1980年代に日本の音楽シーンにおいて「バンドブーム」と呼ばれる現象が起き、数多くのバンドが登場。
その中でも、特に影響を与えた伝説的なバンドがいくつも存在します。
この記事では、80年代の伝説的ロックバンドや女性ボーカルバンド、さらにはインディーズバンドを紹介し、その魅力に迫ります。
懐かしい名曲とともに、80年代の音楽シーンを振り返ってみましょう!
この記事のもくじ
80年代のバンドブームとは?
「黄金時代」ともされる1980年代に巻き起こったバンドブームで、若者たちはその音楽性や真っ直ぐな歌詞に心を打たれました。
若者たちはギターやドラムを手にし、多くのアマチュアバンドが生まれました。
この時期には、数多くのライブハウスやインディーズレーベルが登場し、メジャーな音楽シーンとインディーズシーンの双方で活躍するバンドが続々と出現しました。
80年代のバンドブームで伝説的なロックバンド9選
80年代のバンドブームを支えた伝説的なバンドたちは、今でも多くのファンに愛され続けています。
ここでは、80年代を代表する伝説的なロックバンドを紹介します。
THE BLUE HEARTS (ザ ブルー ハーツ)
「THE BLUE HEARTS」は、1985年に結成されたパンクロックバンドで、特に「リンダリンダ」や「TRAIN-TRAIN」などの楽曲が代表的です。
シンプルでありながらも力強く、リアルな感情をストレートに表現する歌詞が特徴です。
若者の怒りや不満、そして希望を声高に叫ぶことで、彼らのアイデンティティを音楽に刻みつけました。
彼らのエネルギッシュなライブも評判で、パンク精神を象徴する存在として長く語り継がれています。
BOØWY (ボウイ)
「BOØWY」は、1980年代のロックシーンを牽引したバンドであり、1981年にデビュー。
「B・BLUE」や「Marionette」などのヒット曲を多数生み出しました。
ボーカルの氷室京介とギターの布袋寅泰のカリスマ的な存在感、そしてスタイリッシュな音楽性で一躍人気を博しました。
ロックをベースにしながらも、ニューウェーブやファンクの要素を取り入れた独自のスタイルで、ロックにあった不良のイメージを払拭。
1987年に解散しましたが、その後も多くのロックバンドに影響を与え続けています。
チェッカーズ
「チェッカーズ」は、1983年にデビューしたポップロックバンドで、主にアイドル的な人気を誇りました。
彼らの音楽はキャッチーなメロディと親しみやすい歌詞が特徴で、若者だけでなく幅広い世代に支持されました。
代表曲「涙のリクエスト」や「ジュリアに傷心」は、カラオケでも今なお人気です。
チェッカーズの先進的な髪型や服装は、80年代のポップカルチャー全体に大きな影響を与えました。
サザンオールスターズ
「サザンオールスターズ」は、1978年にデビューしたバンドで、80年代に大きなブレイクを果たしました。
ボーカルの桑田佳祐が作る独特の歌詞とサウンドが魅力で、「いとしのエリー」「勝手にシンドバッド」などのヒット曲は、世代を超えて愛されています。
サザンオールスターズはロック・ポップス・レゲエ・ジャズなど、さまざまな音楽ジャンルを自由に取り入れ、独自の音楽スタイルを築きました。
その多様な音楽性は、現在でも日本の音楽シーンに多大な影響を与えています。
米米CLUB (こめこめクラブ)
「米米CLUB」は、1982年に結成され、エンターテインメント性の高いライブパフォーマンスで有名です。
ファンクやソウルを基盤にしたリズム感のある楽曲と、ユニークなステージ演出が魅力です。
代表曲「浪漫飛行」や「君がいるだけで」は、シングルチャートで1位を獲得し、彼らの知名度を全国的に高めました。
米米CLUBは音楽だけでなく、ダンスやコントも交えた総合的なエンターテインメントを提供し、多くのファンを魅了しました。
UNICORN (ユニコーン)
「UNICORN」は、奥田民生を中心に結成されたロックバンドで、1980年代後半から1990年代にかけて大きな成功を収めました。
彼らはポップ、ロック、ニューウェーブなど、さまざまなジャンルを自在に操ります。 特に「大迷惑」や「働く男」は、個性的な歌詞とキャッチーなメロディで大ヒットしました。
2009年に再結成し、今でもユーモアと遊び心にあふれ、ファンを楽しませ続けています。
RCサクセション
忌野清志郎が率いる「RCサクセション」は、社会的メッセージ性の強い歌詞と、ブルースやロックンロールの要素を取り入れたサウンドが特徴のバンドです。
彼らの代表曲「雨上がりの夜空に」は、清志郎の反骨精神を象徴する楽曲で、今でも多くのロックファンに愛されています。
RCサクセションは、音楽を通じてメッセージを発信するバンドとして、時代を超えて支持されていますよ。
JUN SKY WALKER(S) (ジュン・スカイ・ウォーカーズ)
「JUN SKY WALKER(S)」は、1980年代の日本のパンクロックシーンを代表するバンドで、原宿のホコ天で絶大な人気でした。
シンプルながらも力強いメロディと前向きな歌詞が特徴で、代表曲「START」「すてきな夜空」などは、ライブでも定番の盛り上がりを見せます。
彼らの音楽は、当時の若者に勇気と元気を与え、多くのファンを生み出しました。
THE BOOM (ザ・ブーム)
「THE BOOM」は、1980年代後半にデビューし、沖縄音楽を取り入れた独自の音楽スタイルで人気を集めました。
特に「島唄」は、日本国内のみならず海外でも評価され、沖縄音楽の魅力を広く伝えた楽曲として知られています。
THE BOOMは、地域の文化を音楽に昇華させることで、他にはない独自のサウンドを確立しました。
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80年代に活躍した女性ボーカルバンド5選
80年代のロックシーンには、女性ボーカルが活躍するバンドも多く存在しました。
彼女たちは、強い個性と魅力的な歌声で、音楽シーンに新しい風を吹き込みました。
次に80年代に活躍した女性ボーカルバンドを紹介します。
PRINCESS PRINCESS (プリンセス プリンセス)
「PRINCESS PRINCESS」は、女性ロックバンドとして初めて大きな商業的成功を収めたバンドです。
彼女たちの代表曲「Diamonds」や「世界でいちばん熱い夏」は、エネルギッシュなサウンドと力強い歌詞で、80年代後半から90年代初頭にかけて一世を風靡(ふうび)しました。
バンド解散後も、彼女たちの楽曲は多くの人に愛されています。
REBECCA (レベッカ)
「REBECCA」は、女性ボーカルのNOKKO(ノッコ)が率いるロックバンドで、80年代後半に大きな人気を集めました。
「フレンズ」は代表曲であり、恋愛をテーマにした切ない歌詞と力強いメロディが特徴で、多くの人々の心に響きました。
NOKKOのかわいい歌声とエネルギッシュなパフォーマンスが、バンドの魅力をさらに引き立て、彼女たちは女性ロックバンドの代表的な存在となりました。
BARBEE BOYS (バービーボーイズ)
「BARBEE BOYS」は、男女ツインボーカルのスタイルが特徴で、1980年代の日本のロックシーンで異彩を放っていました。
彼女たちの楽曲はロック、ファンク、ニューウェーブなど多様な要素を取り入れています。
特に「目を閉じておいでよ」は、そのセクシーな歌詞と独特のリズムで多くのファンに支持されました。
SHOW-YA (ショーヤ)
「SHOW-YA」は、セクシーながらクールなハードロックを中心に活動しているバンドです。
ボーカルの寺田恵子のパワフルな歌声と、ギターリフが印象的な楽曲「限界LOVERS」は、80年代のロックシーンで大きなインパクトを与えました。
一度解散するも、2005年に再結成し今日もその魅力を発信しています。
JITTERIN’JINN (ジッタリンジン)
「JITTERIN’JINN」は、ポップでキャッチーなメロディが特徴のバンドで、特に「夏祭り」は、夏の風物詩として今でも多くの人々に愛されています。
オーディション番組『イカ天』にも出場しており、勝気な一面と軽快さが人気を呼びました。
後々に出てくるスカコアバンドたちにも強い影響を与えたバンドです。
PERSONZ (パーソンズ)
「PERSONZ」は、カリスマ的なボーカリストJILLを中心に、エレクトロポップとロックを融合させたサウンドが特徴です。
「Dear Friends」は代表曲として今でも多くの人に愛されており、エモーショナルな歌詞とメロディが印象的です。
80年代にマイナーながら活躍したインディーズバンド3選
80年代のバンドブームは、メジャーシーンだけでなく、インディーズシーンにも多くの才能を生み出しました。
ここでは、当時のインディーズシーンで注目を集めたバンドを紹介します。
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LAUGHIN’ NOSE (ラフィン・ノーズ)
「LAUGHIN’ NOSE」は、1981年に結成されたパンクロックバンドで、日本のインディーズシーンを支えた重要な存在です。
彼らの楽曲は、力強いメッセージとエネルギッシュなサウンドが特徴で、インディーズながらも多くの支持を得ました。
特に、ライブでの圧倒的なパフォーマンスがファンの心を掴んで離しませんでした。
有頂天 (うちょうてん)
「有頂天」はナゴムレコードの主宰者ケラがボーカルで、1982年に結成。
ニューウェーブやアバンギャルドな音楽性を持つバンドです。
彼らの独特なサウンドと哲学的で風変わりな歌詞が特徴で、マイナーながらもカルト的な人気を誇りました。
インディーズシーンで活動していたバンドながら、その実験的な音楽スタイルは音楽ファンの間で評価されています。
THE WILLARD (ザ・ウィラード)
「THE WILLARD」は、ゴシック・パンクを取り入れたバンドで、1980年代のインディーズシーンで活躍しました。
ダークで重厚なサウンドが特徴で、当時のパンクシーンの中でも異彩を放っていました。
ライブパフォーマンスもエネルギッシュで、ファンから熱狂的な支持を受けていました。
80年代は聴いてほしいロックバンドがたくさん!バンドブームに生まれた伝説たちの曲を楽しもう
80年代のバンドブームは、音楽シーンに多くの伝説を残しました。
当時のロックバンドたちは、それぞれが独自のスタイルを持ち、今でも多くのファンに愛され続けています。
メジャーからインディーズまで、80年代に活躍したバンドの楽曲を聴くことで、当時のエネルギーと感動を再び味わえるでしょう。
この記事のまとめ!
- 80年代のバンドブームは、日本の音楽シーンを大きく変えた
- 女性ボーカルバンドも80年代に新たな風を吹き込んだ
- THE BLUE HEARTSやBOØWYなど、多くのバンドが今も支持されている
- インディーズシーンでもLAUGHIN’ NOSEなどが活躍
- 80年代の楽曲は、世代を超えて愛され続けている