1960年代は東京オリンピックが開催された年で、高度経済成長期の波で当時の日本も湧き立っていました。
今でも人気のある有名な歌手やグループが活躍した時代でもあります。

この記事のもくじはこちら
- 1 1960年代はロック・ポップス・歌謡曲と名曲揃い!
- 2 【1960年代ヒット曲】おすすめ人気ランキング10~洋楽編~
- 2.1 【10位】POUPEE DE CIRE POUPEE DE SON(夢みるシャンソン人形)/France Gall (フランス・ギャル)
- 2.2 【9位】What A Wonderful World/ Louis Armstrong(ルイ・アームストロング)
- 2.3 【8位】VACATION/ Connie Francis(コニー・フランシス)
- 2.4 【7位】You Can’t Hurry Love/ The Supremes(ザ・シュープリームス)
- 2.5 【6位】I WANT YOU BACK/The Jackson 5 (ジャクソンファイブ)
- 2.6 【5位】Stand By Me/Ben E. King(ベン・E・キング)
- 2.7 【4位】Blowin’ In The Wind/Bob Dylan (ボブ・ディラン)
- 2.8 【3位】 SUFIN’ U.S.A/The Beach Boys(ザ・ビーチ・ボーイズ)
- 2.9 【2位】 (I Can’t Get No) Satisfaction/The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)
- 2.10 【1位】HEY JUDE/The Beatles(ザ・ビートルズ)
- 3 【1960年代ヒット曲】おすすめ人気ランキング10~邦楽編~
- 4 多彩な1960年代ヒット曲を楽しもう!
1960年代はロック・ポップス・歌謡曲と名曲揃い!
1960年代は、ビートルズ、エルビス・プレスリー、ジミ・ヘンドリックス、ザ・ビーチボーイズなどの洋楽ロック・ポップス歌手、グループたちが活躍しヒット曲を生み出していました。
また、そういった海外の音楽ブームの影響から似たようなグループサウンズなどが日本でも次々と生まれました。
スパイダーズやザ・フォーク・クルセダーズなどの曲が人気となっています。
歌謡界でも、中尾ミエ、石原裕次郎、坂本九、加山雄三などの、今でも知名度の高い有名歌手たちが活躍していました。
1960年代には、当時青春時代を送っていた人たちの人生を彩る楽曲がたくさん存在していたのです。


【1960年代ヒット曲】おすすめ人気ランキング10~洋楽編~
この頃の洋楽ヒット曲は、曲を聞けばテレビやラジオなど、どこかで耳にしたことのある曲が多いかもしれません。
その中からおすすめする当時の洋楽ヒット曲ランキングをお届けします。
印象的なメロディー部分を歌詞と共に紹介しているので、カラオケなどで歌う際の参考にしてみてください。
【10位】POUPEE DE CIRE POUPEE DE SON(夢みるシャンソン人形)/France Gall (フランス・ギャル)
Je suis un` poupee de cire
Une poupee de son
Mon coeur est grave dans mes chansons
本名イザベル・ジュヌヴィエーヴ・マリ・アンヌ・ギャルは、1963年に歌手デビューをして、この『POUPEE DE CIRE POUOEE DE SON』で1965年にユーロビジョン・ソング・コンテストでグランプリを獲得しました。
タイトルからシャンソン歌謡曲かと思いきや、とってもキュートな雰囲気のフレンチ・ポップ。
聴くと、あぁ!知ってる!となる人も多いはずです。可愛らしいビジュアルと舌足らずな歌唱で人気を集めました。
この曲は日本語版レコードも発売されているので、そちらもぜひチェックしてみてください。
【9位】What A Wonderful World/ Louis Armstrong(ルイ・アームストロング)
I see trees of green red roses too
I see them bloom for me and you
And I think to myself what a wonderful world
20世紀を代表するジャズ・ミュージシャンであるルイ・アールストロング。
1967年に『What A Wondeful Wold(この素晴らしき世界)』が世界的な大ヒットを生み出し、今でも有名な曲として知られています。
ゆったりとした曲調で、世界の素晴らしさを優しく描写したハートフルな楽曲です。
【8位】VACATION/ Connie Francis(コニー・フランシス)
V-A-C-A-T-I-O-N
In the summer sun
アメリカのニューヨーク出身のコニー・フランシスは、1960年代にかけてヒット曲を連発しているアメリカ人女性歌手です。
1962年7月に発売された『VACATION』は、日本でもさまざまなアーティストからカバー曲が出されたことがきっかけで、知名度を上げて大ヒットとなりました。
今でもTVやBGMで流れることが多いので、世代ではない人でも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
夏のウキウキを思い起こさせてくれるような楽曲です。
【7位】You Can’t Hurry Love/ The Supremes(ザ・シュープリームス)
You can`t hurry love
No,you just have to wait
She said love don`t come easy
It`s a game of give and take
The Supremesは、女性3人組のアメリカ黒人系ボーカル・グループです。
『You can`t Hurry love(恋はあせらず)』も、後に多くの歌手たちがカバーをしてヒットしている名曲。
思わず手拍子したくなるような、明るくてノリのいい曲です。
【6位】I WANT YOU BACK/The Jackson 5 (ジャクソンファイブ)
Oh baby give me one more chance
(To show you that I love you)
Won`t you pleasu let me back in your heart Oh darling
The Jackson 5は、言わずとも知れたあのマイケル・ジャクソンが小さいころに所属していたアメリカの音楽グループです。
5人のジャクソン・ファミリーの兄弟で結成されたグループで、デビュー曲『I WANT YOU BACK(帰ってほしいの)』を皮切りに、全米チャートNo.1のヒットを連発していき、1970年代のアメリカを代表するスーパーアイドルグループにまで成長しました。
小さいながらも力強い歌声が魅力的です。
イントロを聴くだけで「あぁ、この曲か!」とわかるほど、名曲中の名曲です。
【5位】Stand By Me/Ben E. King(ベン・E・キング)
So Darling darling stand by me
Oh stand by me oh stand,stand by me
Stand by me
Ben E. King はアメリカのソウル歌手で、1958年にリードシンガーとしてドリフターズに加入しました。
1960年にドリフターズを脱退しソロに転向、翌年1961年にリリースした『Stand by me』が大ヒットし、後にスタンダードナンバーとしてジョン・レノンなど多くの歌手がこの曲をカバー。
映画「スタンド・バイ・ミー」の主題歌に起用されたことがきっかけで再ヒットしました。
学校の授業で習ったという人もいるのではないでしょうか。
今でも世界中の人から愛されている名曲です。
【4位】Blowin’ In The Wind/Bob Dylan (ボブ・ディラン)
How many roads mast a man walk down
Before you call him a man?
Bob Dylan はグラミー賞やアカデミー賞など数々の賞を受賞しているアメリカ出身のミュージシャン。
長年の音楽活動により2012年に大統領自由勲章を受賞するという偉業を成し遂げました。
『Blowin’ In The Wind(風に吹かれて)』はボブ・ディランの曲のなかで最も愛唱される曲です。
穏やかなメロディーと優しい歌い方で、聴き手を平和な気持ちにさせてくれます。
【3位】 SUFIN’ U.S.A/The Beach Boys(ザ・ビーチ・ボーイズ)
If everybody had an ocean Across the U.S.A
Then everybody would be surfin` Like California
The Beach Boys は、1961年に結成されたアメリカのサーフ・ロック・グループです。
『SUFIN` U.S.A』は、アメリカにおけるザ・ビーチボーイズの最初の大ヒット曲。
ノリノリのサウンドに、思わず体が揺れてしまう楽曲です。
【2位】 (I Can’t Get No) Satisfaction/The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)
I can`t get no satisfaction
I can`t get no satisfaction
`Cause I try and I try and I try and I try
The Rolling Stones は、1962年に結成されたイギリスのロックバンドです。
リードボーカルのミック・ジャガーや、ギターボーカルのキース・リチャーズなどの、個人の名前でも聞いたことのある有名なメンバーで結成されている神的ロックバンドです。
バンドにとっての初の世界的No.1ヒット曲である『Satisfaction』は1965年6月にリリースされ、全米で4週連続でNo.1を獲得しました。
【1位】HEY JUDE/The Beatles(ザ・ビートルズ)
Hey Jude don`t make it bad
Take a sad song and make it better
20世紀を代表するイギリスのロックバンド・グループであるThe Beatles。
かつては「クオリーメン」というバンド名にて活動していましたが、1960年に「ザ・ビートルズ」に改名され、1962年にレコードデビューをする運びとなりました。
彼らはギネス・ワールド・レコーズに最も成功したグループ・アーティストに認定されています。
18枚目のシングル曲『Hey Jude』の「Jude」は一般的に男性名であるが、女性名である「Judyth」の愛称としてつかわれる場合があるため、さまざま解釈ができる楽曲です。


【1960年代ヒット曲】おすすめ人気ランキング10~邦楽編~
この時代の邦楽ヒット曲は、ロックだけではなくフォークやポップス、演歌など日本特有の音楽をベースに残しながらも、海外の音楽の影響を受けている歌手やグループも少なくは無く、経済成長の影響からか歌詞も前向きで明るいものが多いようです。
今でもテレビのCMやドラマの主題歌に使用されることがあるので、聞き覚えのあるメロディーや歌詞が多いでしょう。
ここでは当時の邦楽ヒット曲ランキングを紹介します。
青春歌謡をチェックして、ぜひカラオケでも歌ってみてください。
【10位】グッド・ナイト・ベイビー/キング・トーンズ
グッドナイト グッドナイト
グッドナイト グッドナイト ベイビー
涙こらえて 今夜は このまま
おやすみ グッドナイト
キングストーンズは4人組の音楽グループで、1960年から活動を始めコーラス・スタイルやR&Bなどのジャンルで曲をリリースしていました。
ファーストシングル曲『グッドナイト・ベイビー』をリリースするとオリコンチャート20位に初チャートインし、その後4週連続で最高位2位を獲得。
1969年の第20回NHK紅白歌合戦にもこの曲で出場しました。
重なるコーラスが耳心地よく、寝る前に聴くといい夢を見れるかもしれません。
【9位】天使の誘惑/黛ジュン
私の唇に 人さし指で
くちづけして あきらめた人
黛ジュンは1960年代後半を中心に活躍した日本の歌手であり、女優でもあります。
黛ジュンの4枚目のシングル曲である『天使の誘惑』は、第10回日本レコード大賞を受賞した名曲。
覚えやすいメロディーに可愛らしい歌詞が印象的です。
【8位】ブルー・ライト・ヨコハマ/いしだ あゆみ
街の明かりが とても綺麗ね
ヨコハマ ブルー・ライト・ヨコハマ
いしだあゆみは、アイドル、歌手、女優という肩書きを持ち、姉であるフィギュアスケートグルノーブルオリンピック日本代表選手の石田治子と、妹である歌手の石田ゆりの3姉妹です。
『ブルー・ライト・ヨコハマ』は、彼女の代表曲。
作曲家である筒美京平の出世曲となるこの曲は、累計売上150万枚のミリオンセラーを記録した昭和ナツメロ歌謡です。
また、横浜市が2009年に開港150周年を記念した際に、ご当地ソングのアンケートで1位に選ばれています。
【7位】恋のバカンス/ザ・ピーナッツ
ああ 恋のよろこびに バラ色の 月日よ
はじめて あなたをみた 恋のバカンス
ザ・ピーナッツは双子の女性歌手(デュオ)兼、女優であり、発売したシングルCDの累積売上数1000万枚以上に達する。
『恋のバカンス』は『ふり向かないで』に次ぐザ・ピーナッツのヒット曲で、後に多くの歌手たちがこの曲をカバーしているため、一度は聴いたことがあるのではないでしょうか。
カラオケでデュエットするのにもおすすめの懐メロです。


【6位】自動車ショー歌/小林旭
ジャガジャガ飲むのも フォドフォドに
ここらで止めても いいコロナ
小林旭は日本の歌手であり俳優で、石原裕次郎などと黄金時代を築いた1人です。
『自動車ショー歌』は1965年製作の映画「投げたダイスが明日を呼ぶ」の挿入歌として使われてヒットしました。
ユーモラスな歌詞とノリのいいリズムに、思わず聴き入ってしまいますね。
【5位】あの時君は若かった/ザ・スパイダース
あの時君は 若かった
わかって欲しい 僕の心を
ザ・スパイダーズは日本のグループ・サウンズのバンドで、当時の音楽の先端だったビートルズやローリング・ストーンズの影響を受けています。
デビューシングルは『フリフリ』。それまでにない新しい曲調で一気に注目を集めました。
『あの時君は若かった』を作曲したのはメンバーのかまやつひろしで、堺正章と井上順がデュエットで楽しそうに歌い上げています。
【4位】いつでも夢を/橋幸夫&吉永小百合
星よりひそかに 雨よりやさしく
あの娘はいつも歌ってる
橋幸夫は、歌手、俳優、作曲家、プロデュサーの肩書きがあり、演歌を中心に歌を出しています。
吉永小百合は歌手でありながら、10年間で70本以上の映画に出演し、1960年代を代表する大物映画女優でもあります。
『いつでも夢を』は橋幸夫と吉永小百合のデュエット曲であり、第4回レコード大賞を受賞しました。
サビ部分がCMソングとして何度か起用され、聴いたことのある人も多い、年代を超えて愛される名曲です。
【3位】可愛いベイビー/中尾ミエ
可愛いベイビー ハイハイ
可愛いベイビー ハイハイ
可愛いベイビーと呼ぶのは
愛しているからかしら
中尾ミエは女優兼歌手であり、16歳でコニー・フランシスのカバー曲『可愛いベイビー』が大ヒットすることで、一躍スターの座に上がりました。
この楽曲は1965年に発売以来、多くのカバーを生み出すヒットスタンダード曲。
CMにも起用されたことで、誰もが口ずさめる楽曲といえます。
【2位】君といつまでも/加山雄三
ふたりの夕やみが つつむ この窓辺に
あしたも すばらしい しあわせがくるだろう
歌手としても有名な加山雄三は、俳優、タレント、シンガーソングライター、ギタリスト、ウクレレ奏者、ピアニスト、画家などもこなすマルチな才能の持ち主。
若大将というネーミングで親しまれています。
1965年に公開された映画「エレキの若大将」の主題歌『君といつまでも』は350万枚の大ヒットを記録。
当時の流行歌としてだけではなく、時代を超えて親しまれています。
【1位】上を向いて歩こう/坂本九
上を向いて 歩こう 涙がこぼれないように
思い出す 春の日 一人ぽっちの夜
愛称キュウちゃんこと坂本九は歌手以外にも、タレント、俳優、司会者など多岐にわたり活動していました。
1985年に起きた日航機123便の墜落事故で帰らぬ人となった彼は、数多くのヒット曲を生み出し、全世界のレコードの売り上げ1500万枚以上の記録をのこしています。
1961年に発売された『上を向いて歩こう』は発売と同時に爆発的にヒット、3か月にわたりレコード売り上げランキング1位を独走した、昭和歌謡史に残る名曲です。
ちなみに作詞は永六輔です。
発売当初、海外では「SUKIYAKI」というネーミングで売られ、後に数多くのアーティストによってカバーされ、いまだに外国人のモノマネのネタにされるほどの人気があります。
その他1960年代のヒット曲
ほかにも1960年代のヒット曲はたくさんあります。
などがあります。


多彩な1960年代ヒット曲を楽しもう!
1960年代は数々の有名スターを生み出した黄金時代です。
その名曲は現代でも多くの人たちに愛され続けています。
また、カバーされて蘇り、テレビやラジオ番組で流れるメロディーもたくさんありますね。
この頃の音楽は洋楽・邦楽ともに、今聴いても心に響く歌詞やメロディーラインで、時代を越えても聴く人の気持ちを高ぶらせてくれるでしょう。
音楽を聴いたりカラオケで歌ったり、ギターで弾き語りをしてみながらレトロなあの頃を思い浮かべ懐かしい想いに浸ってみるのもいいかもしれません。
レコード会社の商品ページでCDの視聴ができるなら、一小節だけでも聴いてみましょう。
懐かしくも新鮮で、全部聴いてみたくなるはずですよ。
この記事のまとめ!
- 1960年代の洋楽はロックやポップスなど、邦楽にも影響を与える
- 1960年代の曲は後世にも残り、たびたびカバーされるような名曲揃い
- 高度成長期の影響で前向きな歌詞とメロディーが良い印象で、現代でも心躍らすサウンズ