コード弾きを簡単にしてくれると評判のアクセサリ「カポタスト」。
気になっているけれど、そもそもどんなものなのか分からない、選び方を知らないので購入を迷っているという人も多いのではないでしょうか?
この記事のもくじ
カポタストとはなに?
カポタストとはギター演奏、特にコード弾きを補助するために作られたアクセサリです。
「カポ」の愛称でも親しまれているアクセサリで、ネックに装着するだけで手軽に開放弦の音程が変えられるのが特徴。
難しいバレーコードも使い方次第で簡単なコードにできるので、弾き語りをする人を中心に多くのギタリストが愛用していますよ。
使えるポジションが減るというデメリットはありますが、ギタリストならぜひ持っておきたいアクセサリの1つです。
カポタストは初心者だけでなくプロも使う
簡単なコードに変換できるカポタストですが、実は国内外のプロミュージシャンも使っています。
やはり、アマチュアと比べると使用頻度は低めですが、確かな演奏力を持つギタリストも愛用していますよ。
なかには、カポの使用を前提としたフレーズやコードを考えたりするギタリストも。
ギター初心者が使うというイメージが強いアクセサリですが、使い方次第で独特なサウンドを演出できるプロユースなアクセサリでもあるのです。
カポタストはエレキ・アコギで違いがある?
ギター用のカポタストには、アコギ向け商品やエレキ向け商品、汎用品など複数のタイプがあります。
基本的な構造はどれも同じですが、弦を押さえる部分の構造や全体の設計に若干の違いがありますよ。
アコギ向け商品はサイズ感がアコギに合っているのはもちろん、指板表面のカーブ(ラディアス)が比較的平らなギターを想定した作りになっているのが特徴。
対するエレキ向けは、ラディアスがきついギターでも対応できる構造、もしくはエレキ弦の細さを考慮した設計になっています。
汎用品に関してはモデルによっても異なりますが、多少のラディアスがあっても対応できる設計になっていますよ。
このようにカポタストには複数のタイプがあるので、自分の楽器にマッチした商品が欲しいなら、この違いも意識してみてくださいね。
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カポタストをおすすめする理由
カポタストの詳細については分かったけれど、使うメリットがイマイチ分からないという人も多いのではないでしょうか?
せっかくギターを弾くのだから、カポタストにどんなメリット・効果があるのかは知っておきたいものですよね。
そこで次は、カポタストをおすすめする理由や使うメリットを紹介します。
使い方のヒントもあわせて紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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バレーコードをオープンコードに変えられる
カポタストがおすすめなのは難易度が高いバレーコードを、簡単かつ豊かに響くオープンコードに変えられることです。
本来FコードやB♭コードといったコードは、人差し指でセーハしないと押さえられません。
ですが、カポタストを1フレットに装着すればFはEコードのフォーム、B♭はAコードのフォームで押さえられますよ。
楽曲に合ったポジションに装着するだけで、オープンコード中心の構成にできるのもポイントです。
簡単にキーを変えられる
装着するフレットを変えるだけで、簡単にキー(全体の高さや中心となる音に関連するもの)が変えられるのもカポタストの魅力です。
上げたいならブリッジ側に、下げたいならヘッド側に移動させれば、手軽に全体のキーを調整できますよ。
カポ無しの状態からキーを下げる場合、ヘッド側への移動だけで対応できない場合は少し複雑なので要注意。
既存の曲ならコードサイトの変換機能を使えるので、音楽の知識に自信がない人はこちらを利用するのがおすすめです。
難しいコード演奏が簡単に押さえられる
バレーコードが多く登場する、難しいコード進行もカポタストを使えば簡単に押さえられます。
これは、カポがバレーコードをオープンコードと同じフォームに変換してくれるから。
全体をシンプルなコードに変換してくれるので、バレーコードが上手く弾けない人でも気軽に楽曲の演奏を楽しめますよ。
オープンコードならではの、重厚な響きを演出してくれるのも魅力の1つです。
カポタストのおすすめの選び方
予算や好みにマッチしたカポタストが欲しいなら、選び方を意識してみましょう。
もちろん、何も考えずに人気の商品を手にとっても良いですが、しっかりと選び方を意識したほうが自分好みの1台が見つかりやすくなりますよ。
次は、カポタストのおすすめの選び方を紹介するので、どれを購入すべきか迷っている人は参考にしてみてくださいね。
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カポタストの種類で選ぶ
一言にカポタストといっても、色々な種類があります。
手軽に装着できるものから、音程の安定性や精度が高いタイプ、安いものまでさまざまです。
それぞれにメリットとデメリットがあるので、予算や好みに合った商品が欲しいなら種類を意識して選びましょう。
ここからは、各種類の特徴を紹介します。
バネ式(クリップ式)
バネの力を使ってネックを挟み込むタイプがバネ式(クリップ式)です。
脱着がとても簡単なタイプで、片手だけでも装着や移動ができるようになっています。
位置もすぐに変えられるので、気軽な練習やライブ演奏などで活躍するでしょう。
音程がやや高くなりやすいというデメリットはありますが、使いやすく値段も比較的お手頃なカポタストです。
ネジ式
音程の安定性や精度を重視したい、レコーディングで使う予定の人におすすめなのが「ネジ式」です。
こちらはネジを使って固定、もしくはホールド具合を調節するタイプとなっています。
正しく装着すれば音程も狂いにくいので、シビアな音程が求められるシーンでも気軽に使えますよ。
デメリットはやや高価で、取り外しに手間がかかる点。
そのため取り回しはイマイチですが、レコーディングをするなら1つは持っておきたいタイプです。
ベルト式
ゴムのベルトと弦を押さえるバーで構成された、シンプルな構造のカポタストが「ベルト式」です。
装着が簡単なタイプで、さらに安価なものが多いのが特徴。
しかし、耐久性が低く、音程も甘いため長期の使用や本格的な演奏への使用は難しいでしょう。
安くても良いのでとりあえずカポタストが欲しい人、入門用の安いモデルが欲しい人におすすめのタイプです。
レバー式
取り回しの良さと音程の精度の両方を重視したい人におすすめなのが「レバー式」です。
手軽に装着できる構造ながらも、均一に押さえてくれるので音程のズレもしっかりと抑えてくれます。
また、装着した際のビリつきなども少ないので、プロからも人気がありますよ。
他のタイプよりも高価ですが、使いやすく音程の安定性も高いものが欲しいならぜひチェックしてみてくださいね。
カポタストの素材で選ぶ
サウンド面にもこだわりたいなら、カポタストの素材に注目して選ぶのがおすすめです。
音程を変えてくれるカポですが、実はサウンドにも多少の影響を与えていますよ。
例えば、アルミや樹脂で作られたものなら、きらびやかなトーン。
真鍮や木材を使ったモデルは音の伸びが良く、低音もしっかりと響いたサウンドになる傾向があります。
もちろん、エフェクターほど大きく音質を変えることはありませんが、細部までこだわりたいなら素材もチェックしてみましょう。
エレキ・アコギ兼用のおすすめカポタスト5選
エレキとアコギの両方で使いたい、汎用的なモデルが欲しいならエレキ・アコギ兼用モデルがおすすめです。
幅広いギターに使える設計になっているので、他のタイプのギターを購入する予定の人、複数タイプのギターを持っている人でも気軽に導入できますよ。
選び方の次は、エレキ・アコギ兼用のおすすめカポタストを5つ紹介します。
Phoenix / Pho-9063
アコースティックギターだけでなく、クラシックギターやエレキギターにも使える、お手頃なバネ式のカポタストが欲しい人におすすめなのが「Pho-9063」です。
販売は福岡に本社を置くギターアクセサリーメーカー・Phoenixが手掛けています。
1000円前後のリーズナブルなカポで、本体に挟み込むだけで使えるのが特徴。
強力なバネを使用しているため、ビビリ音の少ないクリアなサウンドを楽しめるでしょう。
メンテナンス用のクロスや、ピックが付属してくるのもポイントな高コスパ商品です。
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SHUBB / C1
「C1」は有名カポタストメーカー・SHUBBが手掛けるロングセラー商品です。
独自のレバー機構を採用することで簡単に取り付けられるのはもちろん、安定した音程も実現しています。
また、ネジを使った微調整にも対応しているので、シビアに調節したい、ビビリ音を軽減したい人でも気軽に使えるでしょう。
アコギだけでなく、ギブソン系のギターのようなラディアスが比較的緩やかなエレキギターにも使えるのもポイントです。
G7th /Nashville 6string SILVER
高品質なカポタストが人気のメーカー・G7thが手掛ける、アルミ素材のバネ式カポが「Nashville 6string SILVER」です。
ギターにやさしい、大部分をシリコンで覆った構造を採用しているのが特徴。
人間工学に基づいた設計も取り入れているので、脱着も快適に行えますよ。
取り回しに優れた、高品質なバネ式カポタストが欲しい人に特におすすめのモデルです。
【正規輸入品】 G7TH NASHVILLE CAPO 6弦フォーク用 SILVER(シルバー) カポタスト NASHVILLE
D'Addario / PW-CP-09
ヘッドレスギター・STEINBERGERの開発で有名なNed Steinbergerと、有名弦メーカー・D'Addarioのコラボレーション製品です。
バネ式ながらも、ネジによる微調整が可能な構造を取り入れることで優れた音程の精度を実現。
ビビリも少ないので、快適に演奏を楽しめますよ。
アルミ素材ならではの、軽快なサウンドが楽しめるのもポイント。
取り回しの良さと音程の精度の両方を重視したい人にピッタリの、おすすめカポタストです。
DADDARIO ( ダダリオ ) / PW-CP-09 Black
G7th / Performance 3 ART Capo
プロギタリストからも高い評価を得ている、高性能なレバー式カポタストです。
弦と触れる部分が指板に合わせて変形する独自技術「ART」を採用しているのが特徴。
絶妙な力加減でホールドしてくれるので音程の精度も高く、ビリつきも少ないですよ。
レバーを起こすだけで脱着できる機構を採用しているのも魅力の1つ。
価格は少し高めですが、使いやすく音程の安定性にも優れたカポタストが欲しい人なら快適に使えるでしょう。
アコギ用カポタストの人気モデル5選
アコギを演奏するときだけカポタストを使いたい、アコギをメインに弾くので専用に設計されたものが良いという人も多いのではないでしょうか?
そんな人におすすめなのが、アコギ専用のカポです。
アコギの指板や弦にマッチした作りになっているので、安定した弾き心地を楽しめますよ。
兼用品の次は、アコギ用カポタストの人気モデルを紹介します。
KYSER / Quick-Change Capo KG6
「Quick-Change Capo KG6」は高品質かつおしゃれなカポタストが人気のKYSERが手掛ける、人気のアコギ用カポです。
職人の手によって作られたアルミ素材のモデルで、本体には挟み込むだけで使えるバネ式を採用しています。
ワンタッチで装着できるので、気軽な練習やライブでも活躍しますよ。
曲線を中心とした、エレガントな見た目に仕上げられているのもポイント。
カラーバリエーションが豊富に揃っているのも魅力の、使いやすさとデザイン性の両方を重視したい人におすすめのカポです。
SHUBB / C3
12弦ギターにも使えるカポが欲しいという人におすすめのモデルがSHUBBの「C3」です。
こちらは音程の安定性と取り回しに優れた「C1」と同じシリーズのモデルで、12弦ギターのような幅広ネックのギター向けの設計となっています。
もちろん、C1と同じくネジによる微調整にも対応しているので、安定した弾き心地を楽しめるでしょう。
G7TH / Heritage Guitar Capo Standard
G7THが手掛ける、アコギ向けカポタストのフラグシップモデルが「Heritage Guitar Capo Standard」です。
伝統的なルックスのネジ式モデルで、ネジ式らしい優れた音程の安定性と精度を備えています。
弦に触れるラバー部分が指板に合わせて変化する「ART」を取り入れているのも特徴の1つ。
他のおすすめモデルよりも高価な1品ですが、サウンドに妥協したくない人はぜひチェックしてみてくださいね。
G7TH ( ジーセブンス ) / Heritage Guitar Capo Standard
JIM DUNLOP / TRIGGER CAPO ACOUSTIC FLAT BLACK
ギター・ベース用アクセサリーで有名なメーカー・JIM DUNLOPが手掛けるモデル。
こちらはシンプルな設計のバネ式カポタストで、ワンタッチで脱着できるようになっています。
もちろん、品質にも優れるので安定したサウンドで演奏できますよ。
高品質なアルミを使用することで、きらびやかなサウンドと優れた耐久性を実現しているのもポイントです。
JIM DUNLOP ( ジムダンロップ ) / TRIGGER CAPO ACOUSTIC FLAT BLACK
DADDARIO / NS Capo Lite(PW-CP-07 Black)
「NS Capo Lite(PW-CP-07 Black)」はNed Steinbergerがデザインしたアコギ用のカポタストです。
ネジを使って調節する構造を採用することで、安定した音程とビリつきの少なさを実現しています。
軽量で丈夫なABS樹脂で作られているため、装着してもギターの重量バランスが変化しにくいのも特徴の1つ。
1500円前後とお手頃な価格になっているのも魅力の、コスパを重視したい人におすすめのカポです。
DADDARIO ( ダダリオ ) / NS Capo Lite(PW-CP-07 Black)
エレキ用カポタストのおすすめ3選
エレキギターだけに使うなら、エレキギター用として開発されたカポタストがおすすめです。
基本的な構造は他のモデルと同じですが、エレキに最適化された設計になっているので、より快適に演奏できますよ。
汎用品では対応できない、ラディアスがきついギターに対応できるモデルが多いのもポイント。
次は、エレキ用カポタストのおすすめモデルを紹介します。
SHUBB / C-4 EG Nickel
テレキャスやストラトのような、フェンダー系ギターにも使えるカポが欲しい人におすすめのモデルがSHUBBの「C-4 EG Nickel」です。
こちらも「C1」と同シリーズのモデルで、ラディアスがきついエレキギターにも対応できるように設計されています。
もちろんC1の取り回しの良さ、音程の安定性もそのまま引き継いでいるので、幅広いシーンで使えますよ。
KYSER / KGEB
人気メーカー・KYSERが手掛ける、エレキギター専用のカポタストが「KGEB」です。
アコギ用として人気のKG6をエレキ用に最適化したモデルで、バネのテンションが少し弱くなっています。
微調整はできませんが、絶妙な力加減で押さえてくれるので安定したチューニングで演奏できますよ。
アコギ向けモデルの、エレガントなデザインをそのまま引き継いでいるのもポイントです。
ERNIE BALL / AXIS CAPO SILVER 9601
ギター/ベース向けの機材や弦が有名なメーカー・ERNIE BALLが販売する、バネ式のカポタストです。
ラディアスがきついギターにも使えるほか、ひっくり返せば指板が平らなエレキやアコギ、クラギにも使えるのが特徴。
どのタイプでもしっかりとホールドしてくれるので、色々なギターに使えるカポが欲しい人でも快適に使えるでしょう。
軽量かつ、握りやすい設計になっているのも魅力のおすすめカポタストです。
ERNIE BALL ( アーニー・ボール ) / AXIS CAPO SILVER 9601 シルバー
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コードが簡単になるカポタストは魅力的だけれど、将来的にはカポなしでも弾けるようになりたいという人も多いのではないでしょうか?
特にセーハを使うコードや基本的なコードなどはサッと押さえられるようになっておきたいものですよね。
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こちらはギターのスキルや音楽の知識がない人でも楽しく学べる、独自のカリキュラムが人気の教材。
基本的なフォームや弾き方だけでなく、効果的な練習法もしっかりと解説されているので、効率良く上達できるでしょう。
曲の練習を中心とした楽しいレッスンも盛りだくさんなので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。
カポタストは使用するギターによって種類が違う!自分のギターや目的に合ったカポを使おう
カポタストにはアコギ用やエレキ用から兼用品まで色々な種類があります。
また、固定タイプもバネ式やネジ式、レバー式などいくつかのバリエーションがあります。
それぞれに性能や活躍するシチュエーションが違っているので、購入する際にはギターや目的に合っているかなどをチェックするようにしましょう。
また、素材によっても微妙にサウンドが異なるので、よりこだわりたいならそちらもチェックして、お気に入りの1台を見つけてみてくださいね。
この記事のまとめ!
- カポタストとは、コード弾きをサポートするために作られたアクセサリ
- アコギ用とエレキ用のカポには若干の違いがある
- カポタストは種類と素材に注目して選ぶのがおすすめ
- 色々なギターに使いたいなら、アコギ・エレキ兼用のカポタストがピッタリ
- 使うギターの種類が決まっているなら、専用品を選ぶのがおすすめ