ギターを立って演奏するためには、ギターを肩にかけるための「ギターストラップ」が必要になります。
ギターストラップには太さや素材、メーカーなどさまざまな種類があり、自分のプレイスタイルや好みに合わせて選ぶことができます。
ココがおすすめ
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この記事のもくじ
ギターストラップの選び方
ギターストラップは素材や太さ、長さの違いによって弾きやすさや耐久性が異なります。
そのため、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
まずはギターストラップの、素材・太さ・長さ・デザインについて紹介します。
素材で選ぶ
ギターストラップに使われている素材はさまざまです。
素材によって弾きやすさや疲労感にも違いが出てくるので、自分の体に合ったものを使うようにしましょう。
- レザー
レザー製(革製)のストラップは耐久性があります。また、ストラップが滑りづらいため、落ち着いて演奏をすることができます。 - 化学繊維
ほかの2種類と比べて滑りがよく、演奏中にギターを大きく動かしたい方に最適な素材です。また、安く購入することができるため初心者の人におすすめです。 - コットン
コットンはクッション性があり肌に優しいため、裸で演奏したい方にもおすすめできる素材です。また、見ている人に柔らかな印象を与えることができるためバラードなどのゆったりしたジャンルの音楽を演奏する人にも好まれます。
太さで選ぶ
ギターストラップには、太いものと細いものがあります。
細いストラップは、見た目がスタイリッシュですが、面積が小さいため肩への負担が大きいのです。
太いストラップは肩への負担は小さいですが、演奏の邪魔になったり、演奏している姿がアンバランスに見えてしまうことがあります。
そのため、自分のプレイスタイルに合ったものを選ぶのが良いでしょう。
長さで選ぶ
一般的にストラップの長さは、短い方がギターが見やすくて弾きやすいと言われています。
ただ、ストラップが短すぎるとかっこ悪く見えてしまい、長すぎると弾きづらくなってしまいます。
また、初心者は長さが調整できるものを購入し、弾きながら自分に合った長さを探してみるのが良いでしょう。
デザインで選ぶ
ストラップにはさまざまなデザインのものがあり、自分の持っているギターや演奏するジャンルに合わせた色・柄のストラップを選ぶことでよりステージ上で見栄えが良くなりますよ。
ストラップは落ち着いた色合いのものから派手な柄のものまで、幅広いデザインのものがあるため、自分の好みに合わせて複数のストラップを使い分けるのも良いでしょう。
ギターストラップのおすすめメーカー
ギターストラップを販売しているメーカーの中には、楽器メーカー人気ランキングで上位に入るようなメーカーも多く、ストラップだけでなく、ピックやエレキベース用のストラップなども販売しているメーカーがたくさんあります。
次に、ギターストラップのおすすめメーカーを紹介します。
LIVELINE
「LIVELINE」は、1979年に創立された、日本製ハンドクラフトによるギターストラップメーカーです。
シンプルなものから派手なものまでさまざまなデザインを取り扱っています。
手づくりだからこそ出すことができる品質の高さに魅力を感じるファンが多く、価格も非常にお手頃です。
コスパ・品質が良いため、初心者にもおすすめですよ。
Fender
ギターメーカーとして有名な「フェンダー」は、ギター本体だけでなく、ギター周りの部品やアクセサリーなども幅広く取り扱っており、ストラップは色やデザインの種類が豊富にあります。
また、自分が持っているギターがフェンダーであれば、ギター周りのものを全てフェンダーで統一することで、より見栄えが良くなりますよ。
LEVY’S
「LEVY'S」は世界的にも有名なギターストラップメーカーです。
LEVY'Sの特徴は、種類の豊富さにあります。素材は革、化学繊維、コットン、ナイロン、麻、ビニール、コルクなど、多くの素材を扱っており、ギタリストとしては選ぶだけで楽しくなるほど多彩な種類を取り扱っています。
ほかの人とは被りたくない、オンリーワンが好きという人におすすめのメーカーです。
Planet Waves
「Planet Waves」も世界的に有名なギターストラップメーカーです。
今では楽器周りの商品も多く取り扱っていますが、もともとはギターストラップ専門メーカーでした。
Planet Wavesはキャッチーでポップなデザインのストラップが多く、価格もかなりリーズナブルなため初心者にもおすすめのメーカーです。
ERNIE BALL
「ERNIE BALL」はギターストラップ界の王道メーカーです。
ERNIE BALLのストラップは全て長さを調節できるようになっているため、自分に適した長さがわからない初心者でも安心して購入できますよ。
スタンダードなデザイン性で品質も良く、エリック・クラプトンなどの有名アーティストも愛用しています。
初心者は迷ったら「ERNIE BALL」を選べば間違いはないでしょう。
【正規品】 ERNIE BALL 4094 ギターストラップ JACQUARD STRAP VINTAGE WEAVE ジャカード・ストラップ ヴィ...
おすすめギターストラップ7選
ギターストラップは、メーカーや素材によってデザインも価格もさまざまであるため、最初の1本にどれを買えば良いのか分からないという人も多いでしょう。
また、ジャンルによっても使いやすさが変わってくるので、自分のプレイスタイルに合ったものを選びましょう。
ここでは、初心者におすすめのギターストラップ7選を紹介します。
KC ギターストラップ PGS-1001/BK ブラック
「KC」のギターストラップは、シンプルなデザインで、素材はナイロンなので軽量で使いやすいのが特徴です。
また、リーズナブルな価格であるのも魅力的。
長期間使用していると、ストラップピンのレザー穴の部分が広がってきて外れやすくなってしまいますが、安いので気軽に買い換えることができます。
DiMarzio ストラップ CLIPLOCK DD2200
「DiMarzio」のクリップロックは、耐久性と安全性を兼ね備えたギターストラップです。
ストラップをギターに直接固定できるようになっているため、演奏中に外れることを防いでくれます。
また、ナイロンの7倍ほどの強度を誇ると言われているコーデュラ・ナイロンを使用しているため、長く使い続けることができます。
クリップが付いているため、着脱も簡単に行うことができますよ。
GIBSON ASCL-BRN The Classic Brown Leather with Suede Back
ギターメーカーとしても有名な「GIBSON」のこのギターストラップは、シンプルなデザインでありながら高級感もあり、GIBSONのロゴが入った見た目がとてもかっこよくて人気が高いです。
裏地は柔らかいスエード素材を使用しており、体に優しくフィットして、演奏中の激しい動きにも柔軟に対応してくれます。
ストラップの幅も良く、長時間弾いていても疲労感を感じにくく、価格以上のメリットがあるギターストラップと言えます。
GIBSON ギブソン ギター用ストラップ ASCL-BRN The Classic - Brown Leather with Suede Back
Fender 2" Monogrammed Strap
「Fender 2" Monogrammed Strap」は、フェンダーのロゴとヘッドストックの刺繍が入ったデザインが人気のロングセラー商品です。
裏地にポリエステル素材を使用しているため、安定感のある演奏をすることができます。
カラーバリエーションも豊富なので、自分の好みやバンドのイメージに合わせたものを選ぶのが良いでしょう。
ERNIE BALL Polypro Strap
「ERNIE BALL Polypro Strap」は、海外の人気アーティストであるエリック・クラプトンが愛用しているギターストラップです。
伸びにくく、丈夫な素材であるプリプロピレンを採用しているため、肩にかけた時の滑りが良く、激しい演奏にも対応することができます。
また、調整範囲やストラップの幅も広いので、長時間使用していても疲れにくく、価格もリーズナブルなので初心者にもおすすめすることができるストラップです。
SYMPHA スタンダード ストラップ
「SYMPHA 」のギターストラップはシンプルなデザインでありながら、ベルトの端にレザーを使っているため、頑丈さと高級感がプラスされています。
また、ストラップ部分にはナイロンを使用しているため、激しい動きにも対応することができますよ。
アコギ取り付け用のストラップ紐が付いているので、アコギのストラップを探している人にもおすすめですよ。
COMFORT STRAPP ギター用ストラップ
「COMFORT STRAPP」のギター用ストラップは、使いやすさが魅力であり、多くの有名アーティストが使用している人気商品です。
使いやすさの理由は、裏地に使われているネオプレンという素材にあります。
強い伸縮性がある素材で、ギターを肩から下げている状態ではなくギターを肩の方へ持ち上げている状態になるため、長時間の演奏に使用しても疲労感や痛みはほとんど感じられません。
ギターストラップの使い方
ギターストラップを購入したら、実際にギターに取り付けて使ってみましょう。
しかし、アコギとエレキでは使用方法が違っていたり、長さによって弾き心地が変わってきます。
最後に、ギターストラップの使い方について紹介します。
アコギの場合
まずはボディの下部にあるエンドピンにストラップの穴を引っ掛けます。
そして、ボディの上部やネックの根元部分に付いているピンにストラップのもう片方の穴を引っ掛けます。
しかし、ボディ上部やネックの根元部分にピンが付いていない場合は、ピンを取り付けるか、ストラップの紐を使ってヘッドに付けるようにしましょう。
エレキの場合
エレキギターにはストラップピンがボディの下部と上部に付いています。
この2つのピンにストラップの穴を引っ掛ければ装着完了です。
この時長さを調整する部分をボディ下部の方に付けることでギターを構えた状態でストラップの長さを調整することができます。
また、演奏する際ギターにケーブルをストラップとギターのボディで挟むことで、演奏中にケーブルが外れにくくなりますよ。
ストラップの長さ
ストラップの長さには決まりがないため、見た目や弾きやすさを考えながら自分が弾きやすい長さを見つけましょう。
長さ別におすすめの使い方を紹介しますので、迷った時の参考にしてくださいね。
標準(バランス型)
お腹の前あたりにギターのボディが来るのが標準の長さと言えるでしょう。
特にアコギ演奏者のほとんどがこの位置に構えています。
お腹の前にギターがあると、ネックに手が届きやすく自然な形で弦を押さえることができるため、手首の負担を抑えることができます。
ストロークもしやすく、手も動かしやすいため、初心者はまず標準の長さから初めてみるのが良いでしょう。
長め(見た目重視)
ストラップを長めにすると、お腹より下にギターのボディが来ます。
ロック系やヘヴィーメタル系のギタリストは長めに調整していることが多いです。
長めに調整することで、ストロークをする際に必然と手を大きく振り下ろすことになり演奏している姿を派手に見せることができます。
ただ、長くすればするほど肩への負担と弦を押さえる手首の負担が大きくなるため、初心者には向いていません。
短め(テクニック重視)
短めにすることで、お腹より上にギターのボディが来ます。
JAZZなどの細かい動きが必要なジャンルのギタリストが短めに調整していることが多いです。
ギターは音が高くなればなるほどフレットの幅が狭まり押さえづらくなるため、高音を多用する場合は短めに調整することをおすすめします。
ストラップロックを付けよう
ストラップを長く使っていると、どうしてもギターを支えている穴が大きくなってしまいピンから外れやすくなってしまいます。
そのようなトラブルを防ぐためにも、ストラップロックを付けることをおすすめします。
ギターのピンにはめるだけなので取り付けは簡単で、価格もリーズナブルなものが多いため、激しい動きをする人や外れるのが心配な人は付けておくのが良いでしょう。
付け外しできるロックピンもおすすめ
ストラップを頻繁に付けたり外したりする場合は、付け外しができるロックピンがおすすめです。
ギターのピンに合わせたネジを使用して、ギターとストラップをガッチリと固定します。
金具を使用しているため、ある程度の激しい動きにも耐えることができますよ。
ギターストラップは素材や太さで疲れにくさが変わる!自分に合ったギターストラップを探してみよう
ギターストラップは肩に直接触れる部分であるため、素材や太さで使いやすさや疲れにくさが変わります。
また、ギターストラップには様々なメーカーから多種多様な種類のものが発売されているので、自分好みのストラップを見つけてみてください。
また、アコギとエレキで使い方や長さの調整にも違いがあるので、自分の持っているギターと演奏する曲によってストラップを選ぶことをおすすめします。
この記事を参考に、あなたにピッタリのギターストラップを見つけてみてくださいね。
この記事のまとめ!
- ギターストラップは素材・太さ・長さなどで選ぶのが良い
- 初心者は体への負担が少ない太くて、使いやすいストラップがおすすめ
- 演奏する音楽のジャンルに合わせてストラップを変えるのもおすすめ
- 初心者はまず標準の長さから始めるのが良い
- ストラップが外れないようにストラップロックやロックピンを使うのもおすすめ