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【指板】メイプル指板とローズウッド指板はどっちがいい?特徴とおすすめのベース・ギターを合わせて紹介! 2024年4月

2020年12月15日 #PR

メイプル指板

ベースやギターの購入を考えているけれど、メイプル指板とローズウッド指板の違いが分からなくて迷っているという人も多いのではないでしょうか?

どちらの木材にもメリットやデメリット、得意とする音があるので、選ぶ前に知っておくと自分好みの楽器を見つけやすくなりますよ。

Live編集部
この記事では、メイプル指板やローズウッド指板の特徴、おすすめのベース・ギターを紹介します。

メイプル指板の特徴

メイプル指板は、ストラトキャスターやジャズベースなどに良く使用されている指板です。

薄いメイプルを貼り付けた「貼りメイプル」や、1本のメイプルの木から削り出した「1ピースネック」のような種類があります。

白や黄色を混ぜた明るい色が個性的で、カントリーやブルース、ロックを弾くギタリスト、スラップを多用するベーシストに好まれていますよ。

まずはじめに、メイプル指板の特徴やサウンドの傾向などを紹介します。

 

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交換の費用が高い

メイプル指板はローズ指板やギブソン系に多いエボニー指板などに比べると、フレット交換の費用が高いです。

フレット交換とは指板に取り付けられた金属パーツの「フレット」を打ち直す作業で、フレットのすり減りによる、音程や響きの悪さを改善することができます。

割高な理由は交換前に指板の表面の塗装を一度剥がし、交換用フレットを取り付けた後に再塗装をするという工程が発生するためです。

メイプル指板の再塗装は2万円前後が相場で、通常のフレット交換費用に上乗せとなります。

 

塗装が剥げやすい

メイプル指板に施された塗装は、長期間の演奏や衝撃によって剥げてしまうことも多いです。

リペアマンにお願いして再塗装してもらうことも可能ですが、剥げた様子がヴィンテージギターのようで味があってカッコいいと好む人もたくさんいますよ。

よく押さえるフレットなどは剥げやすいため、弾き込むほどに自分のスタイルを反映したルックスになるのもメイプル指板の魅力です。

 

滑りやすい

メイプル指板の塗装はツルツルとした触り心地で、弦を押さえる指が滑りやすいのが特徴です。

塗装が施された指板に不慣れな人や、手に汗をかきやすい人は弾きにくさを感じてしまう場合もあります。

慣れてしまうと指を滑らせるテクニックのスライドがやりやすいため、滑りやすさを重視してメイプル指板のギターを使うという人も多いです。

 

クリアな音色

クリアで高音域が際立った音色がメイプル指板の特徴です。

クリーントーンで使うと軽快でキレイなサウンド、オーバードライブやディストーションを使うとジャリッとした固く尖りのあるサウンドになります。

音の反応性や立ち上がりも良いので、カントリーやブルースのようなルーツミュージックから、ハードロックやメタルまで幅広いギタリストが使っていますよ。

ベーシストでは、スラップをよく使用する人やバキッとした音が好きな人が主に使用しています。

高音域がハッキリとした音、きらびやかなクリーントーンが好きな人はメイプル指板がおすすめです。

 

指板が黒ずみやすい

メイプル指板は白っぽい明るい色をしているので、他の木材よりも黒ずみや、汚れが目立ちやすいです。

ヴィンテージギターのボディによく使われるラッカー、強度が高いポリウレタン塗装の場合は、塗装が剥げた部分から黒くなってきます。

塗装とオイルで仕上げたオイルフィニッシュの場合は、皮脂や汚れによりよく押さえる箇所から黒ずんできますよ。

メイプル指板の黒ずみも塗装の剥げと同じように経年変化が楽しめる、ヴィンテージのような味わい深さを好む人が多いです。

 

ローズウッド指板の特徴

メイプル指板 ローズウッド指板

メイプル指板と比較されることが多いのが、ローズウッドという茶褐色の木材を使用したローズウッド指板です。

こちらもストラトやジャズベースなど、定番モデルによく使用されています。

メイプル指板とは見た目や音質も異なるだけでなく、ほかにも色々な違いがありますよ。

ローズウッド指板の特徴を紹介していくので、どちらの指板が良いか迷っている人はぜひ参考にしてみてくださいね。

 

反りにくい

ローズウッド指板を採用したネックは、1本の木から削り出した1ピースのメイプルネックよりも反りにくいのが特徴です。

もちろん、太さや湿度、張っている弦の太さ、個体差も関係するので一概に反らないとはいえませんが、2種類の木材を使用しているのでトラブルも少ないといえるでしょう。

基本的にネックは反るものですが、反りのトラブルを減らしたい場合はローズウッド指板を選ぶと良いですよ。

 

角の取れた優しい音色

ローズウッド指板は、中音域がハッキリとした音色が特徴です。

メイプル指板に比べると高音域が控えめで、重心が低く角が取れた優しい音色が出せます。

クリーントーンではマイルドな音、歪ませた場合はバランスの取れた粘りのある音になるので、激しいロックからジャズ、フュージョンまで幅広く使われていますよ

ジャズベースやストラトキャスターの繊細なサウンドが好きだけれど、バランスの取れた音も欲しいという人におすすめです。

 

基本的に無塗装

メイプル指板と違い、ローズウッド指板は基本的に塗装が施されていません

そのため、湿度の影響を受けやすく、多湿な場所や極端に乾燥した場所で保管してしまうと指板が割れたり、ネックが反ってしまったりすることがありますよ。

木材の凹凸や繊維を感じられるような手触りで、メイプル指板ほど滑らないため、弦を安定して押さえることができます。

また、汚れが目立ちにくく、塗装の剥げなども気にする必要がないので、メンテナンスや湿度に気をつけていれば安心して使える指板です。

 

オイルでメンテナンス

無塗装のローズウッド指板のギターやベースは、オイルでのメンテナンスが必要です。

オイルは汚れを落とす効果や保湿効果があるため、ネックや指板の状態をキレイに保ってくれますよ。

主にオレンジオイルやレモンオイルを使うことが多く、少量をクロスに染み込ませて塗り込むようになじませ、最後に乾拭きするとメンテナンス完了です。

また、保湿のみであれば、指板に影響の少ない成分でできたBIGBENDZの「FRET BOARD JUICE」もおすすめ。

頻度は2,3ヶ月に1回程度で、乾燥が気になるのであれば月1回程度でも良いですよ。

 

メイプル指板のおすすめベース・ギター

メイプル指板の特徴が分かったら、実際にどんなベースやギターがあるのか知りたくなりますよね

定番のFender系モデルだけでなく、ハードな音楽にも対応できるモダンなモデル、弾きやすさや操作性を高めたモデルなど色々なものがありますよ。

メイプル指板を使用した、初心者でも購入しやすい価格帯のおすすめベース・ギターを紹介します。

 

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ベース

Squier by Fender / Classic Vibe '70s Jazz Bass V Natural

Squierの「Classic Vibe '70s Jazz Bass」は、リーズナブルな価格で本格的なフェンダーサウンドが楽しめるジャズベースです。

メイプル指板に四角いポジションマークと、70年代の特徴的な仕様を再現。

指板表面のカーブも滑らかで、ネックも握りやすい形状を採用し、高い演奏性を実現しています。

パリッとしたサウンドが得意なベースなので、高音域が際立ったサウンドが好きな人、スラップに挑戦してみたい人におすすめです。

 

 

Fender / Player Precision Bass Maple Black

Player Precision Bass」は、幅広いジャンルに対応できるモダンな仕様のプレシジョンベースです。

ネックは程よい太さのモダンCシェイプ、指板はメイプル指板にドットタイプのポジションマークが付いています。

ボディはバランスが良いサウンドが特徴で、ハイエンドモデルにもよく使われるアルダーを使用。

ピックアップは出力が高く、ハードな音楽にも対応できるオリジナルピックアップを搭載しています。

メイプル指板の幅広く使えるプレシジョンベースが欲しい人におすすめのエレキベースです。

 

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Sterling By Musicman / S.U.B.Series StingRay Ray5 VINTAGE SUNBURST SATIN

定番モデル以外のベースが欲しい人、パワフルなサウンドのベースが欲しい人には、S.U.B.Seriesの「StingRay Ray5」がおすすめです。

メイプル指板を採用した5弦ベースで、ハムバッカーはアクティブタイプになっています。

ベース本体のつまみで低音域と高音域を操作できるので、音作りの幅も広がりがりますよ。

音色は低音と高音がハッキリとした音色で、メイプル指板により高音域がさらに強調されるので、スラップにもピッタリのサウンドです。

 

 

ギター

Squier by Fender / AFFINITY SERIES TELECASTER Race Red

お手頃価格でフェンダーテレキャスターのサウンドを楽しめるギターが、Squierの「AFFINITY SERIES TELECASTER」です。

21フレット仕様のヴィンテージを意識したモデルですが、オクターブチューニングが簡単なブリッジ、握りやすいCシェイプのネックなどモダンな構造を採用し、高い演奏性を実現。

ボディにはアルダーに似たバランスの良い音のポプラを使用しています。

初心者でも弾きやすく、手軽に本格サウンドが楽しめるエレキギターです。

 

 

Fender / Player Stratcaster 3-Color Sunburst

Fenderの「Player Stratcaster」は、ストラトキャスターらしいサウンド、弾きやすいネック形状が特徴のギターです。

ネックは程よい太さのモダンCシェイプ、指板の表面カーブは比較的ゆるやかな形状を採用しているので、コード弾きから単音弾きまで楽に押さえることができますよ。

ブリッジはアームの操作も軽く、チューニングの安定性も高い2点支持タイプ、フレット数はロックのソロにも対応できる22フレットを採用しています。

幅広く使える、弾きやすいメイプル指板のストラトキャスターが欲しい人におすすめです。

 

 

Bacchus / Global Series BJM-80B

BJM-80B」は日本のギターメーカーBacchusが販売する、シンプルな操作性が特徴のジャズマスタータイプです。

ボディ材は歯切れの良いタイトな音色のアッシュを使用、メイプル指板との組み合わせでより高音域がハッキリとしたサウンドになっています。

ピックアップは、大型シングルコイルピックアップのP-90に似たタイプで、シングルのシャリッとした音を残しながらもパワーのあるサウンドを実現。

本体のノブやスイッチは、ピックアップ切り替えスイッチ、トーン、ボリュームのみとシンプルなので、ギター初心者でも使いやすいですよ。

 

 

ローズウッド指板のおすすめベース・ギター

メイプル指板 ローズウッド指板おすすめ

メイプル指板のベースやギターよりも、ローズウッド指板のほうが好みという人も多いのではないでしょうか?

ローズウッド指板のベースやギターも色々なモデルが販売されているので、演奏スタイルや見た目、欲しい機能から選べるようになっています。

最後にローズウッド指板のおすすめ商品を紹介するので、気になるモデルは試奏したり公式サイトをチェックしてみてくださいね。

 

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ベース

Fender / MADE IN JAPAN TRADITIONAL 60S PRECISION BASS

Fenderの「TRADITIONAL 60S PRECISION BASS」は、国産ならではの作りの良さが人気のMade in Japan Traditionalシリーズのプレシジョンベースです。

60年代のFender USAのベースを再現したモデルで、落ち着いたシンプルなルックスになっています。

ネックは丸みのあるUシェイプ、ブリッジやペクはヴィンテージタイプと、当時のモデルに近い仕様になっています。

プレシジョンベースらしい、太くマイルドなサウンドが楽しべるベースです。

 

 

FUJIGEN / Neo Classic NJB10RAL Vintage White

リーズナブルな価格でローズウッド指板、アルダーボディを実現した本格ジャズベースがFujigenの「Neo Classic NJB10RAL」です。

Fujigen独自のサークル・フレッティング・システムによる、伸びが良く立ち上がりの良いサウンドが特徴

ブリッジやペグには安定性の高いGOTOH製のモデルを使用しているので、チューニングも安定しやすく快適に演奏できます。

国産ベースの細部までこだわった作りが好きな人、ローズウッド指板とアルダーの組み合わせが好きな人におすすめです。

 

 

YAMAHA / BB234 VW

YAMAHAの「BB234」は、プレシジョンベースのスプリットコイルとジャズベースのシングルコイルピックアップの両方を搭載したベースです。

楽曲や出したい音に合わせてパリッとした音、マイルドで太い音が選べるため、色々なジャンルで使えます。

木材はボディにアルダー、指板はローズウッドと定番の組み合わせで全体的にクセがなく、バランスの良いサウンドです。

Fenderのベースに比べると知名度は低いですが、東京事変で有名な亀田誠治もBBシリーズのモデルを使っていますよ。

オールラウンドに使える、弾きやすいベースが欲しい人にピッタリのモデルです。

 

ヤマハ YAMAHA エレキベース BB234 VW

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ギター

Fujigen / Neo Classic NTL10RAL 3TS

Fujigenが製造する「Neo Classic NTL10RAL」は、ボディにバランスの良いアルダー材、指板にローズウッドを使用したテレキャスターです。

サークル・フレッティング・システムや、ハイポジションの音づまりを防ぐコンパウンド・ラディアス指板を採用し、安定してキレイな音が出せるようになっています。

ネックの形状はヴィンテージに多いUシェイプ、フレットは高音を多用するソロにも対応できる22フレットを採用

ヴィンテージサウンドを意識しながらも、新しい技術を取り入れたテレキャスターです。

 

NTL10RAL-3TS/01

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Paul Reed Smith / SE Standard 24 Translucent Blue

SE Standard 24」は、メロウなサウンドのマホガニーボディ、ローズウッド指板の太くマイルドなサウンドが特徴のギターです。

ストラトキャスターとレスポールの中間のようなルックスで、ハムバッカーを2つ搭載していますよ。

ブリッジはアーミングが可能なトレモロブリッジ、フレットは24フレットと幅広いジャンルに対応できるようになっています。

世界的にも評価が高いPaul Reed Smithの、リーズナブルな価格ながらも完成度が高いギターです。

 

 

YAMAHA / PACIFICA612VⅡFM

バランスの良いサウンドと、弾きやすさが魅力のギターがYAMAHAの「PACIFICA612VⅡFM」です。

アルダー材で作られたボディの表面には、ハイエンドギターに使われるような美しいフレイムメイプルが貼り付けられています。

ピックアップはシングルピックアップ2つとハムバッカーという、幅広い音が出せる組み合わせ。

加えてリアピックアップには、シングルコイルのような音を出すためのコイルタップ機能を搭載しています。

ネックは握りやすく、手に馴染みやすい形状なので、弾きやすく色々な音が出せるギターが欲しい人におすすめです。

 

 

メイプル指板は音が優しくてクリア!日頃からの手入れを欠かさず大切に使おう

メイプル指板は高音域がハッキリした音色で、クリーンで優しいきらびやかなサウンド、歪ませると固く尖ったサウンドが出せる指板です。

フレット交換の費用がかかる、汚れが目立つなどのデメリットもありますが、手入れを欠かさずに行い、丁寧に保管すると自分だけのオリジナリティのある見た目になりますよ。

ぜひ今回紹介した指板の特徴やおすすめモデルを参考に、自分好みの見た目やサウンドを持つ楽器を探してみてくださいね。

 

この記事のまとめ!

  • メイプル指板は明るい色や高音域がハッキリしたクリアな音が特徴
  • 塗装の剥げや、表面の汚れも経年変化として楽しめるのがメイプル指板の魅力
  • ローズウッド指板には中音域がハッキリとしたサウンド、オイルでの保湿が必要などの特徴がある
  • メイプル指板のベース・ギターはリーズナブルで使いやすいモデルも多い
  • お手頃価格のローズウッド指板モデルは、国産メーカーや大手メーカーのエントリーモデルが中心

 

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ジャズ、R&B、FUNK、BLUESを演奏するギタリストです。歌や音楽理論にも興味があり日々勉強しています。音楽をもっと楽しむためのヒントを届けていけたらと思います。

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