アコギ演奏のサウンドに影響を及ぼす「弦」には、さまざまな種類があり、素材や太さ、メーカーによって弾きやすさが変化します。
そのため、自分の合ったものを選ぶことが大切なのです。
アコギを買ったら、ギターアンプやギタースタンドよりも先に弦を購入しましょう。

エレキギターの弦の種類について知りたい人はこちらをお読みください。
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この記事のもくじ
- 1 アコギ弦の選び方
- 2 アコギ用弦の素材
- 3 アコギ用弦の太さと種類
- 4 アコギの弦おすすめ7選
- 4.1 DADDARIO(ダダリオ)フォスファーブロンズ Light .012-.053 EJ16
- 4.2 D'Addario(ダダリオ) EXP-16コーテッドフォスファーブロンズ Light(12-53)
- 4.3 Elixir(エリクサー) NANOWEB フォスファーブロンズ Custom Light .011-.052
- 4.4 Elixir(エリクサー)NANOWEB 80/20ブロンズ Custom Light .011-.052
- 4.5 MARTIN(マーチン) ACOUSTIC (80/20 Bronze) M-140 Light .012-.054
- 4.6 MARTIN(マーチン)AUTHENTIC ACOUSTIC Superior Performance MA175 Custom Light
- 4.7 JohnPearse(ジョンピアース) アコースティックギター弦 600L
- 5 アコギは弦の種類で音が変わる!まずはどんな音を出したいのか決めてから弦を選ぼう
アコギ弦の選び方
アコギの弦は素材や太さによって、弾きやすさや音色、耐久性などの特徴が大きく異なります。
多くの種類があるため初心者は迷ってしまうかもしれませんが、自分の条件に合ったものを選ぶようにしましょう。
ここでは、初心者の弦の選び方について紹介します。
初心者は細めの弦がおすすめ
ギター初心者にはまず細めの弦がおすすめです。
ほとんどの人が最初はギターの弦をしっかり押さえることができず、弾いてもキレイな音を出せません。
特にアコギの場合は弦が硬く太さもあるため、初心者は慣れるのに時間がかかってしまいます。
そのため、初心者はまず細めの弦で手を慣れさせて、ある程度慣れてきてから太めの弦に張り替えるのがいいでしょう。
音色の好みで弦を選ぶ
弾きやすい弦を使っても、好きな音色が出ないという場合は、弾きやすさや耐久性などは気にせずに自分好みの音色が鳴る弦を選ぶことをおすすめします。
アコギは弦の素材や太さによって音色が変わります。
キレイで繊細な音や、迫力のある力強いサウンドなど、自分の好みに合った弦を選びましょう。
長持ちさせるならコーティング弦
「弦の張り替えが面倒」「弦を買い換えるコストが気になる」という人は、コーティング弦がおすすめです。
他の弦よりも価格は高くなりますが、たくさんの弦を張り替えるより寿命の長いコーティング弦を使う方が長期的に見て安く済むこともあります。
しかし、弦を指で押さえたりピックで弾いたりしているうちにコーティングは徐々に剥がれていきます。
そのため、たくさん練習する人は、安い弦を頻繁に張り替えるほうが毎回新しい音で演奏することができますよ。
アコギ用弦の素材
アコースティックギター用の弦は、素材によって出る音や耐久性が異なります。
自分が演奏したいジャンルや好みなどを踏まえて、自分に合った弦を選びましょう。
また、弦は定期的に張り替える必要があるため、実験的にそれぞれの弦を試してみて自分に合うものを探してみるのもおすすめですよ。
以下で紹介するものは、主なアコギの弦の素材になります。
ブロンズ弦
ブロンズ弦は、はっきりとしたアコギらしい音を奏でることができ、特に中低音が響きやすくギター弾き語りをしたい人におすすめの弦です。
価格は安いですが、弦がサビやすく買い替えが多くなってしまうことがあります。
また、アコギの弦として最も無難なものがこのブロンズ弦なので、初心者は迷ったらまずはブロンズ弦を選ぶのがいいでしょう。
フォスファー・ブロンズ弦
フォスファーブロンズ弦は、明るくきらびやかな音を奏でることができ、特に高音域が強く響くためソロ演奏をしたい人やアルペジオ奏法をしたい人におすすめの弦です。
価格はブロンズ弦より少し高いですが、耐久性に大きな差はありません。
フォスファーブロンズ弦は全体的に音の主張が強いため、初心者には扱いづらく感じてしまう可能性があります。
コーティング弦
コーティング弦は、特殊なコーティングがされているため弦の寿命が長く、常に買いたてのようなキレイな音を奏でることができます。
しかし、特殊な加工をしているため価格が他の弦よりも高いです。
弦の交換を面倒に感じる人や常にキレイな弦でアコギを弾きたい人は、コーティング弦を選ぶのがおすすめです。
以下でコーティング弦の詳しい特徴を紹介します。
弦がさびにくい
弦は長く使っていると空気中の水分や指の油が付着してしまい次第にサビてきてしまいます。
しかし、コーティング弦は表面がコーティングされているため、直接水分や油が付きません。そのため、弦がサビづらく長く使うことができます。
また、コーティングされているのは3〜6弦で、1弦と2弦はコーティングされていないことが多いです。
弾き心地がいい
アコギを弾くとき、弦を指でスライドさせる際に指が引っかかってしまい、弾きづらく感じてしまうことがあります。
しかし、コーティング弦は表面が特殊な樹脂で覆われているため滑りがなめらかで、弾き心地がいいです。
また、弦を押さえる際にキュッキュッと鳴ってしまうノイズを、滑りのいいコーティング弦では抑えることができます。
最近は価格が安くなりつつある
少し前まではエリクサーという高ブランドなメーカーでしかコーティング弦を扱っていませんでしたが、最近ではマーチンやダダリオなどの大手メーカーも低価格でコーティング弦を販売し始めました。
そのため、手軽にコーティング弦を手に入れることができるようになり、買い替えのコストなどが気にならなくなってきています。
アコギ用弦の太さと種類
アコギの弦は太さの種類もさまざまです。
太さによって、音の大きさや弾きやすさに大きく影響を与えるため、自分が出したい音色や演奏したいジャンル、自分の技術力などを踏まえて適切な太さの弦を選びましょう。
ここでは、弦の太さの種類について紹介します。
エクストラライトゲージ
エクストラライトゲージは、最も細い弦です。
弦が細いため少しの力で弦をしっかり押さえることができます。
まだアコギの弦を押さえるのに慣れていない初心者は、まずはエクストラライトゲージから試してみるのもおすすめですよ。
ただ、弦が細いため音が小さくなってしまい音が聞きづらくなってしまいます。
アルペジオ奏法で高音を弾くときなど、繊細な音を出したいときに向いている弦です。
カスタムライトゲージ
カスタムライトゲージは、エクストラライトゲージとライトゲージの中間的な太さの弦です。
エクストラライトゲージでは音が小さすぎるけど、ライトゲージは押さえづらいという人におすすめの弦といえます。
押さえやすくある程度の力強いサウンドを出すことができるため、初心者はまずカスタムライトゲージから試してみるのがいいでしょう。
ライトゲージ
ライトゲージは、アコギの基準となる太さの弦です。
ライトではありますが、弦はしっかり力強く押さえないと音が響かないため、慣れないうちはなかなかキレイな音を出せないかもしれません。
しかし、しっかり押さえることができればアコギらしいキレイな音をはっきりと出すことができます。
ミディアムゲージ
ミディアムゲージは、アコギの基準となるライトゲージより太い弦です。
ライトゲージよりも力強いサウンドを出すことができます。
アコギはエレキギターなどの他の楽器よりもどうしても音が小さくなってしまうため、弦の太さなどで音の大きさを調整することもあるのです。
ただ、家で練習するときは音が大き過ぎて周りに迷惑がかかってしまうこともあるのでシーンに合ったものを選んで使うようにしましょう。
アコギの弦おすすめ7選
アコギの弦には人気商品があり、各メーカーが有名なシリーズを多く取り扱っています。
弦の太さを細かく調整できる商品や、プロからアマチュアまで幅広く愛用されている商品など、魅力的な弦がたくさんあるのです。
ここでは、アコギのおすすめ弦7選を紹介します。
DADDARIO(ダダリオ)フォスファーブロンズ Light .012-.053 EJ16
「ダダリオ」のEJ16は、弦の滑りがなめらかで弾きやすく、フォスファーブロンズ弦らしい明るくて力強い音が出るため、力強い音で演奏したい初心者におすすめの弦です。
「使いやすさ」「音」など全てが一級品で、多くのプロギタリストが愛用しています。
高品質なのに価格はリーズナブル。
初心者にも上級者にもおすすめの弦です。
D'Addario(ダダリオ) EXP-16コーテッドフォスファーブロンズ Light(12-53)
「ダダリオ」のEXP16は、深みのある落ち着いた音が特徴的なコーティング弦です。
コーティング弦であるため、他の弦よりも長く使い続けることができます。
コーティング弦は独特のこもった音が苦手と感じる人も多いですが、EXP16は極薄コーティングなので弦本来の音に近い音が出ます。
長く使いたいからコーティング弦がいいけど、キレイな音が出したいという人におすすめです。
Elixir(エリクサー) NANOWEB フォスファーブロンズ Custom Light .011-.052
「Elixir」のNANOWEB フォスファーブロンズは、コーティング弦の中でも特に寿命が長く、ずっと新品のような音を奏でることができる弦です。
コーティング弦ではありますが、音色は明るくきらびやかで特に高音がキレイに響きます。
そのため、寿命と音の明るさを重視したい人におすすめです。
また、Elixirは各弦の太さの組み合わせを6段階で選び、自分が弾きやすい太さの弦を買うことができるため初心者にもおすすめですよ。
Elixir(エリクサー)NANOWEB 80/20ブロンズ Custom Light .011-.052
「Elixir」のNANOWEB 80/20ブロンズは、コーティング弦を多く扱う「Elixir」の中でも特に寿命が長く、バランスのいい音が奏でることができ、世界中のギタリストに愛されている弦といえます。
とにかく寿命が長いコーティング弦が欲しい、まずはElixirの弦が欲しい、という人におすすめです。
また、NANOWEB フォスファーブロンズ同様に各弦の太さの組み合わせを6段階で選ぶことができるので、自分が弾きやすい太さの弦を選びましょう。
MARTIN(マーチン) ACOUSTIC (80/20 Bronze) M-140 Light .012-.054
「マーチン」のACOUSTIC M140は、アコギ弦の定番ともいえる超人気商品です。
アコギやクラシックギター、ミニギターといえばマーチンギターを思い浮かべる人も多いでしょう。
そんな人気メーカーが作る定番のアコギ弦は、コーティングがされていないため、アコギ本来のキレイな音を出すことができます。
また、価格が安いため取り替えが多くても大きな出費にならないので、まずはコーティングされていない弦から触りたいという初心者におすすめの弦です。
MARTIN(マーチン)AUTHENTIC ACOUSTIC Superior Performance MA175 Custom Light
「マーチン」のAUTHENTIC ACOUSTIC Superior Performance MA175 Custom Lightは、コーティング弦ではありませんが、6本の弦全ての芯線にスズのメッキが施されており、サビづらく耐久性がある弦です。
コーティング弦と同じかそれ以上の寿命がありながら、ブロンズ弦らしいナチュラルな音を出すことができます。
ブロンズ弦が好きだけど寿命が長い弦が欲しいという人におすすめの弦です。
JohnPearse(ジョンピアース) アコースティックギター弦 600L
「JOHN PEARSE」の600Lは、穏やかに伸びて広がるような音色を奏でることができ、弦の滑りがよく弾きやすさにも定評がある弦です。
価格が高めではありますが、高品質で有名な「JOHN PEARSE」だからこそのクオリティを楽しむことができます。
ジャンルを問わない温かな音色なので、自分の演奏したいジャンルが決まっていないという初心者はこの弦を選ぶのがいいでしょう。
アコギは弦の種類で音が変わる!まずはどんな音を出したいのか決めてから弦を選ぼう
アコギの演奏はコードを押さえてストロークで弾いたり、アルペジオで弦を指で弾いたり、演奏方法はさまざまです。
そのため、弦の種類によって弾きやすさや音が変わるので、自分が出したい音を決めてから弦を選ぶようにしましょう。
また、初心者は音にこだわるよりも弾きやすさを重視した細めの弦を使うことをおすすめします。
ある程度弾けるようになってきたら、自分好みの音やバンドのジャンルによって選ぶのがいいでしょう。
この記事を参考に自分に合った弦を探してみてくださいね。
この記事のまとめ!
- 弦は素材によってサビやすさや出る音が異なる
- 初心者は押さえやすい細い弦がおすすめ
- 弦の張り替えなどが面倒であればコーティング弦を選ぶ
- 買う弦に迷ったらまずは王道といわれる弦を買うのがおすすめ
- 演奏するジャンルや演奏方法に合わせた音色の弦を選ぶ