夏の終りから急に気温が下がり、朝晩の過ごしやすさからは秋の訪れを感じますよね。
そんな哀愁漂う秋になると、みなさんはどんな曲が聴きたくなりますか?
楽しくてバカンス感のある夏の曲に比べて、秋をテーマにした曲には、少し物哀しい気分に浸れるものが多いですよね。
この記事でわかること
秋の歌といえば?人気曲9選
秋の歌といえば、エモーショナルなサウンドや失恋など別れをテーマにしたものが多いです。
物哀しい雰囲気のナンバーを聴くと、胸が締めつけられてなんとも言えないエモい気持ちになれますよ。
まずは秋に聞きたい歌を紹介します。
赤黄色の金木犀 / フジファブリック
デビューから4枚続けて季節の曲をリリースした「四季盤」に収録されている、フジファブリックの「赤黄色の金木犀」は、秋をモチーフにして作られました。
曲中でも「赤黄色の金木犀の香りがたまらなくなって」と歌われているように、秋の香りが蘇る名曲です。
冒頭の悲しげなサウンドと哀愁ただよう歪んだギターが、よりいっそう秋を感じさせてくれます。
サビ終わりの「帰り道」というフレーズには、秋の寂しい気持ちを掻き立てられるでしょう。
セプテンバーさん / RADWIMPS
RADWIMPSの「セプテンバーさん」は、ノリの良いロックらしいサウンドながら、やさしい雰囲気の秋曲です。
「『夏』ってだけでキラキラしてた」など、夏の終わりを感じさせる歌詞がたくさん登場します。
夏の魔法が解けても、まだ恋が続いている気持ちを歌ったセプテンバーさんは、暑い夏の終わりに聴きたい一曲です。
セプテンバーさんはライブでコール&レスポンスができる曲でもあるので、カラオケで歌えば盛り上がりますよ。
茜色の約束 / いきものがかり
いきものがかりの「茜色の約束」は、結婚をテーマに、歌詞では別れのその日までそばに居続けたいという願いを歌っています。
いつか訪れる別れと、歌詞の茜色が秋の雰囲気にぴったりのやさしいミディアムバラードで、どこか懐かしさを感じることもできるでしょう。
2008年リリースのアルバム「ライフアルバム」には、アコースティックバージョンもが収録されています。
より強いメッセージ性を感じられるアレンジなので、そちらも聴いてみてください。
The Autumn Song / ELLEGARDEN
スピード感があってかっこよく、シンプルで聴きやすいELLEGARDENの秋歌は「The Autumn Song」です。
秋になるとなぜかやってくる孤独感を、「But I feel I’m all alone(でも俺はとにかく孤独なんだ)」とストレートに歌っていてます。
素直になれずに強がる男性の気持ちを歌った歌詞は、聴いていると背中を押される男の応援ソングです。
楓 / スピッツ
スピッツの「楓」は1998年にリリースされてから、長く多くの人に愛されている名曲です。
イントロのピアノが物哀しげで、秋の哀愁的な雰囲気によく合っています。
サビの「さよなら」の歌詞が心に響き、聴いているととても切ない気持ちになりますよ。
紅葉が美しく、儚く散っていくイメージからは、秋の終わりを思わせてくれる別れのバラードです。
男心と秋の空 / ゴールデンボンバー
人気エアバンドゴールデンボンバーの「男心と秋の空」は、少し悲しげな雰囲気で始まる秋歌です。
歌謡性の高いキャッチーでアップテンポなメロディーは、聴いていると前向きな気持ちになれますよ。
変わりやすい女性の心を表した「女心と秋の空」ということわざを、男目線の物悲しい心に重ねて「男心と秋の空」と表現しています。
聴けば何故か元気をもらえる、秋におすすめの一曲です。
花言葉 / Mr.Children
Mr.Childrenが2004年にリリースしたアルバム「シフクノオト」に収録されている「花言葉」は、秋の雰囲気漂う名曲です。
この曲は「コスモスの花言葉は」というインパクトのあるサビから始まります。
秋になり一つの恋が終わる様子が描かれた歌詞と軽快なテンポのサウンドからは、切なさを感じられます。
Mr.Childrenらしい情緒的なメロディーや細かい心理描写が魅力の歌詞は、失恋を経験した人なら必ず共感できるはずですよ。
月光花 / Janne Da Arc
4人組のロックバンドJanne Da Arcの「月光花」は、王道のロックサウンドに少しダークなメロディーが印象的な曲です。
タイトルから美しいこの曲は、花や星などの自然描写が多く「月の欠片を集めて」というフレーズからは秋を感じます。
この曲はアニメ「ブラック・ジャック」のオープニングテーマに起用され、大ヒットしました。
「神か悪魔か奇跡の手」というアニメのキャッチフレーズも、少しダークな曲の雰囲気とよくマッチしています。
満月の夜なら / あいみょん
あいみょんの4枚目シングル「満月の夜なら」は、官能的な表現と「アイスクリーム」や「スパンコール」などの独特な歌詞がインパクトのある一曲です。
歌詞では、2人の男女のロマンチックな夜を描いています。
曲中に満月という表現は出てきませんが、長い夜を越えて二人が満月に向かっていくというコンセプトがしっかりと感じられる秋歌です。
ぜひ、満月の夜にカップルで聴いてみてくださいね。
秋に聴きたい名曲バラード10選
だんだんと日が短くなり、少し暗い気分になる秋には、やさしい歌で癒されたいですよね。
そんな時はバラードがおすすめです。
秋歌には、優しい気持ちで心に寄り添ってくれたり、疲れた心をそっと包み込んでくれる曲がたくさんあります。
次では秋に聴きたいバラードの名曲を紹介します。
見上げてごらん夜の星を ~ぼくらのうた~ / ゆず
日本人なら誰もが一度は聴いたことのある、坂本九の名曲「見上げてごらん夜の星を」。
この曲はこれまでにも多くのアーティストにカバーされていますが、2006年に歌詞やメロディーを加筆してゆずが「見上げてごらん夜の星を〜ぼくらのうた〜」というタイトルでリリースしました。
原曲に比べてポップなアレンジになったこの曲は、「遠い遠い空の下で 一人ぽっちに思えたら」と歌の始まりからすでに原曲と違うのです。
坂本九さんをはじめこの歌の制作の関わった全ての人に敬意を込めて制作され、原曲の歌詞やメロディーを活かしながら受け継いだ想いが描かれています。
秋の夜に光る星たちが思い浮かぶ、時代を超えて愛されている名曲です。
初秋 / 浜田省吾
浜田省吾の「初秋」は、大切な人との永遠の別れを歌った切ないバラードです。
イントロの美しいピアノが印象的で、ゆったりしたサウンドとやさしい歌声が心に響きます。
この曲は2003年のアルバム「初秋」の中で、セルフカバーもされています。
原曲よりも少しリズミカルでポップなアレンジになっているので、ぜひ聴いてみてくださいね。
C.O.S.M.O.S. ~秋桜~ / 三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE
三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEの「C.O.S.M.O.S〜秋桜〜」は、「S.A.K.U.R.A」「R.Y.U.S.E.I」に続く四季シリーズとして2014年にリリースされました。
印象に残るピアノが美しいアレンジからは、どこか哀愁を感じます。
禁断の恋をテーマにした、大人の魅力が詰まった歌詞にも注目です。
灰色と青(+菅田将暉) / 米津玄師
米津玄師がゲストボーカルに菅田将暉を迎えて制作した楽曲「灰色と青」は、2017年にヒットした秋ソングです。
「袖丈が覚束ない夏の終わり」と静かな雰囲気で始まり、サビで盛り上がる高揚感が心を揺さぶります。
誰もが一度は経験する子供から大人になる時に感じる、センチメンタルな心情を歌ったサビが印象的な名曲です。
歌うたいのバラッド / 斉藤和義
1997年にリリースした斉藤和義の「歌うたいのバラッド」は、多くのアーティストによってカバーされている名曲です。
リリースから時を越え、2017年には映画「夜明け告げるルーのうた」の主題歌にも起用されました。
大切な人に「愛してる」とまっすぐ伝えられる、結婚式でも人気の定番ソングです。
奏 / スキマスイッチ
スキマスイッチの「奏」は、遠距離恋愛をテーマにした大ヒットナンバーです。
曲中に秋をイメージさせる歌詞は出てきませんが、ノスタルジックな雰囲気が秋にぴったり。
2004年にリリースされて以降、様々な企画とタイアップされているロングヒットソングです。
「君が大人になっていくその季節が」と始まるサビは、大切な人を想うやるせない気持ちが溢れています。
寂しさを感じる秋に、ぜひ聴いてもらいたい一曲です。
You Go Your Way / CHEMISTRY
どちらも愛しているのに、別れなくてはならない…
切ない想いを優しく歌い上げる『You Go Your Way』は、愛してはいけない人を愛してしまった2人が道を分かつ別れのラブソング。
シングルリリースから3曲連続でオリコンチャート1位を獲得したCHEMISTRYのヒット曲です。
失うのは「恋」ではなく「熱」だというフレーズが、恋人という形を変えてしまっても相手を想う心を表していて胸を打ちます。
お互いへ残した未練がほろ苦く広がる、ビターチョコレートのような失恋ソングです。
オレンジ / SMAP
ヒット『らいおんハート』のシングル収録曲で、コンサートの定番曲でした。
男性目線で描かれたその切ない歌詞に2016年SMAP解散の心情を重ねる人が多くいたのでしょう、解散報告の後に配信サイトで上位にランクインしました。
カラオケ定番ソングであることはもちろん、いまや合唱曲にも選ばれるほどの神曲です。
オレンジというタイトルのとおり、夕陽の中で繰り広げられる別れに「さよなら」「あいたいよ」という言葉が染みこんで、切ない情景が思い浮かびます。
歌の最後が「ありがとう」というフレーズで締めくくられる意味を思わず考えてしまいます。
茜さす / Aimer
Aimer(エメ)の「茜さす」は、アニメ「夏目友人帳 伍」のエンディングに起用された、別れをテーマにしたバラードソングです。
曲中には枯れ葉やイチョウ並木など、秋を想わせる歌詞が散りばめられています。
たそがれ時の神秘的な時間を描いたこの曲は、物語の不思議な世界観にもよくマッチしています。
remember / Uru
幻想的な歌声が魅力のUruが歌う「remember」は、アニメ映画「夏目友人帳〜うつせみ結び〜」の主題歌に起用された、前奏のピアノが美しく、どこか懐かしさを感じる秋歌です。
「夏の終わりを知らせるように」という冒頭からはじまり、もの悲しい初秋の様子が表現されています。
Uruが実際に原作を読んで感じた、出会いと別れをテーマに書き下ろされました。
聴くだけでじんわり温かい気持ちになれますよ。
秋の歌といえば昭和の名曲も!おすすめソング6選
懐かしい昭和の歌謡曲にも秋の歌はたくさんあります。
秋になると誰もが感じるであろう切なさや悲しさは、昔から多くのアーティストによって表現されてきました。
秋がもたらす言葉にできない寂しさは、いつの時代も変わりませんよね。
懐かしい昭和の秋の歌には、令和になっても色あせることなく愛され続ける名曲も。
ここからは、カラオケの定番曲にもなっている昭和の秋の歌を紹介します。
秋の気配 / オフコース
オフコースの「秋の気配」は1977年にリリースされた、別れをテーマにした14枚目シングル作品です。
秋に関するワードは登場しませんが、爽やかなサウンドに乗せた切ない歌詞とメロディーが、秋の気配を感じさせる一曲です。
「僕があなたから離れていく」という悲しいフレーズが心に響くでしょう。
秋桜 / 山口百恵
山口百恵が歌う「秋桜」は、「日本の歌百選」にも選ばれた秋の名曲です。
楽曲制作を手掛けたさだまさし特有の哀愁たっぷりのメロディーが、秋のもの悲しさを上手く表現しています。
「明日嫁ぐ私」が改めて母親の愛に気づき「生きてみます私なりに」という歌詞からは、母への感謝と決意が感じられるでしょう。
イントロからラストまで奥が深い歌詞に、考えさせられる女性は多いでしょう。
秋止符 / アリス
フォークソングバンドとして今でも活躍しているアリスの「秋止符」は、昭和の香り漂う、小説のような美しい歌詞も魅力の秋歌です。
リリースは1979年ですが、今でも秋のカラオケソングとしてたくさんの人たちに歌われています。
「あの夏がなかったら」という歌詞からは、夏の終わりの物哀しさを感じられるでしょう。
風立ちぬ / 松田聖子
1981年にリリースされた松田聖子の「風立ちぬ」は、グリコポッキーのCMソングに起用され、日本レコード大賞でゴールデンアイドル賞を受賞したヒット曲です。
「帰りたい 帰れない あなたの胸に」と歌う悲しい失恋ソングですが、メロディーはポップで爽やかさを感じます。
少しゆったりしたテンポに、ゴージャスなサウンドも魅力で、秋の始まりに聴いてもらいたい一昭和歌謡曲です。
思秋期 / 岩崎宏美
岩崎宏美の「思秋期」は、昭和歌謡のムード漂う秋歌です。
森山直太郎や中森明菜など、多くのアーティストによってカバーされているこの曲は、青春を懐かしむというテーマで作られており、哀しさを感じる秋にぴったり。
昭和サウンドのメロディーに、彼女の透き通る歌声がマッチしていて、秋の物哀しさを色濃く演出しています。
戻らない青春を噛み締めたい、秋の夜にぴったりな歌謡曲です。
木枯しに抱かれて / 小泉今日子
小泉今日子の「木枯しに抱かれて」は、THE ALFEEの高見沢俊彦が作詞作曲を手掛けた秋歌です。
「あなたは気づかない 切ない片想い」という歌詞が印象的で、当時の元気いっぱいのイメージが強かった小泉今日子の印象を、ガラリと変えた曲でもあります。
片思いのやるせない想いが伝わってくる、悲しげな秋の名曲です。
秋っぽいカラオケ定番曲6選
秋歌には、少し幻想的でやさしい雰囲気のバラードソングが多いです。
しかし、その中にはしっとりと聴かせるバラードソングだけでなく、前向きでアップテンポな楽しい曲もたくさんあります。
ここでは秋っぽいカラオケの定番曲を紹介します。
三日月 / 絢香
絢香の「三日月」は、遠距離恋愛をテーマにしたバラードソングです。
CMやテレビ番組でもタイアップされ、この曲をきっかけに有名アーティストに仲間入りを果たしました。
今にも消えそうな三日月に、寂しい想いを上手くマッチさせた歌詞と曲調。
「君も見ているだろう この消えそうな三日月」という歌詞を聴くと、離れていて会えない恋人へのやるせない想いが伝わってきますよね。
September / 竹内まりや
竹内まりやの「September」は、失恋ソングながらとても爽やかな曲で、9月になると聴きたくなる人も多いのではないでしょうか?
レコード大賞新人賞を受賞した、竹内まりやの代表作の一つ。
思わず一緒に口ずさみたくなる「セプテンバー」で始まるキャッチーなサビと、「辛子色のシャツ」「街は色づいたクレヨン画」など、秋を感じるフレーズも魅力的です。
月のしずく / RUI
映画「黄金がえり」の劇中歌・主題歌として使われた「月のしずく」は、柴咲コウが映画の中で演じた、RUIの名義でリリースした作品です。
映画のヒットと共に、この曲も大きな話題を集めました。
古めかしい文語を使った歌詞や和を感じさせるサウンド、心を揺さぶる情緒的なメロディーが魅力的です。
この曲は月がテーマになっているので、秋の夜長にきれいな月を見ながら聴くのが良いでしょう。
月光 / 鬼束ちひろ
鬼束ちひろの「月光」は、ドラマ「トリック」の主題歌に起用され、ドラマのヒットと共に爆発的な人気を集めました。
少しダークな雰囲気を持ったこの曲は、自分の中にある心の闇を描いた作品です。
心を揺さぶるメロディーと美しい歌声、生きていく苦しさを歌った歌詞に胸を打たれ、秋の月明かりの下で聴くと思わず涙が流れてくるでしょう。
今宵、月が見えずとも / ポルノグラフィティ
ポルノグラフィティの「今宵、月が見えずとも」は、失恋ソングであるものの、聴いていると爽快な気分になれるいアップテンポな秋歌です。
月を見上げながら、一人寂しく誰かを想う夜が描かれており、秋の夜の涼しさや月明かりのまぶしさが目に浮かびます。
この曲は、劇場版「BLEACH Fade to Black 君の名を呼ぶ」の主題歌に起用されました。
渡月橋 ~君 想ふ~ / 倉木麻衣
倉木麻衣の「渡月橋〜君 想ふ〜」は、映画「名探偵コナン から紅のラブレター」の主題歌に起用された、秋のラブソングです。
秋の季節を歌っているこの曲では、紅葉が赤く染まるタイミングで、秋の訪れを感じている様子が描かれています。
恋人に会えないまま秋の季節が来てしまったことに対する悲しい気持ちと、楽しそうな紅葉を対称的に歌った曲です。
秋の歌はエモい曲が多い!オータムソングを聴いて季節の移り変わりを感じよう
なぜか悲しい気分になる秋には、別れや失恋をテーマにした切なく寂しい曲が多いです。
月や夕暮れをテーマにした曲も多いので、晴れた秋の夜に月を見ながら聴いてみるのもおすすめですよ。
アニソンから懐かしい昭和の歌まで、秋をテーマにした曲はたくさんあるので、自分の気分や好みで選んで聴いてみてくださいね。
秋の歌を聴いて、カラオケで歌ってみてはいかがでしょうか?
この記事のまとめ!
- 秋の歌は失恋や別れをテーマにした曲が多い
- 秋の歌には月をイメージした曲も多い
- しっとりとする秋の歌はセンチメンタルな気分の時におすすめ
- 昭和歌謡やアニソンにも秋の歌はたくさんある