2019年、J-POPシーンに突如現れたシンガーソングライターVaundy(バウンディ)。
現役大学生でありながら、作詞・作曲・編曲をすべてこなします。
さらにアートワーク制作や映像制作も行う、多彩なマルチアーティストです。
この記事でわかること
Vaundy(バウンディ)人気曲ランキングTOP3
まず抑えておけば間違いない、ライブでもよく披露されるVaundyの入門用楽曲を紹介します。
聴けばきっと、彼がありきたりなJ-POPメーカーでないことが分かるはず。
いずれも軽快なビートで、踊りたくなってしまうでしょう。
【第3位】踊り子
「踊り子」いしわたり淳治が「引き算の美学」と評価した楽曲。
非常にシンプルなコード進行と楽器構成にもかかわらず、跳ねるようなビートに心が浮きだってしまうでしょう。
「時代が変わって自分たちがいなくなっても、生活の中心には変わらず愛があるのだろう」と読み取れるような内容を歌っています。
ミュージックビデオには小松菜奈が出演していて、アンニュイな表情やキュートなダンスで楽曲の世界観に寄り添っています。
【第2位】不可幸力
「不可幸力」フラストレーションを溜め込んだような、感情を抑えたラップから始まり、繰り出される言葉がズサズサと心に刺さります。
ラップパートから一転、張り上げたボーカルパートへ切り替わる緩急のつけ方は、まるで感情の爆発を表現しているよう。
一貫した裏打ちのビートと低音が心地よく、無意識のうちに身体が動いてしまうでしょう。
【第1位】東京フラッシュ
2019年にInstagramやTikTokでパワープレイされ、一気にVaundyの名を世に広めた人気曲です。
彼の歌声の魅力を最大限に引き出すために作られたかのような、洗練されたメロウなネオシティポップサウンド。
そして、歌詞は共感しやすい普遍的な内容が書かれています。
「東京フラッシュ」がバズったのは偶然ではなく、多くの人に寄り添うことができたからなのでしょう。
Vaundy(バウンディ)の有名曲おすすめ4選
一般的なアーティストであれば、代表曲を抑えれば何となく世界観が分かります。
しかしVaundyに関しては例外で、それだけでは音楽性が分かりません。
ジャンルという概念にとらわれない、有名な4曲も聴いてみてください。
裸の勇者
アニメ「王様ランキング」第2クールのオープニング主題歌として書き下ろされた「裸の勇者」。
王道アニソンのようなテイストでありながら、彼が得意とするエモさも感じ取れるVaundy流アニソン。
元気がもらえるような明るい1曲です。
アニメのストーリーを知っている人は、歌詞を読むとより深く内容を理解できるでしょう。
ミュージックビデオでは「王様ランキング」とコラボしているので、アニメファンは要チェックです。
怪獣の花唄
「怪獣の花唄」爽やかなバンドサウンドで、邦ロックの要素が強い人気曲です。
それまでリリースしてきたエモい楽曲から一転「こんな音楽も作れるのか」とファンが驚きました。
歌詞は過去の自分を回想しながら、今の自分もあの頃のように純粋に生きたいと読み取れるようなノスタルジックな描写がされています。
明るいサウンドとエモい歌詞のギャップに、ヘビーローテーションしてしまうでしょう。
僕は今日も
「僕は今日も」ジャンルにとらわれない楽曲をリリースし続けるVaundyですが、このテイストが来るとはファンも予想していなかったでしょう。
自分のこれまでを振り返りながら、歌い続ける意味を壮大な王道バラードに乗せて歌った1曲。
語りかけるような彼のボーカルが、エモーショナルなオーケストラサウンドと相まって涙を誘います。
世界の秘密
インターネットが生活の中心になった現代社会をテーマにした「世界の秘密」。
「SNSで自分を飾ることなんてせずに、笑顔でありのままで過ごせば十分人生を楽しめる」「メディアに踊らされるな」など、ハッとさせられるようなメッセージがたくさん込められています。
世間の動きを分析した上で、楽曲を制作するVaundyだからこその目線で書かれた1曲です。
アートワークもVaundy自身が手がけており、マルチな才能を感じられます。
CM・ドラマ主題歌になったVaundyの代表曲6選
Vaundyの楽曲は親しみやすいので、タイアップがついた楽曲が多くあります。
テレビでよく流れているので、無意識のうちに耳にしているはず。
改めて聴いて「あれもVaundyの曲だったのか」と思うでしょう。
【専門学校】しわあわせ
「しわあわせ」専門学校のCMのために書き下ろされた楽曲です。
呟くようなAメロから、キラキラとした壮大なサウンドで展開されるサビは、夢に向かってがんばる学生へのエールに聴こえます。
出会いと別れがテーマのこの曲で「目に見えない深さや繋がりが本物であれば、何があっても関係が続いていく」と自論を展開しています。
真意はVaundyのみぞ知るところですが、人によって解釈が異なりそうな歌詞にも注目です。
【アルフォート】napori
1stアルバム「strobo」に収録され、後にアルフォートのCMとして使われた人気曲「napori」。
ストリーミング累計再生回数は1億回を超え、大ヒットを記録しています。
R&Bテイストでクールに決まっていますが「縁そっとflight」と「very soft flight」をかけていたり「oh right」と「alright」をかけていたりと、遊び心も満載です。
ずっと一緒にいたいけど、相手を幸せにするには力不足かもしれないと葛藤する男心を描いた1曲。
ムーディーで大人っぽい内容ですが、制作当時のVaundyはまだ19歳でした。
【トヨタ】Tokimeki
「Tokimeki」車のCMソング用に書き下ろされた曲で、疾走感のあるサウンドになるよう制作されました。
CMの映像を見てから楽曲制作が始まったそうですが、ただ疾走感を求めるのではなく、どこか落ち着きも感じられるようにしたのがポイントだとか。
この言葉通り芯となるビートがあるので、リズムが取りやすいです。
またVaundyは「1人で聴くより、みんなで聴くとより盛り上がれるような曲にしたかった」とも語っています。
【ボクの殺意が恋をした】花占い
ドラマ「僕の殺意が恋をした」の主題歌として書き下ろされた「花占い」。
「ドキドキして踊り出したくなるような曲にしたい」という気持ちから制作が始まっていて、心地よいビートに自然と身体がのってしまうでしょう。
ミュージックビデオには、ドラマに出演した中川大志と新木優子が出演しており、コミカルなダンスで楽曲の楽しさを表現しています。
【捨ててよ、安達さん。】Bye by me
明るく軽快なポップソングである「Bye by me」はドラマ「捨ててよ、安達さん。」のオープニング主題歌として使われました。
そのポップさと裏腹に、歌っている内容は重め。
過去の辛い思い出を忘れたくても忘れられず、苦しむ様子が描かれています。
しかし最後は、タイトル通り過去の辛い思い出に「わたしからサヨナラを告げる」のです。
「これから新しい思い出を増やしていく」と前向きに生きていくことを決意した所で、曲が締めくくられます。
【東京ラブストーリー】灯火
夢を追う若者の恋模様を描いたドラマ「東京ラブストーリー」の主題歌として使われた「灯火」。
爽やかなアコースティックギターから始まり、ラストのサビで盛り上がる楽曲構成は、まさにキラキラとした世界で生きる若者を表現しているようです。
一方、コロナ禍というご時世で制作された背景もあり、少し未来を不安視するような歌詞も。
しかし読み進めていくと「灯火」のような「希望をもちながら明るく生きていこう」と取れる、前向きな内容でまとめられています。
Vaundy(バウンディ)ファンに人気の曲3選
ここからは、ファンなら知っているちょっとコアな名曲たちを紹介します。
万人向けの楽曲とは一味違う、Vaundyの見えていなかった側面が見られます。
有名曲とは違った楽曲に、聴けば本格的にハマってしまうかもしれません。
pain
「pain」はVaundyが初めてYouTubeに投稿した、記念すべき1曲です。
メロウなチルいサウンドに乗せて、人は痛みをもっと知った方がいいと訴えかける1曲。
まるで文学作品のような歌詞と、感情をありのままに表現したラップパートに考えさせられるでしょう。
ちなみにこの曲を制作した当時、Vaundyはまだ19歳でした。
そこはかとない才能に触れてみてください。
benefits
90年代のUKロック風のテイストで、レトロでエモいバンドサウンドを楽しめる「benefits」。
いつもとは違ったスモーキーな気だるいボーカルに、Vaundyの表現力の幅を垣間見ることができます。
「恋愛が統率された世界 / 様々な愛の形、解釈」をテーマに作られた、ショートムービーのようなミュージックビデオも必見です。
soramimi
曲を制作する時は、ヒット曲を参考にしながら、いいとこ取りをすると公表しているVaundy。
「soramimi」はその言葉通り、ボカロのようなネットミュージックテイストをふんだんに取り入れています。
しかしただ真似するだけではなく、自分流に落とし込めるのが彼の才能です。
だからこそ、ありそうでないダンスチューンが仕上がったのでしょう。
4つ打ちのグルーブが癖になる1曲です。
Vaundy(バウンディ)が楽曲提供した歌3選
その才能を自身だけに限らず、他のアーティストへも惜しみなく発揮しているVaundy。
アーティストの魅力をそのままに、Vaundy節も忘れず取り入れていて、ソングライティングスキルの高さが改めて分かります。
最後に、Vaundy(バウンディ)が楽曲提供をおこなった歌を紹介します。
Aimer / 地球儀 with Vaundy
2021年にAimerがリリースした、「Walpurgis」で聴ける「地球儀」。
Vaundyは元々Aimerのファンで、新しい一面を引き出したい一心で制作に臨んだそう。
またAimerの曲を参考にして楽曲を制作したこともあるほど、声や楽曲の分析をしているため自信があったのでしょう。
軽快なギターサウンドに乗った2人の歌声が映える、爽やかなポップソングです。
milet×Aimer×幾田りら / おもかげ (produced by Vaundy)
YouTubeの人気チャンネル「THE FIRST TAKE」。
チャンネルの企画で集められたmilet、Aimer、幾田りらのコラボを、Vaundyの楽曲提供により実現させました。
「おもかげ (produced by Vaundy)」3人それぞれ違う声質だからこそ織りなせる、見事なまでのハーモニーが心地よい1曲は、配信リリースのみで聴けます。
2022年に発売したEP「裸の勇者」では、Vaundyによるセルフカバーが収録されているので、そちらもチェックしてみてくださいね。
松尾太陽 / Sorrow
超特急・タカシとして知られる松尾太陽。
松尾のデビューミニアルバム「うたうたい」のリード曲にもなっている本作は、Vaundyが初めて他のアーティストに提供した楽曲です。
「Sorrow」松尾の爽やかで力強い歌声を活かすように作られていて、レコーディング時もかなり細かくボーカル指導をしたのだとか。
他のアーティストに提供した曲とは言え、Vaundyが歌っていてもおかしくなさそうな、彼の世界観に浸ることができる1曲です。
Vaundy(バウンディ)の曲は歌詞とメロディが癖になる!天才の歌を聴いてチルい気分になろう
ヒット曲を分析して曲の構成を考えたり、社会への問題提起をしたりと、世の中を分析しながら鋭い視点で曲作りをするVaundy。
ジャンルにとらわれない、その制作スタイルの引き出しの多さに驚いたことでしょう。
これからもきっと、リスナーの期待をいい意味で裏切る曲をリリースしてくれるはずなので、天才・Vaundy(バウンディ)の活動を見守りましょう。
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この記事のまとめ!
- Vaundyの楽曲は固定のジャンルがないが、エモさとチルさが必ずある
- これまでリリースした曲は、タイアップがついている楽曲がたくさん
- 才能を自分の中だけに留めず、他のアーティストにも楽曲提供をしている