カラオケ好き、音楽好きなら、一度は洋楽が歌いたいと思ったことがありますよね。
そしてせっかく洋楽を歌うなら、ネイティブな発音で滑らかに歌い上げたいものです。
今回は、そんなチャレンジ精神をもつ人にぴったりの記事になります。
英語が苦手な人でもクールに歌える歌いやすい洋楽をピックアップしてご紹介しています。
確認していきましょう。
この記事でわかること
洋楽をカッコよく歌う3つのコツ
洋楽を本場の人たちのようにカッコよく歌うには、ちょっとしたコツが必要です。
とはいっても、今までと少し意識を変えるだけで、なにも難しいことはありません。
今からご説明する3つのポイントで、明日からでもネイティブな洋楽シンガーに大変身できますよ。
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歌詞通りに歌おうとしない
どういうこと?と思われるかもしれませんが、これは英語の発音あるあるだったりします。
わかりやすい例を挙げると、「I want you」という言葉があります。
これを単語の読み仮名に沿って発音しようとすると「アイウォントユー」ですよね。
ですが、実際の発音は「アイウォンチュ」や「アウォッチュ」と言っているように聞こえます。
単語の後ろと頭が連続することでくっついた発音になったり、リズムに合わせることを優先して発音を省略したりと、発音のお約束とでもいうべき形が英語には存在するのです。
洋楽は、そこにさらに音楽に合わせるという追加事項もあるため、歌詞に書かれている単語の読みと実際の歌の発音がまるで違うもののように感じてしまうこともままあります。
発音やアクセントを意識する
洋楽を歌うときに大切なのが、発音やアクセントです。
実は日本語の発音というのは全体的に均一で、水の流れのようになだらかです。
そして、アクセントをつけるときには音の強弱ではなく、音程の高低でつけています。
私たち日本人はこの話し方に慣れているため、他の言語で用いられる発音やアクセントの強弱をつけることが苦手だったりします。
ですが、洋楽は大抵英語です。
日本語のままの発音やアクセントでは、いまいち上手に歌えない、洋楽を歌っているように聞こえないといった残念な印象を与えてしまうことでしょう。
英語らしい発音で歌うには、子音の強調と音の大きさによるアクセントのつけ方が決め手です。
子音とは「あ・い・う・え・お」と「ん」以外の五十音です。
「やりすぎかな?」と思うくらい子音を強調してみると、日本語から英語に発音が近付いて洋楽らしい歌い方になります。
あわせて意識したいのがアクセント。
日本語のアクセントのつけ方である音の上下は、歌ではメロディに紛れてアクセントにならないこともあります。
音程ではなく、発音の強さでアクセントをつけるとそれらしく聞こえます。
息を吐くような歌い方ではなく、口の中に溜めた空気の塊をマイクに叩きつけるようなイメージで声を出してみると、強いアクセントを生むことができますよ。
ですので、洋楽は歌詞の通りにではなく、耳で聞こえた通りに歌うのがコツなのです。
歌いたい曲があったら、何度も再生して聞こえた言葉をメモしてみましょう。
体を使ってリズムをとる
洋楽のリズムは、邦楽でもおなじみのビートから変調に変調を重ねた緩急激しいものまでさまざまで、頭で覚えて歌うのはなかなか難しいものです。
そこでおすすめなのが、体を使ってリズムをとる方法。
足踏みをしてもいいですし、体を左右に揺らしながら歌うのもうまいやり方です。
プロのアーティストも、マイクを持っていないほうの手で自分の太ももを叩いたりしてテンポを取っていますよね。
曲のリズムに乗るのは、歌うためになにより大事なことです。
洋楽はもちろん邦楽でもリズムは大切なので、恥ずかしがらずに体でリズムをとってみましょう。
カラオケで歌いやすい洋楽男性アーティスト
歌の練習には、なんといっても実践が一番!
耳で聴いて声に出して歌う、この繰り返しが上達への道です。
そこで、聴き取りやすく歌いやすいおすすめ曲を、男性ボーカルと女性ボーカルに分けてチョイスしました。
歌いやすいキーや言葉の並びなどには個人差があるので、実際に聴いて確かめてみてください。
まずは男性アーティストからご紹介しましょう。
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What makes you beautiful|One Direction
You don’t know, oh oh
You don’t know you’re beautiful, oh oh
That’s what makes you beautiful
ドライブのお供にも最適のノリのいい曲。
One Direction(ワン・ダイレクション)のデビュー曲にして大ヒット曲で、日本では結婚式の定番曲となっています。
最初から最後まで一定のテンポなのでリズムがとりやすく、難解な発音の単語もないので歌いやすい曲です。
単語単語をくっきりと発音する歌い方をしているので、サビを繰り返すだけでもいい練習になります。
英語のアクセントが苦手という人は、この曲で練習してみるといいでしょう。
Desperado|The Eagles
Don’t you draw the Queen of Diamonds,boy
She’ll beat you if she’s able
You know the Queen of Hearts
Is always your best bet
The Eagles(イーグルス)の『Desperado』は、『ならず者』という邦訳タイトルでTBSドラマ「華麗なる一族」の挿入歌にもなっている名曲です。
この曲を原曲として、世界中のたくさんのアーティストたちがカバーをしています。
日本では平井堅さんが代表曲のひとつ『瞳をとじて』のカップリングに収録しているのが有名でしょう。
スローなテンポとしっとりとした歌い方で、英語に不慣れな人でも歌いやすい曲です。
特徴的な発音の仕方や省略した歌い方などが詰め込まれているので、この曲が歌えるようになれば他の英語学習にも応用できる、英語のお手本のような歌詞になっています。
Dani California|Red Hot Chili Peppers
California,rest in peace
Simultaneous release
California,show your teeth
She’s my priestess
I’m your priest
Yeah.yeah,yeah
レッチリの略称で知られるRed Hot Chili Peppers(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)が2006年に発表した曲で、映画「デスノート 前編」の主題歌です。
これまで映画とのタイアップがなかったレッチリの初タイアップが日本の、それも原作が当時一世を風靡していたマンガの映画ということで話題になりました。
男性向けのこの歌はとにかく韻踏みが秀逸。
サビにある「in perce」と「release」やメロにある「forty-five」と「survive」など、口ずさむのが楽しくなる言葉選びが満載です。
似たような音が連なっているので、発音の練習曲にいかがでしょうか。
カラオケで歌いやすい洋楽女性アーティスト
続けては女性アーティストの楽曲をご紹介します。
女性ボーカルの曲はキーが高めのものが多いので、男性が歌う場合はキー下げをすると無理せず歌うことができます。
反対に女性が男性ボーカルの曲を歌うときはキー上げをすると、これまで難しかった曲でも歌いやすくなる場合があります。
もちろん、そのままのキーでチャレンジしたいなら変更は不要ですよ。
無理せず楽しむのがカラオケの一番の上達テクニックになります。
洋楽の女性アーティストと言えば?まさに歌姫!歌唱力が凄い人気の名曲を厳選紹介
You Belong With Me|Taylor Swift
if you could see that i’m the one who understands you
been here all aLong so why can’t you see
you belong with me
you belong with me
アメリカ出身の歌姫・Taylor Swift(テイラー・スウィフト)の人気曲。
この曲を選んだ理由は日本人でも理解しやすい単語が多いことと、彼女の発音がとてもきれいだからです。
歌詞を目で追いながら彼女の歌声を聴くと、それがよくわかります。
文字としては書かれているけれども発音の際には省略される音などがとてもわかりやすく、聴き取るのも歌うのもやりやすい洋楽練習に適した難易度の低い楽曲です。
また、この曲のPVは歌詞に合わせた幼馴染との恋を描いた甘酸っぱいラブストーリーで、主人公を演じるテイラーがとても可愛いのでこちらもチェックしてみてください。
Let It Go|Idina Menzel
Let it go,let it go
Can’t hold it back anymore
Let it go,let it go
Turn away and slam the door
タイトルを見ただけでピンときた人もいるでしょう。
ディズニー映画「アナと雪の女王」のダブルヒロインの1人・エルサが歌う主題歌です。
松たか子さんの歌う日本語版で慣れているとどうしても最初は違和感を感じてしまうかもしれませんが、ゆったりとしたテンポから徐々に盛り上がっていくメロディは、英語に不慣れな人の練習にぴったりの速さでとても歌いやすい曲です。
とくに表題でもある「Let It Go」の部分。
さすがに歌の中で「レットイットゴー」と発音する人はいないと思いますが、この発音は舌の動きや腹筋の使い方の練習に向いています。
Call Me Maybe|Carly Rae Jepsen
Hey, I just met you
And this is crazy
But here’s my number
So call me,maybe?
恋する女の子の一途な気持ちをうっとりと歌うこの曲は、スイスやフランスなどさまざまな国のヒットチャートで1位を記録した名曲です。
日本でも洋楽カラオケランキングの上位をキープしました。
意味がストレートな単語で作られた歌詞が複雑な発音をなくしているので、少し早めのテンポですが気持ちよく歌えます。
くっきりと聴こえる発音が特徴で、真似して歌うと強い息の吐き方を覚えることできるでしょう。
これは英語には必須の「ドッグブレス」と呼ばれる呼吸法で、洋楽を歌いたいなら絶対に習得したい技術です。
有名で歌いやすい!洋楽おすすめ名曲バラード3選
最後に、洋楽を歌うならこれは外せないという有名なバラードを3曲ご紹介します。
バラードは落ち着いたテンポなので、ヒアリングにも実際に歌うのにも適したジャンルです。
ポップな曲や激しい曲は難しいと感じたら、バラードから練習してみるのもいいですよ。
Let It Be|The Beatles
Let it be,let it be
Let it be,let it be
Whisper words of wisdom let it be
イギリスの伝説的ロックバンド「The Beatles(ビートルズ)」。
彼らが残した名曲の中でも、この『Let It Be』は一際有名です。
中学英語の授業で、この曲を聴かせてくれた先生もいるのではないでしょうか。
学校の授業にも取り入れられるように、『Let It Be』は初心者向けの練習曲としてとても優秀です。
テンポがゆっくりで一語一語聴き取り、発音ができますし、難しい発音もありません。
スローテンポな曲を歌うにはしっかりお腹から発音しなくてはいけないので、腹式での発声も鍛えることができます。
I Want It That Way|Backstreet Boys
Tell me why(Ain’t nothin’ but a heartache)
Tell me why(Ain’t nothin’ but a mistake tell me why)
I never wanna hear you say
I want it that way
日本でも有名な洋楽のひとつで、Backstreet Boys(バックストリート・ボーイズ)の代表曲です。
イントロは哀愁漂うバラードですが、曲が進むにつれて少しずつ盛り上がっていき、Cメロラストのシャウトは鳥肌が立つほどの迫力です。
この歌も、ゆったりとしたバラード特有のテンポと、理解しやすい単語を並べた歌詞で練習曲に向いています。
伸ばす音、切る音が顕著なので、アクセントの強弱が苦手な人はこの歌で練習するといいでしょう。
デュエット曲としてもおすすめで、カラオケでは彼らのLIVE映像を生音で聴くことができます。
カッコいい歌い方の参考になるため、機会があったらぜひ選曲してみてくださいね。
Rolling in the Deep|Adele
We could have had it all
(You’re gonna wish you never had met me)
Rolling in the deep
(Tears are gonna fall,rolling in the deep)
この歌を歌うには少々覚悟が必要かもしれません。
強い言葉を多く使った歌詞なので、中途半端な発音では歌がメロディと歌詞に負けてしまうのです。
だからこそ、強い発音、アクセントを練習するのにはうってつけです。
曲調はバラードよりもゴスペルの色が強く出ていますが、ここはあえてバラードと分類します。
この曲を歌うには、よく聴いて覚えることが大事です。
「この力強い歌声は、どのように強弱をつけているのか」「ブレスを入れる場所は?」学ぶべきことがたくさん見つかります。
この曲は、歌う練習よりも聴いて覚える練習に向いています。
日本人は発音の聞き分けが苦手ともいわれているので、この曲で練習しましょう。
コツをつかんで洋楽をカッコよく歌い上げよう!
英語に苦手意識をもっている人でも簡単に歌える洋楽カラオケ曲をご紹介しました。
たった3つのコツで、一気に雰囲気を出すことができるでしょう。
また、卒業シーズンや激励など、誰かに気持ちを伝えたいときに洋楽に気持ちを託して伝えてみるのもひとつの手です。
日本語ではストレートに伝わってしまうから、こだわって選んだ洋楽をプレゼントしましょう。
サプライズ演出にもうってつけの洋楽は、ぜひ持ち歌に加えておきたいですね。
今日からお気に入りの歌手の楽曲を聴きこんで練習すれば、あなたも洋楽をお洒落にカッコよく歌えるようになりますよ!
この記事のまとめ!
- 洋楽を上手に歌うには、歌詞のとおりに歌わない
- 発音やアクセントを意識すると、歌い方が変わる
- 体でリズムをとると難しい洋楽も歌いやすい
- 習うより慣れろ、洋楽の練習は洋楽で!
- 伝えたい気持ちも洋楽のメロディーに乗せれば気恥ずかしくない