「ディズニー初のアカペラ・グループ」として話題になっているディカペラ。
彼らは楽器やその他音源を一切使わず、歌声だけでディズニー音楽の世界を表現し、誰もが知る名曲を一味違った形で楽しませてくれるグループなのです。
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ディカペラとは
ディカペラは、ディズニー・ミュージック・グループからデビューしたアカペラグループです。
アメリカ全土から選び抜かれたメンバーにより、ディズニーの大人気楽曲が魔法のような歌声で披露しています。
才能あふれる彼らのパフォーマンスは、瞬く間に世界中で人気に。
日本でも、YouTube動画や日本限定盤CDなどが話題を呼んでいます。
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ディズニー公式アカペラグループ
ディカペラは、2018年1月にアメリカで、ディズニー初の公式アカペラグループとして誕生しました。
ディズニー・ミュージック・グループが手がけるこのグループには、「Disney（ディズニー）」と「a cappella（アカペラ）」を融合させた「DCappella（ディカペラ）」という名前が付けられたのです。
オーディションで結成
「ディズニー初のアカペラ・グループ」のオーディションが2017年11月に発表され、1500名を超える応募者たちがYouTubeに動画を投稿して参加しました。
その後2018年1月に、ロサンゼルスとニューヨークで対面オーディションが行われ、7人のメンバーが選び抜かれたのです。
ディカペラにはそれぞれ異なるバックグラウンドを持ち、個性と才能があふれるメンバーが揃っています。
結成後2時間でレコーディング
ディカペラはグループ結成の2時間後にデビューアルバムのレコーディングを始め、8日間で13もの楽曲を収録しました。
オーディションの課題曲として歌った4曲以外に、他9曲を大急ぎで練習したディカペラでしたが、短期間のなかで団結力が発揮され、自然とうまく進んでいったのです。
プロデューサーが描いていたグループ像と、7人が作り上げる世界観が見事にマッチしたのでしょう。
ディカペラのメンバー
ディカペラは、
- ソプラノ
- メゾソプラノ
- アルト
- テナー
- バリトン
- ベース
- ボイスパーカッション
アメリカ全土から選び抜かれたメンバーで構成されているので、全員が確かな実力を誇っています。
彼らはいったいどんな経歴を持っているのでしょうか？
ここでは、ディカペラメンバーの気になるプロフィール情報を紹介します。
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アントニオ・フェルナンデス
| パート | ボイス・パーカッション |
| 生年月日 | 1991年3月20日 |
| 出身地 | 米ワシントン州シアトル |
| パフォーマー歴 | 16年以上 |
アントニオ・フェルナンデスは10歳のころ、ウェブ上で初めてヒューマン・ビートボックスの映像を見て感動したことをきっかけに、ビートボックスを始めました。
2016年以降には「コンテンポラリー・アカペラ協会賞」を4度も受賞。
ピアノを演奏したり、聖歌隊やバンド活動をしたりと、多方面で音楽の才能を開花させてきた経歴を持ちます。
ディカペラでの活動の他に、作曲や音楽プロデュースも手がけていますよ。
ジョー・サントーニ
| パート | ベース（バス |
| 生年月日 | 1990年10月31日 |
| 出身地 | 米ミシガン州ポートヒューロン |
| パフォーマー歴 | 15年以上 |
ジョー・サントーニは、オークラド大学の声楽・オペラ科を卒業した後、LAでプロとして活動してきました。
オペラの公演に3作品以上出演した経験や、数々のチャリティ公演でアカペラグループに参加した経験を持っています。
ディカペラでは安定感のある低音で、ソロパートも披露しているので注目してくださいね。
アカペラで歌う最もお気に入りの曲は、「トイ・ストーリー2」の「ホエン・シー・ラブド・ミー」だと言っています。
カレン・ケリー
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| パート | メゾソプラノ |
| 生年月日 | 不明 |
| 出身地 | 米フロリダ州ジャクソンヴィル |
| パフォーマー歴 | 歌を始めた3歳の時から |
プロとして音楽の仕事をする前は、メイクアップアーティストをしていたカレン・ケリー。
その後フロリダ州でアカペラ・ショーのオーディションに合格して以来、約6年間プロとしてキャリアを積んできました。
アメリカ以外にも、カナダ、日本、フィリピン、メキシコなど、世界各国で活躍していたのです。
ディカペラでは、パワフルで伸びやかな歌声を披露しています。
ケリー・デニス・テイラー
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| パート | アルト |
| 生年月日 | 不明 |
| 出身地 | 米カリフォルニア州ロサンゼルス |
| パフォーマー歴 | 13年 |
ケリー・デニス・テイラーはディカペラメンバーとしてキャリアを積む以外に、さまざまな「ディズニー・クルーズ・ライン」の船内ショーに出演した経験を持ちます。
日本でも2年間プロのボーカリストとして活動し、2019年夏に開催したR&Bライブ・コンサートでは、120席以上のチケットを完売しました。
これについて「今までの音楽キャリアにおける最も重要な出来事だった」と本人が語っています。
モーガン・キーン
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| パート | ソプラノ |
| 生年月日 | 1997年2月5日 |
| 出身地 | ジョージア州アトランタ |
| パフォーマー歴 | プロになって6年 |
モーガン・キーンはディカペラで活動する前に、舞台版ディズニー・ミュージカル「ニュージーズ」のブロードウェイ全米ツアー公演に出演していました。
劇中では主要な役どころのキャサリン役に抜擢され、大活躍したのです。
多数のブロードウェイ・スター達と、さまざまな作品で共演した経験もあります。
透き通るような美しい高音が特徴で、聴く人の心を癒すパフォーマンスをしていますよ。
オーランド・ディクソン
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| パート | バリトン |
| 生年月日 | 1988年8月1日 |
| 出身地 | 米ワシントンD.C. |
| パフォーマー歴 | 20年 |
オーランド・ディクソンは自身のYouTubeチャンネルで精力的に活動したり、オーディション番組「The Voice」のセミファイナリストとなったりと、音楽業界で多岐に渡って活躍してきました。
作曲やボーカル・プロダクションも手がけることから、提供したシングル曲が米ビルボード・アーバン・AC・チャートでトップ20入りを果たしたこともあります。
1番好きなディズニー音楽は、ディカペラが歌う、映画「ターザン」の主題歌「ユール・ビー・イン・マイ・ハート」だそうです。
RJ・ウェスナー
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| パート | テナー（テノール） |
| 生年月日 | 1988年5月13日 |
| 出身地 | 米イリノイ州シカゴ生まれ、インディアナ州インディアナポリス育ち |
| パフォーマー歴 | プロになって10年 |
RJ・ウェスナーはディカペラ加入前に、アカペラ・グループ「ヴォーカロシティ」のメンバーとして活躍していました。
アメリカのアカペラ音楽番組「シング・オフ」やドラマ「ワン・ライフ・トゥ・リヴ」、バラエティ番組「サタデー・ナイト・ライブ」など、メディア出演経験も多数あります。
どこまでも伸びるような安定感のある高音ボイスの持ち主です。
脱退したメンバー
ディカペラには、グループを脱退したメンバーが2人存在します。
過去に配信されたYouTube動画などを見ると、現在とは違うメンバーが出ていることもあるので、気になっていた人がいるかもしれませんね。
いったいどんな人物がディカペラで活動していたのでしょうか？
次は、脱退した2人の女性メンバーについて紹介しましょう。
シェリー・レグナー
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| パート | メゾ・ソプラノ |
| 生年月日 | 988年12月21日 |
メゾ・ソプラノパートを担当していたシェリー・レグナーは、2019年5月にディカペラを脱退しています。
理由は「今後さまざまな機会を追求するため」だそうです。
シェリー・レグナーはこれまでに、映画「ピッチ・パーフェクト」でレギュラー出演をしてきた経験もあるので、映画界への進出を考えて脱退を選んだのかもしれませんね。
ソジャーナ・ブラウン
出典：https://twitter.com/DCappellaJapan/status/1240050280848175104?s=20
| パート | アルト |
| 生年月日 | 1995年2月18日 |
アルトパート担当のソジャーナ・ブラウンは、2020年3月にディカペラを脱退しました。
脱退の理由はシェリー・レグナーと同じで、「さまざまな機会を追求するため」です。
脱退後は女優業に専念するために拠点を変えたり、化粧品のCMに出演したりと、音楽以外の分野でも活動しています。
アーティストとして確かな実力を持つ彼女であれば、幅広いジャンルで大活躍すること間違いなしでしょう。
ディカペラのおすすめYouTube動画
YouTubeではディカペラが披露する素敵な楽曲の数々を楽しむことができます。
日本公式チャンネルも開設しているので、日本のファンに向けた動画が気になる人はチェックしてみてくださいね。
ここからは、ディカペラのおすすめYouTube動画を5つ紹介します。
世界中で愛される名曲が、どのように声だけで表現されるのか確認してみましょう。
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美女と野獣 Beauty and the Beast (Japanese Version)
この動画では、ディズニー映画のなかでも絶大な人気を誇る「美女と野獣」の主題歌「Beauty and the Beast」をディカペラが日本語で歌っています。
声だけで録音されているとは思えないくらい、幻想的で壮大なメロディに驚いてしまいますね。
目を閉じて聴き入ると、ロマンチックな雰囲気や美しい情景が目に浮かんできますよ。
アンダー・ザ・シー Under the Sea (Japanese Version)
こちらは、ディズニー映画「リトル・マーメイド」の「アンダー・ザ・シー 」をディカペラが日本語で歌った動画です。
水や泡のような音も声だけで見事に表現されているので、海の中にいると錯覚してしまいそうですね。
ポップで軽やかなアレンジがほどこされており、聴いていると楽しい気持ちになりますよ。
何度でも繰り返し聴きたくなる仕上がりです。
どこまでも How Far I’ll Go
この動画では、映画「モアナと伝説の海」の主題歌になった「どこまでも How Far I’ll Go」がアカペラで披露しています。
波が浜辺に打ち寄せられるような音や南国の楽器のようなサウンドを、ディカペラメンバーが完璧に表現していますよ。
美しい海辺の景色にぴったりな、トロピカルでリラックスムードあふれる1曲です。
フレンド・ライク・ミー Friend Like Me
映画「アラジン」の挿入歌として大人気の「フレンド・ライク・ミー」。
アラジンは日本でも実写版が公開されて話題になりましたよね。
ディカペラが歌う「フレンド・ライク・ミー」は、低音と高音のバランスが絶妙です。
ミステリアスな雰囲気が漂い、同時に高揚感も高まる1曲となっています。
聴いているとついつい踊りたくなってしまいますよ。
ナイトメアー・ビフォア・クリスマスメドレーThe Nightmare Before Christmas Medley
この動画ではディカペラが映画「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」の人気楽曲を、メドレーで披露しています。
ファンタジーとホラーが融合した独特の世界観をアカペラで再現し、映画の中に入り込んだかのような気持ちにさせる1曲です。
アップテンポなパートも見事に歌いきっているので、圧倒されること間違いなしですよ。
ディズニー・アカペラ・コンサート「ディカペラ」
ディカペラは2019年8月～9月に、ディズニー・アカペラ・コンサート「ディカペラ」で日本全国ツアーを開催しました。
東京・大阪・福岡をはじめとする日本全国をまわり、ディズニー映画の名曲を生のアカペラで披露したのです。
なお、2020年の公演は新型コロナウイルス感染症の影響にともなって、中止となりました。
ディカペラのCD情報
ディカペラは3枚のCDアルバムを販売中です。
2019年5月15日に発売された「ディカペラ」には、メンバーが日本語で歌った楽曲が5曲も収録されています。
クリス・ハートがプロデュースに参加したことでも話題になりました。
2019年11月27日発売の「ロッキン・ホリデイ」には、ディズニー音楽以外にも、世界で愛されるクリスマスソングの数々が収録されています。
2020年6月10日に発売された「オール・イアーズ」は、日本のファンのためだけに制作された日本限定盤です。
映画「アラジン」の「スピーチレス～心の声」や、映画「アナと雪の女王2」の「イントゥ・ジ・アンノウン」などが収録されています。
ディカペラはトップレベル歌手ばかりのディズニー公式アカペラグループ！CDや動画で歌声を聴きまくろう
ディカペラは、ディズニー初の公式アカペラグループです。
アメリカ全土から選び抜かれた7人が、声の魅力だけでディズニー音楽を披露しています。
トップレベルの才能を持つメンバーの歌声は、YouTubeの公式チャンネルやCDで楽しむことができますよ。
「アラジン」や「アナと雪の女王」など、日本でも話題になった作品の楽曲を歌っているのでぜひ聴いてみてくださいね。
この記事のまとめ！
- ディカペラはディズニー初の公式アカペラグループ
- アメリカ全土から選び抜かれた7人のメンバーで構成されている
- YouTube日本公式チャンネルがあり、数々の素敵な曲が楽しめる
- 日本限定盤アルバム「オール・イアーズ」がおすすめ
