日本の4人組バンド「神はサイコロを振らない」。
音楽ファンの間では注目を集めていますが、まだよく知らない人も多いのではないでしょうか。
この記事ではバンド名の由来やメンバープロフィール、世界観がわかる人気曲の紹介をします。
この記事のもくじ
神はサイコロを振らないのプロフィール
“美しき音のカオス”を作り出す気鋭の4人組ロックバンド
「神サイ」の通称で親しまれている「神はサイコロを振らない」。
2020年にメジャーデビューを果たし、現在はサザンオールスターズや星野源などの大物ミュージシャンと同じAMUSEに所属しています。
彼らの音楽性は、歌うような楽器のフレーズや変拍子、囁きと叫びを操るボーカルは静けさと激しさを共存させたようなものになっています。
この予想できないサウンド展開は「美しき音のカオス」と呼ばれているのです。
ライブツアーや国内の音楽フェスにも積極的に参加していて、音楽シーンでの存在感を高め続けているバンドです。
神サイの名を世に知らしめたきっかけ
神はサイコロを振らないが有名になったきっかけは、2019年に発売された3rdミニアルバム「ラムダの見解」に収録された「夜永唄」です。
アルバムの発売当初はランキング圏外だったにもかかわらず、リリースから1年経った頃に突如としてTikTokでバズりました。
さらに勢いをそのままに、Youtubeでリリックビデオを公開すると1000万回再生を達成。
切ない恋心を歌った楽曲に4000件以上の共感コメントが寄せられ、一躍有名になりました。
「神はサイコロを振らない」の意味と由来
「神はサイコロを振らない」は元々、アルベルト・アインシュタインの名言です。
「起こりうる現象は必ず法則や規則に基づいている」という意味で、これにインスピレーションを受けています。
バンドとしては「型にはまらない、誰にも出せない音を生み出し続ける」という自らが生み出した「法則」に対して「自分たちの手で道を切り開いて自分の道を突き進んでいく」という強いメッセージを込めて命名されました。
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神はサイコロを振らないメンバーを年齢順に紹介
「神はサイコロを振らない」は、大学のサークルで出会ったことにより結成された福岡発のロックバンドです。
元々はサークルの先輩後輩の間柄でした。
メンバーはベース担当の桐木岳貢、ドラム担当の黒川亮介、ボーカル担当の柳田周作、ギター担当の吉田喜一の4人。
現在はメンバー全員が上京していて、東京を中心に活動中です。
唯一無二のサウンドを生み出す彼らの素顔を、年齢順に紹介していきます。
桐木岳貢(きりきがく)
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誕生日 | 1994年3月22日 |
年齢 | 28歳(2022年8月時点) |
出身地 | 島根県 |
担当 | ベース |
桐木は柳田に誘われ、神はサイコロを振らないに加入しました。
最初はサポートとして加入し、正式加入すると言わないままメンバーになってしまったのだとか。
元々ハードコアバンドをやっていたため、開放弦を使った早弾きをはじめとするテクニカルなプレイが得意です。
ベースラインの作り方はまずぐちゃぐちゃに弾いてみて、そのあとメロディーに合うように修正していく手法をとっていて、柔軟性の高いプレイができると評価されています。
黒川亮介(くろかわりょうすけ)
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誕生日 | 1994年5月6日 |
年齢 | 28歳(2022年8月時点) |
出身地 | 福岡県 |
担当 | ドラム |
神はサイコロを振らない結成前に、柳田にバンドをやろうと声をかけてバンドを始めました。
いわば神サイ結成のきっかけとなった人物です。
バンド結成前に作った、本人たち曰く「クソダサい」音源は黒川だけが未だに持っているのだとか。
由来は不明ですが、そのエキゾチックな顔立ちから「アマゾネス☆ケニー」と呼ばれていて、黒川名義の全ての公式SNSでその名が使われています。
柳田周作(やなぎたしゅうさく)
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誕生日 | 1994年12月23日 |
年齢 | 27歳(2022年8月時点) |
出身地 | 宮崎県 |
担当 | ボーカル |
バンドの楽曲のうち、ほとんどの作詞作曲を手がけているのが柳田です。
曲作りを始めたのは5歳の時だったと話しています。
ソロ活動もできそうですが、メンバーと音楽を作る方が楽しいので現時点でソロ活動を考えていないのだとか。
近代文学や小説、漫画まで幅広く読む読書家で、高い作詞スキルは読書量の賜物と言えるでしょう。
実はやんちゃな性格をしていると言われていて、SNSではバンドで見せない、無邪気な笑顔の写真を多く投稿しています。
吉田喜一(よしだきいち)
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誕生日 | 1996年1月25日 |
年齢 | 26歳(2022年8月時点) |
出身地 | 山口県 |
担当 | ギター |
「よぴ」のニックネームで呼ばれていて、個性的なファッションで神サイのおしゃれ番長と言われている吉田。
SNSの投稿頻度が高く、ファンを喜ばせることが得意です。
普段は穏やかな雰囲気ですがステージに上がれば一転、躍動感に溢れたアグレッシブなパフォーマンスを見せてくれます。
メンバーの中で一番年下ということもあり、末っ子として他メンバーに可愛がられている反面、神サイの外交担当を任されているという頼もしい存在です。
神はサイコロを振らないの人気おすすめ曲5選
ここからは神サイの人気おすすめ曲を紹介します。
夜永唄のイメージが強いですが、名曲はそれだけではありません。
柳田が作り出す、エモーショナルでキレイなメロディーラインと共感しやすい歌詞に「夜永唄よりもハマった」とファンの間で話題の楽曲も。
いずれも一度聴けば、お気に入りの楽曲となること間違いないでしょう。
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未来永劫
「未来永劫」はアニメ「ワールドトリガー」の2ndシーズンEDに採用されました。
作詞・作曲を手がけた柳田は、登場人物の人間臭さとその絆に自身の青春時代を重ねて、湧き上がってきたノスタルジックな感情をすべて楽曲に込めたと話しています。
「ワールドトリガーをよく分かっている」とアニメファンが絶賛し、この曲をきっかけに神サイのファンになった人も多いのだとか。
心に刺さる歌詞と感傷的なメロディーラインに、涙する人が多い1曲です。
泡沫花火
「泡沫花火」は柳田の実体験を交えて作られた楽曲。
年上の彼氏を想う女性目線で書かれた、ドラマのような歌詞が特徴の切ないラブソングです。
ピアノやストリングスを多く取り入れた、壮大なテイストはまさにエモーショナル。
テンションが上がるようなバンドサウンドではなく、スローテンポで聴かせる方に持っていったのは、神サイだからこそできたのではないでしょうか。
夏が終わる頃に、楽しかった夏の思い出を振り返りながら聴くとより心に刺さるかもしれません。
愛のけだもの
「愛のけだもの」はシンガーソングライター・キタニタツヤとコラボした、ファンキーでポップでロックな1曲。
1stフルアルバム「事象の地平線」に収録されています。
テーマは「キング・オブ・クズ」で、どれほどのクズを歌っているのかは歌詞を見れば一目瞭然。
柳田とキタニ、2人のボーカルが上手く溶け合って聴き心地がよく、とても馴染んでいます。
またそれぞれの楽器に聴かせどころがあり、聴けば聴くほど発見があるので、リピートすることをおすすめします。
秋明菊
神サイとして、初めて制作されたのが「秋明菊」です。
タワーレコード新宿店のみで売られていた限定シングル曲で、発売されると同時に完売を達成。
現在シングルCDとして手に入らないことに加え、サブスク解禁もされていない楽曲です。
しかしミニアルバム「anfang」の収録曲として音源化されています。
神サイを初期から支えるファンに「他の曲を聴いても、やっぱりこの曲に戻ってきてしまう」と言わせてしまうほど人気の高い1曲です。
胡蝶蘭
「胡蝶蘭」パートナーと別れた主人公の心情を、切ないメロウなサウンドに乗せて歌った作品です。
ミニアルバム「理 -kotowari-」に収録されています。
胡蝶蘭の花言葉は「幸福が飛んでくる」や「純粋な愛」。
この意味を前提に歌詞に目を通してみると、別れた相手へしてしまったことへの後悔と、幸せを願った曲であることが分かります。
自身の経験に重ねて聴き「神サイの楽曲の中で一番好きだ」とか「気づいたら涙を流していた」というリスナーも少なくありません。
神はサイコロを振らないのメンバーは4人!エモい歌声と美しいメロディーラインで虜になるバンドファン続出中
「神はサイコロを振らない」について紹介しました。
文学作品のような言葉で紡がれる歌詞、エモーショナルで心に突き刺さるボーカル、そしてテクニカルな楽器隊。
中毒性の高い理由は、語りかけるように静かに演奏したかと思えば、感情をむき出しにして激しく音をかき鳴らすこともあるなどと、バリエーション豊富な所にあるのでしょう。
これからも、彼らはバンド名に込めた「誰にも出せないサウンド」を作り続け、唯一無二のアーティストとしてより一層輝いていくに違いありません。
この記事のまとめ!
- 神はサイコロを振らないは「美しき音のカオス」を織り成すバンド
- 「夜永唄」がSNSでバズり、その名が知れ渡った
- バンド名には「型にはまらない、誰にも出せない音を生み出し続ける」の思いが込められている
- 「夜永唄」以外にも心に染み渡る名曲がたくさん