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【基本】ドラムセットの構成とは?種類やセッティングなどスタジオでの使い方やマナーまで紹介! 2024年4月

2019年12月17日 #PR

ドラム構成

ドラムがいくつの楽器から構成されているか知っていますか?

ドラムを始めようと思っている人や、ドラムを始めたばかりの人はドラムの構成について知っておくべきです。

また、ドラムはギターやベースと違って、家で練習をするのは大変なので、スタジオを借りて練習をする人も多いです。

初めてスタジオを借りて練習しようと思っている人は、スタジオのドラムの使い方やマナーも覚えておく必要があります。

Live編集部
この記事ではドラムセットの基本構成とスタジオでの使い方やマナーを紹介していきましょう。

ドラムセットの基本構成

ドラムセット基本構成

ドラムセットは基本的に、スタジオやライブハウスにあるものを使用します。

一般的に常設されているドラムは

  • バスドラム
  • フロアタム
  • スネアドラム
  • タムタム
  • ハイハットシンバル
  • ライドシンバル
  • クラッシュシンバル

で構成されています。

Live編集部
各楽器について説明していきましょう。

バスドラム

バスドラム

ドラムセットの中でも最も大きく、一番低い音が出る太鼓で「フットペダル」を使って叩きます。

リズムを決定づける音になるので、ドラムの中で最も重要といっても過言ではありません。

バスドラムを叩くフットペダルはスタジオやライブハウスに大抵置いてありますが、自分専用のフットペダルを買って使い慣れておくことがおすすめです。

フロアタム

フロアタム

床に直接置くことからフロアタムと呼ばれ、フロアタムはバスドラの次に低音域が出る太鼓です。

主にビートを刻むのに使用され、右利きの場合は演奏者の右側に設置します。

他の太鼓に比べて叩いた際のリバウンドが少ないので、初心者は叩きにくさを感じる人も多いでしょう。

スネアドラム

スネアドラム

スネアドラムは最も細かなフレーズ叩く重要な太鼓で、ドラムセットの主役です。演奏者の一番手前の足を開いた真ん中に置きます。

曲全体に与える影響が強くリズムの要となるので、プロでなくても自分専用のスネアドラムを持っているドラマーがほとんどです。

スタジオやライブハウスにあるスネアドラムは状態が悪いものも多いので、自分専用のスネアドラムを買うのをおすすめします。

タムタム

タムタム

フロアタム以外のタムをタムタムと呼び、バスドラムの上に位置する小さめのタムを「ハイタム」、大きめのタムを「ロータム」と呼びます。

このタムを2つとも使う「ツータム」1つを外して使う「ワンタム」というセッティングがあります。

Live編集部
ツータムの場合、右利きの人は左にハイタム、右にロータムを並べるのが一般的です。

ハイハットシンバル

ハイハットシンバル

ペダル付きのスタンドに2枚重なっているシンバルが組み合わさったもので、スネアドラムの近くに設置します。

リズムをキープする目的で使われ、ペダルを踏んだり、スティックで叩いたり、様々な演奏方法があるシンバルです。

ペダルを踏むと2枚のシンバルがクローズし、離すとオープンします。このクローズとオープンを使い分けて様々な音を出すことができるのです。

ライドシンバル

ライドシンバル

リズムを刻むために使用され、ドラムセットの中で最も厚く大きいシンバルです。フロアタムの上付近に設置するのが一般的で、シンバルスタンドを使ってセットします。

叩く場所によって音が変わり、外側は音が広がりやすく、中心に近付くほど音が広がりにくく、音色も高くなります。

また、叩き方によっても音の雰囲気がガラッと変わるので、ハイハットシンバルと同じく様々な音を使い分けることができるのです。

クラッシュシンバル

クラッシュシンバル

アクセントをつけるために使い、ライドシンバルより薄く小さめのシンバルです。

ドラムセットの左と右に1枚ずつセットすることが多いですが、ドラマーによって数は違い、中には3~4枚持っている人もいれば、クラッシュシンバルの位置にライドシンバルを置く人もいます。

伸びが良く高い音色で「シャーン」とインパクトのある音がなり続けるのが特徴的。盛り上げたいときに叩くといいでしょう。

Live編集部
ドラムセッティングについても詳しい記事を書きました!

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ドラムセットの使い方とマナー

ドラムセット使い方

スタジオ練習などで借りるドラムセットは、色んな人が使用するので使い方やマナーには気を配らなければいけません。

ドラムのセッティングを自分好みに変えるのは、ドラマーなら当たり前のことですが、使った後は次の人が使いやすいように戻すのがマナーです。

Live編集部
ここではスタジオでの、ドラムセットの使い方とマナーについて説明します。

セッティング

まずスタジオ入ったら、セッティングをする必要があります。

自分の演奏しやすいように楽器の位置を変更しましょう。人や演奏する曲によって、セッティングは変わります。

ワンタムにするかツータムにするかも人によって違いますし、シンバルなどもスティックが無理なく届く位置に配置しなければなりません。

また、椅子の高さを叩きやすいように合わせることも大切です。ドラムは演奏で足も使うので、重心がきちんと椅子の上にくることを確認しましょう。

Live編集部
詳しいセッティングの方法は下記の記事で紹介しているので、ぜひご覧ください。

チューニング

色んな人が使うドラムセットは、叩いてみると「イメージと音が違う・・・」なんてことがよくあります。そんな時はチューニングを行いましょう。

ギターやベースと違って、ドラムはチューナーに繋いで簡単にチューニングができる訳ではありません。

まず、ドラムのチューニングを行うためには、「チューニングキー」と呼ばれるボルトを回すためのアイテムが必要です。

このチューニングキーを使ってボルトを少しずつ回していき、均等にテンションがかかるように調整していきます。この時、対角線上のボルトを回していくのがポイントです。

きつく絞めると音程が上がって抜けが良くなり、逆に緩めると音程が下がって鈍い音になります。

基本的にドラムは耳で聞いてチューニングしていきますが、ドラム用のチューニングアプリなどもあるので、初心者の方はダウンロードしておくといいでしょう。

叩き方

ドラムは叩いて音を出す楽器なので、当然叩き方によっては破損する可能性があります。

強くたたきすぎたりスティックの当て方が悪いと、スネアのヘッドやシンバルの表面が凹んだり割れたりしてしまいます。

消耗品なので凹ませたり割ってしまったからといって、弁償するというケースは少ないとは思いますが、できるだけリスクは減らしたいですよね。

まずはきちんとスティックの持ち方をマスターし、正しい叩き方を覚えましょう。

スティックの持ち方には大きく分けて「マッチド・グリップ」と「レギュラー・グリップ」の2種類があります。

マッチド・グリップには3種類の握り方がありますが、初心者は幅広いジャンルで使える「アメリカングリップ」からマスターするといいでしょう。

アメリカングリップの持ち方

  1. まずは人差し指の第一関節にスティックを載せます。
  2. そのまま親指と人差し指でつまみます。
  3. 他の指は軽くスティックの添えます。この時、ぎゅっと握らないように気をつけてくださいね。

持ち方はたったこれだけです。持つ位置は目安として、スティックの1/3の所を持つように意識しましょう。

人差し指と親指でつまんだ時、ゆらゆらとスティックを揺らしてみて、スティックが落ちない場所を探すと尚いいでしょう。

この持ち方のまま、手首を使うことを意識して叩いてみてください。叩いた後は、スティックを泳がせずにポジションをキープすることが大切です。

スタジオでのマナー

スタジオでドラムを借りる時は、借り物ということを意識して扱う必要があります。

また、スタジオ練習が終わった後、動かしたり外した楽器をきちんと元通りに戻すのがドラマーとしてのマナーです。

次の予約者が来るまでにスタッフさんが確認をしてくれますが、自分で使ったものは自分で片付ける癖をつけましょう。

Live編集部
ドラマーとしてのスタジオでのマナーを説明します。

練習は最低でも5分前に終わる

スタジオを1時間予約したからといって、きっちり1時間練習することは避けるべきです。

ドラムの片付けは予想以上に時間がかかり、慣れている人でも5~10分はかかってしまいます。

ぎりぎりまで演奏していると、片付けをしている間に次の予約者が来てしまったり、片付けを出来ないまま退出することになるので、最低でも5分前には練習をやめましょう。

シンバルを力任せに叩かない

ほかの楽器も同様ですが、特にシンバルは力任せに叩くと割れてしまいます。

自分のシンバルならいいですが、スタジオのシンバルは借り物です。割ってしまうと次に使う人もスタジオのスタッフさんも困ります。

シンバルを叩く際は殴るように叩くのではなく、シンバルを揺らす程度でスティックが当たった瞬間に力を逃がしてあげるイメージを持って叩くといいでしょう。

ハイハットクラッチを緩める

セッティングの際に自分が演奏しやすいように開き具合を調節しますが、そのままの状態で帰ってしまう人が結構多いです。

使い終わったら必ずハイハットクラッチ(調節ネジ)を緩めて、ハイハットが閉じている状態にしておきましょう。

ハイハットクラッチが締まったままだとネジ部分に負担がかかってしまうので、必ずハイハットクラッチは緩めてください。

外した楽器は元に戻す

自分用のペダルやスネアを持っている人は、スタジオのドラムセットにあるものを外してから取り付けます。

また、スタジオのタムは基本的に「2タム」の場合が多いため、「1タム」に変える場合はタムを1つ外しますよね。

これらの外した楽器は練習後に必ず元の場所に付け直すようにしましょう。

初めてのスタジオ練習で元の位置に戻す自信がない人は、あらかじめスマホなどで写真を撮って元の状態を記録しておくといいでしょう。

スネアのスナッピーを外す

「スナッピー」とはスネアドラムの裏側についているコイル状の鉄製の部品で、この部品のおかげでスネア独特の響きを表現することができます。

スネアドラムにはこのスナッピーをON/OFFするための「ストレイナー」というレバーがついています。

これをONのままにしておくとスナッピーが伸びてしまい切れやすくなるので、必ず使い終わったらスナッピーはOFFにしておきましょう。

スタジオのドラムセットは大事に使おう!使用後は全て元通りに戻すのがマナー

ドラムを始めようと思っている人は、まずはドラムセットの基本構成から覚えるといいでしょう。

そしてスタジオでドラムの練習をする際は借り物ということを忘れずに大事に使い、練習後は全て元通りに戻すのがマナーです。

初心者だからといってスタジオや他の利用者に迷惑をかけてはいけません。使い方やマナーをしっかり覚えてイケてるバンドマンを目指しましょう!

この記事のまとめ!

  • 基本的にドラムセットは7種類の楽器で構成されている
  • ドラムセットを使うときは握り方をマスターしてから正しい叩き方で演奏しよう
  • スタジオのドラムは大事に使おう!特にシンバルは力任せに叩かない
  • 練習がは最低でも5分前に終わり、外した楽器は全て元の位置に戻そう
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