1960年代は東京オリンピックが開催された年で、高度経済成長期の波で当時の日本も湧き立っていました。
今でも人気のある有名な歌手やグループが活躍した時代でもあります。
この記事でわかること
1960年代のヒット曲ランキング
この時代の邦楽ヒット曲は、ロックだけではなくフォークやポップス、演歌など日本特有の音楽をベースに残しながらも、海外の音楽の影響を受けている歌手やグループも少なくは無く、経済成長の影響からか歌詞も前向きで明るいものが多いようです。
今でもテレビのCMやドラマの主題歌に使用されることがあるので、聞き覚えのあるメロディーや歌詞が多いでしょう。
ここでは当時の邦楽ヒット曲ランキングを紹介します。
青春歌謡をチェックして、ぜひカラオケでも歌ってみてください。
【1位】上を向いて歩こう/坂本九
上を向いて 歩こう 涙がこぼれないように
思い出す 春の日 一人ぽっちの夜
愛称キュウちゃんこと坂本九は歌手以外にも、タレント、俳優、司会者など多岐にわたり活動していました。
1985年に起きた日航機123便の墜落事故で帰らぬ人となった彼は、数多くのヒット曲を生み出し、全世界のレコードの売り上げ1500万枚以上の記録をのこしています。
1961年に発売された『上を向いて歩こう』は発売と同時に爆発的にヒット、3か月にわたりレコード売り上げランキング1位を独走した、昭和歌謡史に残る名曲です。
ちなみに作詞は永六輔です。
発売当初、海外では「SUKIYAKI」というネーミングで売られ、後に数多くのアーティストによってカバーされ、いまだに外国人のモノマネのネタにされるほどの人気があります。
【2位】君といつまでも/加山雄三
ふたりの夕やみが つつむ この窓辺に
あしたも すばらしい しあわせがくるだろう
歌手としても有名な加山雄三は、俳優、タレント、シンガーソングライター、ギタリスト、ウクレレ奏者、ピアニスト、画家などもこなすマルチな才能の持ち主。
若大将というネーミングで親しまれています。
1965年に公開された映画「エレキの若大将」の主題歌『君といつまでも』は350万枚の大ヒットを記録。
当時の流行歌としてだけではなく、時代を超えて親しまれています。
【3位】可愛いベイビー/中尾ミエ
可愛いベイビー ハイハイ
可愛いベイビー ハイハイ
可愛いベイビーと呼ぶのは
愛しているからかしら
中尾ミエは女優兼歌手であり、16歳でコニー・フランシスのカバー曲『可愛いベイビー』が大ヒットすることで、一躍スターの座に上がりました。
この楽曲は1965年に発売以来、多くのカバーを生み出すヒットスタンダード曲。
CMにも起用されたことで、誰もが口ずさめる楽曲といえます。
【4位】いつでも夢を/橋幸夫&吉永小百合
星よりひそかに 雨よりやさしく
あの娘はいつも歌ってる
橋幸夫は、歌手、俳優、作曲家、プロデュサーの肩書きがあり、演歌を中心に歌を出しています。
吉永小百合は歌手でありながら、10年間で70本以上の映画に出演し、1960年代を代表する大物映画女優でもあります。
『いつでも夢を』は橋幸夫と吉永小百合のデュエット曲であり、第4回レコード大賞を受賞しました。
サビ部分がCMソングとして何度か起用され、聴いたことのある人も多い、年代を超えて愛される名曲です。
【5位】あの時君は若かった/ザ・スパイダース
あの時君は 若かった
わかって欲しい 僕の心を
ザ・スパイダーズは日本のグループ・サウンズのバンドで、当時の音楽の先端だったビートルズやローリング・ストーンズの影響を受けています。
デビューシングルは『フリフリ』。それまでにない新しい曲調で一気に注目を集めました。
『あの時君は若かった』を作曲したのはメンバーのかまやつひろしで、堺正章と井上順がデュエットで楽しそうに歌い上げています。
【6位】自動車ショー歌/小林旭
ジャガジャガ飲むのも フォドフォドに
ここらで止めても いいコロナ
小林旭は日本の歌手であり俳優で、石原裕次郎などと黄金時代を築いた1人です。
『自動車ショー歌』は1965年製作の映画「投げたダイスが明日を呼ぶ」の挿入歌として使われてヒットしました。
ユーモラスな歌詞とノリのいいリズムに、思わず聴き入ってしまいますね。
【7位】恋のバカンス/ザ・ピーナッツ
ああ 恋のよろこびに バラ色の 月日よ
はじめて あなたをみた 恋のバカンス
ザ・ピーナッツは双子の女性歌手(デュオ)兼、女優であり、発売したシングルCDの累積売上数1000万枚以上に達する。
『恋のバカンス』は『ふり向かないで』に次ぐザ・ピーナッツのヒット曲で、後に多くの歌手たちがこの曲をカバーしているため、一度は聴いたことがあるのではないでしょうか。
カラオケでデュエットするのにもおすすめの懐メロです。
【8位】ブルー・ライト・ヨコハマ/いしだ あゆみ
街の明かりが とても綺麗ね
ヨコハマ ブルー・ライト・ヨコハマ
いしだあゆみは、アイドル、歌手、女優という肩書きを持ち、姉であるフィギュアスケートグルノーブルオリンピック日本代表選手の石田治子と、妹である歌手の石田ゆりの3姉妹です。
『ブルー・ライト・ヨコハマ』は、彼女の代表曲。
作曲家である筒美京平の出世曲となるこの曲は、累計売上150万枚のミリオンセラーを記録した昭和ナツメロ歌謡です。
また、横浜市が2009年に開港150周年を記念した際に、ご当地ソングのアンケートで1位に選ばれています。
【9位】天使の誘惑/黛ジュン
私の唇に 人さし指で
くちづけして あきらめた人
黛ジュンは1960年代後半を中心に活躍した日本の歌手であり、女優でもあります。
黛ジュンの4枚目のシングル曲である『天使の誘惑』は、第10回日本レコード大賞を受賞した名曲。
覚えやすいメロディーに可愛らしい歌詞が印象的です。
【10位】グッド・ナイト・ベイビー/キング・トーンズ
グッドナイト グッドナイト
グッドナイト グッドナイト ベイビー
涙こらえて 今夜は このまま
おやすみ グッドナイト
キングストーンズは4人組の音楽グループで、1960年から活動を始めコーラス・スタイルやR&Bなどのジャンルで曲をリリースしていました。
ファーストシングル曲『グッドナイト・ベイビー』をリリースするとオリコンチャート20位に初チャートインし、その後4週連続で最高位2位を獲得。
1969年の第20回NHK紅白歌合戦にもこの曲で出場しました。
重なるコーラスが耳心地よく、寝る前に聴くといい夢を見れるかもしれません。
1960年代のおすすめヒット曲
ほかにも1960年代のヒット曲はたくさんあります。
などがあります。
多彩な1960年代ヒット曲を楽しもう!
1960年代は数々の有名スターを生み出した黄金時代です。
その名曲は現代でも多くの人たちに愛され続けています。
また、カバーされて蘇り、テレビやラジオ番組で流れるメロディーもたくさんありますね。
この頃の音楽は、今聴いても心に響く歌詞やメロディーラインで、時代を越えても聴く人の気持ちを高ぶらせてくれるでしょう。
音楽を聴いたりカラオケで歌ったり、ギターで弾き語りをしてみながらレトロなあの頃を思い浮かべ懐かしい想いに浸ってみるのもいいかもしれません。
レコード会社の商品ページでCDの視聴ができるなら、一小節だけでも聴いてみましょう。
懐かしくも新鮮で、全部聴いてみたくなるはずですよ。
この記事のまとめ!
- 1960年代の曲は後世にも残り、たびたびカバーされるような名曲揃い
- 高度成長期の影響で前向きな歌詞とメロディーが良い印象で、現代でも心躍らすサウンズ