優先し、結果シングルは全英21位を記録。
伝説の第一歩となりました。
ローリング・ストーンズの唇のロゴはどうやって生まれた?
ローリング・ストーンズといえば、赤い唇と突き出した舌のロゴが、世界中であまりにも有名です。
このロゴは「Lips and Tongue」と呼ばれており、バンドのアイコンとして長年愛されてきました。
ローリング・ストーンズ メンバーの個性や、バンドの反骨精神を象徴するこのロゴは、1970年に誕生。
作成を依頼されたのは、当時ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートに在籍していた、若きデザイン学生ジョン・パッシュです。
ミックに見せられた、インドのヒンドゥー教の女神「カーリー」の、口から長く突き出た舌にインスピレーションを得て作られたこの印象的なロゴは、1971年のシングル『Brown Sugar』で正式に使用されました。
ローリング・ストーンズの名曲3選!誰もが聞いたことのある曲を紹介
ローリング・ストーンズが生み出してきた楽曲は数多くありますが、その中でもロック史を語るうえで、欠かせない名曲があります。彼らの音楽は時代や世代を超えて多くの人々の心を掴み続けており、バンドの代表曲は世界中で今なお愛されています。
ここでは、ローリング・ストーンズの膨大なディスコグラフィの中から、特に誰もが一度は耳にしたことのある名曲を3つ厳選しました。
これからローリング・ストーンズを聴き始めるという方も、長年のファンの方も、改めてその魅力に触れてみてください。
Start Me Up
1981年リリースのアルバム『Tattoo You』に収録された代表曲です。
この曲は、元々レゲエ調のナンバーとして制作されたものの、最終的にはキャッチーなギターリフを持つロックンロールに仕上がりました。
キース・リチャーズによる印象的なギターフレーズと、ミック・ジャガーのエネルギッシュなボーカルが融合し、ライブでも常に盛り上がる定番ソングとなっています。
また、この曲はマイクロソフトのWindows 95のCMソングにも起用されたことで、広く親しまれ、時代を超えて愛される、ローリング・ストーンズらしいパワフルな一曲となりました。
Jumpin' Jack Flash
1968年にシングルとして発表された楽曲で、多くのファンから「ローリング・ストーンズらしいローリング・ストーンズ」と呼ばれるほど、バンドの本質を体現した一曲です。
キース・リチャーズの、歯切れよくエッジのきいたギターリフを基調に、ミック・ジャガーのワイルドなボーカルが炸裂。
社会的なメッセージを含みつつ、エネルギーあふれるパフォーマンスが、観客を熱狂の渦に巻き込んできました。
サイケデリックな時代から、よりルーツに根差した骨太なロックへと回帰する、バンドの転換点を象徴する一曲で、ライブの定番曲となりました。
ローリング・ストーンズメンバーが輝きを放つ、重要な曲のひとつとして、今なお高い人気を誇ります。
(I Can't Get No) Satisfaction
1965年にリリースされた、ローリング・ストーンズ最大のヒット曲のひとつで、アメリカとイギリスのチャートで1位を獲得し、バンドの名前を世界中に知らしめるきっかけとなった、歴史的なナンバーです。
キース・リチャーズによる独創的なギターリフ、そしてミック・ジャガーの反骨精神あふれるボーカルが特徴で、社会への不満や、若者特有のフラストレーションを生々しく表現しています。
この曲は、ローリング・ストーンズの象徴とも呼ぶべきスタンダードナンバーへと成長し、ローリング・ストーンズの個性とパワーが凝縮された、まさに時代を象徴する一曲です。
ローリング・ストーンズメンバーは時代を超えて愛されるロックな男たち!名曲に触れてその魂を感じよう
ローリング・ストーンズは、結成から60年以上を経た今もなお、世界中の音楽ファンを魅了し続けるロックの巨人です。ミック・ジャガーの特徴的な歌声とパフォーマンス、キース・リチャーズの唯一無二のギタープレイ、そしてロン・ウッドの確かな技術と存在感。
80歳前後という年齢を感じさせない彼らの情熱とエネルギーは、真のロックスピリットとは何かを体現しています。
彼らが紡いできた数々の名曲は、単なるヒット曲を超えて、時代の空気や人々の感情を映し出す鏡となり、世代を超えて共感を呼んできました。
ローリング・ストーンズの名曲に触れることで、その自由でパワフルな魂を、きっと感じることができるでしょう。
The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)は、ミック・ジャガー(Vo.)、キース・リチャーズ(Gt.)、ロン・ウッド(Ba.)、チャーリー・ワッツ(Dr.)によるイギリス・ロンドン出身のロックバンド。 1963年6月7日、チャック・ベリーのカバーであるシングル『Come On』をデッカ・レコードよりリリ···
