老若男女問わず、幅広い世代から人気を集めている「プロセカ」こと『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』。
ボカロ曲が題材となっており、毎年さまざまな曲がプロセカでプレイできるようになっています。
この記事でわかること
2025年に追加されたプロセカ人気最新曲3選
プロセカには、随時ボカロの名曲・人気曲が追加されています。
そこでまずは、2025年に追加された最新のプロセカ人気曲をチェックしていきましょう。
失敗作少女
「失敗作少女」は、かいりきベアが手がけた初音ミクのオリジナル曲。
小説『マネマネサイコトロピック』に登場するキャラクター・鏡見エリスをモチーフとしており、「失敗作」と言われた少女の苦しい胸の内が歌われています。
主人公の苦しさを表現したかのような、鋭いサウンドも印象的。
同曲は複数のボカロPによるさまざまなアレンジバージョンが公開されているため、ぜひ聴き比べを楽しんでみてください。
紗痲
「紗痲(しゃま)」は、煮ル果実が手がけたFlowerのオリジナル曲。
ギターの激しいカッティングから始まるハードな一曲です。
独特な世界観が強く、歌詞だけでは意味がピンと来ない人もいるかもしれませんが、MVを見ると男女の駆け引きが描かれていることがわかります。
ちなみに、タイトルの「紗痲」は造語。
「紗」は織物、「痲」にはしびれるという意味が込められています。
一体何を意味しているのか、想像を膨らませながら聴いてみてください。
テトリス
「テトリス」は、柊マグネタイトが手がけた重音テトSVのオリジナル曲。
タイトルからも連想される通り、サビにはゲーム音楽として知られるロシア民謡『コロブチカ』が使用されています。
アップテンポでキャッチーな楽曲ですが、歌詞はネガティブなのが特徴的。
「私のせい」「私は終わってる」など自虐的なフレーズ、そして「ねぇ誰か助けて」と助けを求めるフレーズが散りばめられており、聴くと少しだけ胸が苦しくなります。
プロセカの有名人気曲10選
続いては、プロセカの有名人気曲をピックアップします。
プロセカの楽曲について詳しく知りたい人は、次の10曲から聴いてみてくださいね。


トンデモワンダーズ
「トンデモワンダーズ」は、2021年6月に公開されたsasakure.UKによる楽曲。
疾走感あふれるリズムとクセになるメロディーで、聴いた人を一瞬で楽曲の世界へ誘います。
「ハイになる?廃になる?ハイとは言えな~い!」など、歌詞の言葉遊びもとても秀逸で、聴けば聴くほどハマる一曲です。
弾けるようなピアノフレーズも必聴!
potatoになっていく
「potatoになっていく」は、2018年2月に公開されたNeruによる楽曲です。
無気力な社会への倦怠感を、「ポテトになる」というユーモラス且つ独特な世界観で表現しています。
何もしたくない無気力感を「冷めたチャウダー」「ボウルの中で憂さ晴らし」など、料理に例えているところもオシャレです。
サウンドはジャジー&メランコリックで、軽快な雰囲気が楽曲テーマとのいいギャップを生んでいます。
ジャックポットサッドガール
「ジャックポットサッドガール」は、2020年10月に公開されたSyudouによる楽曲です。
ハチ(米津玄師)の楽曲『砂の惑星』のアンサーソングとして知られており、全編にわたり砂の惑星に対する作者の思いが歌詞につづられています。
「正論ばっかじゃちょーつまんない」「その音鳴らせばほら」など、ボーカロイドの世界から離れていくハチに対して、「自分はまだボカロPとして曲を作り続ける」という意思を感じられる点が注目のポイント。
プロセカ内では曲の短さから、効率曲としても知られています。
Ready Steady
「Ready Steady」は、2020年9月に公開されたGigaによる楽曲です。
EDM・クラブミュージック系のビートで、重低音の効いたノリのいいサウンドが魅力的。
ラップパートは少しだけK-POPっぽさを感じさせるニュアンスがあり、とてもキャッチーです。
「もし叶うならこの先の世界を知りたい行きたいReadySteady」と、前に進もうとする強い意志が、歌詞とサウンドの両方で表現されています。
モア!ジャンプ!モア!
「モア!ジャンプ!モア!」は、2020年11月19日に公開されたNayutalien(ナユタン星人)による楽曲で、ゲーム内に登場するアイドルユニット「MORE MORE JUMP!」のテーマ曲的な存在。
明るく元気なサウンドが印象的で、アイドルソングらしさ満点の一曲です。
裏打ちのビートも、世界観を牽引するポイントの一つ。
「もう一度アイドルとして輝きたい」というストーリーと重なり、聴くと夢や希望を取り戻そうとする力が湧いてきそうです。


携帯恋話
「携帯恋話」は、2020年10月に公開されたまふまふによる楽曲です。
携帯電話の通話をモチーフに、切なさや曖昧さを含んだ恋愛感情が描かれています。
キラキラとしたシンセ音が時計の針が進む音を連想させ、時間が過ぎていく焦燥感を演出しています。
「口をつけずに冷めた紅茶」「白黒つかないダージリン」など、歌詞の中で紅茶を重要なアイテムとして出している点も注目のポイントです。
アイディスマイル
「アイディスマイル」は、2021年4月に公開されたとあによる楽曲です。
タイトルは「Identity」「Distance」「Minority」「Smile」に由来しており、「25時、ナイトコードで。」のメンバーである秋山瑞希のキャラクター性が反映されたテーマになっています。
切なさと優しさを両方感じられるような、落ち着いた優しいサウンドに引き込まれます。
バグ
「バグ」は2022年6月に公開された、かいりきベアによる楽曲です。
心の混乱や精神の崩壊、感情の暴走といった、心理的なテーマが描かれています。
「さあバババグさあバグバグ」など、リズムを強調したフレーズが多用されており、一度聴くと耳に残るのが特徴的。
カオスと狂気を感じさせるエレクトロポップなサウンドも、「バグ」の世界観をより深めています。
シネマ
「シネマ」は、2021年5月に公開されたAyaseによる楽曲です。
同曲は日々の生活の中で感じる不安や葛藤が、まるで独り言のように歌われているのが印象的。
Ayase本人は「作った当時の僕の心境そのまま」と、インタビューで明かしています。
また、同曲はAyaseの作った別曲『幽霊東京』ともリンクしている点が見逃せないポイント。
一体どんな点がリンクしているのか、メロディアスなサウンドに耳を傾けながら深掘りしてみてください。
KING
「KING」は2020年8月に公開されたKanariaによる楽曲です。
ダークな雰囲気と軽快さを兼ね備えたエレクトロポップで、歌詞は断片的で謎めいている点がユニークなポイント。
どこか「王の処刑」や「革命」を思わせる内容になっており、「You are KING」とあえて冠詞を抜くことにより、歌詞の解釈に深みを持たせています。
公開年の2020年中にYoutube再生回数が1000万回を突破するなど爆発的な人気を誇り、まさに神曲といえる存在です。
プロセカの人気曲5選|カラオケで歌いやすい楽曲
プロセカの人気曲は、カラオケで歌えるものも多いです。
続いてはプロセカの人気曲の中から、カラオケで歌いやすい楽曲を5曲ご紹介します。
月光
「月光」は、2022年5月に公開された、キタニタツヤとはるまきごはんによる楽曲。
著名な二人によって作られた、キャッチーなメロディと歌いやすいキーがカラオケ向きです。
そんな同曲で歌われているのは、自己嫌悪や孤独、理想と現実のギャップについて。
「ガラクタ」「偽物」といったモチーフを使いながら満たされない感情が表現されており、初めて聴く人もきっと引き込まれるはず。
箱庭のコラル
「箱庭のコラル」は、2023年5月に公開されたKoyori(電ポルP)による楽曲です。
箱庭と「コラル(=サンゴ)」をモチーフに、夢や希望、儚さ、未来への歩みが描かれています。
穏やかさがありながらも、どこか切なさを感じるサウンドが魅力的なポイント。
遅すぎず早すぎないミドルテンポで、キーの幅も広くないため、男女問わず歌いやすい楽曲といえるでしょう。


Color of Drops
「Color of Drops」は、2021年12月に公開された40mPによる楽曲です。
プロセカのイベント「My Color!」に連動していて、雛森雫の成長物語とリンクするストーリーが印象的な一曲。
同曲は「本当の自分を受け入れること」がテーマとなっているため、プロセカを知らない人はもちろん、世代を問わず共感しやすいため、カラオケ受けは抜群です。
サビに向けて盛り上がる構成でありながら比較的歌いやすいキーなので、しっかりと曲の流れに乗れれば上手く歌いこなせます。
フレー
「フレー」は、2022年11月に公開されたHoney worksによる楽曲です。
「プロジェクトセカイ×ポカリスエットコラボ」として制作され、プロセカに登場するユニット『Leo/need』へ書き下ろされました。
そんな同曲のテーマは「応援」。
「遅すぎるなんて辞書にはない」「勇敢なる青掲げろ」など、前向きで力強いメッセージが印象的です。
サウンドはキャッチー&リズミカルで覚えやすく、感情を乗せて歌いやすいでしょう。


悔やむと書いてミライ
「悔やむと書いてミライ」は、2020年4月に公開されたまふまふによる楽曲です。
自己否定や人生への苦悩といったテーマが、メロディアスでアップテンポなリズムに乗せて歌われています。
サビの高音パートはやや声量が必要ですが、叫ぶような表現が出来るため、感情を込めて歌うのにピッタリ。
歌詞とサウンドのコントラストを楽しみながら歌ってみてください。
プロセカの人気曲3選|泣ける楽曲
プロセカの人気曲はノリがいいものだけでなく、感動的な曲があるのも魅力的なポイント。
この項目では、プロセカの泣ける楽曲を3曲ご紹介します。
群青讃歌
「群青讃歌」は、2021年9月に公開されたEveによる楽曲です。
プロセカの1周年のアニバーサリーソングとして書き下ろされたオリジナル曲で、プロセカのテーマでもある「つながり」や「自分だけの歌を見つける旅」が表現されています。
プロセカ内ユニットのキャラクターが抱える悩みや成長に歌詞の内容がリンクしており、ファンの感動を誘う楽曲といえるでしょう。
限りなく灰色へ
「限りなく灰色へ」は、2021年2月に公開されたすりぃによる楽曲です。
同曲はエモーショナルなサウンドと、夢を追う中で抱いた葛藤や不安を表現した歌詞が印象的。
中盤までは主人公が感じる葛藤に胸が苦しくなります。
しかし、後半では夢に突き進もうとする強い気持ちが歌われており、同じく「自分もまだまだ頑張ろう」と共感を覚える人は少なくないはず。
夢を諦めかけている人は、ぜひ同曲に励まされましょう。
そこに在る、光。
「そこに在る、光。」は、作詞作曲をDECO*27、編曲をすりぃが務めた楽曲。
ゲーム内のユニット「25時、ナイトコードで。」へ書き下ろされた楽曲で、2025年1月に公開されました。
自己否定や孤独がドラマチックなメロディで歌いあげられていて、同じように苦しんでいる人の心にじんわりと染みるはず。
また、ただ傷みに寄り添うだけでなく、最後には「光を求めて」という希望を思わせるフレーズがちりばめられているのがポイント。
「自分も前に進めるかもしれない」という、前向きな気持ちにさせてくれます。


プロセカのユニット別人気ソング
プロセカには初音ミクや巡音ルカをはじめとするキャラクターの他、ユニットも存在しています。
この項目ではプロセカで人気のユニット別に、おすすめソングをご紹介します。
にっこり^^調査隊のテーマ/ ワンダーランズ×ショウタイム
「にっこり^^調査隊のテーマ」は、じーざすが「ワンダーランズ×ショウタイム」に書き下ろした楽曲で、2022年1月に公開されました。
同曲は「笑顔を調査する」というユニークなコンセプトが特徴的。
メンバーによる掛け合いのような歌詞も印象的で、同ユニットのキャラクターの魅力が存分に引き出されています。
ぜひ、いい意味でドタバタした雰囲気を楽しみながら聴いてみてください。
ザムザ / 25時、ナイトコードで。
「ザムザ」は、てにおはが「25時、ナイトコードで。」に書き下ろした楽曲で、2022年9月に公開されました。
タイトルの「ザムザ」は、小説家「フランツ・カフカ」の小説『変身』の主人公であると言われており、歌詞では生きにくさや苦しさが表現されています。
歌詞にピッタリとリンクする、シリアスなサウンドも注目のポイント。
悶々とした気持ちを抱えた時、ぜひ同曲の世界観に浸ってみてください。
ファイアダンス / Vivid BAD SQUAD
「ファイアダンス」は、作詞作曲をDECO*27、編曲をGigaが務めた楽曲。
ユニット「Vivid BAD SQUAD」のために書き下ろされ、2024年12月に公開されました。
同曲は、挑発的な歌詞が非常に印象的。
燃える情熱や闘志、仲間との絆が描かれており、聴くと熱くなれる一曲です。
また、一度聴いただけでは覚えられない、緩急たっぷりの変調的なサウンドにも注目してみてください。


ステラ / Leo/need
「ステラ」は、じんが「Leo/need」に書き下ろした楽曲で、2020年10月に公開されました。
タイトルの「ステラ」はラテン語で、意味は「星」。
Leo/needの由来である「レオニード流星群」から来ているとも言われており、ユニットとの結びつきが強い楽曲です。
そんな同曲は、夜空を流れる星を彷彿とさせる、儚いピアノフレーズが印象的。
夜空の星をモチーフにした歌詞では、すれ違いや葛藤を乗り越えて未来へ歩だす強い気持ちが歌われており、辛い時に聴くと励まされます。
アイドル親鋭隊 / MORE MORE JUMP!
「アイドル親鋭隊」は、Mitchie Mが「MORE MORE JUMP!」に書き下ろした楽曲で、2021年8月に発表されました。
同曲はタイトルからもイメージできる通り、アイドル感たっぷりのキラキラソング。
歌詞ではアイドルの道を突き進もうとする思いが歌われており、ファンとしてメンバーを応援したくなる一曲です。
コールを楽しみやすいので、ぜひ覚えて盛り上がりましょう!
プロセカファンが選ぶ!追加してほしい人気のボカロ曲
最後に、プロセカファンが「追加してほしい!」と願い続ける、未だにプロセカに追加されていない人気ボカロ曲をピックアップします。
これからプロセカをはじめる人もすでにはじめる人も、ぜひチェックしてください。
少女A
「少女A」は、2013年10月に公開された椎名もたによる楽曲です。
同曲は椎名もた18歳の頃に作った楽曲ということもあり、青春の葛藤、自己否定といった気持ちの浮き沈みが、スピード感のあるサウンドと共に表現されています。
2025年3月にはYouTubeで公開されているボカロ曲の中で再生回数がトップになった他、「Billboard Japan」の楽曲ランキングで8位を記録するなど、現在も大人気。
海外からも人気が高く、国内外問わずプロセカに追加してほしいとの声も多いです。
ラビットホール
「ラビットホール」は、2023年5月に公開されたDeco*27による楽曲です。
Deco*27らしいトリッキーなリズムと中毒性のあるメロディー、欲望に落ちていく様をラビットホール(兎の穴)に例えた詞が印象的。
性的なモチーフも多用されているため賛否両論ありますが、同時にボカロファンからの人気もすさまじく、こちらも追加を望む声が多い一曲です。
ロストアンブレラ
「ロストアンブレラ」は、2018年2月に公開された稲葉曇による楽曲。
冒頭のブレイクが非常に印象的で、畳みかけるようなリズミカルなフレーズが魅力的です。
歌詞では雨や傘をモチーフに喪失感や孤独が描かれており、とことん落ち込みたい日に聴くと心に染み入ります。
太鼓の達人に収録されていたためゲームユーザーからの人気が高く、プロセカへの追加も強く望まれています。
Goodbye To A World
「Goodbye To A World」は、2014年8月に公開された楽曲です。
実は同曲はボカロPによる作品ではなく、アメリカの音楽プロデューサー・Porter Robinsonによって制作されました。
そんな同曲はアンビエント的なサウンドから始まり、ドラマチックに盛り上がっていく曲構成が印象的。
楽曲の世界観にグングンと引き込まれます。
こちらも世界的に人気の楽曲であることから、「プロセカ内でプレイしたい」という要望が多いです。
プロセカは人気ボカロ曲が詰まった最強の音ゲー!お気に入りソングを聞いて歌のセカイに浸ろう
プロセカは音ゲーとしてのクオリティがとても高く、ボカロ好きはもちろん、音ゲー好きにも打ってつけのコンテンツです。
また、リズムゲームとしてだけでなく、ストーリーの深さやキャラクターの個性、美しい3Dミュージックビデオなど、ゲーム以外の魅力も盛りだくさん。
ゲームに登場するキャラクターのユニットの他、初音ミクや鏡音リン、巡音ルカといった人気ボーカロイドによる歌唱も楽しめるため、これからボカロにハマりたい人にもおすすめです。
ぜひお気に入りソングを見つけて、歌のセカイにハマりましょう!
この記事のまとめ!
- 「プロセカ」はボカロソングをテーマにしたゲーム
- ゲームはもちろん、ストーリーやキャラクターの世界観も充実している
- 人気ボーカロイドの歌唱も楽しめるため、ボカロ初心者にもおすすめ