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【創作】映画「フィッシュストーリー」の意味はホラ話?豪華なキャストとあらすじ・主題歌も合わせて紹介! 2024年12月

2021年6月28日 #PR

フィッシュストーリー

伊坂幸太郎の小説を映画化した「フィッシュストーリー」。

複雑な伏線や時系列が作り出す伊坂ワールドを見事に再現した映画として、原作ファンからも高い評価を得ました。

Live編集部
この記事では、「フィッシュストーリー」のあらすじやキャスト、実際に観た人のリアルなレビュー、視聴方法について解説します。

フィッシュストーリーとは

「フィッシュストーリー」とは、2009年に中村義洋監督によって映像化された日本映画です。

原作は伊坂幸太郎の同名小説で、1970年代を中心に複数の時代で起こった出来事が、短編ストーリーとして構成されています

売れないパンクバンドの曲が地球滅亡の危機を救う」という奇想天外な設定と、ちりばめられた伏線がきれいに回収されるストーリー展開が魅力です。

伊坂作品は音楽をテーマにしたものが多く、この作品も実写化との親和性がとても高い作品として、音楽好きからの高い評価を集めています

 

フィッシュストーリーの意味

映画名や劇中曲にもなっている「フィッシュストーリー」という言葉は、作品内の造語ではありません。

これは元々アメリカの慣用句で「ホラ話」「大げさな話」という意味で使われています。

釣りをする人が自分が釣った魚を自慢するとき、実際より大きなサイズでいうことが多いことからこの言葉が作られました。

売れないパンクバンドが作った楽曲が、時空を超えて世界を救うという突拍子もない事実は、まさにフィッシュストーリーのような話ですよね。

 

散りばめられた伏線

原作を書いた伊坂幸太郎の作品の特徴は、巧妙な伏線の数々です。

「フィッシュストーリー」でも、作品全体に多数の伏線が散りばめられています。

一方で、物語の中では一つ一つの時代で起きた出来事が独立していて、関連性が薄いような印象を持たせているため、伏線を深く認識しないまま映画が進んでいきます。

そして、最後に全てがつながった時「伏線がすべて回収されて、気付いたら本線になっていた」という衝撃を感じるのです。

数えきれない伏線をエンディングに収束させた原作はもちろん、それを映像化した映画「フィッシュストーリー」の見ごたえが抜群なのも頷けますね。

 

映画「フィッシュストーリー」のあらすじ

映画「フィッシュストーリー」のあらすじ

彗星の直撃による地球滅亡を直前に控えた2012年の日本。

空には巨大な隕石が飛び、人が全くいなくなった商店街に一人の車いすの男が歩いています

彼がレコード店に入ると、そこには店主と青年がいました。

その店主が客に勧めたCDはパンクバンド「逆鱗」の「フィッシュストーリー」という曲です。

その曲が世界を救う、と語る店主ですが客はそれを笑い飛ばします。

しかし、「フィッシュストーリー」は1953年、とある一冊の本が刊行された瞬間から長い時間を経て世界を救う瞬間を待ち続けていたのです。

そして1953年、1973年、1975年、1982年、2009年、2012年と時代を経て1曲のパンクロックが隕石から地球を救ったのは衝突から1時間前でした。

 

フィッシュストーリーのキャスト

「フィッシュストーリー」は複数の時代を舞台にしているため、さまざまな登場人物が現れます。

全員が結末への鍵を握る重要な人物で、それを演じるキャストも知名度が高い有名俳優・女優ばかり。

キャストの情報を知っていれば、映画の登場人物に対してもより親近感を感じ作品に熱中できるでしょう

「フィッシュストーリー」の主要人物をどんなキャストが演じているのか、経歴や出演作品などをまとめました。

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伊藤淳史 / 繁樹役

伊藤淳史

出典元:https://www2.nhk.or.jp/archives/jinbutsu/detail.cgi?das_id=D0009070519_00000

パンクバンド「逆鱗」のリーダー兼ベースの繁樹は、物語の鍵となる「フィッシュストーリー」を作り出した張本人です。

繁樹を演じる伊藤淳史は、クォータートーンに所属する千葉県出身の俳優です。

子役として活躍していた彼が知名度を一気に高めたのは、バラエティ番組「とんねるずのみなさんのおかげです」のチビノリダー役に抜擢されたことがきっかけでした。

その後、プロサッカー選手を目指したり大学に進学したりしながら、現在は俳優として多くの作品に出演し演技力を高めています。

さかざまな出演作品がありますが、2004年公開の「海猿」や2005年放映ドラマ「電車男」などの印象が強いですね。

 

高良健吾 / 五郎役

高良健吾

出典元:https://profile.ameba.jp/ameba/kengo-kora/

パンクバンド「逆鱗」のヴォーカル五郎は、「フィッシュストーリー」の沈黙の1分間を作るきっかけになった人物です。

高良健吾はそんな曲の要を生み出した五郎を演じています。

高校生の頃、熊本県のタウン情報誌スタッフになった際、編集長から芸能事務所を紹介され芸能界デビューを果たしました。

その後、芸能活動を続けていた高良健吾は九州学院高校に進学しましたが、どんなに忙しくなっても東京に引っ越さず高校に通い続けたそうです。

俳優として本格的に活動を始めたのは、2005年放映のドラマ「ごくせん」がきっかけです

その後、持ち前の演技力と整った顔立ちを生かして、イケメン実力派俳優として活躍しています。

 

多部未華子 / 麻美役

 

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麻美は2009年に登場する女子高校生です。

そんな麻美役を演じたのは、東京出身の女優である多部未華子です。

2004年公開の映画「理由」が初出演映画である彼女は、その後2015年に公開された人気コミック「ピースオブケイク」の映画化において主演を務めました

また、連続ドラマ「山田太郎ものがたり」や男女逆転という設定が斬新な「大奥~誕生[有功・家光篇]」にも出演し、演技力に高い評価を得ています。

 

濱田岳 / 雅史役

 

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雅史は1982年のシーンに登場する青年です。

そんな雅史役には、俳優の濱田岳が抜擢されました。

デビューは1998年のドラマ「ひとりぼっちの君に」です。

主演だった浜田雅功との掛け合いが印象的で、苗字も同じだったことから「本当の親子なのでは?」と注目を集めました

中学校から高校の間ラグビー部で活躍していましたが、俳優活動に専念するために高校を中退しラグビーからも引退しています。

 

森山未來 / コック・正義の味方役

コック・正義の味方は、麻美が乗ったフェリーで料理人として働く男性です。

演じるのは、俳優・ダンサーとして活躍する森山未來。

実家がダンス教室だったことから、幼い頃よりダンスに親しんでいた森山未來ですが、一気に知名度をアップしたきっかけが「セカチューブーム」をもたらした映画「世界の中心で、愛をさけぶ」でした。

その後も数々の映画やドラマに出演して、日本を代表する俳優となっています。

 

フィッシュストーリーの主題歌

フィッシュストーリーの主題歌

「フィッシュストーリー」では、シンガーソングライター斉藤和義が音楽プロデューサーとして参加。

斉藤和義のプロデュースで映画内のパンクバンド「逆鱗」が、CDデビューも果たしました。

斉藤和義が「フィッシュストーリー」のために作った曲はどれも作品に合った名曲ばかり。

どんな曲が誕生したのか、代表的な2曲を紹介します。

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FISH STORY / 逆鱗

「FISH STORY」は劇中に登場する売れないパンクバンド「逆鱗」が歌う楽曲です。

発売されたのは1975年ですが、その時は誰にも聞かれず、バンドもひっそりと活動を終了ました。

しかし、その曲が時空を超えて2012年、地球滅亡の危機を救うのです。

そんな曲の作詞作曲を担当した人物が斉藤和義です。

原作での「僕の孤独が魚だとしたら、そのあまりの巨大さと獰猛さに鯨でさえ逃げ出すに違いない」というフレーズを元に生み出されました。

 

Summer Days / 斉藤和義

「Summer Days 」は「フィッシュストーリー」のエンディングテーマに起用された斉藤和義の楽曲です。

軽やかなアコースティックギターのメロディとともに、青春時代の夏の情景が爽やかに歌われ、映画の結末にぴったりです

サビには「鳴らせ爆音 ロックンロールキミに届け!」というフレーズがあり、映画の青春感やストーリーにリンクしていますね。

2009年9月16日に発売した、斉藤和義13枚目のスタジオアルバム「月が昇れば」に収録されています。

UtaTenで今すぐ歌詞を見る!

Summer Days 歌詞 斉藤和義 ふりがな付 - うたてん
Summer Days 歌詞 斉藤和義 ふりがな付 - うたてん

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フィッシュストーリーの映画を観た人の感想

「フィッシュストーリー」について詳しく紹介してきましたが、最も気になるのが実際に映画を観た人の感想ですよね。

20代~40代までの幅広い世代のリアルな感想を集めたので、ぜひ参考にしてみてください。

生のレビューを読むと、ますます「フィッシュストーリー」が気になってくるかもしれませんよ。

ここでは、映画を実際に観た人の感想を紹介します。

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30代・男性

もともと井坂幸太郎さんの作品が好きで、映画化した「フィッシュストーリー」にも期待していた。

パルプフィクションのように時系列が重なって、最後に一つの物語にまとまる様子は爽快感すら感じる素晴らしい構成だと思う。

隕石によって人類が滅亡するというのに交わされるレコードショップでのやり取りは冒頭から映画に引き込まれる独特な魅力があった。

40代・女性

伊坂幸太郎の小説、特にこの「フィッシュストーリー」は映像化しにくいストーリー展開なのに違和感なく実写化されていて驚きました。

ミステリーっぽさも純文学っぽさも感じられる、伊坂ワールド全開の物語をキャストが上手に表現していて楽しかったです。

というか、あらためて出演していた人を見るとかなり豪華ですよね。

劇中歌を歌っているパンクバンドの曲も好みで、それを含めて好きな映画です。

20代・男性

設定がかなりシュール。

隕石の衝突をパンクバンドの曲が救うと聞いて、どんな物語なんだろうって気になって見てみた。

原作は読んでないけど、映画だけでも十分面白かったのでよかった。

奇跡とかを信じてみたくなるすっきりした気分になれる終わり方が良かった。

昔のロックバンドって結構かっこいい曲が多いことも知れたので、いろいろ聞いてみたいと思う。

「フィッシュストーリー」を見た人の多くは、原作者の伊坂幸太郎が作る複雑な伏線回収の流れを評価していました。

短い物語が折り重なるように一つの物語を作っていく姿が映画でもしっかり表現されていたため「伏線回収に爽快感を感じる」という意見も多く挙がっています

また、劇中で流れるパンクバンドの歌や、60~70年代ロックバンドへのリスペクトが音楽好きにも響く作品だと感じられています。

一筋縄ではいかないストーリーと、音楽を両方楽しみたい人にぴったりな映画だということが分かりますね。

 

フィッシュストーリーの映画が無料で観れる配信一覧

フィッシュストーリーの映画が無料で観れる配信一覧

「フィッシュストーリーをすぐに観たい!」という人におすすめの鑑賞方法が、インターネットの動画配信サービスを活用することです。

2021年2月現在、「フィッシュストーリー」の配信を行っている動画配信サイトは「U-NEXT」「Amazonプライムビデオ」「TSUTAYA TV」「ビデオマーケット」「楽天TV」の5つ。

どのサイトも、月額料金を支払うことで提供されている映画を好きなだけ観ることができるので、映画好きの欲求を叶えてくれます。

おすすめなのは、各サイトが行っているお試し期間のキャンペーンを活用する方法です。

このキャンペーンを使うと数週間~1か月程度無料でサービスを利用できるので、期間中に見て退会すれば実質無料で映画を楽しめますよ。

 

フィッシュストーリーの映画は原作に負けないストーリー!俳優陣が奏でるパンクバンドにも注目

伊坂幸太郎原作の映画「フィッシュストーリー」は、音楽をテーマにした原作を美しく映像化した名作です。

複雑に散りばめられた伏線は映像で表現するのが難しいとされていましたが、本作ではエンディングで爽快感を感じられるほどすっきりと物語がまとめられています。

才能あふれる出演陣や楽曲によって「原作超え」と評されることも多い「フィッシュストーリー」を見て、音楽が奇跡を起こす瞬間を体感しましょう。

観た後には「信じれば叶う」という前向きな気持ちになれる作品ですよ。

 

この記事のまとめ!

  • 「フィッシュストーリー」は伊坂幸太郎の小説を監督・中山義洋が映像化した映画
  • 作中に散りばめられた多数の伏線と回収のきれいさが魅力
  • キャストには多数の有名俳優が出演してる
  • 音楽プロデューサーとして斉藤和義が参加している

 

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東京出身のアラサー会社員です。お酒と美食、映画と音楽が趣味です。 おひとり様満喫中ですが、バー勤務で培った視点で楽しい記事を提供できればと思っています。

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