Billy Joel

1949年5月9日生まれ、ニューヨーク州サウスブロンクス出身のアメリカを代表するシンガーソングライター。

1971年デビューするも売れず。一時は自殺未遂を起こすほど困窮するが、コロムビア・レコードと契約し、活動を再開。73年、アルバム"ピアノマン"がゴールドアルバムとなる。ブレイクの兆しを掴みかけるが、セールスは振るわず、不遇の下積み時代が続く。

1977年、敏腕プロデューサーのフィル・ラモーンとタッグを組み、洗練されたAORの名盤「ストレンジャー」をリリース。全米3位となりシングルカットされた「素顔のままで」は、78年度グラミー賞で、最優秀楽曲賞と最優秀レコード賞に輝く、本人最大のヒットとなった。

その後もヒットを連発。シングル13曲がトップ10入りし、80年の「ロックンロールは最高さ」83年の「あの娘にアタック」89年の「ハートにファイア」は全米1位を獲得、ヒットメーカーの座を確立した。

彼は親日家としても知られ、78年以来、88年のイベントや2006年のエルトンジョンとのジョイントツアーも含み、2008年まで、11回もの来日公演を行っている。

ビリーのデビュー以来のアルバムセールスはアメリカではビートルズに次ぐ売上枚数2位、全世界で１億枚以上という破格の数字。今年5月で70歳を迎えるビリーだが、相変わらず人気は絶大で、ツアーこそしていないが2014年から続けている地元NYでのマンスリーライブは、毎回ソールドアウトの盛況で、1993年以来となるポップロックサウンドのオリジナルアルバム発表も期待される。