オーディオ好きの間で定番となっているイヤホンの付け方「シュア掛け」。
ぜひ取り入れてみたいけれど、そもそもどんなモノなのか分からない、正しい付け方が分からないので挑戦できないという人も多いのではないでしょうか?
この記事のもくじ
- 1 シュア掛けとは?
- 2 シュア掛けイヤホンの付け方は?
- 3 シュア掛けイヤホンの選び方のコツは?
- 4 シュア掛けイヤホンおすすめ11選!
- 4.1 SONY(ソニー) MDR-EX800STプロフェッショナルイヤホン
- 4.2 SONY(ソニー) ワイヤレスイヤホンヘッドセットWI-C100
- 4.3 SENNHEISER(ゼンハイザー) IE100PROカナル型イヤホン
- 4.4 JTS(ジェーティーエス) IE-5カナル型イヤホン
- 4.5 SENNHEISER(ゼンハイザー) IE 100 PRO Wireless
- 4.6 Etymotic(エティモティック) ER4SRカナル型イヤホン
- 4.7 audio-technica (オーディオテクニカ) ATH-E40
- 4.8 SHURE(シュアー) SE112-GR-A
- 4.9 SHURE(シュアー) SE215 SPECIAL EDITION
- 4.10 SHURE(シュアー) AONIC 215 GEN 2
- 4.11 Maestraudio (マエストローディオ)「アイドルマスター シンデレラガールズ U149」Edition
- 5 シュア掛けに挑戦してみよう!イヤホンを正しくつけて快適な音楽ライフを
シュア掛けとは?
シュア掛けとは、ケーブルを耳に掛けるように装着するイヤホンの付け方の1種です。
アメリカの音響メーカー「SHURE(シュア)」が開発したモニターイヤホンが発祥の付け方で、今ではスタンダードな付け方の1つにも数えられています。
音楽制作やライブに使われるモニターイヤホンの付け方であり、普通の付け方とは違ったメリットがあるのが特徴。
耳掛けが基本のため装着は少し面倒ですが使用感も良く、音響的にも有利な点があるため多くの音楽ファンから親しまれている付け方です。
装着感がある
シュア掛けの魅力は、普通の付け方よりも装着感がしっかりとしていることです。
これは、ケーブルを耳に掛けることで身体に触れる面積が広くなり、安定感と密着感が増すため。
ドラム演奏や軽い運動にも対応できるほどにしっかりと安定してくれるので、リスニングにも集中できますよ。
密着感が増すことで、低音の量感がアップするのもポイントです。
タッチノイズが軽減する
ケーブルが衣服や手に触れたときにガサゴソと聞こえてしまう現象「タッチノイズ」を軽減してくれるのもシュア掛けの特徴です。
完全には消せませんが、耳がケーブルの振動を受け止めてくれるのでタッチノイズの聞こえ方もマイルドになります。
また、ケーブルの動きも若干抑えられるので、ノイズの発生そのものも減らしてくれますよ。
このように有線イヤホン特有のトラブルを解消し、リスニングを快適に楽しめる環境へと整えてくれるのがシュア掛けのメリットです。
動いても外れにくくなる
シュア掛けなら、動きながらの使用も快適です。
もともと耳周りにケーブルを固定するタイプの付け方なので、多少動いた程度ではズレや脱落が起こることも少ないですよ。
もちろん、激しくケーブルを引っ掛けると外れてしまいますが、軽く頭を振ったり走ったりする程度であれば、外れるリスクを気にすることなく使えるでしょう。
1度フィットさせれば、長時間同じ状態で安定してくれるのも魅力の1つです。
シュア掛けイヤホンの付け方は?
シュア掛けイヤホンの基本的な付け方はこちらです。
- イヤホンコードの耳に引っ掛ける部分をフック状に曲げる。
- イヤホンの左右を確認し、フック状にしたコードを耳の後ろから耳の上部に掛ける。
- イヤーピースを耳の穴に入れ、位置が定まったらコードの長さを調節する。
はじめに、引っ掛ける部分にワイヤーが入っているならフック状に、普通のケーブルならカマボコ状に軽く曲げます。
次に、イヤホンの左右(L・R)を確認してから、コードを耳に掛けるように装着します。
コードを耳に掛けたら、イヤホン本体が耳に対して平行になるよう押し込みイヤーピースを耳の穴に入れていきます。
ウレタンフォームのイヤーピースを使っている場合は、事前に軽く潰してから入れるとスムーズに挿入できますよ。
最後にコードを軽く下に引っ張って、掛かり具合と長さを調節すれば完了です。
もし、正しく装着したのにフィット感が少ない、外れやすい場合はイヤーピースのサイズが合っていない可能性があるので、一度見直してみましょう。
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シュア掛けイヤホンの選び方のコツは?
ズレや脱落に強いだけでなく、音響的なメリットもある「シュア掛け」。
この付け方に対応したイヤホンが欲しいけれど、どうやって選べば良いか分からないという人も多いのではないでしょうか?
そこで次は、シュア掛けイヤホンの選び方のコツを4つ紹介します。
ぜひ参考にして、お気に入りの1台を見つけるきっかけにしてみてくださいね。
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シュア掛けに対応しているかを確認する
シュア掛けを取り入れて快適に音楽を楽しんでみたいなら、そのモデルがシュア掛けに対応しているかをしっかりと確認しましょう。
多くのイヤホンが対応している付け方ですが、実は本体の形状や設計によっては上手く着けられず、安定感や密着性が下がることもありますよ。
特に、ケーブルと本体の付け根部分が長いモデル、通常の付け方でもしっかりと安定するように設計されているモデルは要注意。
SHUREのモニターイヤホンや同タイプのモデル、コンパクトな形状のモデルなら基本的にSHURE掛けが可能なので、不安な場合はこれらの中から選ぶと良いでしょう。
完全ワイヤレスか有線で選ぶ
ワイヤレスなのか、有線なのかも選び方の重要なポイントです。
シュア掛け対応イヤホンは基本的に有線ですが、左右一体型のワイヤレスタイプ、左右が独立した完全ワイヤレスタイプなどのバリエーションもあります。
音質の高さや遅延の少なさを重視する、演奏のモニタリングに使いたいなら、基本の有線タイプがおすすめ。
取り回しの良さを重視するなら、左右一体型や完全ワイヤレスを選ぶと快適に使えるでしょう。
用途に合ったイヤホンを選ぶ
自分好みの使い心地のシュア掛けイヤホンが欲しいなら、用途に合った機能を搭載しているか、性能を持っているかもチェックしましょう。
もちろん、人気モデルを選んでも十分に音楽は楽しめますが、用途と照らし合わせて選べばより自分にあった1台が見つかりますよ。
エクササイズにも使いたいなら、外音取り込み機能や防水性能を持ったモデル。
細かな音まで聴き取りたい、プロレベルのモニタリング環境が欲しいなら再生性能に優れたモデルを選ぶと良いでしょう。
また、ゲームでの利用を考えているなら有線、もしくは低遅延な無線通信が可能、もしくはゲームモードを搭載したワイヤレスタイプがおすすめです。
リケーブル可能なものを選ぶ
1台を長く愛用したいなら、リケーブル(ケーブル交換)が可能なものを選ぶのがおすすめです。
このリケーブルに対応していれば、万が一断線したときも純正ケーブルを用意するだけですぐに音楽を楽しめるようになりますよ。
他メーカーのケーブルと交換して音の変化を楽しむといった、リケーブル対応モデルならではの楽しみ方ができるのもポイント。
リケーブルが可能なものの多くは1万円以上とやや高めですが、カスタマイズ性や耐久性を重視したいならチェックしてみてくださいね。
シュア掛けイヤホンおすすめ11選!
選び方をチェックしたら、どんなシュア掛け対応イヤホンがあるのか気になってしまうものですよね。
一言に対応イヤホンといっても本家SHUREをはじめ、国内外の大手メーカーから少しマニアックなメーカーまで色々なところが製造していますよ。
それぞれが、メーカー・ブランドの強みを活かした素敵な製品を作っているので、ぜひ色々とチェックして、お気に入りの1台を見つけてみましょう。
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SONY(ソニー) MDR-EX800STプロフェッショナルイヤホン
SONY(ソニー)が開発した、プロ仕様のモニターイヤホンが「MDR-EX800ST」です。
カナル型イヤホンながらも、16mmの大口径ドライバーを搭載しているのが特徴。
このドライバーによりバランスが良く、解像度も高いサウンドを実現しています。
手作業による音質調整を導入することで、個体差が最小限に抑えられているのも特徴の1つ。
シュア掛けを前提とした本体設計、イヤーハンガーの採用による優れた安定性も魅力の人気モデルです。
SONY(ソニー) ワイヤレスイヤホンヘッドセットWI-C100
SONYの「WI-C100」は、普段使いにピッタリの左右一体型ワイヤレスイヤホンです。
リーズナブルなモデルながらも、圧縮音源の高音域をCD音質相当まで保管する「DSEE」機能を搭載しています。
加えて、高音質な9mmドライバーも搭載しているので、広がりのある高音質サウンドを楽しめますよ。
IPX4相当の防水性能も備えているので、エクササイズや屋外での使用も安心。
1回の充電で最大25時間の再生が可能なロングバッテリー設計になっているなど、機能面も充実したワイヤレスイヤホンです。
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SENNHEISER(ゼンハイザー) IE100PROカナル型イヤホン
「IE100PRO」は、ドイツの有名音響メーカー・SENNHEISER(ゼンハイザー)が販売する、高コスパなシュア掛けイヤホンです。
1万円台とリーズナブルな価格ながらも、このメーカーのモデルらしいクリアで高解像度なサウンドを実現しています。
表現力や定位感(左右・遠近など)にも優れるのでモニター用としてはもちろん、リスニングやゲーム用としても活躍するでしょう。
高コスパなモニターイヤホンが欲しい、幅広く使える1台が欲しい人にピッタリの1台です。
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JTS(ジェーティーエス) IE-5カナル型イヤホン
台湾の音響メーカー・JTSが手掛ける、高コスパなカナル型イヤホンが「IE-5」です。
こちらはシングル・バランスド・アーマチュア型のドライバーを採用したモデルで、バランスの良い中低域、クリアな高音域が楽しめます。
特に中音域から高音域にかけてが豊かに響くので、ボーカルやギターが主役のジャンルと相性が良いでしょう。
人間工学に基づいた設計とシュア掛けによる、優れた装着感と遮音性も魅力のおすすめモデルです。
SENNHEISER(ゼンハイザー) IE 100 PRO Wireless
「IE 100 PRO Wireless」は、人気モデル「IE 100 PRO」にワイヤレスユニットを装着したモデルです。
ワイヤレス化により、取り回しが向上しているのが特徴。
さらに、音量や再生に関するボタンやマイクも追加されているなど、機能性も向上していますよ。
AptX Low Latencyに対応することにより、気軽なモニタリングやゲームも快適に楽しめるようになっているのもポイント。
付属のケーブルを使えば手軽に有線化できるのも魅力の、リスニングからモニタリング、ゲームまで幅広く使える1台です。
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Etymotic(エティモティック) ER4SRカナル型イヤホン
バランスド・アーマチュア型イヤホンの先駆け的な存在・Etymotic(エティモティック)が製造する、高音質なシュア掛けイヤホンが「ER4SR」です。
独自チューニングを施したバランスド・アーマチュアドライバーを採用することで、優れた再現性を実現。
音質も味付けの少ないフラットな傾向なので、音源本来の魅力を存分に楽しめますよ。
価格は少し高めですが原音の再現性を重視したい、細かな音までしっかりと聴きたい人なら十分に楽しめる1台なので、気になる人はチェックしてみてくださいね。
audio-technica (オーディオテクニカ) ATH-E40
「ATH-E40」は日本の有名音響メーカー・audio-technica (オーディオテクニカ) が手掛ける、高音質かつ高コスパなシュア掛け対応のモニターイヤフォンです。
12.5mmの大口径のダイナミックドライバーの搭載により、迫力のある中低域と伸びのある高音域を実現。
解像度も高いので、モニター用途からリスニングまで幅広く使えるでしょう。
装着感に若干のクセはありますが、1万円台とリーズナブルで音質にも優れた高コスパな1台です。
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SHURE(シュアー) SE112-GR-A
「SE112-GR-A」は、気軽にSHUREのエッセンスを体験してみたい人にピッタリのエントリーモデルです。
1万円以下とリーズナブルな価格のモデルながらも、SHUREらしいバランスの良いサウンドを備えています。
もちろん、シュア掛けも可能なので安定した着け心地を楽しめますよ。
リケーブルには非対応のため断線には弱いですが、気軽に使えるシュア掛け対応モデルが欲しい、SHUREのサウンドを楽しんでみたい人なら十分に満足できるモデルです。
SHURE(シュアー) SE215 SPECIAL EDITION
「SE215 SPECIAL EDITION」は、モニターイヤホンのベストセラーモデル「SE215」のサウンドをリスニング向けにアレンジしたモデルです。
こちらは低音域がよりパワフルになっているので、EDMやロックはもちろん、アコースティックなジャンルも重厚感のあるサウンドで楽しめるでしょう。
SE215譲りの、解像度の高さを備えているのもポイント。
1万円台とリーズナブルな価格ですが、リスニングからモニタリング、ゲームまで幅広く使える1台なので、高コスパなSHUREイヤホンが欲しい人は要チェックです。
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SHURE(シュアー) AONIC 215 GEN 2
SE215に完全ワイヤレスユニットを搭載した、完全ワイヤレスタイプのモデルが「AONIC 215 GEN 2」です。
こちらはケーブルがないタイプですが、シュア掛けとほぼ同じやり方で装着する方式を採用しているので、普通の完全ワイヤレスよりも高い安定性を実現していますよ。
多少の水濡れでも壊れにくい、IPX4相当の防水性能を備えているのも特徴の1つ。
高性能なヘッドホンアンプとSE215の組み合わせによる、高音質サウンドが楽しめるのも魅力のシュア掛け対応完全ワイヤレスイヤホンです。
Maestraudio (マエストローディオ)「アイドルマスター シンデレラガールズ U149」Edition
日本のオーディオブランド・Maestraudio (マエストローディオ)の人気モデル「MA910SR」と「アイドルマスター シンデレラガールズ U149」がコラボしたモデルです。
MA910SRのバランスの良いサウンド、優れた空間の表現力をしっかりと継承。
加えて、こちらのモデルでは歌が引き立つチューニングを採用することで、歌モノがより楽しめる仕様になっていますよ。
アイドルたちのイメージに合わせた、オリジナルデザインを採用しているのもポイント。
U149ファンはもちろん、歌モノにピッタリの可愛いイヤホンが欲しい人にもおすすめのモデルです。
シュア掛けに挑戦してみよう!イヤホンを正しくつけて快適な音楽ライフを
シュア掛けは安定性が高く、音響的なメリットもある付け方です。
耳にケーブルを掛ける必要があるため、普通の付け方よりも手間がかかりますが、実践するだけでより音楽を快適に楽しめるようになりますよ。
脱落やズレに関するストレスを減らしてくれるので、没入感を重視したいシーンやライブでの使用にもピッタリです。
まずは、この記事で紹介した付け方を参考に、正しい装着方法をマスターしてみましょう。
マスターしたら、ぜひこの付け方でたくさん音楽を聴いて、快適な音楽ライフを過ごしてみてくださいね。
この記事のまとめ!
- ケーブルを耳に掛けるようにイヤホンを装着するのが「シュア掛け」
- 一度ケーブルを曲げた後にイヤホンを挿入するのが、シュア掛けの基本のやり方
- 接続タイプや用途をしっかりと確認してから選べば、自分好みのシュア掛けイヤホンが見つかる
- 本家SHUREをはじめ、色々なメーカー・ブランドがシュア掛け対応モデルを販売している