Mr.Children(ミスターチルドレン)は、数々のヒットソングを生み出し、日本レコード大賞にも2度選ばれている実力派の4人組バンドです。
そんなミスチルの魅力を知るには、人気曲や隠れた名曲を聴いてみましょう。
この記事でわかること
Mr.Childrenのデビュー曲
ミスチルは1989年からインディーズでの活動を開始したバンドです。
彼らがどんな曲でメジャーデビューを果たしたのか、まずはデビュー曲について見ていきましょう。
デビューはミニ・アルバム「EVERYTHING」
Mr.Children(ミスターチルドレン)、通称ミスチルは、1992年5月10日にミニ・アルバム「EVERYTHING」でメジャーデビューを果たしました。
爽やかなポップテンポの曲調を得意とし、4thシングル発売に至るまでにミスチルのパブリックイメージとなっていきます。
しかし、その後、プロデューサーである小林武史と共同作詞した「All by myself」の頃から、独特な精神面がにじみ出る詩の世界が見えてきました。
その後も、赤裸々な感情を綴った曲や、社会風刺のメッセージ性を含んだ曲など、さまざまな方向で名曲を生み出し続けるミスチルは今も音楽業界の最前線で活躍し続けています。
1stシングルは「君がいた夏」
メジャーデビュー以降、初のシングルとなる楽曲は「君がいた夏」です。
これは1992年にトイズファクトリーよりリリースされました。
ミスチルのデビュー曲というと、「君がいた夏」をイメージする人も多いのですが正式には1stシングルの表記が正しいとされています。
当時は無名のアーティストだったため、チャートの最高順位は69位とふるいませんでしたが、その後長く愛される名曲となっています。
Mr.Childrenの人気曲TOP5
多くの楽曲をリリースしているミスチルですが、その中でも特に話題を集め、長く愛されている名曲があります。
ここでは、ミスチルの代名詞とも呼べる人気曲を1位〜5位まで順に紹介します。
これからミスチルをいろいろ聞いてみたいという方は、ぜひこの5曲から視聴してみてください。


1位:HANABI
「HANABI」は、2008年に発売された33rdシングルで、フジテレビのドラマ「コード・ブルー 〜ドクターヘリ緊急救命〜」の主題歌にも起用されました。
オリコンチャートでも6年連続トップ10入りを果たしたこの楽曲は、まさにミスチルの代表曲の1つといえるでしょう。
歌詞の中では、自分の世界に対して「どんな値打ちがあるのか」「どんな理想を抱けば良いのか」と葛藤する主人公の心情が赤裸々に語られています。
しかし、誰もが悲しみを抱えながら明日を願っていると前向きな姿が描かれ、聞いているだけで、辛いことがあっても頑張ろうという気分にさせてくれる名曲です。
2位:Tomorrow never knows
「Tomorrow never knows」は1994年にリリースされた6枚目のシングルで、フジテレビのドラマ「アンティーク〜西洋骨董洋菓子店〜」の挿入歌にも起用されました。
ミスチル初期の代表作と呼ばれ、シングルでは最大のヒット曲として多くの人々に愛されています。
滑らかで美しいメロディラインに、切ない歌声で歌われるのは、やるせない日々の中でも少しずつ大人になって生きていく男の心情です。
ハスキーな歌声が、心に染みる名バラードですね。
3位:シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~
「シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜」は、1995年リリースのシングル曲で、オリコン集計ではノンタイアップシングル歴代1位の売上を記録しました。
アップテンポで、聞いていると気分が盛り上がる激しい曲調がライブやコンサートにぴったり。
観客全員で盛り上がれるキャッチーで躍動感あふれるメロディーと歌詞が印象的ですね。
歌詞の中では、おおらかで明るい恋愛観が爽やかに歌われています。
4位:抱きしめたい
「抱きしめたい」は、1992年リリースの2ndシングル収録曲です。
友人の結婚式で使用するために作られたというエピソードを持つこの曲は、「どんなときでも寄り添い合って一緒に生きていきたい」という深い愛情を歌ったバラードソングです。
ゆったりとした雰囲気と、歌詞から感じる深い愛情はミスチルの「友人の結婚式を最高に彩りたい」という気持ちも感じられますね。
5位:innocent world
「innocent world」は、1995年発売の5thシングルで、ミスチル初のオリコン週間チャート1位を獲得した人気曲です。
アクエリアスのCMソングに起用されているので、知っている方も多いでしょう。
軽くアップテンポなメロディに乗った歌詞は、作詞でとても苦戦したのだとか。
そのときの疲労感がきっかけで、無垢な世界を意味する「innocent world」のインスピレーションを得たといわれています。
Mr.Childrenのファンが選ぶ隠れた名曲5選
ミスチルには、アルバム未収録であったり、過去の曲であったりしてあまり話題に上がっていないものの、ファンの間では強く愛されている隠れた名曲があります。
もっとミスチルの魅力を知りたいという方は、ぜひこの5曲も聞いてみてください。
ミスチルのイメージとは少し違った、印象的な楽曲を楽しめますよ。


あんまり覚えてないや
「あんまり覚えてないや」は、13thアルバム「HOME」に収録されている楽曲です。
曲の中で繰り返される「あんまり覚えてないや」というフレーズは、日々の生活に対する退屈さを強く感じます。
しかし、曲の後半ではこのフレーズが「ちゃんと覚えてるんだ」に変わるのです。
たとえ日々が退屈でつまらないものだとしても、子供の頃の記憶や、家族や友人との思い出は消して忘れない、そんな幸せの本質が感じられますね。
切なく郷愁を感じるメロディラインも相まって、自分の過去を懐かしみたくなる楽曲です。
CANDY
「CANDY」は「I♥U(アイ・ラヴ・ユー)」というアルバムに収録されている楽曲です。
シングルリリースされていない曲ですが、ドラマティックなメロディーと、恋愛の切なさを感じる歌詞が多くのファンから人気を集めています。
この曲の中では、恋心がキャンディーに例えられ、困難で叶わない恋への感情がしっとりと歌い上げられています。
また、サビで一気にマイナー調に転じるメロディーも印象を高める理由の一つでしょう。
横断歩道を渡る人たち
「横断歩道を渡る人たち」は、32ndシングル「GIFT」のカップリング曲です。
アルバム未収録で、2010年に公開されたミスチルのドキュメンタリー映画DVDの付録にのみCDとして収録されました。
ハーモニカの軽快なメロディから始まる、アップテンポな曲調には、横断歩道を渡る人々の様子や、そこからうかがえる人生観の歌詞が乗せられています。
いろいろな人が行き交う横断歩道の景色にさまざまな物語を想像している歌詞は、まさにミスチルならではの豊かな感性が生きてますね。
ファスナー
「ファスナー」は、ファンの中でも名盤と呼ばれる「IT’S A WONDERFUL WORLD」に収録されている楽曲です。
この曲では、人が誰しも持っている秘められた部分が、衣服のファスナーに例えられています。
歌詞の主人公は、自分の恋人が自分以外の人間に惹かれていることを確信しつつ、「その裏ごと愛さなければならない」と葛藤しています。
まるで子供の頃にヒーローが実在しないことを知ったときと同じ絶望感を感じながらも、当てつけのような浮気もできない、そんな切ない恋愛は多くの人の心を打つでしょう。
なお、この曲は作詞作曲を手掛けた桜井和寿が、友人のスガシカオをイメージして作った曲としても有名です。
つよがり
「つよがり」は、9thアルバム「Q」に収録された楽曲で、バラード調のメロディが印象的。
スローテンポなサウンドで一途な主人公と、その恋人の強情さ、そして二人の支え合うような関係性が歌われています。
気丈に振る舞う恋人に対して、「弱さを見せてくれない」と悲しみのような感情を抱く、そんな経験をしたことがある人にとっては特に響く歌詞でしょう。
Mr.Childrenの歌詞が泣けるバラード3選
ミスチルはアップテンポの曲も魅力ですが、やはりハスキーな歌声で奏でられるバラードも人気を集めています。
思わず涙ぐんでしまう情緒たっぷりなバラードを聞いて、歌詞に込められた想いを堪能しましょう。


名もなき詩
「名もなき詩」は、1996年にリリースされた10thシングルで、オリコン史上初の「初週売上100万枚」を突破した楽曲でもあります。
うまく行かない毎日の中で、孤独を感じているのはみんな同じだ、そんなメッセージ性を感じる歌詞に励まされる人は多いでしょう。
ややアップテンポのバラードソングですが、都会の喧騒や忙しない毎日と戦う強い意思を感じられる楽曲です。
君がいた夏
「君がいた夏」は、ミスチルがインディーズだった頃に作られた長い歴史を持つ楽曲です。
夏というのは、どの年代でもその瞬間でしか味わえない特別な思い出が残る季節です。
特に、別れてしまった恋人と過ごした夏は、何年立っても忘れられない大切な記憶になるでしょう。
この曲では、そんな切ない夏の恋愛の思い出が、しっとりと歌い上げられています。
気温の高さや海の潮風など、臨場感を感じられる雰囲気たっぷりの楽曲です。
365日
2010年にリリースされたアルバム「SENSE」の収録曲である「365日」は、大切な人に対する想いを歌った名曲です。
365日、つまり1年中変わらない愛を抱き、「君が好き」だと伝えたい、そんな情熱をしっとりと歌い上げたバラードに心を打たれますよね。
一緒にいられるだけで他は何も要らない、そんな深い愛情を知ったときに聞きたい名曲です。
ミスチルは「捨て曲がない」といわれるほど名曲が多い
200曲以上の楽曲をリリースしているミスチルは、全てが名曲で「捨て曲がない」といわれています。
青春の甘酸っぱさを感じるラブソングから、メッセージ性が高い風刺曲まで、ミスチルの魅力は一言では語り尽くせません。
有名曲からマイナーな名曲までいろいろな楽曲を聞いて、自分オリジナルのミスチルセトリを作りましょう。
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