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【必須】エレキギターの弦にはどんな種類があるの?おすすめのギターの弦9選や交換時期を解説! 2024年11月

2020年2月3日 #PR

ギター 弦 種類

エレキギターに限らず弦楽器をやっていると避けて通れないのが弦交換です。

しかし、初心者は種類が多くてどれを選べばいいのかよく分からないという人も多いでしょう。

Live編集部
この記事では、エレキギターの弦の種類おすすめの弦交換時期についても紹介するのでぜひ参考にしてみてください。

ココがおすすめ

この記事の目次はこちら!

エレキギター弦の太さの種類

エレキギターの弦選びでは、太さが重要になります。

弦の太さは「ゲージ(Gauge)」と呼ばれ、単位は「インチ」が使われますので、詳しく説明していきます。

弦の太さの見方

エレキギターには6本の弦が張ってあります。

一番太い6弦から一番細い1弦に向けて細くなっており「0.009」や「0.046」などのインチ数で表記されます。

細めの弦の特徴

弦は細いほど張力が弱くなり押さえやすくなるため「チョーキング」という弦を持ち上げる奏法がやりやすくなります。

また、速弾きなどのテクニカルなプレイをするギタリストは、細い弦を好んで使っていることが多いです。

ただし、細い弦は切れやすく、線の細い軽い音になってしまうというデメリットがあります。

人によっては「柔らかすぎて弾きにくい」と感じる人もいるでしょう。

中間の弦の特徴

中間の弦はチョーキングで弦を持ち上げやすい十分な柔らかさと、細い弦と比べてパンチがある音色と弾き心地を持っているのが特徴です。

ジャンルを選ばずに使える万能な太さなので、初心者にもおすすめです。

テンションが強いと感じれば細い弦、もっと弾き応えが欲しければ太い弦に換える指標になります。

太めの弦の特徴

太い弦は切れにくくパワフルな音を出すことができるというメリットがあります。しかし、張力が強いため押さえるのに力が必要になり、柔らかい木材の場合はネックが反ってしまうこともあります。

また、チューニングを下げて弾くなら太い弦の方がテンション(張力)のバランスが取れるのでおすすめです。

細めの弦でチューニングを下げると柔らかすぎて弾きにくく、音も悪くなります。

初めは音質にこだわらない

弦の太さやメーカーを変えれば、同じメーカーでもエレキギターの音は変わります。

ただ、エレキギターを始めたばかりの初心者は弦の音質にこだわる必要はありません。

ギターを弾くことやアンプの操作を覚えるなどに力を入れましょう。

最初のうちは定番の弦で練習して「もっとこうしたい」という欲が出てきたら色々な弦を試してみるのが良いでしょう。

初心者はライト・スーパーライトがおすすめ

初心者向けのおすすめゲージは「ライトゲージ(10-46)」か「スーパーライトゲージ(09-42)」です。

ほとんどのメーカーが扱っているためどこでも手に入りやすく、太すぎず細すぎない標準ゲージで弾きやすいです。

ギターの弦選びに迷ったら、どちらかを使ってみてください。

弦の素材と巻き方

ギター弦 素材 巻き方

ギターの弦には様々な種類があり、それぞれに音質や扱い方が異なり、弦の巻き方でも音の特徴は変化します。

ここでは、エレキギターの弦の代表的な素材と巻き方を紹介します。

弦の素材

エレキギターの弦の素材には金属が使われています。金属の種類によって、音質や弾き心地、耐久性に特徴があるのです。

素材の特徴を知ると好みの弦を見つけやすくなるので、代表的な3種類を知っておくと良いでしょう。

ニッケル弦

「ニッケル弦」は柔らかく錆びにくい金属でできており、柔らかめのおとなしいサウンドを出すことができます。

また、商品数が多く価格も手頃なので、迷ったらニッケル弦を選べば良いでしょう。

ステンレス弦

硬くて耐久性のある合金でできており、切れにくく手汗にも強い素材です。

ニッケルと比べてパリッとしたシャープなサウンドを出すことができます。

カッティングなどで歯切れの良い音を出したい時や、ひと味違う音が欲しいという人におすすめです。

コーティング弦

弦の表面を皮膜で覆っているため耐久性がとても高く、張ったばかりの状態が長持ちする素材です。

高耐久な分価格は高めですが、交換頻度が減るのでかえってコスパが良い場合もあります。

近年は、コーティング弦ながらノンコーティング素材に近い手触りと音質を目指した商品も開発されています。

弦の巻き方

エレキギターの弦は「芯線」というワイヤーを金属製の「巻線」で巻いて作られています。

この巻き方の違いでも弦の音質と弾き心地に大きく影響します。

ラウンドワウンド

「ラウンドワウンド」は、巻線の断面が丸くざらついた感触の巻き方です。

サスティーン(音の伸び)がよく、豊かに鳴るので歪ませることが多いエレキギターにぴったりの巻き方と言えます。

エレキギターの弦の最も定番の巻き方であり、多くのギターにラウンドワウンド弦が張られています。

フラットワウンド

「フラットワウンド」は、巻線が板状になっており、ツルツルした滑らかな感触が特徴的な巻き方です。

サスティーンは短くなりますが、丸みのある甘いサウンドで特にジャズギターなどで多用されています。

また、ラウンドとフラットの中間に位置する「ハーフラウンド」という弦もあります。

弦はいつ変えればいいの?

ギター初心者にとって弦の劣化や音の変化は分かりにくいため、弦交換のタイミングが分からないという人は多いでしょう。

弦交換の時期を知るには、弦の劣化した状態はどんなものか、どんなタイミングで換えるのが良いのか紹介していきます。

約2週間~2ヶ月が目安

ギターの弦交換の期間の目安は「約2週間~2ヶ月」です。

ギターを弾く頻度や張っている弦の種類、気候にもよりますが、これぐらいを目安にすると良いでしょう。

期間に幅があるのは、弦の劣化の速度が状況によって異なるからで、慣れてくると弦の変化や自分に合う交換頻度が分かってきますよ。

なぜ弦を交換する必要があるの?

そもそもなぜ頻繁に弦を換える必要があるのかといえば、弦は時間経過や弾くことによって劣化するからです。

弦の素材は金属なので、弾くほど手汗や油脂で錆びてきます。

錆でざらつくので、張りたての滑らかさが無くなりどんどん弾きにくくなりますし、弦が古くなると音の張りが無くなりこもったような音になります。

この状態を「弦が死ぬ」とも表現します。

さらに、古くなった弦はチューニングも安定しづらく切れやすくなるので、ライブなどの本番では不安が大きいです。

弦が錆びたら交換する

弦を変えるタイミングとして、錆びたら交換するというのが一番わかりやすいです。

特に錆の見分けがつきやすいプレーン弦の1~3弦が変色し始めた頃に変えるのも良いでしょう。

弦が錆びると音質や、演奏性、チューニングが悪くなり、錆が擦れてフレットが磨耗するのでギターにも良くありません。

弾く前に手を洗ったり、弾いた後に弦をクロスで拭くと予防できるので習慣づけるようにしましょう。

ライブや録音前に交換する

ライブや録音などの良い音の状態で演奏がしたい時に交換するのも良いでしょう。

ただし、弦を張った直後はチューニングが不安定になるので、本番の前日~数日前に張り替えて慣らしておくのがポイントです。

1本切れたら全て交換する

弦は1本切れたらセットで全て張り替えるのが良いでしょう。

切れる時の多くは弦の劣化が原因なので、1本だけ張り替えると音のバランスが悪くなります。

ただし、張りたてですぐに切れてしまった場合は1本だけで交換するのも良いでしょう。

エレキギターのおすすめ弦9選

ギター弦 おすすめ

エレキギターの弦の知識や選び方について紹介してきましたが、種類が多いため、どれを選べば良いのか初心者には分かりませんよね。

ここでは、エレキギター初心者でもこれを選べば間違いない、おすすめの弦を9種類紹介します。

どれも多くのギタリストに愛用される定番品なので、弦選びに迷ったらぜひ参考にしてみてください。

ERNIE BALL (アーニーボール) 3223 Super Slinky

世界的にも高いシェアを誇るエレキギターの弦の定番ブランド「アーニーボール」の「Slinky(スリンキー)」は、スーパーライトゲージに相当する太さで弾きやすく、価格も手頃なので初心者から上級者まで全ての人におすすめできる弦です。

D'Addario (ダダリオ) エレキギター弦 ニッケル SuperLight 009-042 EXL120

アーニーボールと並ぶ世界的ブランドである「ダダリオ」のこの弦は、世界中のギタリストに愛用されています。

はっきりとしたサウンドと明るくバランスのとれたサウンドが特徴的で、テンションが低く手に馴染みやすいため、初心者にもおすすめです。

D’Addario (ダダリオ) NYXL SuperLight 009-042

ノンコーティング弦ながら耐久性に優れ、高品質でプロの愛用者も多いダダリオの「NYXL」シリーズのスーパーライトゲージは、従来の弦よりもチューニングの安定度に優れ、中音域が強くパンチの効きながらもまとまりのあるバランスの良い音色が魅力です。

レギュラー弦より価格は上がりますが、弦の品質にこだわるプレイヤーにおすすめです。

ERNIE BALL (アーニーボール) 2221 ギター弦 (10-46) REGULAR SLINKY

アーニーボール、スリンキーシリーズのライトゲージにあたるのがこの「Regular Slinky」です。先ほど紹介した「Super Slinky」と並びエレキギター弦の大定番ですが、こちらの方が太めのゲージなのでSuper Slinkyが細くて物足りない人にはおすすめです。

どんなジャンルにも使えるバランスの取れた癖の少ない音色で、価格も手頃な使いやすいセットとなっています。

D'Addario (ダダリオ) Regular Light 010-046 EXL110

ダダリオの最もスタンダードなセットのひとつがこのレギュラー・ライトゲージ。ジャンル問わず迷ったらこれを選べば間違いない定番弦で、価格も手頃です。

ダダリオのラインナップではブライト寄りの音色ですが、キンキンしすぎないバランスの良さが魅力です。他メーカーと比べて、テンション感がちょうど良く弾きやすいため高い評価を得ています。

ダダリオの弦はボールエンド(ボディ側で弦を固定する部分)が色分けされていて、どれが何弦なのか一目で分かるのも嬉しい特徴です。

ELIXIR (エリクサー) エレキギター弦 POLYWEB Light 010-046 #12050

コーティング弦の代表的ブランドである「エリクサー」は、フィンガーノイズを抑える滑らかな弾き心地が特徴です。

「POLYWEB」シリーズは温かみのある優しい音色がジャズなどと相性がぴったりです。

Fender (フェンダー) Guitar Strings Super 250XS 008-038

エレキギターブランドの2大巨頭のひとつ「フェンダー」の弦であり、ニッケルにスチールを組み合わせているのが特徴で、なめらかな手触りと歯切れの良いサウンドが持ち味です。

カッティングなどの、アタックの効いた演奏に向いています。また、ボールエンドが銃の薬莢型になっているのも特徴で、ボディに弦をしっかり固定します。

ROTOSOUND (ロトサウンド) ROT-RS200 [12-52] エレキギター弦

著名なアーティストにも愛用者が多いメーカーである「ロトサウンド」は、ベース弦が有名ですがギター弦の品質にも定評があります。

フラットワウンド弦で「12-52」のヘヴィゲージです。落ち着いたサウンドで、ジャズやオールドロックに最適です。

フィンガーノイズが出にくい滑らかな手触りで、心地良い弾き心地が楽しめます。

ROTOSOUND/ロトサウンド ROT-RS200 [12-52] エレキギター弦

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4-9.ELIXIR (エリクサー) NANOWEB Super Light

エリクサーの「NANOWEB」弦は、長寿命なコーティング弦の耐久性と、エレキギターらしい生々しいサウンドの両立を目指したしたシリーズです。

エリクサーの定番弦として、ブライトで迫力のある音色のコーティング弦にありがちな音が籠る感じが少ないのが大きな魅力です。

ギターの弦は弾き心地に大きく影響する?弦選びに困ったらいろいろな種類を試して自分に合ったものを見つけよう!

エレキギターは弦の種類や素材によって、弾き心地や音質が変化します。そのため、自分好みの弦を見つけるためにいろいろな弦を弾き比べてみるのが良いでしょう。

しかし、初心者はこだわりすぎずに定番の弦を使うことをおすすめします。ある程度弾けるようになってきてから、音質や弾き心地で弦を選びましょう。

ギターの弦選びに困ったら、この記事を参考に自分に合ったものを見つけてみてくださいね。

この記事のまとめ!

  • 弦は「太さ」「素材」「巻き方」などで音質や弾き心地が変わる
  • 初心者におすすめの弦の太さは「ライトゲージ」か「スーパーライトゲージ」
  • 弦の交換時期は約2週間~2ヶ月が目安。また、錆や切れたりした時も交換が必要
  • 弦は時間経過で劣化していくため、定期的に交換が必要
  • 自分に合った弦を使えば、音質、弾き心地の良い演奏をすることができる
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