バンドマンなら少しでも周りよりかっこいい音を出したい、と思っている人が多いでしょう。
そんな時テクニックを向上させることも大切ですが、音響機器を使うことで音の幅は何倍にも広がり、厚みや深みのある音楽が作れます。
かっこいい音を出すためには、ディストーションにこだわってみるのが良いでしょう。
しかし、どのディストーションを選べば良いのか分からない、そもそもディストーションってなんだろう、と思う人もいるでしょう。
ココがおすすめ
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この記事のもくじ
- 1 ディストーションとは?
- 2 初心者にもおすすめ!人気ディストーション15選
- 2.1 BOSS DS-1X
- 2.2 Proco RAT2
- 2.3 MXR Distortion+
- 2.4 Suhr Riot
- 2.5 Marshall GV-2 Guv'nor Plus
- 2.6 JHS Pedals Angry Charlie V3
- 2.7 Leqtique 9/9
- 2.8 BOSS JB-2 Angry Driver
- 2.9 BOSS MT-2 Metal Zone
- 2.10 Fender Full Moon Distortion
- 2.11 electro-harmonix BIG MUFF Pi
- 2.12 HUMAN GEAR HOT CAKE
- 2.13 Blackstar LT-Dist
- 2.14 TC Electronic Dark Matter Distortion
- 2.15 Fender Pugilist Distortion
- 3 ディストーションは深みのある歪みが特徴!自分好みの歪みを見つけよう
ディストーションとは?
ディストーションとは、意図的に音を歪ませるエフェクターのことです。
ロックやパンクのシーンで使われることが多く、今ではギタリストにとって欠かせないアイテムのひとつでしゅお。
ディストーションを使用することで、ギターサウンドに歪みを持たせ、ロックテイストを演出できます。
ギターの存在感や力強さを出したい時には必須のアイテムなので、使ったことがないバンドマンは是非一度使ってみてください。
始まりは「MXR Distortion+」
1970年代後半にMXR社からリリースされた「MXR Distortion+」が初めてディストーションという単語を使用したエフェクターです。
当時から歪み系エフェクターは存在しましたが、より強く歪ませたいというギタリストの想いに答えるために、ディストーションは開発されました。
その背景にはアンプの進化が関係しています。
ギターアンプの質が向上したことで、今まで以上に幅広い音をクリアに鳴らせるようになったのです。
他の歪み系との違い
ディストーション以外にもファズや、オーバードライブなどの、歪み系エフェクターがあります。
明確な違いはないのですが、ファズよりもディストーション、ディストーションよりもオーバードライブが、歪みをナチュラルに表現できるという共通イメージがあります。
ファズはニュアンスやコードが分からなくなるほど音が潰れたような歪み方が特徴です。
オーバードライブはアンプ過大入力した音を再現するためのエフェクターなので、音は潰れずナチュラルに歪みます。
ディストーションはその2つの中間に当たるエフェクターにです。
海外では、全てを一括してディストーションエフェクターと呼んでいた時代もありました。
使い方
通常エフェクターは音量調節のボリュームと、トーンを調節するゲインの2つのツマミがあります。
トーンを調節するゲインを回すことで、エレキギター特有の歪みサウンドが作れるのです。
2つのツマミを調節して音作りをするのですが、ディストーションの場合歪みが大きいため、慎重に行ってください。
ナチュラルでクリアな、クリーントーンはアンプで作り、歪ませたサウンドはディストーションで作るように、音作りの役割を分けるようにしましょう。
力強いサウンドに変えるブースターとして使用したい場合は、ディストーションをONにするだけでも使えるので、慣れると便利ですよ。
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初心者にもおすすめ!人気ディストーション15選
ディストーションのことはなんとなく理解できたけど、種類が多すぎてどれを選んだら良いか分からないという人も多いでしょう。
ショップ店員さんに聞くにしても、何を聞けば良いのか分かりませんよね。
そんな時は商品ごとの具体的な性能やモデル、価格の違いを知ることで、初心者でも自分にあったディストーションを選ぶことができますよ。
ここでは、初心者にもおすすめの人気のディストーション15選を紹介します。
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BOSS DS-1X
世界的なエフェクターのブランドBOSSから発売された、ディストーションペダル第1号機DS-1が進化したのがDS-1Xです。
名機と言われていたDS-1で指摘されていたノイズがかなり少なくなり、TONE一択だった調整のツマミに、HIGHとLOWの2つのコントロールが追加されたことで、細かいセッティングが可能となりました。
これ一台あれば困らないといわれるほど安定したスペックのディストーションです。
Proco RAT2
80年代に流行したディストーションで、UKロック3大ギターリストの1人、ジェフベック氏が愛用したことで有名になりました。
コストパフォーマンスが良く、クランチからファズのような荒い歪みまで出すことができ、価格もお手頃です。
慣れればこれ一台でさまざまな音が出せますが、可変域が広い分少しのズレが大きく影響してしまうので、調節が難しい一面も持ち合わせています。
さらに太く存在感があり、自然にボリュームを上げられるのでブースターとしてもおすすめです。
MXR Distortion+
ディストーションの元祖であるMXR Distortion+は、オジー・オズボーンのランディ・ローズ氏が使用したことでも有名です。
設定次第でクランチからファズまで幅広く歪みを作ることができ、アンプの歪みをさらにプッシュするゲインブースターとしても活躍してくれます。
ツマミが2つしかないのでシンプルで使いやすいのですが、細かな設定はできません。
しかし、真空管アンプを歪ませたような豊かな倍音など、このディストーションの音そのものが苦手じゃなければ、扱いやさはトップクラスなので初心者の方におすすめです。
Suhr Riot
2009年に発売され比較的新しいですが、とてもレベルの高いディストーションです。
音が太くノイズは少なく、深く歪ませてもコード感を出すことができます。
さらに3段階のスイッチを使えば3種類の歪みが作れるので、どんなギターにも合わせられます。
また、見た目もかっこいいという最強のディストーションです。
タイトで上品な低音域やリッチで伸びやかの高音域は、聞き手はもちろんプレイヤーも気持ちよくなれる現代的歪みサウンドを持っています。
価格をあまり気にしない人には非常におすすめなディストーションです。
Marshall GV-2 Guv'nor Plus
どんなアンプでもマーシャルサウンドが出せるガバナープラスは、ツマミが6つも付いているので、他のエフェクターに比べて細部まで調節可能です。
大音圧の歪みは苦手ですが、どのライブハウスに行っても慣れ親しんだ音が出せるので、初心者にとっても安心でしょう。
こちらの商品は生産の関係で楽器屋だと手に入らない可能性も高いので、ネットショップを利用することをおすすめします。
JHS Pedals Angry Charlie V3
3代目のAngry Charlieですが、少しマイナーなディストーションです。
しっかりと歪むディストーションらしさはもちろん、オーバードライブのようなナチュラルなサウンドも出せます。
ブースターとしての役割も果たせるので、これ一台でかなり幅広い音が作れるでしょう。
音のクオリティも高く、イコライザーの効きも良いので使い勝手は抜群ですが、メーカー希望小売価格24,100円と、価格設定は少し高めです。
Leqtique 9/9
Leqtiqueの3作目となる9/9(ナインナイン)は、ブランド初の完全オリジナル回路のディストーションです。
強烈で個性的な歪みとクリアなサウンドが両立し、ボリューミーなサウンドもナチュラルなサウンドも、自由自在に表現できます。
厳選されたパーツを使用した国産ハンドメイドエフェクターでもあり、それなりの価格です。
しかし、これだけハイスペックならコストパフォーマンスがかなり良いので少し背伸びできる人には購入することをおすすめします。
BOSS JB-2 Angry Driver
2017年にコンパクトエフェクター40周年を機に、BOSSとJHSが共同開発した唯一無二の表現力を備えたドライブペダルです。
2つのサウンドキャラクターと2軸のツマミ、6つのモードを搭載することで、今まで実現できなかった歪みペダルの限界を超えたスペックが実現されました。
オーバードライブからディストーションまでカバーした歪みサウンドと、複雑で多彩な音色はエレキギターの限界を越えるエフェクターです。
価格は20,900円程度です。
BOSS MT-2 Metal Zone
MT-2は専用設計の回路により、激しいディストーションサウンドを生み出すことができます。
小音量でも音圧をキープし、迫力のあるサウンドが出せるため、さまざまなシーンで活躍するでしょう。
個性的で強力なゲインで、どんなアンプでも重厚感のあるサウンドに変える力強さを持っています。
ハードなディストーションにもかかわらず、ピッキングの正確なニュアンスも伝えることができるので、コストパフォーマンスも良いです。
Fender Full Moon Distortion
ギターブランドとして有名なFender初の、ハイゲインのディストーションペダルです。
他ではあまり見られない7つのツマミを搭載しています。
2つのスイッチと2つのフットスイッチを搭載してあるので、表現できるサウンドは幅広いです。
さらに、ブースト機能まで搭載された至れり尽くせりのエフェクターと言えるでしょう。
歪みモードの切り替えや調節によって、ヘヴィメタルなサウンドから、ブルースのようなライトな歪みまでカバーできます。
electro-harmonix BIG MUFF Pi
BIG MUFF Piは永遠のギターヒーロー、ジミー・ヘンドリックス氏も魅了したリッチでまろやかな、持続性に富んだサウンドを再現できるディストーションです。
ノイズが抑えられていて、かなり歪ませても違和感がありません。
むしろ、ゲインをかなり高めに設定することで本領を発揮し、音の伸びも良くなりますよ。
electro-harmonix エレクトロハーモニクス エフェクター ディストーション Big Muff Pi 【国内正規品】
HUMAN GEAR HOT CAKE
ディストーションにしては少しナチュラルなサウンドですが、調節することでオーバードライブにもファズにもなれる万能型です。
良質な真空管アンプを使ったような歪み方と、低中音域が効いたサウンドには、独特な気持ちよさがあります。
スイッチの対応をピンかツマミか選べるので、使い勝手が良い点も嬉しいポイントです。
ブースターとしても優秀で、初心者で歪みすぎに抵抗がある人におすすめします。
Blackstar LT-Dist
アンプのブランドで知られているBlackstarだからこそ作れた、真空管搭載の歪みペダルです。
コンパクトで扱いやすいので、初心者にもおすすめの安定感のあるディストーションとなっています。
幅はそこまで広くないものの、ハードロックな歪みから重ための歪みまで出すことができます。
TC Electronic Dark Matter Distortion
ディストーションの良さが味わえるスペックと、リーズナブルな価格がウリのディストーションです。
柔らかいリードから、ハイゲインなファズ的サウンドまで幅広い歪みをカバーをしてくれます。
ギターの強弱の追従性も高く、ワンタッチで歪みの質感を変えることもできるので、コストパフォーマンスはトップクラスです。
Fender Pugilist Distortion
簡単に歪みの調節ができ、多彩な歪みサウンドのコントロールも可能なディストーションペダルです。
ベースブーストスイッチを使えば、低音域のプッシュもできますよ。
軽量かつ耐久性もあるボディとLEDライトを搭載したツマミ、着脱簡単なバッテリーがが特徴的な機材です。
蓋のランプで電池の残量がチェックできるのも嬉しいポイントでしょう。
ライブハウスだと暗くて操作が難しいので、ステージ上で扱いやすいディストーションペダルです。
ディストーションは深みのある歪みが特徴!自分好みの歪みを見つけよう
ディストーションには定番のものから、初心者向けのものまでさまざまな種類があります。
深みのある歪みがですの特徴ですが、歪みの強弱や音作りには欠かせないスペックの違いなど、それぞれに個性があります。
購入の際には楽器屋系のサイトで検索すると、税込と税別両方の表示が合って分かりやすいですよ。
夏限定の特価キャンペーンなども行っているので、タイミングが合えば定価の半額以下など衝撃特価で買えることもあります。
実店舗もあるサイトなら、商品IDで在庫検索もしてもらえるので、この記事を参考に自分の好みに合ったディストーションを選んでくださいね。
この記事のまとめ!
- ディストーションとは歪みを作るエフェクターのこと
- ロックなサウンドを作りたい時にディストーションを使う
- ディストーションによって歪み具合も音色もさまざま
- ディストーションを選ぶ時は、操作性も意識して探してみる
- 好みのディストーションを見つけよう