90年代はオルタナ・ロックやグランジ・ロック、ブリットポップなどの音楽ムーブメントが起こり、まさにロックの黄金期と呼ばれる時代でした。
都会的なR&Bもチャートを賑わすなど、現在の洋楽につながるカルチャーが生まれた時代ともいえます。
ラジオから流れてくる洋楽を聴いて、ハマったという人も多いのではないでしょうか。
90年代の曲は聴くだけでテンションが上がる名曲揃い!
当時を知っている人はもちろん、知らない人でも楽しめる曲ばかりですよ。
この記事でわかること
90年代を代表するおすすめ洋楽【女性ボーカル編】
90年代の洋楽シーンには、個性的な女性ボーカリストが多数登場し、日本でも大変な人気を誇っていました。
Wannabe|Spice Girls
If you wanna be my lover you’ve gotta get with my friends
Making love’s forever friendship never ends
If you wanna be my lover
You have got to give
Taking is too easy but that’s the way it is
90年代に勢いに乗っていたイギリスのガールズグループ「Spice Girls(スパイスガールズ)」。
その大ヒット曲が『Wannabe』です。
テンポのいい明るい曲調で、聴いているだけでテンションが上がってしまいます。
この曲は世界中で600万枚を売り上げ、英チャートをはじめ世界31ヶ国で1位を獲得しました。
MVも2019年7月時点で4億再生を突破しています。
メンバーのヴィクトリアは、元サッカー選手のデビッド・ベッカムの奥さんとしても有名です。
BABY,ONE MORE TIME|Britney Spears
My loneliness is killing me
And I, I must confess
I still believe
When I’m not with you
I lose my mind
Give me a sign,
Hit me baby one more time
『BABY,ONE MORE TIME』は女性シンガー「Britney Spears(ブリトニー・スピアーズ)」のデビュー曲です。
週間チャートで全米シングルNo1に。
他国でも1位を獲得しました。
この曲が収録されているアルバムは全世界でトータル3000万枚のセールスを記録した特大ヒット盤。
発売から1年以上チャートに登場するロングセラーになり、35ヶ国でプラチナムディスクを獲得しました。
キュートな女子高生スタイルで歌ってダンスするブリトニー・スピアーズは、日本でも「ブリちゃんブーム」を巻き起こしました。
Hero|Mariah Carey
And then a hero comes along
With the strength to carry on
And you cast your fears aside
And you know you can survive
数々のヒット曲を世に送り出した歌手「Mariah Carey(マライア・キャリー)」ですが、人生に迷ったときに聴きたい曲といえば『Hero』ですよね。
名プロデューサー「ウォルター・アファナシェフ」との共作。
作詞作曲はマライアが担当。
「答えは自分の中にある」という歌詞を聴いて、迷いが晴れたという人も多いのではないでしょうか。
この曲は全米チャートで4週連続1位を獲得。
収録アルバム「Music Box」は、全米アルバムチャートで通算8週1位になるなど全世界でロングセラーとなり、累計売上枚数3200万枚を記録しています。
『Hero』をはじめとしたベストソング・ヒット曲満載のベストアルバム「グレイテスト・ヒッツ」にも注目。
日本盤のみのボーナストラックとして収録されている曲もあるので要チェックです。
90年代を代表するおすすめ洋楽【男性ボーカル編】
今でも多くのファンに支持されている、男性ボーカリストの洋楽大ヒット曲をご紹介します。
Black Or White|Michael Jackson
I said if you’re thinkin’ of being
my baby It don’t matter if you’re black or white
I said if you’re thinkin’ of being my
brother It don’t matter if you’re black or white
キングオブポップと称されるアーティスト「Michael Jackson(マイケル・ジャクソン)」。
彼は生涯に渡って人種差別や偏見と戦い続けました。
「人種の違いを越えて」というメッセージが込められたシングル曲『Black Or White』は、15ヶ国以上で1位にチャートインしました。
また、1992年の「ビルボード・ミュージック・アワード」では、ナンバーワン・ワールド・シングル賞を獲得しています。
Virtual Insanity|Jamiroquai
Futures made of
virtual insanity now
Always seem to, be govem’d by
this love we have
For useless twisting, our new technology
Oh, now there is no sound for we all live
underground
日本でカップヌードルのCMソングに起用され、大ヒットとなった『Virtual Insanity』。
アシッドジャズのファンキーなサウンドに合わせて「Jamiroquai(ジャミロクワイ)」が動く床と戯れるように踊るMVがユニークでした。
斬新な手法で撮影されたMVは、アメリカの「MTV Video Music Awards」で4部門を受賞するなど、数々の賞を獲得しています。
実はこの曲の歌詞は、ライブで訪れた札幌の地下街から着想を得たそうです。
ぜひ歌詞にも注目してみてください!
LOSER|Beck
Soy un perdedor
I’m a loser baby
So why don’t you kill me
Double barrel buck shy
Soy un perdedor
I’m a loser baby
So why don’t you kill me
「Beck(ベック)」のメジャーデビューアルバムから先行シングルとしてリリースされた『LOSER』。
ブルースとヒップホップのラップを組み合わせたオリジナリティ溢れる楽曲です。
個性的でキャッチーなサウンドと、自虐的で絶望的な歌詞が注目を集め、大ヒットとなりました。
90年代を代表するおすすめ洋楽【ロックバンド編】
90年代のロックバンドは、現代の音楽に大きな影響を与えました。
ここでは90年代を代表する洋楽ロックバンドをご紹介します。
Smells Like Teen Spirit|Nirvana
With the lights out, it’s less dangerous
Here we are now, entertain us
I feel stupid and contagious
Here we are now, entertain us
A mulatto – An Albino
A mosquito My libido
Yay!
グランジ・ムーブメントの立役者であり、90年代の若者たちに崇拝されていたアメリカのバンド「Nirvana(ニルヴァーナ)」。
その代表曲といえば『Smells Like Teen Spirit』です。
パンクを下地とした攻撃的な音楽性で大成功を収めましたが、フロントマンのカート・コバーンがショットガンで自殺するという衝撃な幕引きを迎えました。
Creep|Radiohead
But I’m a creep
I’m a weirdo.
What the hell am I doing here?
I don’t belong here
イギリスのオックスフォード出身のバンド「Radiohead(レディオヘッド)」の最初のヒットソング『Creep』は、美しく切ない歌詞と優しいメロディが特徴のラブソングです。
劣等感の塊のような幼少期を送ったボーカルのトム・ヨークは、精細で傷つきやすい若者たちの共感を呼び、絶大な支持を受けていました。
この曲があまりにも売れてしまったため、1発屋扱いされたことにトム・ヨークは長年苦しんでしまったそうです。
Basket Case|Green Day
Sometimes I give myself the CREEPS
Sometimes my mind plays tricks on me
It all keeps adding up
I think I’m CRACKING UP
Am I just PARANOID
I’m just STONED
パンクロックの王道を突き進む「Green Day(グリーン・デイ)」の代表曲『Basket Case』。
バンドでコピーしたという人も少なくないでしょう。
グリーン・デイはギター・ベース・ドラムの3ピースバンドですが、そうとは思えないほどのダイナミズムがあります。
シンプルでポップなサウンドのなかに3人のかっこよさがぎゅっと濃縮された1曲です。
90年代を代表するおすすめ洋楽【バラード編】
90年代に流行した美しい洋楽バラードを集めました。
I Want It That Way|Backstreet Boys
Tell me why
(Ain’t nothin’ but a heartache)
Tell me why
(Ain’t nothin’ but a mistake
Tell me why)
I never wanna hear you say
I want it that way
ハートフルな歌声と切ない歌詞が際立つ、ポップソング界を代表する名曲『I Want It That Way』。
Backstreet Boys(バックストリート・ボーイズ)は、抜群の歌唱力や美しいコーラスも魅力のポップアイドルグループとして人気を集めました。
90年代の洋楽ポップスではじめて聴いた曲はこれ、という人は多いのではないでしょうか。
聴かせる実力派グループとして、現在も活躍中。
2019年1月には日本先行で国内盤CDアルバム「DNA」が発売されました。
Tears In Heaven|Eric Clapton
I must be strong
And carry on
‘Cause I know
I don’t belong
Here in heaven
スローハンドと呼ばれるギターの名手「Eric Clapto(エリック・クラプトン)」。
幼い息子を事故によって亡くした彼が、その死を悼んで作った『Tears In Heaven』は、深みのある美しいバラードです。
主題歌として起用された映画「ラッシュ」、それ自体はヒットしたとは言えませんが、この曲は全米シングルチャートで2位を記録するなど世界中で大ヒット。
1993年のグラミー賞最優秀レコード賞と、グラミー賞最優秀楽曲賞を受賞しています。
I Don’t Want To Miss A Thing|Aerosmith
Don’t want to close my eyes
I don’t want to fall asleep
‘Coz I’d miss you baby and I don’t want to miss a thing
‘Coz even when I dream of you
The sweetest dream would never do
I’d still miss you baby and I don’t wanna miss a thing
映画「アルマゲドン」の主題歌『I Don’t Want To Miss A Thing』は全米シングルチャートで1位を記録した、言わずと知れたメガヒット曲。
「Aerosmith(エアロスミス)」が28年間の活動で、初めて全米No1を獲得した曲でもあります。
映画の世界観にぴったりと合った歌詞と、ドラマチックなサウンドが聴く人の心を打つ神曲です。
90年代の洋楽ヒット曲は色褪せない名曲ばかり
いかがでしたか?
思わず「懐かしい!」と声に出してしまった曲もあるのではないでしょうか。
90年代の洋楽には、ドラマや映画、CMなどに起用されて再評価され、今でも残り続ける色褪せない名曲がたくさんあります。
当時を知らない世代の人も人気曲ランキングやヒット曲名曲メドレーなどを参考に、気になる曲は聴き込んで、上司とのカラオケのネタにしてみてはいかがでしょうか。
この記事のまとめ!
- 90年代の洋楽は今聴いてもテンションが上がる。
- 現代の音楽に大きな影響を与えた。
- 90年代の洋楽は色褪せない名曲揃い。