マーチンはプロのミュージシャンや音楽サイトで高い評価を受けているギターメーカーです。
アコギを弾いている人は、いつか手に入れたいと憧れている人も多いメーカーでしょう。
丁寧な作りと聴いただけで分かる優しい音が特徴で、多くのギタリストを魅了しています。
ココがおすすめ
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この記事のもくじ
- 1 アコギで有名な「マーチン」とは
- 2 マーチンギターのボディサイズ
- 3 マーチンおすすめ定番ギター
- 4 初心者におすすめマーチン低価格モデル
- 4.1 MartinStandard Series 000-18
- 4.2 Martin DJR-10-02 Dreadnought Junior
- 4.3 Martin ED SHEERAN 3 [DIVIDE] Signature Edition
- 4.4 Martinトラベルギター Backpacker GTR
- 4.5 Martin Little Martin Series LX Black
- 4.6 Martin Little Martin Series LX1 Natural
- 4.7 Martin DJR-10E-02 Dreadnought Junior
- 4.8 Martin 000CJr-10E OOOC Junior
- 4.9 Martin X Series DXMAE
- 5 マーチンのアコースティックギターは世界中から愛されている!自分にあったアコギを選んでマーチンの魅力を体験しよう
アコギで有名な「マーチン」とは
「マーチン」という名前は知っているけど、ブランドやギターについてはよく知らないという人も多いのではないでしょうか。
マーチンは世界的に有名なギターメーカーで、ギター以外にもウクレレや楽器用の小物、アコギ弦、マンドリンやアコースティックベース用の弦などを製造しています。
ますはサウンドや構造の特徴、歴史、モデルに付けられた数字の意味について紹介します。
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マーチンの魅力
バランスの良い音で繊細で深みのある響きが、「マーチン(MARTIN)」の魅力です。
長年にわたって培われてきた技術に、先進的な技術を加えながらハイクオリティなギターを製造しています。
ラインアップも豊富で、初心者や中級者でも買いやすい価格のモデルから、高額なハイエンドモデルまで揃っています。
モデルごとにサウンドのキャラクターや得意ジャンルなどは異なりますが、全てのギターでマーテチンらしい音が楽しめるのです。
マーチンのギターの特徴
シンプルなデザイン、サウンドと機能性を重視した設計がマーチンのギターの特徴です。
マーティン社が最初に開発したボディのトップが平らな「フラットトップ」、トップ材の強度とボディの鳴りを向上させる「Xブレーシング」なども、ほとんどのモデルに採用されています。
ギブソン社のアコースティックギターに比べると繊細なサウンドですが、どんなジャンルにも合う音、弾き手の個性がダイレクトに表現される鳴りは、多くのギタリストを魅了しています。
マーチンの歴史
マーチンの歴史のはじまりは1833年のドイツです。
創業者のクリスチャン・フレデリック・マーティンはドイツでギターの作り方を学び、ニューヨークで本格的なギターの製造をはじめました。
その後ペンシルベニア州に移住し、「Xブレーシング」の発明や機能性を追求したギターの開発などを行い、その後のギター設計に大きな影響を与えたのです。
過去には経営不振などもありましたが、時代に合ったギターの製造を続け苦難を乗り越えてきました。
現代でもマーティン一族の経営のもと、伝統と新技術を合わせたハイクオリティなギターを製造しているギターメーカーです。
モデルの数字の意味
マーチンギターのアルファベットのあとに表記される数字は、木材や装飾の種類を表すものです。
18と付いたものはトップ材にスプルース、サイドやバック材にマホガニーが使われています。
28はスプルーストップ、バック材にローズウッドを使用、35は28と同様の素材ですが、バックの構造が通常の2ピースではなく、3層に分かれた3ピース構造です。
21以上のモデルはスプルースとローズウッドの組み合わせが基本、高額な40番台のモデルは豪華な装飾が施されています。
マーチンギターのボディサイズ
アコースティックギターのサイズや形はどのメーカーも似ているので、ギターを選ぶ時には迷ってしまいますよね。
マーチンギターには色々なサイズや形状のギターがあり、それぞれに得意とする音域や音色が違っています。
ボディサイズの特徴をしっかりとおさえて、自分に合ったボディのサイズはどれなのか考えてみましょう。
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D(ドレッドノート)
「D(ドレッドノート)」はマーチンギターのなかでも大型で、最も人気のあるシリーズです。
名前はイギリス海軍の巨大戦艦「ドレッドノート」にちなんだもので、くびれの少ない形状、豊かな低音、力強いサウンド、大きな音量などの特徴があります。
現在生産されているアコースティックギターは、このドレッドノートを元にしたモデルが多く、定番の形状となっているので、マーティンのギターを初めて購入する人におすすめです。
O(シングル・オー)
小ぶりなボディながらも、高い演奏性と奥深いサウンドを兼ね備えているのが「O(シングル・オー)」です。
マーチンギターのなかでも特に繊細で明るいサウンドを持ち、アルペジオや単音弾きなどで力を発揮します。
また、弦の張りがやわらかいため、手が小さい人や弾きやすさを重視する人からも人気があります。
マーチンを長年愛用する人やマニアからの支持も厚く、ドレッドノートと使い分けることで多くのジャンルに対応できるギターです。
OO(ダブル・オー)
「OO(ダブル・オー)」はOよりも一回り大きく、マイルドなサウンドが特徴のモデルです。
Oと同様に弦の張りが柔らかいため演奏性に優れ、Oよりもブルージーで丸いサウンドが楽しめます。
大きな音量を目指して開発されたモデルですが、現在の定番サイズに比べると小ぶりなので、他のメーカーのギターが大きいと感じている人でも持ちやすいモデルです。
OOO(トリプル・オー)
「OOO(トリプル・オー)」は、ドレッドノートとOOの中間のボディサイズを持つギターです。
OOよりも大きな音が出せて、低音から高音までバランスよく鳴るので、繊細な演奏をしたい人やギターソロ、インストゥルメンタルなどを演奏する人から人気があります。
ドレッドノートよりもネックが短く、弦の張りも柔らかいので手が小さい人や指の力に自信がない人でも弾きやすいギターです。
OM(オーエム)
「OM(オーエム)」はOOOと同じボディサイズで、ドレッドノートと同じ長いネックが採用されたモデルです。
OOOよりも弦の張りが強いため、低音と高音が豊かに響きます。
ドレッドノートとOOOの中間のサウンドと例えられることが多く、指弾きからピックを使ったストロークまで幅広いプレイスタイルに対応できるギターです。
小ぶりなサイズで丸みが強調されたピックガードもOMの特徴で、OOOやドレッドノートと比べても可愛らしいルックスになっています。
マーチンおすすめ定番ギター
マーチンのギターが欲しいけれど、人気のあるモデルや高い評価を受けているモデルが分からないという人も多いでしょう。
マーチンの定番モデルはドレッドノートタイプが多く、素材や構造によって音のキャラクターが違っています。
定番ギターの素材や構造、サウンドの違いなどを交えて紹介するので、ギター選びの参考にしてみてくださいね。
Martin Standard Series D-18
「Martin Standard Series D-18」は、トップ材にシトカスプルース、サイドやバック材にマホガニーを使ったドレッドノートです。
指板とブリッジにはエボニー、波型の加工を施したスキャロップドXブレーシングという往年の仕様を採用し、豊かな響きを実現しています。
スプルースとマホガニーの組み合わせはギブソンのアコギの定番仕様ですが、同じ素材のモデルと比較するとD-18のほうが落ち着いた音色です。
Martin Standard Series D-28
マーティン社の定番モデルで、発売以降多くのギタリストに愛用されているのが「Martin Standard Series D-28」です。
トップ材にはシトカスプルース、サイド・バック材にはローズウッド、ネックは演奏性に優れたモダンな形状を採用しています。
Xブレーシングは従来のものよりホール側に近く、トップ材を効率良く鳴らせる「フォワード・シフテッド・ブレーシング」構造になっています。
Martin Standard Series D-35
「Martin Standard Series D-35」は、3ピースバックが特徴のギターです。
素材はD-28と同じですが、構造の違いによりサウンドの個性は異なったものに仕上がっています。
3ピースバックは1960年代の木材不足により生まれた構造であり、通常の2ピースバックに比べると丸くて優しいサウンド。
軽やかなアルペジオやストロークが得意のギターなので、フォークソングが好きな人や歌の伴奏に使いたい人におすすめのモデルです。
初心者におすすめマーチン低価格モデル
マーチンのギターは価格が高いものが多く、ギター初心者にはなかなか購入できませんよね。
しかし、実はマーチンには低価格帯のモデルもあり、価格を抑えながらもマーチンらしいサウンドを楽しめるギターがたくさんあるのです。
マーチンギター未体験の人にもピッタリのモデルばかりなので、楽器店や公式サイトなどでチェックしてみてくださいね。
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MartinStandard Series 000-18
「MartinStandard Series 000-18」は、柔らかく抜けの良い音が特徴のOOOサイズのギターです。
D-18と同様にトップ材にスプルース、サイド・バック材にマホガニー、指板にはエボニーを採用し、OOOで人気のOOO-28に比べるとマイルドな音色になっています。
ネックが短いため弦の張りが柔らかく、コードも押さえやすいため、エレキギターを弾いている人や手が小さい人でも弾きやすいギターです。
高価なモデルと同じで良質な木材が使われていて、ハードケースも付属するので高級感のあるギターが欲しい人はぜひチェックしてみてくださいね。
Martin DJR-10-02 Dreadnought Junior
ドレッドノートのくびれの少ないボディをサイズダウンし、持ちやすさと弾きやすさに特化したモデルが「Martin DJR-10-02 Dreadnought Junior」です。
ドレッドノートとリトルマーチンの中間に位置する「Juniorシリーズ」のモデルで、14フレットのジョイントはそのままに、ネックの長さはOシリーズよりも短くなっています。
トップ材はスプルース、サイド・バック材にはマホガニーに似たサウンドで、コスパに優れたサペリを採用。
本格的なマーチンサウンドを手の大きさ、指の力の強さなどを気にせず、気軽に楽しめるギターです。
Martin ED SHEERAN 3 [DIVIDE] Signature Edition
「Martin ED SHEERAN 3 [DIVIDE] Signature Edition」は、世界的に人気のあるシンガーソングライターのエド・シーランのシグネイチャーモデルです。
トップ材はスプルース、指板には人工木材のリッチライト、サイド・バック材は耐久性に優れ、温度や湿度の影響を受けにくいHPL(ハイプレッシャー・ラミネイト)を採用しています。
基本仕様はリトルマーティンシリーズのエレアコ「LX1E」と同じですが、2017年リリースのアルバム「DIVIDE」のマークが各所に散りばめられています。
Martinトラベルギター Backpacker GTR
コンパクトな扇形のボディが特徴的で、持ち運びに優れたアコースティックギターが「Martinトラベルギター Backpacker GTR」です。
GTRは一般的なアコースティックギターに使われるスティール弦に対応したモデルで、クラシックギターに使用されるナイロン弦専用のClassicも販売されています。
トップ材はスプルース、ネックの長さはJuniorシリーズと同様の24インチを採用、音量もちょうど良いので、公園や自宅でも気軽にマーチンサウンドが楽しめるギターです。
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Martin Little Martin Series LX Black
「Martin Little Martin Series LX Black」は、小ぶりなボディが人気のリトルマーチンシリーズの低価格モデルです。
マーティン社はギターの製造だけでなく森林保護にも力を入れており、このモデルには環境にも優しいボディ材のHPL、指板材のリッチライトが使用されています。
短いネックによる弾きやすさ、マーチンらしいサウンド、ブラックを基調にしたスタイリッシュなデザインが楽しめるギターです。
Martin Little Martin Series LX1 Natural
リトルマーチンシリーズで最も人気のあるモデルが「Martin Little Martin Series LX1 Natural」です。
ピックガードは付いていませんが、アコースティックギターらしいナチュラルな塗装が施されたシンプルで上品なルックスに仕上がっています。
トップ材にはスプルースが使われ、同シリーズの人気モデルLXMに比べると高音域に伸びがあります。
専用のギグケースも付属するので、色々な場所で演奏を楽しみたい人におすすめのモデルです。
Martin DJR-10E-02 Dreadnought Junior
DJR-10-02にピックアップを搭載し、アンプから音を出せるようにしたモデルが「Martin DJR-10E-02 Dreadnought Junior」です。
マーチンのエレアコ仕様のギターには数字の後にEが付けられ、ピックアップの有無がモデル名だけで判断できるようになっています。
基本的な仕様はピックアップが付いていないモデルと同じで、ギターの下部にはシールドを差し込むジャックが取り付けられています。
特にライブで気軽にアコギを使いたい、エレアコとエフェクターを使ってユニークな音を出したい人にピッタリのギターです。
Martin/DJR-10E-02 Dreadnought Junior マーチン アコースティックギター アコギ エレアコ
Martin 000CJr-10E OOOC Junior
「Martin 000CJr-10E OOOC Junior」はOOOシリーズをベースにサイズダウンし、ハイフレットが弾きやすいカッタウェイ加工を施したモデルです。
オール単板仕様で、トップにはスプルース、サイド・バック材にはサペリと、小さいながらも本格的なマーチンサウンドが楽しめる仕様になっています。
ピックアップを搭載し、ホールの内部に音色をコントロールするノブが取り付けられており、OOOの形が好きで、弾きやすいエレアコを探している人におすすめです。
Martin / 000CJr-10E マーティン マーチン アコースティックギター アコギ エレアコ OOOC Junior
Martin X Series DXMAE
お手頃な価格でドレッドノートの音を楽しめる商品が、「Martin X Series DXMAE」です。
HPLやリッチライトなどの低価格で環境に優しい素材が使われ、Xブレーシングにはスプルースが使用されています。
マーチンのドレッドノートらしいサウンド作りが体験でき、ピックアップも搭載しているのでライブやスタジオ練習にも使えるコストパフォーマンスに優れたモデルです。
マーチンのアコースティックギターは世界中から愛されている!自分にあったアコギを選んでマーチンの魅力を体験しよう
マーチンにはプロや上級者が愛用するモデルから、初心者でも買いやすいモデル、手が小さい人や子どもでも弾きやすいモデルがあり幅広いギタリストから愛されています。
人気モデルも時代の流れと共に改良や新技術の導入が行われ、マーチンらしさはそのままに弾きやすさや使いやすさ、サウンドも進化し続けているのです。
気になるモデルがあった人は実際に楽器店で試して、自分にピッタリのアコギを購入して演奏を楽しんでくださいね。
この記事のまとめ!
- マーチンには180年以上の歴史があり、バランスが良く繊細なサウンドのギターは多くの人から愛されている
- マーチンのモデルは、DやOOOなどのアルファベット、28や35などの数字で仕様が分かるようになっている
- 定番モデルのギターは、ドレッドノートタイプが多く、それぞれにサウンドや構造に個性がある
- お手頃な価格のマーチンギターには、リトルマーチンやJuniorシリーズ、環境に優しい素材のXシリーズなどがある
- 色んな場所で演奏したい人には小さなボディのモデル、価格を抑えながらもマーチンサウンドを楽しみたい人はOOOサイズやドレッドノートサイズを選ぼう