オペラグラスがあると、大きな会場のライブやコンサートでもアーティストの表情や舞台の細部もよく見えるので楽しみが倍増します。
でも、いろいろな商品があるので、どんな物を選んだらいいのか迷いますよね。
この記事のもくじ
オペラグラスとは?
オペラグラスとは、オペラやバレエなどの舞台を遠くからでもよく見るために作られた、小型の双眼鏡の一種です。
今ではミュージカル、歌舞伎などの観劇はもちろん、コンサートやライブ、スポーツ観戦にも欠かせないアイテムとなっています。
特徴はコンパクトで軽量なため長時間使っても手が疲れにくく、デザイン性が高いものが多いこと。
一言にオペラグラスと言っても、アイテムによって見え方や機能は大きく異なります。
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オペラグラスと双眼鏡の違いとは?
双眼鏡は、対物レンズと接眼レンズの画像を補正するプリズムが配置されているものが多く、比較的サイズが大きくて重量が重いです。
また、倍率が高いものは価格が高価になります。
一方、オペラグラスは「ガリレオ式」と呼ばれるシンプルな構造のものが多く、サイズが小さいため軽量で、価格も低く抑えられています。
この違いの理由は、双眼鏡の目的は遠距離のものを見ることですが、オペラグラスは観劇を目的としているため、軽さや使いやすさを重視しているからです。
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オペラグラスの選び方は?
オペラグラスを選ぶ際には、デザインや価格に目が行きがちですが、実際に使うシーンを考えて機能や使いやすさが自分の目的にマッチするものを選ぶことも大切です。
長時間使っても疲れにくいものや持ち運びが楽なものを選ぶと、コンサートやライブをストレスなく楽しめますよ。
屋外で使用する場合は、防水機能もチェックすると安心です。
次は、オペラグラスの選び方について解説します。
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ライブ・コンサート会場にあった倍率のものを選ぶ
オペラグラスの倍率は、ライブやコンサート会場にあったものを選びましょう。
比較的ステージに近い席や収容人数があまり多くない会場の場合なら、倍率が2〜4倍のオペラグラスでも十分に見ることができるでしょう。
ドームコンサートや大型の会場で2階席以上の場合は、4〜10倍のオペラグラスや双眼鏡を使わないと見えにくいかもしれません。
しかし、双眼鏡の場合は重くて手が疲れやすかったり、倍率が高いものは手ブレによりわずかな動きで目標を見失いやすかったりするものもあるので、注意が必要です。
軽量で負担がかからないものを選ぶ
長時間使用しても疲れることなくステージを楽しむためには、軽量で負担がかからないオペラグラスがおすすめです。
特に総重量が200グラム以下の軽量タイプや、150グラム以下の超軽量タイプなら、片手でも楽に使い続けることができるでしょう。
小型で軽いオペラグラスは、バッグやポーチ、ポケットなどに入れての持ち運びもしやすく、ライブやコンサートの間もじゃまになりません。
さらに、折りたたみ式のものやストラップがつけられる形状のアイテムを選ぶと、携帯にも便利です。
レンズの明るさで選ぶ
レンズの明るさとは文字通りの明暗だけではなく、照明を落としたステージでも鮮明に見えるかどうかを表しています。
オペラグラスのスペックにある「対物レンズ有効径」が大きければ大きいほど、クリアに見えることを意味しています。
ただしオペラグラスのほとんどはレンズ有効径が25mmくらいまでです。
その程度なら、通常のステージなら十分に見ることができる倍率なので、あまり気にする必要はないかもしれません。
視界の広さで選ぶ
オペラグラスなどの視界の広さを表す単位は「実視界」「見掛け視界」です。
実視界は、固定したまま見える視界の角度を数字で表したもので、大きければ大きいほど広く見えます。
ほとんどのオペラグラスは6〜7度なので、特に気にする必要はないでしょう。
見掛け視界とは、レンズの倍率と覗いたときに見える角度を考慮して計算された数字で、大きければ大きいほど迫力があることを表しています。
見掛け視界も高機能な双眼鏡にはスペックの記載がありますが、オペラグラスには記載されていないことが多いです。
メガネをかけたままでも使えるものを選ぶ
普段メガネをかけている方や、ステージを見るときにメガネをかけたい方は、オペラグラスの「アイレリーフ」の数字をチェックして選びましょう。
アイレリーフとは、接眼レンズとひとみの距離を表す数字で、アイレリーフが15mm以上あればメガネをかけたままでも使用できます。
メガネをかけたり外したりする人なら、アイレリーフが調節可能なアイテムを選ぶと、かけても外しても使うことができるので便利です。
おしゃれで安いオペラグラスおすすめ8選!
楽しみなライブやコンサート会場で使うのですから、持っているだけでテンションが上がるような、かっこいいオペラグラスを選びたいですよね。
値段が手頃なものをいくつか揃えて、気分やファッションに合わせて選ぶのも楽しいでしょう。
次は、おしゃれで安いおすすめのオペラグラス8選を紹介します。
Kenko / Pliantオペラグラス
折りたたむと幅115mmx奥行き64mm×厚さ20mmで重量は65グラムなので、シャツのポケットに入れて持ち運ぶこともできる薄型のオペラグラス。
手ブレがおきにくいのでオペラグラスの使用に慣れていない人でも使いやすいアイテムで、値段もお手頃です。
最短合焦距離が2mなので、ステージだけでなくアート鑑賞にも重宝するでしょう。
シルバー、ピンク、ブルーのメタリックカラーの3色で、クールな印象です。
Kenko / ウルトラコンパクト オペラグラス
重量がわずか35グラムですが、2.5倍の倍率の超軽量オペラグラスです。
折りたたんでも広げても手のひらに乗るコンパクトサイズで、ポケットやバッグに入れておけば必要なときにサッと取り出すことができます。
オペラグラスでは珍しい対物フォーカスのIF(インディビジュアルフォーカス式)構造で、ピント位置を左右の目で合わせることが可能です。
カラーはブラック、ピンク、ブルーの3色から選べます。
SAFARI / HIGH QUALITYオペラグラス
ワインレッドとゴールドのコンビネーションがエレガントで、大人っぽいファッションにも似合う高級感のあるオペラグラス。
見た目はゴージャスですが、価格はお手頃で重量はわずか124グラムと長時間持っていても疲れにくい重さです。
また、収納袋付きなので携帯にも便利。
固定焦点(フリーフォーカス)仕様でピントを合わせる手間が不要です。
見たいときに対象物にすぐフォーカスすることができるので、大切な一瞬を見逃しません。
Vixen / オペラグラス コンパクトオペラ3x28
本体重量が60グラムの超軽量でストラップ付きなので、首から下げて使うことができるオペラグラスです。
見たいときだけすぐに使うことができて、両手がふさがっているときや荷物が多いときでも行方不明になりません。
倍率は3倍で手ブレしにくく、合焦機構がついているので見たいものまでの距離に合わせてピントを合わせることが可能です。
カラーはブラック、シルバー、ホワイトの3色から選ぶことができます。
ZIFENG / 復古光学全金属オペラグラス
ゴールドに輝くフレームの金属製オペラグラスに、取り外し可能なハンドルがついた、レトロな雰囲気のアイテムです。
クラシックのコンサートやバレエ鑑賞など、洗練された公演会場やおしゃれな人が集まるライブなどで使うと注目を集めそう。
上等な光化学レンズを使用しているので、機能性も高いです。
ゴールデン、ブラック、ホワイト、レッドの4色から選べるので、会場のムードや使う人のファッションに合わせて選ぶこともできます。
SALLOUS / コンサートオペラグラス 10×25
倍率が10倍でBAK4プリズムの多層膜コーティングされたレンズで、ドームコンサートなどの大きな会場の離れた場所からもステージをよく見ることができるオペラグラスです。
双眼鏡並の機能を備えながら、本体重量が176グラム。
折りたたみ式でストラップ付きなので、首から下げたりポケットに入れて持ち運ぶこともできます。
外装は滑り止めゴムなので持ちやすく耐久性に優れ、コンサートやライブだけでなく、旅行や自然観察でも活躍するでしょう。
ミザールテック / オペラグラス
本体サイズが高45mm×幅95mm×厚20mmで重量が70グラムの、コンパクトなオペラグラス。
バッグやポケットに入れてもじゃまにならず、ゴールドのカラーがおしゃれです。
気軽に買えるリーズナブルな価格なのですが、倍率は3倍で対物レンズ有効径が25mmあるので、明るくくっきりとしたビジョンが楽しめます。
コスパの良いオペラグラスが欲しい方にはおすすめのアイテムです。
BULLPEN / よく見える。だけじゃない オペラグラス
宝塚ファンによって作られた、いろいろな充実した機能が嬉しいオペラグラス。
倍率は10倍で2秒でピントが合う高性能を備えているので、離れた場所からでもすぐに臨場感のある映像を楽しむことができます。
重量はわずか155グラムで、手ブレをおさえ目元に装着しやすいアイカップと滑り止めグリップ、ストラップ付きなので、手が小さい女性でも安心して使えるでしょう。
ピンク、イエロー、グリーン、パープル、ホワイトの可愛いカラーが揃っているので、推しの色に合わせて選ぶこともできます。
双眼鏡 ライブ用 【よく見える。だけじゃない 】 オペラグラス コンサート 観劇 (BULLPEN®) 最軽量 10倍 宝...
ジャニーズのライブではオペラグラス・双眼鏡が禁止されている?
かつて「ジャニーズのライブではオペラグラス・双眼鏡が禁止されているらしい?」と噂になったことがありますが、実際はどうなのでしょうか?
次は、ジャニーズのステージで双眼鏡が禁止になった話題の真相や、理由について紹介します。
オペラグラスの録画機能で盗撮するファンが増えたため
噂のきっかけは、ジャニーズ事務所傘下の「東京グローブ座」が、双眼鏡の持ち込みを許可制にしたことだと言われています。
2018年7月から公演のNEWSの増田貴久さん主演「Only you〜ぼくらのROMEO&JULIET~」が上演された際に、その舞台を盗撮した画像が出回るようになったのです。
盗撮画像はファンが持ち込んだ録画機能付きの双眼鏡によって撮影された可能性があると言われました。
そのためそれ以降の公演では、盗撮を防ぐために許可のないオペラグラスや双眼鏡は持ち込み禁止となったそうです。
コンサート・ライブ演出に影響を及ぼすため
双眼鏡がコンサートやライブに及ぼす問題は、盗撮だけではありません。
舞台関係者によると「照明によっては、双眼鏡のレンズに反射して俳優の演技や演出そのものに悪影響を及ぼす恐れがある」とのこと。
そのためにオペラグラスや双眼鏡を禁止したという説もあります。
現在、ジャニーズのステージではオペラグラスや双眼鏡は禁止されていませんが、撮影機器の持ち込みは禁止されています。
録画機能付きの双眼鏡を持ち込んだ場合は、没収される恐れがあるので気をつけましょう。
オペラグラスや双眼鏡の使用可能かどうかは会場やアーティストによって異なりますので、演者側が出しているルールを事前にチェックし、マナーを守って公演を楽しみたいですね。
オペラグラスは会場マナーを守って使おう!おすすめアイテムで推しの活躍を目に焼きつけて
オペラグラスは、観劇を目的として作られた、軽量で長時間使用しても疲れない小型の双眼鏡の一種です。
ライブやコンサートを離れた場所から楽しむことができる便利なアイテムで、一般的な双眼鏡より軽くてデザイン性が高く、安いものが多いです。
選ぶ際は、会場の広さや使用する状況に合わせて、倍率や重量、使用する状況が自分に合ったものを選びましょう。
会場のマナーを守っておすすめのオペラグラスを使えば、迫力のある推しの活躍を目に焼きつけることができますよ。
この記事のまとめ!
- オペラグラスは観劇用に作られた軽量で使いやすい小型の双眼鏡の一種
- 一般的な双眼鏡とは構造が異なり、軽くてお手頃な価格
- 会場の広さにマッチした倍率で、使いやすく持ち運びのしやすいものを選ぼう
- 会場によっては持ち込めないものもあるので、必ずルールをチェックすること
- オペラグラスでアーティストの表情やステージの細部までしっかり楽しもう